弱Sonファイブ

■2002年02月28日(木) 就職情報誌。


はい、こんばんは。

エライさんが

「女友達に会わしてやるよ」

と言うので、

どうせロクなことねえだろうな

って思いながら

昼食時に会ってみると、

ハァ...

あー、お前、
お見合いパーティに
いた女!
何が
あ、ひさしぶり♪
だコノヤロウ!
そのロケットオッパイ
もませろ!!


っておいらの心が

叫びましたが、

なぜかお口は

「しばらく会わないうちに
 きれいになった...」

と言っているような

トーキョーライフを

過ごしている

加護でございます。










暦の上ではもう春です...









さておいらは

いつエライさんから

クビを言い渡されても

かまわないように

自衛策を練っています。

その一環として

今日は

勇気を振り絞って

買ってきました。

就職情報誌。

炎の就職情報誌。

漢を極めるための










「週刊ガテン」










しかし何で

週刊なんですか?









日刊ガテンの方が
男気そそりませんかね?








...

それはそれとして、

おれは

今日という一日のすべてを、

タイル貼りにかける。

このカベは

命をかけても

おれが貼り抜く。

いいかお前ら、

指一本触れんなよ!?

稼ぎは大したこたあないが、

おれの心の値段は

決して安くはねえぞ!

おうジョージ、

「へい」

「これ少ねえけどとっとけ。
 お前来月、嫁さんコレ、
 なんだろ?」

「いえそんな。
 もらえないっすよ。
 かつては地獄のマサとして
 番張っていた総長が
 汗水たらして稼いだご拝金ですぜ。
 いただくわけには、あ、
 まいりませんぜ!」

「ジョージてめえ、
 おれに恥かかす気か!
 まっとうに働いて稼いだ金を
 お前にくれてやろうとする
 おれの、
 本当の、
 おれの、
 おれの、


ボコッ!


「加護、仕事サボるな」

「ちがいますよ、
 エライさんが、
 ワイルドな男って何だ?
 って言うから
 調べてただけで...」


ドコッ!


「口答えするなバカモノ」
 

















クソー!

クソー!

クソー!


















こうなったら
エライさんを殺すか
タイル貼り職人になるか
ふたつにひとつだ!!




■2002年02月24日(日) 二兎追うものは。


はい、こんにちは。

加護でございます。

最近は

ちょっと仲良くなった

メル友に

「今度ムネオハウスに
 遊びに行かない?」

ってメール送るんですけど、

そのあとなぜか

返事が来ません。

なんででしょうか?

...

