黒ラブ日記








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2006年06月28日(水) 第605話 音色

昨日の午後2時半ごろ、トイレ散歩に森林公園に行きました。
いつもは昼に行ってるのに、仕事でずれ込んだのです。

おしっこ、我慢してたかなあと心配してたけど、そうでもなし。
もう暑くなってきたからおしっこの量は冬よりは少ないね。


で、公園内を一周して駐車場に戻ろうとしたときに、30後半ぐらいの男の人が、ぷらりぷらりと公園のベンチを目指して入ってきたのです。

何気なく後姿を見たら、背中に不思議な棒。

紫の地に金糸で模様を刺繍したような布の袋に入った棒状のものを、柄物のボタンダウンシャツの襟首から背中に差し込んでいるのですよ。

(・・・・な・・・なに???)

最初は袋の柄から言って、いい年の大人が、おもちゃの刀を差してるのかと、びっくりしたのです。



ノアが匂いを嗅いでるのを待ってる振りしながらチラチラ見てたら、ベンチに座った男性が取り出したのはケーナみたいなもの。(自信なし)


静かに、それはそれは素敵な音色を吹きだしたのです。
トランペットやギターを田んぼで練習してる人はたまに見るけど、これは初めて。

(ああ、なんてきれいな音色だろう)とうっとりしかかったら!!!

ノアちんが!

「ウオッ・・ウオオッ・・・(ジタバタジタバタ)・・・・
  ウオオオオオーーーーーン!オォォォォォォォー・・・」




ひーーーーーーっ><

笛の調べにあわせてうっとりと遠吠え始めちゃったのよ。

男性が驚いて笛を吹くのをやめてしまったので
「ごめんなさいっ!」と頭を下げてノアを無理やり引っ張って車に急ぎました。


怒られないでよかった。

そしてもっと聴きたかった。



(おしっこおしっこ。)





2006年06月26日(月) 第604話 雨だから

今日は一日ノアと過ごします。雨だから。

雨のお散歩が嫌いなノアと何をしてすごそう。


今朝の3時ごろ、ふと目がさめて蒸し暑かったのでソファーで横になりました。
ひんやりしたソファーの感触を味わってたら、ノアがコトコトとやってきて、私の頭の辺りに陣取りました。


『ぱふっ』

ノアが私の首に自分の首を乗せました。



『くっちゃくっちゃくっちゃ・・・』

満足そうに口をむにゃむにゃさせながら私に張り付いて寝ています。



むうんと犬くさい匂いを嗅ぎながらうとうとしてると、ペロンと顔を舐められました。


はああう・・・しあわせえええ・・・・



ノアのおかげで毎日どれだけ心が豊かなことか。



2006年06月23日(金) 第603話 心臓ばくばく

水曜日のことでした。

帰り支度をしてると店の電話が鳴り、出るとちびたが興奮した様子で
「和室の窓(掃きだし窓)が全開で網戸が外れてる!!」


一階の和室は交通量の多い通りに面しています。
「ノアはっ??ノアはいるのっ???」
「いる。部屋の中でキュウキュウ鳴いてた。」


ふううううううううう・・・・・。



ノアは小さい頃から簡単な柵があるとそこから先にはちょっかいを出さない子だったのです。
それに安心して、私が網戸にしたまま出勤したのです。
(エアコンつけるほどでもないなあ、窓を少し開けとけばいいや)と。

網戸の手前にはしょうじがあるのですが、さすがに外から室内が丸見えなので風が通るように15センチほど残して閉め、和室の換気扇をつけて出かけたのです。。


夫が自宅で仕事をしてることが多いので、安心していました。
ところが夫は窓もしょうじも開いてることに気づかずに客先に出かけた模様。



慌ててバイクで帰宅すると、外れた網戸が私の車に寄りかかるように倒れてました。
ちびたが「どうしよう。泥棒が入ったのかな?」と怖がってました。


私「網戸はずす泥棒はいないよ。お母さんが油断してた。しょうじを開けたのも、網戸をはずしたのも、ノアだと思うよ。」




ノアはダンボールや柵を軽く出入り口に置いておくだけでそこから先には行かない子だったのですよ。
今まで一度も網戸に手をかけることが無かったから、油断してた。
きっと外を嫌いなワンコか猫が通ったんだと思う。

