+--- Cinema　Memo ---+


■ SLEEPY HOLLOW<スリーピー・ホロウ><☆☆☆☆> 2001年05月20日(日)
1799年。NY市警の若き捜査官イカボット・クレーンは辺境の村スリーピーホロウで起こった連続殺人事件の捜査に乗り出すが、犯人は首なしの騎士の亡霊であると聞かされる。捜査も虚しく斬首殺人はさらに続く中、彼は地主の一人娘と恋に落ちるのだが……

監督-----ティム・バートン　出演----ジョニー・デップ　クリスティーナ・リッチ

音楽☆☆☆ ストーリー☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆ 総合評☆☆☆☆

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映像---本当はDVDで見たかったんですが、レンタルがなかったのでビデオに甘んじました。建物の中なんかはそうでもないのですが、森や墓地、ファンタジックな回想シーンなどは溜息をつきそうなくらい美しく（そしておっかなく）撮れています。

ストーリー---アメリカではポピュラーな怪談？の映画化。アメリカ人にとっての「森」はかなり怖い象徴らしい。最初思っていた話と全然違った内容で、ファンタジック・ホラーという感じ。イカボットの過去のトラウマなんかも出てくるし謎があちこちに散りばめられていて引き込まれた。後半はハラハラドキドキ感もあり、映像美とともに楽しめる作品。全編これでもかと怖くしないで、そこはかとないユーモアをミックスしてあるところが良かった。

キャスト---クリスティーナ・リッチのなんと愛らしく気高いこと。こういうカッコさせたらダントツである。出ている人みんな好みなお顔なので眼福。ウォーケンも楽しそうに？怪演されておった。ナイス！デップ演じる捜査官も（すぐ気絶する）かなりキュート。

私見---案の常、公式サイトでは美麗な映像が堪能できた。レンタルDVDもあると書いてあるのに、ウチの近所のTUT○Aにはなかった！※その後、DVDを購入しました。美。

■ SPACE COWBOYS<スペース・カウボーイ><☆☆☆> 2001年05月10日(木)
かつて米空軍の伝説的パイロットチームだった”チーム・ダイダロス”。世界初の宇宙船搭乗員を目指していた彼らだが、土壇場でその栄誉は一匹のチンパンジーに奪われた。それから40年の歳月が流れ、チームの一員フランクにNASAから連絡が入る。果たせなかった宇宙への旅を実行するため、彼は離れ離れになった仲間を集め始める。

監督-----クリント・イーストウッド　出演----クリント・イーストウッド　トミー・リー・ジョーンズ　ドナルド・サザーランド

音楽☆☆☆ ストーリー☆☆☆ 映像・演出☆☆☆ 俳優☆☆☆☆ 総合評 ☆☆☆

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映像---CGを使った宇宙での様々な作業などのシーンがすごい。NASAの全面協力を受け、ジョンソン宇宙センターやケネディ宇宙センター内で行われたとのことで、訓練機器なども本物。

ストーリー---対象年齢を大人に絞ってあるせいか、全編落ち着いた造りになっており、山場もユーモアも抑え気味になっているのがかえってクールに感じるところがミソ。

キャスト---渋いおじさまたちの何と格好良いこと！私はドナルド・サザーランドが好きなのですが（息子のキーファーは今どこに!?）垢抜けた女性好きのじーさまを好演。

私見---本当に民間人が訓練を受けて宇宙に飛ぶ時代とはいえ、こんな一見荒唐無稽な物語を映画にするのはすごく大変なことですよね。宇宙服一つにしてもすごくリアリティを出すのが大変なんだなあと、特典映像のメイキングで思いました。

■ snatch<スナッチ><☆☆☆☆> 2001年05月01日(火)
38カラットの大粒のダイヤを強奪したフランキー。そのダイヤを横取りしようとするボリス。NYマフィアのボス、アビー。違法ボクシングのプロモーター、ターキッシュ。母親に新しいトレーラーハウスを買ってやろうとボクシングで賞金稼ぎをしようとする放浪民ミッキー。ダイヤの行方を追うトニー――大粒のダイヤをめぐって男達のそれぞれのドラマがひとつにまとまる･･･それぞれのドラマの結末は？

監督-----ガイ・リッチー　出演----ジェイソン・ステイサム ブラッド・ピット ベニシオ・デル・トロ

音楽☆☆☆☆ ストーリー☆☆☆☆ 映像・演出☆☆☆☆ 俳優☆☆☆☆ 総合評 ☆☆☆☆

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映像---ちょっとざらついた映像に小気味のよいカットや演出が飽きさせなくて面白い。スタイリッシュなストーリーを魅惑的に彩る。

ストーリー---お宝をめぐって大勢の人間がてんやわんやという話はわりと古典的ですが、舞台がロンドンということと、わけのわからなさをスピード感あふれるブラックな笑いとコミットさせているところが上手く噛み合って魅力を醸し出しています。

キャスト---英国の俳優って面白い。大作だけでなく、こういったちょっと独立系の作品で渋い個性派ともうまく共演出来るブラピはさすが。その点でも、思いっきりラテンなデル・トロさんの使い方も絶妙で上手いですよね。

私見---ブラックなコメディって、一歩間違うと猛烈にお寒い結果になってしまうところ、複雑な構成を、すっきり見せていたところが素晴らしかったです。それぞれのキャラの服装の着こなしもいかにも、といった感じで観ていて楽しい。

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Written by Ｓ．Ａ．　
映画好きへの100の質問



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