「にこにこばかりもしてられない。」
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2001年11月29日(木) |
たすけてー!サポートセンター! |
メーラーを立ち上げると、警告画面が出た。
わぁ! 初警告だ!
えと、受信トレイに。 ワーム。バッドトランスB。 ・・・・・・? 放置しました????
えええええっ??? 放置??放置??放置っていいの??? どどどどどどどぉしよぉーー!
で、ででで電話だ、電話。 サポートセンターに電話だ。
「ハイ。」 「こんばんわー。今いいですかー。」 「いいですよー。」 「たたたたすけてっ!ウィルスさんが来たっ!」 「わははははっ。」
電話をしたのは職業欄に 「自営業・コンピュータ関係」と書く兄(仮)だ。
「ででででたのっ!」 「出ましたか。」
まいた種から芽が出たかのような、のほほんとした物言いだ。
「何が出ましたか?」 「け、警告画面が。初警告なんです。」 「・・それはそれは。おめでとうございます。」 「あ、ありがとうございます。」
なごむところだった。
「メーラー立ち上げたら、受信トレイに、ウィルスがあるけど 放置したって。放置!放置ってーー!! 見つけたけどほっといてあるわよん♪ってなんかせせら笑ってるんです!」 「警告画面が?」 「ウン。」
サポートセンターさまは、 喉の奥で笑ってから、削除の仕方を教えてくれて、 ついでに、ワームの悪さの仕方や、 ウィルスバスター君のアップデートを きちんとすることなどをビシビシご指示なさった。
「こ、これでもういいの?」 「いいです。心配やったら、全ファイル検索をかけてみ。」 「はーい。ありがとうございましたー。」 「ハイハイー。」
いやぁ。 持つべきものはサポートセンターです。 くっくっくって笑われるけどね。
風邪が猛アタックをかけてきた。 だめだ。 声がまったく出ん。 座ったら立ち上がれん。 ええい、寝てしまえ。
目が覚める。 腕がしびれて痛い。 腕の感覚がやっと戻ってきたので 手をついて起き上がる。 わ。 頭、痛い。 誰か、殴った??
ボンヤリ天井を見つめていたら 気になっていたけど、ほうっておいたことが 突然リストになって頭の中に降ってきた。
ちきしょ。 負荷かけすぎだっての!神サマってば!
洗濯機くん搬入である。
あ。 入らない。 ドアにつかえて入らない。 ドアをはずしてぎりぎりセーフ。 ガツン!と今まで3.6キロくんのいたところに 7.5キロくんがお坐りあそばした。
おー。えらそうだぁ。
さっそく、2日半分の洗濯物を洗ってみましょう。
なんと、この洗濯機くんは、洗濯物量を測って、 それに応じた石鹸量を指定するという。 ひじょーに高圧的だ。
やってみよう。 いつもの我が家の一回分を洗濯層に入れる。 む。 洗濯層の半分にもならない。 もう一回分入れてみる。 こ、これ以上は無理だろう?
ふたを閉めてスイッチを押す。 ピピピピピピピピ・・・・・・ピ!
・・・・・! 洗剤量メーターの、半分以下のところでランプがストップ。 「ま、この程度の洗濯物じゃ、ハッキリ言って、物足りないですね、奥さん。」 と、洗濯機くんが言っている。
しからば! 第2戦目にバスタオルを山盛り投入! もう、洗濯層からはあふれそうだ。どう?これで?
ピピピピピピ・・・・・・ピ! 「は〜。奥さん、正直言って、ボクはガッカリしましたよ。」
ガ〜〜〜ン!
我が家の2日分の洗濯物を、 たったの2回で洗いきってしまった。
(いやほんとは、もう1回洗いたかったんだけどね。 干すとこなくなっちゃって。)
だー。 完敗だ。
ふつつかものですが、どうぞよろしくお願いいたします。
毎日それなりにたのしくやってるんだけど、 ちょっと、ちがうなぁと、 思ってしまうわがままな自分に ゲンコツ。
今より甘い水なんかを 求めてるわけじゃない。
今より甘い水なんか あるわけない。 きっと。
甘くなくていい。 自分にとって、おいしい水。 のどの渇きがおさまる水。
その一滴のためになら、なんでもできる。
どうして、ここにないと思うんだろう。 ここにあるのでいいじゃない。 これ飲んでたらいいじゃない。
やっぱりちょっと、ちがうんだよなぁ。
わがままな自分に、ゲンコツ。
洗濯機君が、焦げ臭い。
あ。 脱水できてない。 ついにモーターがイカレたとみえる。
「ヒゲくーん、洗濯機が壊れたよー。」
「ぬわにぃっ!」
さぁ、それからがたいへん。 彼は水を入れたり出したり、 ひっくり返して底を眺めたり、 洗濯層の上の部分を分解してみたり、 パイプスルーをどぼどぼひとびん注ぎ込んでみたり、 うららかに晴れた日曜の午前中を闘い続けた。
テキはもう死んでるのに。
「ああっ!!もうっスシでもとろうかっっ!!」 と、ようやくあきらめたので、 午後から洗濯機を買いに行った。
おお。憧れの7キロ洗濯機。 3.6キロを5回回す毎日ともおさらばだ!イエー!