興奮したノアがそのまま網戸をはずした勢いで外に飛び出さなくてよかった。。。。。。。。


どんな大惨事になってもおかしくなかったよ。
よその人や車に迷惑をかけなくてよかった。
ノアが無事でよかった。


しばらく心臓がばくばくだったよ。



さぞかしびっくりしたんだろうなあ。網戸が外れたとき。
帰ってきたちびたを見て、困った顔で室内から外を見て「キュウンキュウン」と鳴いてたそうな。

もう二度とこんな油断はするまい。


(お外は気持ちがいいんです。)



2006年06月19日(月) 第602話 優先順位

ノアを見てると、ノアの中での優先順位って、とてもわかりやすい。

1位 食べ物(1動物性たんぱく質 2果物 3パン)

2位 車でお出かけ

3位 泳ぐ

4位 お散歩

5位 日向ぼっこ



2歳までは散歩と食べ物は同率首位って感じだったけど、今は完全に食べ物が上。

オシッコしたくてもウンチョスしたくても、リビングで誰かが何かを食べだしたら、それを見つめて動かない。
特にレバーの匂いなんかしたらもうダメかな。


太りやすいわけだよ。

(歩きたくないの。。)


おやつのラインナップに茹でたスナギモのほか、茹でたレバーが加わりました。
レバーを見せると、ノアちん半狂乱です。ええ。


太るから味見程度にしか与えられないけどねえ。



2006年06月16日(金) 第601話 ノアちゃん、それ・・・・

ノアっていろんな表情してくれるのに、もう6年越し撮影しててろくな画像が撮れませぬ。

カメラ向けるとたいてい後ろ向くし。
または伏せて顔を横に向けちゃうし。
いい画像、なかなか撮れないなあ。
技術が足りないのか。しつけが足りないのか。信頼関係が足りないのか。



そういや「足らん足らんは工夫が足らん」ていう戦中標語がありましたっけね。


・・・・・話がむっちゃそれましたね。すみません。


さて、昼に店を抜け出し、次のお客さんが早めに来ないことを祈りつつバタバタとトイレ散歩をしているのですが、気ぜわしいときに限ってノアがまったりしてる気がする。

「早く寝てくれないかなあ」と念じていると、かえって赤ちゃんが寝ないって言う話と同じですな。


こんな風に泰然自若としてたりするわけです。



で、

「ノアちゃん、おかあさん今日は急いでるんだ。おうちに戻ろうか。」
って話しかけたら、帰りたくなかったようで、今まで見たこともないパンダみたいな座り方をしました。














       ・・・・ノアちゃんそれ・・・・・









       ・・・・地蔵?・・・・・





キリキリいらいらしてるのが馬鹿らしくなっちゃうような、この顔。この姿。

いらいらして急がせても、そう何分もは変わらないね。
落ち着かなくちゃね。



子育てもノアとの暮らしも、ふと、「本当に大切なことはなあに?」って無言のうちに問いかけられてるような気がするよ。



2006年06月12日(月) 第600話 傷

月曜の朝は私が休みなのを知っていて、ノアが日記書きの邪魔をします。
左手でノアの(ちょっとちょっとお母さん、お外行こうよ)のお手を防ぎながらこれを書いてます。

おはようございます。
日記を書き終えたら2度目のお散歩に行く予定です。(ノアはたいして歩かないだろうけど)


一週間ほど前でしょうか、ノアの左前脚、関節の辺りに結構大きい傷ができていました。

長さ3センチ、ぱっくり口を開けていて、結構深さもあるのですが血は滲む程度。
最初は傷に気がついてないのか?と思うような感じでしたが、ときおり「てちてち」と傷を舐めているので、少しは痛かったようです。




で、翌日動物病院に連れて行って見てもらったところ、
「(切った原因は)草かなあ。針金かなあ。この前、草むらに口をあけて突っ込んでいったゴールデンが、口の中からほっぺの外に向けて草が貫通して膿んじゃったことがありましたよ。」
とのこと。


「縫っていただけますか?」と尋ねたら

「うーん・・このまま治っちゃいそうですけどねえ。
 縫ったり外科用のボンドでくっつければ傷は残りませんが、そのかわり雑菌を中に閉じ込めることになるから、数日間は抗生物質を飲んでもらうことになります。」
と言うお答えでした。

ノアは抗生物質を飲ませると、かならずウンチョスがゆるくなるのです。
腸内細菌の善玉菌まで死んじゃうからでしょうね。

留守番してるときに下痢したくなったらかわいそうだなあ・・・と悩むこと30秒。

「このままでいいです。」とお返事しました。

傷は残っちゃったけど、いいの。

一人でノアがお留守番してるときにおなかが痛くなって下痢を我慢してたり、我慢できなくなってどこかに漏らして、帰ってきた私に(おかあさん、ごめんなさい)って謝る姿を想像したら、もういいやって思ったのよ。


