■ BLACK AND WHITE<ブラック・アンド・ホワイト><☆☆> |
2002年08月20日(火) |
NYのハーレムに暮らすリッチーはストリートギャングのリーダー。裕福な白人の女子高生チャーリーがつれてくる女友達と投げ遣りなセックスに耽り、ハーレムで遊ぶ毎日だった。ある日、映像作家を目指すサムとその夫テリーが、ブラックカルチャーを模倣する白人の若者をテーマにしたドキュメンタリーを企画し、チャーリーたちのグループに声をかける。その頃、リッチーの幼なじみでバスケットボールの選手ディーンは、リッチーを狙う刑事のおとり捜査にハメられてしまい…。
監督-----ジェイムズ・トバック 出演----ベン・スティラー ロバート・ダウニー・jr
音楽☆☆☆ ストーリー☆☆ 映像・演出☆☆☆ 俳優☆☆☆ 総合評 ☆☆
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ストーリー---わりとショッキング(でもないか)なオープニングから、数多の登場人物の紹介、折り重なる事件や人間関係などとても流れがよくて面白かったのに、最後の最後が中途半端で、正直よくわからなかった…ほとんどの人物が途中で放っぽり投げられ、なぜかラップのビデオの合間にその後の彼らの(ものすごく唐突な)展開をざっと紹介して終わってしまうという???なエンディング。せっかくわくわくして見ていたのに、どうしてこんな編集か…。
キャスト---ロバート・ダウニーjr目当てで借りたんですが、またしてもゲイ役だったか!(「ワンダーボーイズ」でも、トビー・マグワイアに迫るバイの編集者だった)でも、この作品のなかではほぼ唯一、まともな決着をつけている人物で好感度高し。マイク・タイソン(本人役)につい迫って殴られる演技のあたり、最高っす。イライジャ・ウッドも高校生役でちょこっと出てた。ベン・スティラ―は性格悪そうな刑事役が似合ってた。
私見---前半は女子高生たちメインかと思いきや、後半はリッチーとディーン、その彼女と刑事の関係にもつれ込み、それも中途半端に終わる…やっぱり編集がまずいとしか思えない。放っておいてもいい人物と、そうでない人物が混乱しすぎ?
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■ Beat<バロウズの妻><☆☆☆☆> |
2002年08月10日(土) |
麻薬所持によってアメリカからメキシコに追われた作家バロウズと、その妻ジョーン。男の愛人と旅行に出てしまった夫に取り残された彼女のもとに、かつて青春時代をともに過ごした男友達、アレンとルシアンがNYからやってくる。短い旅行に出かけた三人だが、ルシアンはジョーンを真剣に愛していると彼女に告げるのだった――なぜ、バロウズの妻は愛する夫に射殺されたのか。ビート・ジェネレーションの三大作家の人生に暗い影を落とした2つの殺人事件を実話に基づいて映画化。
監督-----ゲイリー・ウォルコウ 出演----コートニー・ラヴ キーファー・サザーランド
音楽☆☆☆☆ ストーリー☆☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆
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映像---光と陰、陰影の美しい映像。さらにメキシコの自然がとても美しく、山の緑や河の青が本当に綺麗な色調になっていて、心に染みる。
ストーリー---実話に基づき、作家のバロウズと彼の周辺に起った有名な2つの殺人を扱った作品。最初は雑然とした印象を受けるものの、中盤、ジョーンがルシアン、アレンと旅に出るシーンが秀逸で、普通なら同意はできかねる彼女の行動にも、なぜか納得できてしまったほど。またルシアンという奇妙な魅力を持った青年の存在がよく、親友として彼に接しながら実は内心想っているアレンの切なさや、ルシアンと顔を合わせたくないバロウズの心情も推測できてしまうのだった。
キャスト---コートニー・ラヴの磁力のような魅力が如何なく発揮されている! 私も思わず引き込まれてしまった…最初はそうでもないのだけど、次第に彼女のオーラみたいなものにやられてしまう。またルシアン役(過去に自分に惚れている男の気持ちを弄び、その相手に襲われて逆に刺し殺してしまう)のノーマン・リーダスも、「ブレイド2」とは別人のようにピュアな演出が活きてます(笑)。唯一、キーファーが男の愛人に対する態度がちょっとぎこちなかったように思えたのだが…。
私見---ホモセクシャルが随所に出てくる内容なれど、主人公の女性に一番感情移入ができた。自分の運命をある程度予知し、コントロールしていたジョーンと、自分でも制御できない魅力と呪いに人生を支配されていたルシアンとの愛は、短い旅行=ひとときの夢の世界でしか実現できないものなのだ。
http://www.m3e.co.jp/beat.movie/
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■ BIO HAZARD<バイオハザード><☆☆☆> |
2002年08月01日(木) |
古風な洋館で意識を取り戻したアリスは、突然侵入してきた特殊部隊に報告を求められる。地下の巨大研究所で何か非常事態が発生したらしいが、一切の記憶を失っていた。アリスは部隊とともに殺人鬼と化した警備システム“クイーン”を解除するため、研究所に潜入する。しかしそこで、彼らに襲いかかってきたものとは…。
監督-----ポール・アンダーソン 出演----ミラ・ジョヴォヴィッチ ミシェル・ロドリゲス
音楽☆☆☆ ストーリー☆☆ 映像・演出☆☆☆ 俳優☆☆☆ 総合評 ☆☆☆
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映像---スタイリッシュなアクションの連続が爽快。出てくるモンスターも怖いというより、お化け屋敷のような感覚で、まさにゲーム感覚で撃ち倒していくという感じですが、全体的に映像はシャープでキレがよく、センスを感じました。
ストーリー---一応、謎もあったりするのですが、やはりメインはミラのかっこいいアクションというところ。ラストもいかにもゲームっぽいかな〜という印象かな?
キャスト---危険な場所に潜入しているにはあまりに露出度の高いミラ(笑)のかっこいい魅力を楽しめる。脇役が、あまりに「その他大勢」的なタイプなのが、ちょっと残念でした。もうちょっとフックのある役者さんをキャストできたら面白かったのに。
私見---どんなピンチでもツヤツヤーなミラのくちびるが印象的(^^)DEVIL MAY CRYも映画になったらかっこいいだろうなあ。
http://biohazard-movie.jp/biohazard/index.html
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Written by S.A.
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