さて、

加護さんは話の成り行き上、

3月20日までに

エライさんのために

コンパを開かなくては

いけません。

コンパのネタは

お見合いパーティにあり

という格言を

今作ったので

とあるお見合いパーティに

アホづらさげて

行ってまいりました。

今回行った

お見合いパーティの流れは

最初に全員の女の子と

1分くらいずつお話して、

そのあとは早いもん勝ちで

好きな女の子と10分話す

フリートークが3回

って感じです。

加護さんは

どこにでもいる

ウダツの上がらない男なので、

最初に全員の女の子とお話しても

ぜんぜん顔を

覚えてもらえません。

しょうがないので

フリートークで

テキトウに自分を

売り込みに行きます。

で、一人目の女の子に

行こうと思ったら

先に他の男に先に行かれました。

しょうがないので

ちょっと離れたところに

イスを持ってきてちょこんと座り、

「あー、僕のことは気にせずに
 ふたりでイチャイチャ
 してください」

ってつぶやきました。

そしたらそのふたりに

「イチャイチャしてませんって。
 となりに来て下さいよ」

って言われました。

でも恐縮なので、

そのままそこにいときました。

で、たまたま飲みに行く話に

なったので

「じゃあ今度飲みに行きましょう。
 連絡先教えますよ」

と言ってみました。

言ってはみるもんです、

メルアド教えてくれました。

男に

「えらく手が早いですね!」

って半ギレで言われたので

「すんません」

って言いながら

イスで小さく

まとまってました。

次に2回目のフリートークは

うーんどうしよって思いながら

テキトウに

目が合った子のとこに

行きました。

この子はお笑いが好きらしくて

お笑いトークをかませば

盛り上がることまちがいなしって

気がしなくもないですが、

加護さんは

どこにでもいる

ウダツの上がらない男なので、

身分相応に

「へえ」とか「はあ」とか

言ったあと

「ホントお笑いが好きなんですね。
 じゃあ今度飲みに行きましょう。
 連絡先教えますよ」

って言っときました。

言ってはみるもんです、

メルアド教えてくれました。

そんで3回目のフリートークです。

これも目が合った子のとこに

なんとなく行きます。

この子は

「へえ」とか「はあ」とか

言ってると

「お仕事はどこですか?」
「休日は何してますか?」
「趣味は?」
「会社は何曜日休みですか?」
「どこに住んでますか?」
「自炊してますか?」

って際限なくツッコんで来るんで、

「ハハハ、じゃあ今度プロフィール
 書いて送りますね。
 メルアド教えてくださいよ」

って言いました。

そしたら

「初対面の方に連絡先
 教えられません」

ってはねつけられました。

ちぇっ、

自分は根掘り葉掘り
聞いてるクセに...


と思いつつも


身持ち固くてええ子や、
しっぽり
口説きてえなグヘヘ



なんて思いました。

そんでフリートーク終了で

カップル発表のあと、

パーティは終了し、

ガヤガヤしてるときに

3回目の子のとこに

行こうとしました。

このあと飲みに誘うためです。

そしたら途中で

1回目の子につかまって

「なんで告白カード出したのに
 返事くれないの?」

っておこられました。

「なんか恥ずかしくて、
 誰にも返事書かなかったんよ
 今度飲みに行こうよ」

とか言ってるうちに

3回目の子がすうっと

目の前を通ります。

「今度っていつ?」

って言われたので

「またメールする」

って言いながら

急いで3回目の子を

追いかけましたが

見失ってしまい、

つかまえられませんでした。

あーあって思いながら

1回目の子に

「おつかれ。来週の金曜あたり
 飲みに行かない?」

ってメールすると

やはりというか

なんといいますか、

返事返ってきませんでした。

...

昔の人は言いました。

二兎追うものは、











カー、










ペッ、












知るか。



■2002年02月22日(金) ...。


やわらかい。

白い。

くも。

そら。

ひろがる。

ひろがってゆく。

とんでいく。

くるくるまわる。

らせん。

すぱいらる。

円の中心。

キリのように細くて

たおやか。

のびる。

のびる。

すくすくのびる。

ずうーと、

ずうーと、

どこまでものびていって、

そののびかたを形成する

ひとつひとつが

とっても青くて、

澄んでいて、

澄んでいるからこそ

しあわせで、

この現実が

冬の空だとしても、

僕はただ

白昼とした陽光に

君と包まれていたい。



■2002年02月20日(水) デリケートな部分。


はい、おはようございます。

加護でございます。

いやー、

28時間連続労働しました。

今はその直後なので、

ちょっと文が

ヘンかも知れませんが、

まあそれはそれとして

イエーイ!

さて、28時間労働ということは、

真夜中も働くということです。

だからといって

コンビニのバイトのように

チンタラしているわけには

まいりません。

だってエライさんが

ピッタリ後ろにいますので。

しかし実際に仕事をするのは

ジュンとおいらです。

そうするとエライさんは

ヒマです。

ヒマなので、

「オレは昔、渋谷に
 新車のビーエム転がしに行って
 片っぱしの女によー...」

みたいな話をします。

ある程度仕事に見通しつけたいな

と思いながらも

聞かないわけにはいかないので

話を聞きます。

でも聞きながら

仕事のこと考えてるので

「はい、はい、そうですね」

ぐらいしか言いませんでした。

そしたらエライさん言います。

「おい加護、
 なんかおもしろい話
 ないのかよー」

「なんか探しときますよ」

「そんなアテのない約束を
 信じられるかボケ。
 オレはお前に
 仕事を提供する。
 お前はオレに?」

「女を提供する、です」

「そうだよ、
 ギブアンドテイクだろ?
 お前の代わりなんて
 いくらでもいるんだよ」

ああ、またこれです。

「いやー、もっと大切に
 扱ってくださいよー。
 女の子の
 デリケートな部分みたいに」

「は?」

とか言われてるときに

自分のデスクの上に

置いていたケイタイが

プルプルします。

...

「おい、早く出ろよ」

ってエライさんに言われます。

...

仕方ないので出ます。

「もしもし」

「もしもしー?」

おいら、仕事をやめて

休憩室の隅っこに移動します。

ちょっと電話します。

...

...

...