傷が残ることより、留守番中のノアが切ない思いをするほうがずっといやなんだもん。



2006年06月09日(金) 第599話 田んぼを渡る風

今年もまた「歩きたくないの」って季節が来たようです。

1ヶ月もするとまた歩くようになるのです。
仕方ない。

以前は無理やり引きずるようにして散歩してましたが、お互いにストレスが溜まるだけなのでやめました。

朝昼夜で1日2時間の散歩が、この時期は合計で1時間ほどに減ります。


ノアにも歩きたくない理由があるんでしょうよ、きっと。
口がきけたらノアの気持ちを聞いてやれるんだけど。


なのでノアと一緒になって風上に顔を向けて初夏の風を味わいました。




田んぼを渡ってくるひんやりした風、ずっと顔に受けてると心がすーっときれいになるような気がします。

ノアと二人で黙って15分ほど風を受けていると、ノアは満足したように私を見上げて
(おうちに帰る)と目でいいます。

「帰ろうか」と言うと、おとなしげに尻尾をふって歩き出します。


せっかちな私には、こんなのんびりした時間はノアと暮らしてなかったら一生持てなかった気がします。



2006年06月07日(水) 第598話 毎年この時期に思うこと

ノアは針を刺されてることに気づいているのだろうか。


ノアの顔をそっと保定している女医さん(奥様)をアツク見つめ、ベロを伸ばして舐めようとしてるうちに採血終わり。

この後、背中の肉を持ち上げられてワクチン接種。

最後までご機嫌なノアであった。



相変わらず病院が大好きで、先生がこの後遊んでくれるのが何よりも楽しみらしい。

病院が好きだから助かるよ。



2006年06月05日(月) 第597話 もてもて

色々なところで色々な人が「私は犬にもてる」と豪語してるのを読んでいて羨ましかった如月です。
おはようございます。

ノアが(お母さん、おやすみでしょー?お散歩〜お散歩〜!)
とおねだりするので朝から2時間も歩いてしまいました。

ほかにやるべき事があるだろうという天の声が聞こえたような気もしましたが、いいのです。
やりたいことを先にやってこそわが人生。


さて、先日バイク屋さんに行ってオイルの交換をお願いしていたところ、バイク屋さんのワンコが私から離れない。

匂いを嗅ぎまくってもー大変(これ、言ってみたかった 笑)


何しろこのジーンズ、前の晩私がソファーに脱ぎ捨てておいたら、ノアが敷物がわりに敷いて寝ていたという、熟女ノアの匂いがばっちり染み込んでるジーンズだからねえ。

・・・・自慢にならんか。


10歳過ぎと思われるワンコの名前はジョグ。
さすがYAMAHA正規代理店のワンコ。
このおうちでは先代のじいちゃんのときから犬の名前はYAMAHAのスクーターかバイクに由来してるのだそうです。

なんかいいよね、そういうのって^^



2006年06月02日(金) 第596話 その顔、やめい(笑)

一度、ノアを資源ごみを捨てるときに連れて行ったのです。

そしたらはまっちゃったらしいのです。
何が面白いんだか。

2週に1回の資源ゴミの日に私がゴミをまとめてると、もう離れない。
フンッ!フンッ!と鼻息荒く私にぴったりついて回る。

どのくらいぴったりかというと、頻繁に私の腿や膝の裏に鼻がくっつくくらい。
いろんな種類に分別されたゴミの臭いをひとつひとつ丹念に嗅いでたから、あれが楽しいのかな?

8このゴミがあれば、両手で持って2〜3往復すればいいのですが、ノアと一緒だと片手で運ぶので4〜5往復しなければならず。
時間に余裕があればいいのですが、ないとツライ。


で、昨日は朝一番で行かなきゃならないところがあって、ノアは連れてゴミ捨てできなかったのです。


しっぽブンブンでついて回るノアに、
「ごめん、今日は連れて行けないから。おうちにいて。」
と話しかけたらね・・・


シッポがいきなり固まり、しゅるしゅると下がる。
顔をかすかに傾けたまま止まり、上の前歯を出した不細工な表情で、耳と耳の間のおでこに八の字のしわを寄せたまま、私を見上げる。

体全身から漫画のフキダシのように「ショーーーック!!!」という空気がにじみ出てる。


その顔、やめい(笑)

また次回の資源ゴミの日に連れてってやるから。
カメラを持ってなかったのが悔やまれるほどのガッカリ顔でした。


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