徒然花茶
|HOME
| 過去の花茶INDEX |
blog徒然花茶 |
'05.7月より徒然花茶(雑記)をblogに移行しました。
選挙戦も終盤である。 裏道をくまなく回るためか、示し合わせたようにどの候補者も白い軽のワンボックスである。市議ともなると候補者が多いので、次々に回ってくる。おかげで主義主張どころか、誰が誰だかさっぱりわからない。 あげくに、しばらく姿を潜めていた(寒かったからか?)警察署のヘリコプターがなにやら放送しながら、上空をグルグル旋回している。どうやら交通安全を呼びかけている――らしい…? でもっ、そーんな空の上からマイク使ったって、声が割れちゃって何を言っているのか分らないよ…風だって吹いているんだし。 いずれも何だか騒がしいばかりだけど、効果はあるや? おかげで臆病者のゆい(愛犬のHN)は妙に神経質になって……嘘だった。ヤツはタオルケットにもぐり込んでプスプス寝ている。私も寝たいぞ。 (―昼間メモっておいた手帳から)
うん、日記って、たぶんこの位の長さだよね――私には無理かなー。やっぱり雑記で行こう(笑)。
とゆー、「北海道では常にランキング1位のスープカレー元祖の店」がある。それが横浜カレーミュージアムに出店したというので、カレンダーと睨めっこして行く日の予定を組んでいる。電車に乗っちゃえば30分程度で行ける距離なのだが、その距離が遠いのだ…チッ。
訳あって、一時期私は足しげく札幌通いをしていた。私の棲家から歩いていける距離に、その店はあった。 外見はごく普通の住居と変わらない。だが玄関で靴を脱ぎ(そう、普通の家のように靴をぬぐのだ)、一歩足を踏み入れると、そこは目くるめく桃源郷――いや、なんとも妖しげな雰囲気が漂う。 下記メニューからのコピーをご覧あれ。メニューからしてアヤシイさが立ち昇っているではないか。
* 覚醒/瞑想/悶絶…SUPER Hotの違いを体験するMS特辛版入門・辛さの違い、コク、キレを堪能。 * 涅槃/極楽…辛さと非凡さと刺激にこだわる《超激辛》に軽い目眩とMSカリーの真髄 。 * 天空/虚空…新たな「辛世界」へのナチュラルトリップ、どなた様も虚空宇宙へ飛んでいただきます。
ときたもんだ。ちなみに「覚醒」「瞑想」etc.というのは、それぞれ辛さの段階を現わしている。 この素敵なアヤシサに期待しつつ、待つことしばし――目の前に現れた、どんぷりにたっぷり盛られたカレーと皿のご飯。刺激的で芳しいスパイスの香り。さらさらのカレーの色は薄く、スープのようだ…だからスープカレーなんだが。 宇宙旅行に憧れる私だが、勇気がなくて「涅槃」までしか挑戦していない。それでも相当辛い。
実は初めて食したとき、美味なのかどうか判断がつかなかった。でも妙に後を引く味で、ヒーヒーいいながら汗びっしょりになって全部平らげた。 だが不思議なことに、しばらくすると食べたくなってうずうずしてくる。食べると元気が出る(という人もいるらしい)から、ますますアヤシサ大爆発(笑)。まるで何かの中毒のように、誘蛾灯に引き寄せられる蛾のごとく、ついつい通ってしまう魔窟なのである(ジョークだ)。
ちょうど禁断症状にうずいていたある日、近所のコンビニで「マジックスパイス」のレトルトを見つけた! レトルト版は「覚醒」だか「瞑想」だけ。それでも、ついつい買占めしてしまった(5箱しかなかったんだもん)。 だが、その後再びめぐり会うことはなかった……。
再び禁断症状に陥った私は、ついに発売元である、かの明治○菓に問い合わせた。だが答は無情だった。「限定発売で今は作っていない」… そこにカレーミュージアム出店情報である。思わず握りこぶしを作った私であった。
ところでこの情報には続きがある。コンビニのサンクスで再びレトルトを売り出すというのだ! ミュージアムにはもちろん行くけど、禁断症状が出たときの繋ぎにはなる。ラッキー♪ 気分は「わが世の春」――なんとも慎ましい春だなあ……。
春の麗らかな香りに誘われてか、このところYAOI神サマがどこかに遊びに行ってしまったまま、お戻りあそばさない。 そうなると、かの煩悩本の類も読まなくなるし、当然ながら書く方も滞る。 これは周期的に起こる現象なのだけど、JUNEサイトとしては困った状態といえる。だって、発掘隊が寝腐ってしまうんだもん。
お願いっ、YAOI神さま! はよ、戻ってこーい。 一刻も早く、YAOI神がご降臨くださるよう、昨日は往復6時間かけての所用の帰路、お神酒を差し上げてみた。 もちろん下げられたお神酒はありがたく頂戴したのだが、天麩羅屋さんと活魚がウリの居酒屋の2店で賑々しく儀式をあげたにもかかわらず、ビールとワインと日本酒という節操のないお神酒のあげ方をしたせいか、今のところご降臨なさる気配はなく、程よくアルコールが残って腹空かしの身体を持て余している。 参考までに、程よくアルコールが残った状態とは、二日酔いになるほどではなく、でも満腹中枢が少しおニブになっているらしく、空腹で目を覚ますような状態――お酒を美味しく頂いた翌日に私の体内に起こる現象――である。ひもじい……お昼は何食べよう……。
そんなわけで今回の書評UPも迷夢書架となりました。 JUNE発掘隊はYAOI神さまがお戻りになるまで、今しばらくお待ち下さい(この女…怒っ、とか思った方、ごめんなさい)。