フゥー。

そんでデスクに戻ると

エライさんニコニコしながら

右手の小指を立てて

「コレか?コレか?」

って連発してきます。

おいらとっさに

「いや、おばさんですよ」

って言っちゃいました。

...

あーあ、

言っちゃいました。

エライさんの目が

すうっと細くなって

しかも完全に笑っていません。

「ふーん、おばさん?
 加護、着信履歴見せろ」

ああ、来た。

「いや、おばあさんかも」

「いいから見せろ」

「はい」

「...」

「女じゃねえか!」

「女です」

「おばさんって言っただろ?
 なんだ、祐美・新潟って。
 だいたいお前、夜の2時に
 親戚から電話がかかってくるわけ
 ないだろバカ者。
 リダイアルはどう操作するんだ?」

「これを押します」

「ポチッとな。
 あ、もしもしー?」

「...」

「なーんちゃって、
 ビックリした?バーカ」

「...」

「お前のウソはミエミエなんだよ、
 おい、コンパ開かせろ」

「いやー、でも新潟なんで」

「会ったことあるんだろ?」

「はい」

「そいつにも東京の友達がいるだろ、
 今から電話して打診しろ」 

「イヤです」

「なぜだ?」

「させたくないからです」

「お前、オレにウソついといて
 イヤもへったくれもないだろ?」

「そりゃそうですけど」

「じゃその代わり...」

「はぁ」

「1ヶ月以内に上モノコンパ開いてね」

「はい」

「できなかったら」

「はい」

「加護のサイフでみんなを
 温泉旅行にご招待しようねー」

「総額いくらぐらいになりますか?」

「ひとり5万で15万かな?
 コンパニオンも呼びたいしねー。
 好きだろ、コンパニオン?」

「大好きっす、
 泣きたいほど」

「そうか、泣くほどうれしいか、
 よかったな、ハッハッハッ」

「...」











ええ!












そりゃ気になってますって!!




















フェミニーナ軟膏を

男に塗ったら

効くのかどうか。



■2002年02月18日(月) 加護の誕生パーティ。


はい、こんばんは。

加護でございます。

26才は、

本当に

いろんなことを見て、

いろんなことを感じて、

いろんな経験をして、

たくさん遊びましたね。

たいへんよくできました、

26才の加護あい命。

そして27才、

今日をもってこんにちは。

金と時間とパワーが許すかぎり

たくさん遊びまくるぞー!

さて、

加護さんほどの

大人物になるとですね、

いろんな人が

放っておかないわけです。

モテモテです。

お見合いパーティの

主催者の方に

すんごいモテモテです。

電話がバンバンかかってきます。

「もう加護さんだけのために
 用意しました。
 新規の女の子11人! 
 参加料も半額の3千円に
 しときますよ」

ああ、ワナです。

お見合いパーティに

まともな女の子が

11人も集まるわけがない。

だいたいなんで、

10数回参加しただけで

VIP待遇になるんですか、

ふざけるな!

と思いながら

「い、一般のお客さんは
 何人ですか?」

とヘンな日本語で

聞いてみました。

そしたら

「うちは一般のお客さんしか
 いませんよ」

と即答されました。

「じゃあ行きますよ!」

と即答して行きました!

そんで会場に入ると、

おお、

銀座系のええのんがひとり、

いてはります。

おいらなぜか、

入った瞬間から

半切れ状態だったので、

エライさんのことを

すっかり忘れて

銀座のええのんとばっかり

話してしまいました。

で、

「今日はいい天気やねー」

「雨降ってるよ」

みたいな世間話をしながら

彼女のプロフィールシートを

見てみると

彼氏いない歴6ヶ月

って書いてあったので、

おいら趣味を書くフリをしながら

彼女いない歴5ヶ月

って書きました。

そんで

うーん、趣味は料理かなぁ

とか言いながら

プロフィールシートの

彼女いない歴5ヶ月

の部分をチラチラ見せました。

案の定、

転職の話から

あれ?

それって彼女と別れた時期と

重ならない?

っていう流れになります。

この流れがすっげえ

ドンピシャでハマったので

おいらうれしくてうれしくて

つい、

河村隆一バリに

「うん、まだうまく話せないんだ...」

って言ってやりました。

今から思うと

かなり演技入っていましたが、

銀座のねえやん、

「うん、すごくわかる...」

って返します。

...

虚飾のにぎやかさに
かいま見る
場末のショットバー加護、
本日オープン!


