2004年11月29日(月) |
第392話 起きてよ起きてよ〜 |
最近、5時に起きられないことがある如月です。 おはようございます。
4時半ぐらいからスタンバってるノアは5時になると起こしに来てくれる。
起こしてもらわないと起きられませぬ。 そして5時に起きないと用事が終わりませぬ。
今朝は何で起きられなかったかと言うと、ちびたが風邪をこじらせて、夜中に何度もおなか痛くなったり咳き込んだりしてたから。 ベポラッブ塗ってやったりおなかを温めてやったりで寝てないよー。
はぅ・・・ねむい・・。
なかなか起きられないで毛布にくるまっていると、頭の上あたりで ひゅーん・・・くぅぅん・・・ ぴー・・・・・ はひはひはひはひ・・・
いつもはそれで起きるんだけど、今朝は起きられなかったなあ・・・。
そしたら
がつっっっ!!!!
どすっ!!
おでこで頭突きされました。んで、ローリングアタックくらいました。
あー、やっぱりこれは、わかっててやってたのねー。 効果は抜群だよ。。。(TーT)
今、散歩いってきました。 今日は私がお休みなんで、まずは短い散歩。あとでゆっくり行く予定。
おかげでお弁当作りと朝ごはん作りに間に合いました。
便利な目覚まし時計だ。。。 でもちょっと痛い・・・。
2004年11月26日(金) |
第391話 うんちわんわん |
月曜日だったか、仕事が休みの日に昼間散歩したときのことです。 学校休みだったちびたと、行ったことのない公園に行きました。
初めての場所に、興奮して引っ張りっぱなしのノア。 うんざりしてノアの口をがしっと手で包んで説教しました。 「引っ張らない!引っ張ったらおうちに帰るよ!」
ノアは「おうちに帰る」って言う言葉がすごく嫌いです。 やや、若干、少しだけ引っ張らなくなりました。
広い芝生には幼児を連れたお母さんが何人もいて、みんな思い思いに歩いたりおやつを食べたりしていました。 子供と食べ物が好きなノアが、そっちに行かないように気を配りながら歩いていたら、一人の子が駆け寄ってきて、ノアを小さな指で指差して
マーマ!見て!うんちわんわん!
うんちわんわんだよ!
黒いうんちわんわん!おっきいねえ!
・・・・・・。どんなわんわんだよ。(^^;) おかーさん、どんな教え方してんだか。
若いお母さんは苦笑して、こっちに軽く会釈しながら 「たかくん、指差さないよー」 などとたしなめてましたが・・・。
マーマ!ちゃんとみて!みてよぉ!
おっきいうんちわんわん!ほーら!ほーら!マーマ!!
・・・・懐かしいのう。そして、うっさいのう(^^;) 子供は容赦なくエンドレスだよねえ。(笑)
ノアはおとなしくて手間いらずだよ。 「ねえ、ノアちゃ・・・」 話しかけてびっくり。
ノアちゃん背中丸めてウンチョスポーズ。
慌てて手提げからポリ袋@50枚入り148円を取り出して右手にかぶせ、お尻の下に差し出す私。
ぽとぽとぽと・・・。 今日も健康的なウンチョスだね・・・・
「ママ!ママ!みて!ほら!おっきいうんち!
出してる!ほら!出してるよ!