?なあに?ヒゲ君? 「きゃおちゃん!これ安いで!29,800円!」 「4.5キロやん。」 「ええやん!これで充分やん!」 「………900グラムアップですか。」 「………うん……。」 「いやじゃっ。」 風邪が悪化しておりまして、いささか機嫌がわるうございます。(微笑)
心に7キロ以上と決めている。 この先大人5人分の洗濯をこなすのに、 頼りない相棒は足手まといだ。
乾燥機つき洗濯機にもココロ惹かれるが、 ヒゲ君が「まだだめだ」という。 そーお? うーん。じゃあ、洗濯専用機にしようか。
7.5キロ 64,800円というのを見つける。 見たところ8万円クラスのインバータ機と、大差ない。 先月新型機が出て、バージョンが落ちたので安くなってるそうだ。
46,800円・6キロのインバータじゃない洗濯機に へばりついているヒゲ君が、異議を申し立てる。
「こっち!」 「音うるさいからイヤ。」 「こっちでいいって!」 「風呂水ホースついてないからイヤ。」
売り場担当のお姉さんが、 「今は風呂水はどうされてるんですか?」 「バケツでザッパー!床ビチョビチョ!です。」
にこやかにふたりでヒゲ君を見下ろす。 「……こっちですね。」 「はい。」
ヒゲ君最後の抵抗。 「シャープじゃなきゃヤダ!」(←家電はシャープと決めているらしい。)
ほほほ。 シャープです。
「どうするぅ〜?」
買うと決めているのに一応最後は決めさせてあげるのが、 いいとこだね!おっかさん!
「じゃ、じゃあ、これ。」
7.5キロ ダイレクトドライブ・インバータ機能 風呂水ホースつき 全自動洗濯機。 5000円引きの59,800円でお買い上げ。
お金を払っていると、 新しい加湿器も買うてよう〜!とうるさかったので、 それも買いました。
火曜日搬入。それまで洗濯ためとこーっと。
夜8時より 「第一回 子供達の通学路を改善する会 懇談会」 が行われた。
子供達をパパ達に見てもらい、 参集したメンバーにより、 まず、実際に夕方6時に歩いて見ての感想、 その際、気がついた問題点の提起、 調査の方法と、関係者への働きかけとネゴ、 今後の活動の方針などが活発に話し合われた後、
「ソリマチくんは、ダメになってしまった。」 「キムタクは、別れて一皮むける。」
などが、一同合意のもと確認された。
懇談会場を移して、 生春巻きのタレについての吟味、 サラダの生野菜の鮮度についての評価、 カクテルのお味の濃い薄い、 などについて、 さらーに活発に話し合われた後、0時に解散となった。
集まった場所がそもそもBARだというのが、 懇談会じゃないってか。
ヒゲ君が今日は私服でちょっと仕事に出かけるのだそうだ。 朝風呂上がりに、 「着替え持ってきて〜〜。」
33インチのリーバイスを出しておいたら、 哀しい顔で 「・・・・・・・・これなぁ。きついねん。」
ハ?
ボクは冬になるとパッチをはくから 作業ズボンが苦しいんだっていってたじゃないか。 信じてた私がバカだったのか?
太平洋プレートがフィリピン海プレートに沈みこむのだって 年に数ミリである。
それなのに、 毎シーズン3センチずつのスケールアップとは、どういうことだ?
