徒然花茶
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'05.7月より徒然花茶(雑記)をblogに移行しました。
2004年02月25日(水) |
ちょっち満身創痍の気分…? |
二ヶ月ほど前から右手の中指の関節が痛んでいたのだけど、気がついたら関節が腫れてくるわ、指先も痺れるようになっていた。 さて、なんだろう――思いつつ放っておいたのだけど、ついに重い腰を上げて整形外科へ行ってみた。 レントゲンの結果は――頚椎がつぶれていた。←以前鞭打ちをしているせい……? そのため神経を圧迫し、肩凝りがひどくなり、血流が悪くなって指先が痺れている、らしい。←よく分らんが……。 中指の関節の腫れは腕からくる腱鞘炎で、放っておいたので、手のひらの筋肉が薄くなっている、らしい。←よく分らんが……。 あまり痛むようなら注射もある、なんて恐ろしいことを言われたので、丁重に辞退し、飲み薬を出してもらう。 痛み止めとビタミンBとE……なるほど肩こりや血流をよくするにはいいらしいと改めて実感。 ところが痛み止めの能書きを読んだら「人により日光アレルギーがでる場合があります」って、だめじゃん!! ほかに肩こり体操やら、パソコンの弊害などなど、いろいろな注意を神妙に受けながら、私は「骨さえ異常がないなら、こりゃ接骨医の方が早いな」と胸につぶやいていた。
その足でご近所の接骨医へgo! こちらの先生はスポーツ医学の方が専門らしいのだけど、椎間板ヘルニアやら脱臼癖のある左肩で、今までも随分お世話になっている。 ただ今、右肩と中指をテーピング中なので、動きにくいのはともかく、なんたって利き腕なのでちと不自由。 なによりも困ったのが、力が入らないので図面書きの仕事ができない――ラッキー♪(おいっ!) ひょいと出来た(こじつけて作った)時間を有意義にとばかり、やっと『ミスティック・リバー』を観に行った。 噂にたがわず、見事に救いのない内容に寒々しい気持ちで映画館をでたものの、緊張していたらしくなんだかひどく疲れてしまった。 これぞ逆療法……になるわけないって!!
2004年02月23日(月) |
The Game―新国立劇場にて |
昨日、香港・劇場組合(という劇団)の「The Game―不条理で奇妙なゲーム」という芝居を観に行った。 原作はフランスの不条理劇作家、ウジェーヌ・イヨネスコの悲喜劇『椅子』で、香港の最も栄誉ある演劇賞を受賞している作品だそうだ。
【あらすじ】(パンフより) 舞台は世界の終末、第N次世界大戦が開戦して99年目の年。101歳のカップルが隔離されている。2人は、彼らを憐れむ聖者が現れることを一心に待ちながら、暇つぶしに「椅子」というゲームを始める。 しかし、時が過ぎても聖者は姿を見せず、ゲームが永遠に続くのではないかという不安から次第に彼らは自滅的になっていく……。
とまあ、見事な2人芝居で、前衛的な舞台は苦手な私が、実は間違えて取ってしまったチケットだったのだけど(汗)、 小道具は椅子だけ、心理描写は照明の色で表現するというシンプルな舞台装置。電子音楽のような広東語の応酬と、パントマイムを取り入れたコメディタッチの演出で、不思議で迫力ある劇空間を見せてくれた。 間違えてラッキー♪
帰りは新宿に出て、知る人ぞ知る歌舞伎町入口の『すずや』さんで久しぶりの「とんかつ茶漬け」じゃ〜♪♪ このお店は学生時代からのファンで、当時はメニューも豊富でお財布と相談しながらずい分通ったものだけど、いつの頃からか「とんかつ茶漬け」が中心メニューとなってしまったのがちょっと寂しい。 でも久しぶりに堪能できたし、着物の帯をちと緩めつつ季節のババロアまで制覇して、大満足!! ああ、また食べたくなっちゃったぞ……。
――んーと……気がつけば一番リキを入れていたのが「とんかつ茶漬け」を食べに行くことだったなぁ……とは、現在のワタクシの率直な感想であった……チャンチャン。
快楽読書倶楽部>迷夢書架>加門七海氏、花のお江戸の闊達で猥雑な庶民文化と、作者お得意の闇の世界がとけあった『死弦琴妖變』と、 篠田真由美氏、京介危機一髪の『月蝕の窓』(建築探偵シリーズ)UPしました。
背筋をのばしてヘイヘイホーってわけで(何かが違う)、手っ取り早く伸ばす方法として着物を着てみる。 なんたって物理的に腹がおさえられる分、背骨を伸ばさざるをえない。これでクシャリとなった気持ちも伸びてくれりゃいいんだけど、ま、それは措いといて。 家ではもっぱら洗える着物なんだけど、今日は2番目にお気に入り、母のお下がりの結城紬を着てみた。凛とした紬みたいに、(少しは)気持ちもしゃっきりするかもしれないと思って。
空が青い。家の中にいるかぎり、春の陽射しだ――外気は冷たいが。 そうだ、くらげを見に行こう。 あの子たちの能天気なノヘラ〜をぼーっと見ていたい気分だし。 サングラスにスニーカーを履いて、もちろん車に普段履きの下駄もつんで。 ハンドルを握るときは襷が一番なのだけど、近場だしー、袂を帯に手挟めばいいや。
お昼時もあって道路は空いていた。 そして、目指した水族館は新装中でお休みだった……そういえばそんな噂を聞いたよーな。
しかたなく海岸に出てみた。 こーいうときは海に「バカヤローっ」と叫ぶのが定番だし!