お手々で取ってる!ママ!ママ!!」
・・・・・(^^;)うっさいってば。
・・・・だから勘弁してって。
公園中の視線を集めながら袋越しに手で受け止めたホカホカウンンチョスをきゅきゅっと縛りながら、思わず赤面する如月でした。
ちびたは真っ赤になって100メートルも離れたところで他人の振りしてましたね。ふ。
2004年11月24日(水) |
第390話 これ、もらってもいい? |
朝晩のごはん時の忙しいとき、まあノアはいつものように私にくっついてるわけですよ。 んで、のんびり作っているときはノアがちょっかい出してきたりします。
私の足元をフンフン匂いを嗅いで、キャベツの切れ端やキュウリの転がり落ちたのを拾って食べてたりするわけです。(^^;)
でも私が仕事で遅くなったりお弁当作りに手間取って殺気立ってたりするときは、気配でわかるらしく、少し離れた場所で伏せをしてじーっと眺めてたりするんです。
まあ、邪魔にはならないんだけど、あっちに行ってて欲しいなあ、っていうときもあるわけです。
そんなときは 「ノアちゃん、これやるからリビング行ってなさい。」 といろんなものを手渡してみるんです。
大急ぎで寄って来るノア。
豆腐のパックだったりすると、一旦は咥えるものの、 ぽと・・・とそのまま床に落とすんですな。 豆腐パックは不本意らしい。
「んじゃ、これはどう?」 牛肉が入ってた発泡トレーを渡してみる。 ぱくっ!!
力強く咥えて尻尾を左右にプリプリ振りながらいそいそとリビングに行きますな。そして丁寧に舐めてまた戻ってくる。 きれいになったトレーを持ち帰ってくれれば更に言うこと無しなんだけど、それはない。
しばらくして私がベーコンの袋を開けて脇に置いておくと、ノアは匂いでわかるらしく、立ち上がって覗き込みます。 いきなりその袋を盗んだりはしないんですよ。 叱られるのは過去の経験でわかってるから。
んで、匂いを嗅いで私の顔を見る、を2〜3回繰り返して、じーっと見つめるんです。 (これ、もらっていい?)と聞いてるわけです。
「いいよ、持ってっていいからハウスの中でなめてね。」 というとシュタッ!!とすごい速さで持って行きます。
早回しを見てるように尻尾を左右に振りながらリビングにスタタタタと持っていく。 んで、こっそり後をついて覗くと、バリケンのドアを鼻でくいっと開けて中に入り、「ん゛〜〜〜」と満足そうにうなりながらベーコンの袋を引き裂いては舐め、引き裂いては舐め、をしてる模様。
台所から締め出すのは簡単なんだけど、私はこんな風にしてノアと遊んでたりします。ははは。
2004年11月22日(月) |
第389話 ノアちん、おまたせ! |
この2週間ほど、ちびたの学校のバザーにかかりきりでした。 仕事の合間に学校に駆けつけたり、半日休んで準備したり。
ノアの散歩はいつもと同じか、それ以上に行ってたんですが、ノアはなんだかやさぐれていました。
私が気持ちの上で余裕がなかったり、疲れきって寝てたりしてたものですから、長男や夫が行ける時に頻繁に散歩に連れて行ってくれてたのですが、ノアは納得いかなかったようです。
私が家事をしているときはそばに張り付いて座り込み、掃除して歩いてるときはぴったりとくっついて歩いていました。
私の心がノアに向かってないのに気付いていたんでしょうね。 ひっきりなしに私の顔を見つめて、ほんの少しでも私がぼーっとしてると
(おかあさん・・・おかあさん・・・)
体を寄り添わせてお手をします。 「よしよし、いい子ねえ。」 頭をなでるのですが、なんだか落ち着かず、不満げな様子。
疲れてる私にノアが張り付くのを見かねて長男がプロレスごっこで遊んだりサッカーして相手をしたりしても、帰ってくるとまた私に張り付いて。
私がホットカーペットの上でうつ伏せで眠ってると、ズタボロぬいぐるみのミミちゃんを引きずってきて、隣りでわざと少しずつ噛みちぎって見せたりする。
なんだかイラついてる様子。
やっとバザーが終わってほっとした今日、ゆっくりと散歩に行ってきました。 いつもなら時計を頻繁にチェックして歩くのに、今日は時計を持たずにノアの気が済むまで歩いてきました。
今、ノアは居眠りしています。 久しぶりに私から離れて眠っています。
私の気持ちが落ち着いたので離れることが出来たみたい。
不思議だね。 どこでわかるんだろうね。 私の気持ちがノアに向く余裕がなかったこと。 そしてやっと自分のほうに向いてくれたこと。
お待たせしました、ノアちん。 これからまた、いっぱい遊ぼうね。
2004年11月17日(水) |
第388話 聞いてみたい音 |
お客さんで、猫を2匹と暮らしてらっしゃる方に教えてもらったんですが、猫は蚊を殺すことがあるそうですね。
いえ、ノアもセミとかバッタとかイナゴを殺しますが、あれは殺すというより「食らう」でして・・・。 全然違うなあと思ったのはね・・・。
お客さんとこの猫は5歳と2歳で、5歳のほうが始めて2歳のほうもそれを見ていて学んだらしいのです。
室内をぷぃんぷぃん飛んでいる蚊を見つけると、どこまでもどこまでも追跡していって、壁際まで追い詰めると、あの肉球で蚊を壁に
とんっ!!!