しかたがないので、88センチのズボンを買いに行きました。
2001年11月22日(木) |
靴下を履かせる妻その後。 |
オトコという生き物は
「つけあがる」
ということを知る。
パンツは自分ではいてください。
さらに、
オトコという生き物は
「勘違いしまくり」
なのだということも知る。
「愛してほしい」=「ケツをなでまわしてほしい」ではない。
とほほのほ。 なんとかならんのか。
ヒゲ君が東京に出張である。
会社支給の携帯が、やっとiモードになったので、 帰りの乗換え案内を調べてメールしてくれと言って出かけていった。
パソコンで調べて、メールする。
・……返事が来ない。 よかったのかな。
夕方、ヒゲ君からメール。 「今乗った」
「おつかれさまー。じゃあ到着10時30分くらいね。ごはん食べた?」と返信。
「今食べる弁当スパイシイ焼き肉弁当」と返事がきた。
そうか、じゃあ、ごはん要らないなと思って、テレビのニュースをつけたら、
狂牛病。
メールしないでおこうっと。
今更ながら、 夫に私を愛してほしいなと思っています。
子供の母親だけじゃ、わたし、つまんない。 せっかくいい女になっても、 愛してもらえないんだったら、つまんない。
でもね。 きっと、今でも 彼は彼なりに私を愛してくれてるんだと思うし、 もっと、もっとって、 せがんでばかりじゃいけないんだろうな。
もっと、もっと、 私があなたを大事にしなくちゃな。
小さなことから始めてみよう。
そう思って、 今朝は、 靴下をはかせてあげました。
(……チガウ????笑)
今度結婚するときは
好き嫌いのない人と
結婚したいと思います。
食えよー野菜ー、 残すなよー魚ー。
風邪もだましだましで、はや3日。 体が、結構ばてている。 起きられなかったらいやなので、 わざわざパジャマの下につけたブラジャーに 携帯をはさんで寝る。 2時にアラームだ。 いやでもブルブルで起きる。
そこまでする価値がありました。
獅子の背中から、ひしゃくに、 獅子のたてがみからオリオンの肩先に、 獅子の前足からシリウスに向かって、 明るく尾をひいて空いっぱいに星が飛び散る。
天の真上にあがった獅子座から、 世界を覆う傘のように星が降る。
みんな、見ろ。 暗い地上で ひとりで 見上げろ。
帰り道 自分だけの神さまに なにかを祈りたくなる小さな自分を 感じてほしい。
だるいので早く寝る。 そして、2時に起きる。
裏ボアのベンチウォーマーを着て、 手袋をして、 田んぼに行く。
おお。 しし座、でかいなあ。
あら。 ピークは明日だけど、 結構流れてる。
ふふふ。 ここ、暗くていいわ。 あんまり暗くてどぶに落ちそうだったわ。 明日はここで決まりね。ふふ。
2001年11月16日(金) |
アホが風邪をひくと、もっとアホになる。 |
ノドに来た。 咳払いすると余計にのどの奥がざらつく。 ふらふらするのは熱が上がってきたせいか。 でもここで、座ったり横になったりすると、 きっともう立てない。
掃除も洗濯も片付けも 布団干しも便器磨きも 床の雑巾がけも玄関のたたきの掃除も 花の水やりも燃えないゴミを出しにいくのも みんな済ませてからでないと 寝込んでなんかいられない。
風邪をひくと いつも頑張りすぎる。
「アホ」である。
声を聞いて、 ほんとに会いたかったと思う。 心配で、心配で。 明るい声だが、 涙ぐむ電話。
私は魔法は使えないんだけれど、 おまじないはできるのだ。
直接手を触れてしてあげたかったおまじない。 かなわないから、 お守りにこめておくのだ。
心がほわっと軽く、暖かくなりますように。
朝からたくさんしなくてはいけないことがあるのに やる気が起きない。 このままでは、晩御飯に出前を取って一日を終えてしまいそうだ。
今日はご近所の子供を預かる日なので、 ちょうどいいや、と、 ご飯会にしてしまった。
子供五人。 ホットプレートを出して、わいわい食べる。 ケーキまで作った。
こういうのを、壊れ気味とか言うのかも。
ここのところ、ヒゲ君の帰りが遅い。 起きて待ってようと思うのに、寝てしまう。
お風呂に入って、 布団で子供を寝かしつけて、 ・………。 一緒に寝てしまう。
大の大人が9時に寝てちゃダメでしょう!普通!