そのあとは延々と

「司会の人が
 ふたりで行きたい場所を書け
 だって?」

「書けないよ、どこに行っても
 彼のこと思い出して...」

「いい男やったんやね?」

「うん、すごく。
 今でもどうして別れたんだろう
 って思うよ」

「人の関係は決して途切れることは
 ないんだから、くっついたり
 離れたりでいいんじゃないの?」

「あのときはどうしようもなく
 煮詰まっていて。
 結婚の話まで行ってたのよ。
 でも私も建築の仕事で忙しかったし、
 彼も実家を継ぐ話とか出てきてたし...」

「そう。
 そういう気分のときはあせらずに
 ゆっくりしたほうがいいのかもね、
 おいら昨日ガスコンロ買ったからさ、
 腕をふるってごち...」

司会:フリートーク終了〜!

なんでやねん!

なんでやねん!

なんでやねーん!!

で、

告白カード記入のとき、

ああ、どうしてだろう、

おいら、

ガマンできなくなって

つぶやいてしまいました。

「ああ、おいら今日は
 告白カード白紙で出すよ...」

銀座の女、

何とはなしに

おいらの方を見ましたね。


ええ、
ぜったい
見た気が
しました!



そんでつつがなく

パーティが終わって

先に男が出ます。

もちろんおいらは

出口で待ち伏せします。

他の男は

誰も待ち伏せしようとしないので

ひとり待ち伏せです。

...

ちなみに男性のあなた、

この瞬間って

えらく興奮しません? 

そんで銀座の女が出てくると、

さっと前に出て

「あー、いい天気だなあ」

って言いながら

ノビをしました。

そしたら

「何やってんのよ」

って言われたので

正直に

「ノビしてる」

って答えました。

そしたらウケたので

いっしょに茶をしばきに

行きました。

そんでスタバで

コーヒー飲みながら

なんか話そうかなって

思いましたが、

さっきとなんか

空気がちがう。

「えー、仕事は?」

とか

「お住まいは?」

とか

お見合いパーティで

話すことばっかり

話してしまいます。

おいら、

うーん、どうしようかな

とか思ってると、

「さっきいろんな人と
 いっぱいしゃべってたもんねー。
 しゃべりつかれちゃった?
 おねむの時間かな?」

って言われました。

おいら、ええっ!?って思いながら

「え、もしかしておいら
 子供扱い?」

って思わず言っちゃうと、

「だって私、ホントは
 31なんだもん」

って言われました。





う、




うーん、

うーん、

うーん...




























あのう、

うちの上司で

エライさんって人が

いるんですけど...

(以下略)



■2002年02月17日(日) 晩餐の意味。


はい、こんばんは。

加護でございます。

昨日ね、

渋谷にガスコンロ

買いに行って、

今日は鍋でも作ろうかな

って思いながら

帰っているにもかかわらず

電話が鳴って、

辛トマトくんに

ゴハン誘われました。

どうやら

ヒロポン♂さんや

イクオくんも

いるとのことなので、

はい、すぐに駆けつけます

と言い、


イヤイヤ


付き合いました。

なんて言うんですかね、

ナンパしてる人は

メールがひっきりなしに

入ってくるのがフツウなようで、

おいら以外の3人は

メシ食って会話しながらも

常に指先は

別の生き物のように

うごめいていましたね。

そしたらおいらも

なんかしないと

ヒマな人

みたいに思われて、

加護は

ナンパ野郎ヒエラルキーの

最底辺だと言わんばかりに

イクオくんに

蔑みの意味をこめて

笑われているような

気がしたので、

とりあえず

メール打ちました。


おかんに
近況報告などを。



...

そして食後は

みんなでコンバセーションです。

内容の80%弱は、

エロマンガと

女子中学生の良さ

についてでした。

おいらは常々、

中学生の何がええんや!?

って思っていたので

思い切ってイクオくんに

聞いてみました。

そしたらイクオくん、

タバコをテーブルに置いて、

説明してくれます。

まずタバコの上端を指し、

「ここが中学生の一番かわいい子」

次にタバコの下の方を指し、

「そんでここが中学生の
 一番かわいくない子」

そしてみんなを見渡して

ひとりひとりを確認するように

ゆっくりと話します。

「かわいい子は中学生以降、
 ますますかわいくなって、
(タバコをぐっと上に)
 かわいくない子は中学生以降、
 ますますかわいくなくなる。
(タバコがテーブルから消える)
 つまり女の子のかわいさの
 最大の分かれ目が

中学1年生

して結論は?