とたたきつけて潰して殺すそうで。 「たまに血を吸ってる蚊だと、肉球の跡が残ってるんですよねぇ。」 とおっしゃってました。
その音も可愛くって聞いてみたいし、仕草も見てみたいなあと。 そしてさらに、その猫たちは、血を吸って重くなってたり、寒くて動きが鈍くなってる蚊だと、後ろ足で立ち上がり、両方の前脚をたたき合わせて蚊を殺すんだそうですよ!!!
うがー。かわいいっ!!!可愛すぎる!!
目はより目になってて、それはそれは真剣で、湿った肉球同士がぺちとかぱちとか言うそうで。
うががー。たまらん。 聞いてみたいー。
仕事しながら「うわあ、かわいいいいいっ!」と思わず叫んでしまったら、お客さんが笑いながら
「あら、おたくのワンちゃんは蚊を捕まえませんか?」 と質問されたんですよ。
で・・・・
「イナゴとかセミは捕まえて食べますけど・・・。家の中で小さい蛾をパクって飲み込んだことはあるかも。」 っていったら、
「・・・・・」
なんかすごく引かれた気配。
『だってそういうやつなんだもーん。 なんていうか猫の繊細な仕草とはかけ離れてるんだもーん。 でもかわいいんだもーん。』
と心で反論しながらも何も言わずににっこり笑った私でした。 はっはっは。
2004年11月15日(月) |
第387話 ボールがないよぉ |
うちから車で2分ぐらいのところに、穴場の公園がある。 数年前に企業から市が買い上げた運動場。
周りをぐるりと塀に囲まれた広場で出入り口は1箇所。 誰もいないときはノアを自由にしてやれる。
多くの学校の部活で使われていて、夕方はほとんど毎日使われてるけど 昼ごはん時や夜は誰もいないことが多い。
ノアもそこではリードを放してもらえるのを知っているので、そこの駐車場に止めると、もう
ぴいいい ぴいいいっと大騒ぎする。
しばらく前からそこにサッカーボールが置き忘れてあった。 それを見つけては 「蹴って!」と私や夫に催促して追いかけて楽しんでいた。
夫が今日の夕方、森林公園に連れて行こうとしたら、ノアは 「こっちです!こっちです!」 と反対側のその運動場に自分から引っ張って入ってったそうな。
夫も誰もいないのでリードを放してやったところ、いつもボールが転がってた場所に一目散に走っていったものの・・・。
なぜかボールがなかったらしい。(笑)
しゅるしゅると尻尾が下がり、困った顔で夫を見上げて鼻を鳴らしたらしい。 「ボールがないねえ。」と話しかけると、広い広いグランドの隅っこばかり、ボールを捜しながら1周したそうな。
どこにもボールがない、サッカーできない、とわかったとたんに元気がなくなり、おとなしくリードにつながれ、トボトボと元気なく帰ってきたらしい。
「あんまりがっかりしたんで、かわいそうになっちゃったよ。」 と夫。
それを聞いていた長男が 「ノアちゃん、サッカーするか?」 と話しかけると、寝てたはずのノアが飛び起きてジャンプして喜んだ。
我が家のサッカーボールを持って出かけること20分。 ゼハーゼハー!!と荒い息でかえってくるやいなやドタっ!!と横たわるノア。
「喜んでた?」と息子に尋ねると 「怖いぐらい張り切ってたよ。」と。^^
今これを書いている夜の10時半、ノアは大イビキで眠っています。
とりあえず今日は満足できる1日だったらしい。 よかったよかった。。。(^−^)v
2004年11月11日(木) |
第386話 新入り参上 |
はじめまして。「ぱもら」だぱも。
僕は『じーらぼ!』の家元が自費製作してくれた「癒し系かいじゅう」ぱも。 このサイトの大ファンの如月さんが、僕の里親になってくれたぱも。