さて、昨日の続きである。 唐突だが、4月からNHK教育で「日本語で遊ぼう」という素晴らしい番組をやっている。 子供向けの番組なのだけど、(たぶん)死語になりつつある日本語をペースに数え歌、遊び歌、じゅげむなどなど、盛りだくさんの内容がたった10分間の中にギューギュー詰め込まれている。 美しい言葉、面白い言葉を、日本語独特のリズムに乗せて楽しもう、ついでに子供のうちにインプットしちゃえっていう意図らしいのだけど、スポット的に楽しげなアラビア風音楽が流れたりもする。今日のお題は「おっと、がってん、承知のすけ」(粋だわ〜)
その盛りだくさんなメニューの中に、歌留多を一枚だけ読み上げるコーナーがある。 今まで読み上げられた札は「我輩は猫である。名前はまだない」「知らざぁ言ってきかせやしょう」――何やら『声に出して読みたい日本語』が思い出されるが――そして「菜の花や月は東に日は西に」など。 あぁ、やっと昨日の話題に繋がった。 つまり、こーゆー大した理由でもないのだけど、綺麗な発音で読み上げてくれたからか、妙に感動しちゃったんだな。
嵌ってしまったお子様番組だが、わざわざチャンネルを合わせるからにはもちろん目当てがあった。 狂言界のプリンス、かの野村萬斎さんである。 まさか、萬斎さんが子供番組に出演なさるとは、望外の喜び……世の中、何が起こるか分からないもんだ。
だが、心待ちにしていたその初日、私は目を疑った。彼は、なんとも説明しにくい、素っ頓狂な格好(衣装)をして登場したのだ――いや、それはまだいい。誠に不本意ではあるが演出上のこと、萬斎さんの趣味ではなかろうし、耐えもしよう。 だが…その頭に突きたてた2本の太い蝋燭は…ナニモノ……? あとになって、その謎の物体は蝋燭ではなくて、触角なのだと知ったけど……『八墓村』かと思ったよ、わたしゃ。
ああ、それなのに、回を重ねていくうちに人は慣れてくるもの。 「ややこしや、ややこしや、そなたが私で 私がそなた」「嘘がまことで まことが嘘か」 なんて、お子様には少々難しいのでは、と思いながら――実は私にも難しひ――その様式美、姿態の美しさにうっとりし、コミカルな演技に隠された哲学的な命題に頭を悩ます昨今。……正直なところ、あのお姿を見るたびに、ちょっとはショックけどな。
もっとも時間帯が時間帯だから(朝8時と夕方5時35分)、何とか1日1回は見たいと思いつつ、いつも見られるわけじゃないのだけど、目下のところ楽しみな番組なのだった。 美しい日本語の再確認という意味でも、大人な方にもお薦め。 ついでながら野村一門の若手も面かぶりで出演していて、美しい型を見せてくれる。んでもって、(たぶん)メインはKONISHIKIさんである。
今宵は見事な満月でとてもきれい。家に向かう道すがら、ついつい空を見上げてお月様を目で追ってしまう。何となくうっとり…♪ お陽様が出ないと洗濯物が乾かないとか、ビタミンD不足になるかもしれないとか、もちろんもっと大変な弊害があるのだろうけど(すぐには思いつかなひ…)、私はウサギが餅つきをしていると信じていた時代から、お月様が大好きなのである。
この季節にとても旬なのが、与謝蕪村が1774年に作った有名な句、 「菜の花や月は東に日は西に」 黄色く染まった菜の花畑、月、太陽。この三題目みたいな句を、私は季節を象徴的に詠んだものだと思っていたのだけど、どうやら実際に目にした情景を詠んだものらしい。 一説として、今時分の十三夜。十五夜まで待つと月の出が遅くなり、月が上がる前に日が落ちてしまうのだそうだ。 今も昔も天体の運行は変わらないのだから、もちろん現代でもチャンスはあるのだけど、春霞(はるがすみ)という言葉があるくらい、春の夕は雲や霞が多いし、天候も不順で空が晴れるのはまれ。 だから日月競演を見つけた蕪村も感激して句を作ったのだろうと想像すると、なんとも風流で楽しそうだ。 なんて書いているうちに、もしかしたら学生時代に習ったような気がしないでもない……忘れているけど。
田んぼの裏作として作られていた菜の花の、明るい黄色の花の海なんて今では滅多に見られないから、蕪村の句の実景は無理かもしれないけれど、見渡す空の日月競演の情景に巡りあってみたいなぁ。
で、なんでいきなり句の話かというと、昨日みたTVから。この続きはまた明日――えっ、明日って…本当か?
私は今、冒険の旅の途についている。 昨夜はレジスタンスのリーダーと今後の対策を練っていた。その前は強敵マムクートを倒し、己が成長ぶりに密かに凱歌を上げたものである。そして今、私はトレジャーハンターのアルバイトがてら、砂漠の向こうに霞む幻の村を探すべく砂嵐の中を前進している。その合間には、若者たちの凄絶な戦いの行方を見つめ、手に汗握ったり心を痛めたりと絶え間ない緊張に晒された。
……何のことやらお分かりにならない方、申し訳ありません。 つまりは体調不良で寝腐っているベッドの中で、FEで2周目から選択できるハードモードにハマり、さらに春夏通して4×年振りという「花咲徳栄×東洋大姫路」の高校野球の再試合に燃えるとゆー、忙しい1日を過ごしたわけです。仕事はオロソカにしてしても煩悩の火は消えません……(この女、どついたろか)。
|