それ以降は
すべてが
落ちる一方だね!



とバッサリ。

...

そ、そうだったのか!



さらに辛トマトくんが

遠い目をして

しみじみとつぶやきます。


C生(中学生)は
人類の宝ですよ...



と。

おいら、

人類が初めて

宇宙に

飛び出したときのことを

思い出さずには

いられなくなり、

胸がキューンとなって、

「そうだよな...」

って言いながら

ゆっくりタバコを

ふかしたりしてました。

...

ヒロポン♂さんは

なぜか半笑いでした。

...

さらに次の日、

辛トマトくんから

わざわざメールを

いただきました。

「おはよございます。
 昨日の僕の発言に
 ついてですけど、
 今のセチがらい世の中で

14くらいの
女の子は、
世界で
ただ一筋の
希望の光に
見える...


 そんな意味が
 こもっているんです。
 まあ加護さんなら
 必ずやわかってくれると
 信じております...」

おいら

このメールを見た瞬間

わかりましたね。

私こと加護あい命は、



















ハンドルネーム名ゆえに

昨日の晩餐に

呼ばれたことを...



■2002年02月14日(木) こわい話。


はい、こんばんは。

加護でございます。

...

あなた、

今日の日記は

覚悟して読んでください。

...

こわいから。

...

今日、朝一で

エライさんに

エライさん行きつけのサ店に

呼び出されました。

...

おいら急いで

仕事を途中でやめて

サ店に駆けつけました。

そんで

「おはようございます」

って言いながら席につくと

なんかエライさん、

いつもにも増して

気難しい顔をしてます。

おいら、

なんて声をかけていいかわからずに

しばらくじっとしてて、

コーヒーが来てからは

タバコも吸わずに

小さい金のスプーンで

コーヒーをグルグル

かきまわしていました。

...

するとエライさんが

おもむろに

「加護」

と言わはったので

ちょっとビクッとしながら

「な、なんでしょうか...」

って言うと、






















「これもらってチョ♪」

と言って紙袋を渡されました。















なんと...













紙袋の中から
















手作りチョコが...



■2002年02月13日(水) サムライ。


はい、こんばんは。

加護でございます。

ええとね、

サムライというゲームを

買いました。

お見合いパーティで

惨敗した帰りに

たまたま寄ったキムラヤで、

他のゲームは

平積みでいっぱいあるのに

なぜかサムライだけ

売り切れていたんですよね。

そしたらなんかサムライが

気になって気になって

これはすごく

おもしろいゲームにちがいない

って確信したので

わざわざ秋葉原まで行って

買ってきました。

この瞬間はおいら、


ただのゲーマー


でしたね。

で、

どんなゲームなのかと言いますと、


その1
「アラい」

見た感じ
ファイナルファンタジーの
対極の位置にあると思える
画像の荒さです。
これホントに
プレステ2のソフトかいな!?
って思い、
何回も何回もパッケージを
見直してしまいました。


その2
「悪い」

歩いているだけで
ストレスが溜まる操作性。
スペランカーの方が
まだマシです。


その3
「広い」

フリーシナリオをうたっており、
何をしてもよい自由度の広さです。
何をしてもよいので、
人助けしようともせずに
道行く農民をいきなり切りつけたり
買い物をしてから金を払わずに
主人を殺したりとか
思わず悪いことばっかり
してしまいます。
すべてはフリーシナリオが悪い。

...

オレは悪くない。




その4
「黒い」

今までのチャンバラゲームを
根底からひっくり返してやろう
っていうクリエイターのガッツは
すごく共感できます、ええ。
共感できるんですけどね、
それはともかく
なんで

黒人のサムライ

を登場させる必要が
あったのでしょうか...


その5
「すごい」

今までのゲームで
かつてこんなすごいボタンが
あっただろうか...





なんと!





R2ボタンを押すと

サムライのプライドを

かなぐり捨てて


命乞い


ができます。

...

トボトボ道を歩いている

一般人を辻斬りし、

目的もわからないまま

屋敷に不法侵入し、

中から出てくる人から

話も聞かずに

皆殺しにして

強盗行為を働き、

屋敷を出ようとしたとき

出てきた

ボスらしいヤツにむかって

R2ボタン。

主人公、

今までしてきたことは

何だったの?