体の中は発泡ビーズがつまってて、かなり心地よいらしいぱも。
里親の如月さんが僕を袋から取り出してくれた瞬間に、黒いヤツが飛び掛ってきたぱも。
↑こいつぱも
如月さんが「だめ!だめって!」と叱ったけど、聞く耳持ってなかったぱも。でかい耳のくせして。
↑いきなり顔を噛まれたぱも
そのあと・・・咥えてぶんぶん振り回されて空中高く放り投げられて、落ちる前にまた噛み付かれたぱも。
ここだけの話、如月さんは (映画『ディープ・ブルー』の中でアザラシをいたぶるシャチみたいだ)と思ったそうだぱも。。。
そんなこと思ってる暇があったら僕を救って欲しかったぱも。
如月さんが追いかけたけど、この黒いヤツは興奮度MAXで僕を咥えて隣の部屋に運び込んで、前脚で押さえつけて腰をぺこぺこしたぱも><
どうやらマウントってやつらしいぱも。 新入りの僕はこいつに順位付けされたらしいぱも。
・・・・・・・・・・。
なんかむかつくぱも。
でも・・・
↑こんなふうに噛まれなかっただけ、ましだったぱも。。。
この黒いヤツには、弟がいるぱも。
そいつはこの家で「ズタボロのぬいぐるみのミミちゃん」とやらを除けば順位が一番下っ端らしいぱも。
悔しいからそいつに腹いせしたぱも。
かぷ
このあとまた僕に向かって黒いやつが飛び掛ってきて、こいつはこのままひっくり返されて涙目だったぱも。
僕にやらせた如月さんがこいつに平謝りしてたぱも。。。。
黒いヤツは10時に寝るので、それまで僕は押入れに入れられてるぱも。 黒いヤツのよだれがついちゃった僕でも、如月さんは
「はぁ〜、癒されるぅ〜」 とご機嫌で僕を枕にして寝てるぱも。
・・・・・・えらい家に里子にだされたぱも。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
家元の文章そっくりになっちゃった。。。。 許してもらえるだろうか。。><
2004年11月09日(火) |
第385話 幸せそうな寝顔 |
寝る前に穴掘りするノア。 ソファーの上でも ブラスチックのバリケンの中でも 私の敷布団の中でも。
がーりがーりがーりがーりがーりがーり(前脚で穴掘り)
くるくるくるくるくる(寝る場所が決まるまで回る)
はたはたはたはた(黒団子になった後で尻尾の先を震わせる)
そして可愛いのがうとうとと眠りだしたあとで、目をつぶったままお口を むにゃむにゃむにゃむにゃ・・・ってやるところ。
満足そうに口をむにゃむにゃするノアの姿を見るのは、すごく幸せな気分。
生まれてから死ぬまで、ノアは人間の管理下にいるわけで。 食べ物・飲み物・健康管理・繁殖まで私の管理下にあるわけで。 一生自立はしない・させてもらえないわけで。
そこが人間の子供とは違うところ。 ノアを1から10まで管理している以上、幸せにしてやるのが私の責任。
人間の子供は自立できるように育てるのが私の責任。 だからあえて失敗するのを黙って見てることもあるけれど。 しんどい思いをさせるのも 子供のためと思うけど。
ノアは一生私のそばにいるから。 ノアには何の選択権もないから。
私が幸せにしてやらないとね。 だから幸せそうな顔をしてるのを見るとほっとするよ。
ノアが幸せなそうな顔してるのは、私の幸せなんだよ。
2004年11月07日(日) |
第384話 あぁもうだめだめ |
昨日は遠くまで出かける用事があって、仕事場に直帰しました。 なので昼の散歩は無しでした。