風が強い、冷たい、寒ひ――帰ろ。 一応、波打ち際まで行き、鴉にバカにされ、軟弱者の私は冷えた身体を暖めるために近くのマックに行った。
何となくみょ〜な視線を感じるのは気のせいだろうか。 渋い藍色の紬の足元はそれに合わせて絣の足袋。
はっ!!
私のおみ足を包むよれよれのスニーカーは何もの?!
気がつかなかった振りをしたい……。 でも時は遡ることなく、過ちは決して消えないのね(泣)。
昨日から気分転換ーとか言って、なんとか自分を立て直そうとがんばる私…けな気だ←誰か惚れてやれよ(笑)。
ウッカリミスでは済まされない過ちを、私は犯してしまった…。
浮世の義理がいろいろ重なって心身ともに参っているので、ここはお腹にやさしい茶碗蒸しなんかいいかも〜。 茶碗蒸しのほんわり感は疲れた心にもやさしそうだし…てなわけで、茶碗蒸しを作ろうと思ったのだけど、今日はなにも食べていないことに気がついた。 で、茹でたうどんの上に茶碗蒸しの卵汁をはれば「小田蒸し」という立派に主食になる――これだっ。ほほっ、一石二鳥じゃないか♪
そう。私は忘れていたのだ。すっこりこんと、素晴らしくきれいに忘れていたのだ。
中に入れる具は何にしよう…。 買い物にも行っていないのでスカスカになりつつある冷蔵庫を覗く。 …鶏肉があったけど……うーん、でも動物性タンパク質は卵だけでいいやー←茶碗蒸しに入った鶏肉が嫌いなだけ。 緑はちょっとしおれているけど三つ葉を発掘。おおっ真空パックの百合根と…あ、きのこ見っけ♪ こまかく刻んで、食べやすくしちゃえ。
もちろん茶碗蒸し用の器では小さすぎるので、小さ目のどんぶりに茹でうどんを半人分くらいと具材と、ちょっと濃い目に味つけした卵液を注いで、弱火で蒸すこと15分。 様子を見に蓋をあけ、竹串で卵液をつつく。 あれ? まだ全然固まってない……。 器が大きし、小田蒸しなので出し汁が多めだからかな? ま、もう少し様子を見て……あーーッ!!
こともあろうに、たっぷり刻んでいれたキノコの名は舞茸。
気付くのが遅すぎた…遅すぎたんだよぉ……。 一瞬にして脳裡に駆け巡るは「ままぁ〜どーゆーりめんばぁー」のメロディ――母さん、私のあの茶碗蒸し、どこへ行ったんでしょうね……。 この大量の怪しい卵汁を私は飲まねばならないのでしょうか? タマゴスープだと思えって……うぐぐぐぐぐう…。
おお、見事に固まっていない茶わん蒸しよ、吾はそなたに挑んでみせるっ!
んー、味はいい。くるしゅうないぞ、美味である。…オエッ(泣)。
そう、マイタケに含まれる酵素の関係で、いくら蒸しても卵汁は固まらないのだ。
皆様は気をつけておくんなまし。 トドメをさされた気分でございます…しくしくしくしく。
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