と聞きたくなるくらい

深々と土下座してます。

ある意味潔いですが、

やっぱりコイツは

正真正銘のアホです。




アホで

くるっています。

サムライの魂を

どこかに

置き忘れてきた

アホサムライです。

ヤーイ、

アホサムライー。

アホーアホー。

アッホーアッホー、

アッホッホー、

アホアホサムライ、

アッホッホー。

うぴょーーーい!!













...





ん?









これって...











ただのクソゲーやないか...



■2002年02月10日(日) エライさんコンパ2。


てなわけで

つづきだよ姐さん。

...

なんていうんですかね、

サーフィンをやりますとね、

足場の波がくずれる瞬間って

くずれる前にわかるんですよね。

それと同じで、

コンパをやりまくりますとね、

コンパからタダの飲み会に

変わる瞬間って

変わる前にわかるんですよね。

この瞬間の

女幹事と加護の会話。

「加護さんの好きな芸能人は?」

「えー、言えな〜い」

「まーた恥ずかしがって、誰なの?」

「テレサ・テンかな?」

「つまんない、ホントは?」

「本田美奈子」

「さっきから何言ってんのよ」

「だって君ら、モー娘。とか
 知らないでしょ?」

「知ってるし!」

「あー、マリッペが好きです」

「マリッペって誰よ」

「知らないなら聞くな乳ナシ」

「何てこと言うの!!」

「すいません、
 では改めて、
 何カップですか?」

ここでなんでか

伊集院光が食いつきます。

「好きな体位は?」

女幹事、プルプルしてます。

「立ちバックです」

なぜか加護が答えます。

男性陣からブーイングが

起こるか起こらないかの

タイミングで

ジュンが

この中で気になった人はいるかを

順番に聞くように提案します。

キレイめの答えはモチロン、

「うーん、みんな気になっちゃう」



「やっぱりエライさんかな?」

です。

あー、東京のきれいな女の子って

あまりにもクールで

こわいです。

にもかかわらず

伊集院光は無防備にも

「女の子全員面倒見るよ」

とか言うし、

エライさんは

「そんなの言えるかよ」

って言っちゃいます。

あー、どうしよどうしよ

と思いながらも即、

「加護さんは?」

って言われちゃったので

仕方なく

ガッツ石松の方をチラチラ見て

無言で下を向いときました。

そしたら女性陣から

「やーん♪」

って声援が飛びます。

そこにすかさずジュンが

乗っかります。

「ではそろそろ電話番号の
 交換などを...」

そしたら全員から

「加護、番号聞け」

コールが巻き起こります。

あー、イヤすぎると思いながら

ポケットを探りました。

ひととおり探って、

ハッとした顔をしながら

「ケイタイ忘れました」

って言いました。

「ウソつけー!!」

ってツッコまれます。

そしてエライさんの

命令が下ります。

「加護、名刺の裏に
 番号を書いて
 ガッツ石松さんに
 渡しなさい」

エライさんの命令には

逆らえないので、

名刺に番号書いて


僕の気持ちは
こんな一枚の紙切れじゃ
収まりきらないけれど、
これをふたりの
始まりの証として
君に...



って言いました。

みんなに

ものゴッツ笑われたところで

もういいだろ?って顔を

ジュンに向けると

「では宴もたけなわに
 なりましたのでとりあえず
 この場は終了です」

と助け舟を出してくれました。

もうソッコウ

みんなに店を出てもらい、

ウダウダしてる女性陣には

つつがなく

お帰りいただきましたね。

そんで

残った仕事をしようと思って

赤い顔をしながら

会社に戻ると

入り口で警備員さんに

「あなたは本当に
 関係者の方ですか?」

って疑われたので、

もうイヤだ、

今日は帰ろうと思い

途中まで帰ったんですが、

このまま帰ったら

やり残した仕事が

週末気になって感じ悪い

と思ったので、

自分を奮い立たせて

会社に戻りました。

そんで

自分の机に戻ったら

ワードがフリーズしてて

コツコツ作った書類が

全部パアになっていた。








...



ああ、

おいらの人生って何だろう。




■2002年02月08日(金) エライさんコンパ。


はい、こんばんは。

加護でございます。

今日朝一で

エライさんに呼ばれたので

ビクビクしながら

机まで行きました。

そしていきなり

大声でどなられました。



加護、
マキとハメハメ
したぞ!!




さて週末の第1弾は

ジュンがらみの

コンパからです。

が、

最近コンパと聞いても

なぜかぜんぜん

うれしいなー(^^)

って思えません。

つまりこれは

エライさんに

女を紹介するための

コンパなんで、

ぶっちゃけ

金を払って
接待しに行く
ようなもの


であります。

あー、うれしいなー(T_T)

...