夫が休みだったので行ってくれたらしいのですが、夜帰ってきたらノアに激しく歓迎されました。
夜の散歩は長男が行ってくれると言ってたのですが。。。。
(おかあさん・・・) 私の横に正座してお手をするノア。
「お兄ちゃんが行ってくれるってよ。」 いつもならそう言えば長男のところに駆けつけるのに、後ろにいる長男を振り返りもしません。
(おかあさん・・・おかあさん・・・) 何度も何度もお手をします。
「だからお兄ちゃんだって。」
(おかあさん・・・)
・・・・・・完璧無視の方向。(^^;)
「仕方ない・・・お母さんが行きますか・・」 そうつぶやくと飛び跳ねて喜びました。
ところがね・・・
田んぼに入ったら、急に濃い霧が出てきたんですよ。 もう、行く先も来た道も見えない。 もちろん街灯なんか1個もないし。
その上、用水路に沿って歩いていたらぴちょん ちゃぽん ぱしゃ って音がずっとついてくる。
鯉なんだろうと思いつつ気持ち悪い。 いつもなら逃げてく鯉が何でついてくるんだろう、と。。
そんな時に突然思い出しちゃいました。 「百鬼夜行抄」の話。
いまだに縦棺に遺体をしまう風習のある地方では、死後硬直が始まる前に縄をかけて桶のような縦棺に納めるらしいんだけど、あるとき主人公の男の子がその通夜につき合わされると。。。。
「首が痛てえんだよ、縄を緩めてくれないかなあ。。」と亡くなったはずのおじいさんがありえない角度に首を曲げて縄をかけられた姿で、茶碗酒を飲みつつ通夜の仲間入りしてたって言う話。。。
「だーーっ!!ノアちゃん、帰るから!」 いきなり来た道を戻ろうとすると、ノアは
(なんで!?もう!??)と納得いかない様子。 しばらくお互いの顔を見合わせてたら、またしてもぴちょん ぽちゃん ぱしゃっ と水の音が近づいてくる。
あぁーもうーだめだめだめだめ。帰る帰る帰るからおかーさんもうだめだから帰るから!今すぐ帰る今帰る。。。だーーーーっ!(涙目)
するとノアは私がいきなり慌てだしたので、なんかあったのかと思ったらしく、大急ぎで私に張り付いて帰ってきました。
すまぬ、ノア。
ノアと一緒なら夜中に公園行くのも怖くないんだけど、夕べばかりは怖くてだめだったわ・・。
長男のこと、さんざん小心者ってからかったけど、やっぱりアレ読んでからの散歩は怖いわ。。。
2004年11月05日(金) |
第383話 お医者さんに聞いてきたよ |
さて、先週の土曜日に腹をくくって動物病院にいってうっちゃりをくらってきたわけですが。
ご夫婦ふたりで経営されているその病院は、今、重症・重病の患者が相次いでいるそうです。
「今は抗生剤が効いてますから、もう少し後にしていただけるとありがたい」ということでした。
「いつぐらいになりますか?」 「実は今、歯科治療の新しい機材を注文しているんですが、それが使えると麻酔時間が短縮できるんですよ。 できればそれが来るまでお待ちいただけますか?」
そりゃ待ちまっせー。 麻酔時間が少ないほうがいいだろうし。
私「でも、3週間も抗生剤を飲ませることになりますが、アレルギーとかの心配はありませんか? うちの(人間の)子供たちは抗生剤を飲ませると、盛大に吐いたり全身に薬疹が出たりするんですが。」
医「犬のアレルギーは、人間と全く同じ仕組みで起きますから、人間で起きることは犬でも起きます。 ただ、もう1週間も薬を飲んでいて問題ないのなら、その薬に関しては大丈夫です。」
医「ノアちゃんは既に歯髄の中に菌が入ってしまってるので薬をやめれば最悪1週間ぐらいで再発することもありえます。 1年2年と再発しない子もいますから、そこはなんとも言えませんが。」
