■ BRIDGET JONES'S DIARY<ブリジット・ジョーンズの日記><☆☆☆☆> |
2001年09月20日(木) |
ブリジット・ジョーンズは32歳の出版社勤務、ロンドンのアパートで独り暮らし。実家で開かれたパーティで「恋人は?」「結婚は?」と質問責めにあい、ダサイ服装、カタブツな会話、おまけにバツイチの弁護士マークを押しつけられる始末。そんなある日、ダイエット、減煙、減酒を誓う彼女に、なんとセクシーなプレイボーイの上司ダニエルが急接近。33歳の誕生日を目前にひかえ、仕事に恋に大揺れのブリジット、いつになったら落ち着ける?!
監督-----シャロン・マグワイア 出演----レニー・ゼルウィガー コリン・ファース ヒュー・グラント
音楽☆☆☆☆ ストーリー☆☆☆ 映像・演出☆☆☆ 俳優☆☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆
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ストーリー---面白かった!やっぱりこういう物語は元気が出るし楽しめる。ベストセラーの原作は読んでいないけど、映画ではドラマチックな展開もあって上手くまとめられていました。女性なら誰でも、「あるある!」と頷いてしまうリアリティあり。
キャスト---コココ、コリン・ファースはこんな素敵になっていたんですね。いやあツボです!!ワイシャツ姿で料理を手伝うところがたまらない。ヒュー・グラントといい、やっぱり女性向け恋愛映画には素敵な殿方が出てこなきゃ始まりませんね!ブリジット役のレニーはこの映画のために10キロ増量したとか。等身大の女性(ちょっとドジが極端だが、それが英国映画……)を親近感いっぱいに好演。
私見---コリンとヒューは、ともにケンブリッジの同窓生という役どころで、過去のある遺恨がもとで天敵状態。この二人が取っ組み合いのケンカするシーンがあるんですが、最高でした。セクシーで魅力的なモテモテ男もいいんだけど、不器用なカタブツ男がふとみせる生の感情ってのがこれまた、ぐっとくるんですねー。サントラも80〜90年代あたりのポップスが絶妙で、まさに同世代を狙った妙なる選曲。買いだ!
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■ ヴァンパイアハンターD<☆☆☆☆> |
2001年09月10日(月) |
最終戦争後、人類に君臨した貴族ことバンパイアだったが、原因不明の衰退に陥っていた。貴族マイエルに誘拐された令嬢シャーロットを奪還すべく報酬を受けた凄腕の吸血鬼ハンターマーカス兄妹の前に現れた同業者、彼こそ人間と吸血鬼との間に生まれたダンピール”D”だった……。
監督-----川尻善昭 声の出演----アンドリュー・フィルポット
音楽☆☆☆☆ ストーリー☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆
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映像---美麗な映像、キャラクターともに言うことなし。日本映画もこれだけ立派なアニメがあって世界に顔向け出来よう。
ストーリー---大昔原作を読んだことがあったのですが、個人的にはこちらの方がタイトで良かったように思います。Dの華麗な闘いを描くのがメインなので、令嬢やカーミラなど女性キャラの掘り下げが甘くても仕方がないかって感じ……。
私見---好みが分かれるところでしょうが、私は英語の吹き替えに大満足(というか、日本語だったらたぶん観に行ってはいない)。うーん、マイエル様に惚れられたらNOと言える女性はいないんじゃないでしょうか。しかしそこまで惚れられたシャーロットの魅力イマイチ伝わって来ず。まあ、1時間半の映画だから仕方ないです。Dのつくりは何もかもパーフェクト!ネオイタリアンクラシックのサントラも素晴らしい。でもラストに流れた日本人の主題歌はちゃぶ台をひっくり返すくらい頭に来た。
※サントラは少数限定発売だったので手に入らず。どうにかして手に入れたいのだが……
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■ HANNIBAL<ハンニバル><☆☆☆☆> |
2001年09月01日(土) |
バッファロウ・ビル事件から七年。特別捜査官のクラリス・スターリングは彼女を敵対視する司法省のクレンドラーによって落とし入れられ、窮地に陥っていた。一方、レクター博士の被害者である大富豪ヴァージャーは、彼女を囮にレクターを捕らえ、処刑する計画を実行に移し始める。
監督-----リドリー・スコット 出演----アンソニー・ホプキンス ジュリアン・ムーア
音楽☆☆☆☆☆ ストーリー☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆
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映像---残虐な殺戮シーンの雰囲気を損なわず、ダイレクトに見せない手法は上手。でもラストのあの場面だけは、さすがにそうはいかなかったようで……世の宣伝ほど恐くはありません。富豪の屋敷やレクターの部屋など、重厚な美しさが漂います。オペラのシーンにはもうちょっと金かけても良かったのでは。
ストーリー---原作を読んでしまっていたので、映画だけ見た場合の想像がちょっとつきません。ほぼ原作に忠実に映像で再現されており、複雑な筋道をまとめているのはさすが。「映像だとこうなるのか〜!」という醍醐味が味わえます。しかしレクターの肉親の記憶についてだけは触れておらず、これは三部作になる怖れが大である。
キャスティング---クラリス役のジュリアン・ムーアは健闘。でも一歩間違えるとメリル・ストリープ的力み演技になってしまう怖れあり?クレンドラー役のレイ・リオッタ(江守徹に似てる)がちょっと俗っぽすぎてそこだけお安いイメージになってしまったのが残念。イタリアの刑事パッツィはとても!!良かった。
私見---一定して在り続ける穏やかなクラシック音楽と、耽美的な映像。レクター博士の心象風景が寄り添うようにして全編にあったような気がしました。サスペンス・スリラー的にはどうなんですかね……リドリー・スコット、グラディエーターで集中力使い果たした後だったんじゃ……。原作モノって大変だ。
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Written by S.A.
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