なんて思いながら

エライさんと

待ち合わせ場所に

行きますと、

ジュンと

キレイめ4人

プラス

ガッツ石松

がそろってます。

エライさんは照れ屋さんで

初対面の女の子を

マトモに見られないので、

「おい、どうだ?」

って聞かれます。

加護さん最近

ネガティブ思考なので、

「ガッツ石松がいてます」

とだけ答えます。

エライさんは

「そうか」

としか言いません。

しかしこれは

あなたにもわかるように

直訳しますと、

だったらお前が
ガッツ石松担当だ


という意味です。

そっからエライさん関連の

男のメンバーが2人

合流しました。

ひとりはまあイイ男なんですが

既婚。

もうひとりは結婚してないんですが

伊集院光。

以上のメンバーで

コンパ開始です。

まずはジュンが

女幹事をツカミます。

「えー、フィットネスクラブで
 彼女をナンパしてきました」

「ナンパされました」

「そのままホテルに誘いました」

「誘われました」

「でも明るみに出たら
 お肌がくたびれていたので
 ほったらかして帰りました」

「何てこと言うの!」

「今のはフィクションです」

「ジュン、ちょっとこっち来なさい」

「さて自己紹介に移りましょう」
 
というわけで

流れるように

自己紹介タイムです。

が、

こういうとき必ず

こういう人が出てきます。

「こんにちは、○○です。
 職業はサギ師です」

ヒネリもないのに
ウケをねらおうとする
行為自体が
サギ行為な
伊集院光


...

ハァ。

しかたないのでこうです。

「こんにちは、加護です。
 職業はサギ師です」

なんて言ううちに

紙で作ったクジを

みんなに引いてもらって

席を決め直します。

結果はおいらにしか

わからないので

もちろんバリバリに

八百長します。

キレイめ1位と2位は

当然エライさんの

両となりです。

つまり順序的に

キレイめ
エライさん
キレイめ
加護
ガッツ石松
ジュン
その他

です。

これで加護は

エライさんとキレイめの会話に

フォローを入れられて

しかも

ガッツ石松も担当できるという

ナイスポジションを

手に入れました。

こうして

ジュン以外は

誰も信用できないコンパが

和やかに進行しました。

...

そして

キレイめがエライさんに

「車何乗ってるんですか?」

と聞くと

「600万くらいのやつ」

って言うと

「すごいですねー、車種は?」

って聞かれて

「人のプライバシーに口を挟むな」

とか答えたあたりから

崩壊の序曲が

ゆっくりと流れ出しました。






















ダジャレを言ったあと

いちいち解説してる

伊集院光はムシして

つづく方向で。



■2002年02月07日(木) クーリングオフ3。


みかんみかんみかん!
みかんみかんみかん!
みかんみかんみかん!
みかーん!


リスペクトトウ

セックスマチンガンズ

の加護でございます。

愛媛のおかんは宇宙一。

...

なんか家で

ウダウダしてたら

ジュンから電話があって、

なんやコラーって出ると、

グチグチ言い出しました。

なんかメル友から

「最近忙しいし、
 メールとかすんの
 メンドウだから
 もうやめよう」

って言われたらしいんです。

だから

「わかったよ、
 メンドウならしょうがない
 じゃあな」

って返事入れると

「どうしてアドレスのところに
 女の名前がいっぱい
 書き込まれてるの?
 前からなんかあやしいと
 思ってたけど。
 仕事がんばって、
 それじゃあ」

って言われたらしいです。

どうやらジュン、

1週間くらい前から

メル友ひとりひとりに

毎日チマチマ

メール打つのが

ダルくなったらしくて

本人なりに

知恵をしぼったらしく、

CCに全部のメル友の

アドレス登録して

毎日送り続けた

らしいんですよね。

まったく

バカがハイテク使うと

こうなるという

見本みたいなもんですな。








...




ん?





でもこれって

クーリングオフ

ですよね?






恋心の。














みんなで飲もう
愛媛の心
みかんを食えば
救われる
オレンジに負けない
黄金色の果実
命の水だ
ポンジュース!

みかんみかんみかん!
みかんみかんみかん!
みかんおかんみかん!
みかーん!