医「それと・・・。全身麻酔で使う薬に関しても99パーセントは大丈夫ですが、ごくまれにアレルギーを起こす犬がいます。 100パーセントとは言えませんが、少なくとも僕は見たことが無いです。1件だけ聞いたことがあるだけです。」
先生、正直にお話してくれてありがとう。 心配だけど、先生の真摯な態度は、ノアを安心してお任せできるものでした。 (若くて経験が少なさそうだなあ)という不安を払拭してくれる誠実なお話し振り、態度でした。
ということで、ノアの抜歯は先生の注文した機材がアメリカから届くのを待って行われることになりました。
はー・・・。 はやく気持ちの上ですっきりしたい・・・。
2004年11月02日(火) |
第382話 びっくりな話 |
しばらく前、近所の電柱に「訪ね犬」の張り紙がありました。 いなくなったのは外飼いの柴犬でした。
そのころ夜の雷雨が続いていて、怯えた外の犬が何匹か必死の力で柵を乗り越えたり、首輪抜けしたりして脱走したらしいんですよ。
まあ、翌日とかにはみんな帰ってきてたんですが、1頭だけ帰ってこなくて。 張り紙したり各所に連絡したりと、そのご主人は心配していました。
そしたら10日もたった頃にご近所のかたが、遠くまで足を伸ばして散歩していて、いなくなった芝犬とよく似た柴犬を見つけたそうです。
「どこそこに、お宅の柴犬そっくりなのがつながれているけど、あれ、お宅の犬じゃなかろうか」と教えてあげたらしい。
ご主人が急いで見に行ったら、農家の倉庫前につながれてたのは、まさにわが愛犬だったそうです。
倉庫の前につないでいた人がどういう経路でその柴犬を見つけたかはわからないんですが、迷い犬だと思って自分ところで世話していたらしいんですよ・・・。
そしてこの時期、作物泥棒が横行するのでその見張り番につないでいたらしいんですよ。
こういうこともあるんだなあと。 すごくびっくりしました。
柴犬を見つけてつないでいた人に悪意があったわけではなくて、積極的に問い合わせをしたり本当の飼い主を探したりはしなかったってことなんでしょうが。
「迷子の犬がいたから連れてきた。」 「犬だからつないで番犬させた。」 そういうことだと思うんです。
これ、30年前だったら、ありえる話かなあと。 しかし現在の話なんでびっくりです。 柴犬を見つけてつないで世話をしていたのは年配の方だったそうです。
その柴犬は、10日の間にだいぶやつれていて、無事帰宅した後も散歩に出るのを嫌がるようになったそうです。 よっぽど不安で心細かったんでしょうね。 柴犬は飼い主への忠誠心が強いっていいますしね。
で。。。。
ノアだったらどうなんだろう。 ノアが何かにすごく驚いて、散歩の途中で私を振り切って走って迷子になったとして・・・・
さ迷ってる黒い犬に声をかけるような、犬好きの誰かに声をかけられたら、・・・・
尻尾ブンブンで頭丸くして飛びついて、そして食べ物のかけらでも貰おうもんなら、ウハウハでリードを引かれるままに付いていく様な気がするんですけど。。。。
まあ、楽天家のノアだって外の倉庫の前につながれて10日間見張り番させられたら、やつれるか・・・。
あ、話がそれたわ。。。
「犬と暮らす」「犬を大事にする」ってことに関して、人によって天と地ほどもとらえ方が違うんだと、しみじみ思った出来事でした。
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