■2002年02月06日(水) クーリングオフ2。


というわけだったんですけどね、

後輩ってば、

実家の人に相談したりするし、

先方からは

事務手続きのために

会社に来てくださいって

留守電7件くらい

入ってたらしいし、

だいたい

本人がウツ
入ってきたので


ちょっと助けてあげることに

しました。

まずは

昔つるんでいたツレに

電話しました。

プルルル...

「おっつー」

「よう、ひさしぶりー」

「ハメてるかー」

「はぁ?もう落ち着けよ」

「最近どうよ?」

「ああ、毎日勉強」

「司法試験か?」

「まあな」

「でさー、うちの会社の後輩が
 なんか100万の会員証に
 サインしたらしいんやけど、
 クーリングオフのラインが
 あやしいねん。
 なんとかしてやりたいねんけど」

「そんなん知るかよ、
 お前が考えろよ」

「考えたよ5秒ほど。
 考えたらお前しか頼るやつが
 いないって思ったんよ、
 前コンパ組んでやっただろ、な?」

「前って何年前だ!?
 だいたいお前が連れてくる女

どブサイク

 ばっかりだったじゃねえか」

「ちがう、
 玄人受けする女だ、
 だいたいあの看護婦
 フェラチオうまかったから
 ええやん」

「お前がなめてもらってたんだろうが!
 お前の汚ねえチンコ思い出しちまったよ、
 それじゃあな」

「○美」

「え!?」

「○美は△△になったよ」

「...ウソだな」

「だってあれからお前、
 ○美に会った?
 結婚式の2次会のハガキ
 来たの知らないだろ?」

「マジ!?
 じゃあ義☆と
 □□□おしたのか?」
 
「で、クーリングオフできるの?」

「義☆とどうなったって
 言ってんだろダボ!」

「クーリングオフできるの?」

「...」

「ねえ〜ん?」

「できる。
 消費者センターに電話しろ。
 クーリングオフの権利は
 消費者にすごく有利に
 作られてるんだ。
 それにいざとなれば
 書類をムリヤリ郵便で
 送り返せばいい。
 消印等で被害者本人の
 クーリングオフする意思が
 証拠として残るしな。
 で、義☆...」

「じゃあな」

プチ。

ツーツーツー。

...

よし。

さーて、

明日はどうやって

後輩をイビろっかなー♪



■2002年02月05日(火) クーリングオフ。


よう、おまんらー、
オメコしてるかー?








だいたい

オメコもせんと

こんな日記ばっかり見てるから

マンカスがたまるんだよ

クソ売女ども。

へ?

スガシガオ?

セロリ?

知るか。

マズいから

一生食ってやらん。

それにおいらは

好きキライないよ

って言いながら

残さず食べようと努力する

豚ヤロウこそが

大キライなんだ。

...

そういえばさ、

おいらの近くに座っている

後輩がさ、

なんか日本全国の

ジムの割引券とか

海外旅行の割引予約券とかが

半永久的に使用できる特典が

ゴマンとついている会員証を

ゲットしたとほざいていた。

「で、どうやってゲットしたの?」

って聞くと、

「いやー、いきなり電話がかかってきて
 僕だけが2000人に1人の確率で
 会員証特別購買券を獲得したんですよ」

とのこと。

世の中にはこんな子供だましを

真に受けるヤツがいるからおもしろい。

けど、バカはキライだから


死んでほしい


と思いながら

「じゃあ早く契約書にサインせんとねー」

って言ってやると、

「あ、もうしちゃいました。
 ローンで100万円」

って答えやがりました。

...

「あのよう、日本全国のジムって
 君はそんなにジムを多用するのか?
 大体割り引くだけで、
 タダで入れるんとはちゃうねんで。
 それに日本にはどのくらいジムあんのか
 知ってるのか?
 何百社とあるぞ。 
 ホンマに全部のジムで割り引かれるのか?
 もし割り引かれなかったら、
 契約が守られていないということだから
 クーリングオフせんといかんよ?
 その契約書にはちゃんとクーリングオフ
 できることを明記してあるのか?
 書いてなかったらお前、今から100万円
 ドブに捨てつづけることになるぞ」

って言ってやると彼は、

「い、今から確認してきます」

と言い残して会社をそそくさと

早退していきました。

...

あー、

アホが不幸になっている姿を見ると

笑いがこみ上げてきてしようがない。

他人事なんで

なおさら笑えてしようがない。

クーリングオフできなかったら

こいつのこと

ゼッタイEメールで

会社中に言いふらしてやろうっと。




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