と思って、 ご飯を食べなかったり、 お風呂に入らなかったり、 パジャマに着替えなかったり、 絶対見たいビデオを借りてきたり、 いろいろ工夫する。
でも、だめだぁ。 寝てしまう。 ものすごく寝つきがよい。 寝起きもよいので、9時に寝て3時に目が覚める。
9時までに帰って来て!とお願いしてみた。 「ボクだって帰って来たいけど仕事がすんごいんやもん。 行ったら帰ってこられへん。」
じゃ、もう、仕事いかんとって!とお願いしてみた。 「あほいえ。」
しょうがない。 寝てても起こして!とお願いした。 「・・・・・・いっつも起こしてるよう!」
えっ! うそ。
「すんごくいやそうな顔して、起きてくれへん。」
あらまあ。 じゃあ、二回起こして。時間差で。わかった?? 絶対起こしてよっ 私最近ヒゲ君とゆっくりアホ話してへんやん。 「うん、じゃあやってみる。」
朝、何で起こしてくれへんかったのよう!!と、言ったら、 「起きひんかったやん!!」と、怒られた。 怒らなくてもいいじゃないか。 怒らずに起こしてくれよぅ。
誕生日が来ると、流星群もやってくる。 毎年誕生日プレゼントだと思って、夜明けに星を見に行く。 しし座から誕生日のプレゼント。
去年は天文誌だけじゃなくてマスコミが大騒ぎしていたので、 すごいのかなと思っていたけど、 5分に1個流れるくらいで、星が降るほどではなかった。 コーヒーを飲みながら田んぼの真ん中で星を見上げていたら 犬に嗅がれた。
あの冬の夜の冷たい空気がわりと好きだ。 真っ暗で、静かで、冷たい時間。 怖がりの、さみしがりのくせに、 星空を見るのはちっとも怖くない。 星空を見る楽しさを教えてもらってよかった、と思う。
冬の始まりのしし座流星群、 キン、と冷えた空を見に行こう。
2001年11月11日(日) |
寒くなってきました。 |
さむ。
アフガニスタンは寒かろうなあ。 ああ、たまらん。 かわいそうでたまらん。 冬が来るのに、あんな寒そうな格好で。
んー、と。
古着を集めてるモスクがあったなぁ。 でも、日本の古着でいいのかしら。 めちゃめちゃさむいんと違うのかなぁ 布団もいるよなぁ。 うちのコタツ布団おくろうかなぁ。
あー。そうだ。
難民キャンプに、足踏みミシン持って行くのはどうだろう。 で、届いた古着を、アフガニスタンの人が気に入るような防寒着に、縫い直すの。 ホラ、教義とか、その人の好みとか、体型とか、生活習慣とかあるから、 そういうメンテっていると思うの。 足踏みだから、電気要らないし。 いきなりひとりNPO。 「おっちゃん、帽子に裏ボアつけたろ!」とか、 「奥さん、ソレの下に、ズボンはいたら?ウエストにゴム入れたげるわ!」とか。
うん。 いいかもしれない。 こういうわかりやすいことが私の性にあっている。
モックンとミーとヒゲ君が反対。 マルはついて行くって。 ちきしょ。だめかー。
2001年11月10日(土) |
はぴばーすでい・わたし |
0時ちょうどに、お誕生日おめでとう!のメッセージって、嬉しいわよね! 彼にしてもらったことってある? ふふ。 もう、なんでもみんなあげちゃう♪気分になっちゃうのよね。
今日ね、お誕生日だったの。私。
でね、 ヒゲ君今日USJに行くことになってて、 ゆうべ、その用意をしてたら、日付が変わったの!
「きゃおちゃん!」
え。 まさか。 どきどきどきどき。
「USJのさぁー、攻略サイトみたいなのってないんかなぁ! 何から乗ったらいいとおもう????」
・・・・・・・・・・ジュラシックパークに行って、 Eパスもらってから、バックドラフト。 Eパス待ち時間に、モンスターライブだってさ・・・・・。
だから、「そっかー!」じゃないだろ、おいっ!
母親は、子供のことになると沸点が下がる。 普段、100℃を越えても煮えたぎらないひとでも、 我が子が絡むと、30℃でも沸点を超えてくる。キレる。
キレて、余計なことを言う。
子供同士のいさかいに、母親が口を出すと、傷つくのは、母親同士だ。 子を傷つけられた母親の心には、鬼が棲む。 つまらないことがきっかけとなって、鬼を飼う。
そう。つまらないこと。 でも、そうは思えない。母親だから、そうは思えない。
いつまでも、鬼を心に飼っているのはイヤだ。 人を憎んで生きるのはイヤだ。
封印したり、忘れたりする方法もある。 でも、それは鬼退治にならない。 鬼は出て行かずに自分のこころの闇に棲む。
時間はかかるけれど、 退治する方法は、「許す」ことだ。 許せないことを、許すことだ。 許すために、拒否しないことだ。 拒否せずに、知ることだ。 私、そう思う。
友達とそんな話をした。
許容範囲の広い彼女にも、今、鬼が棲んでいる。 鬼を飼うと、顔に出る。醜くなる。 彼女が言う。 「醜くなりたくなければ、自分が今の自分を越えるしかないよな。」
うん。 先は長いね。
用事があって裏の美容室に行ったら、 ナミちゃんがちょこんとイスに座っていた。
マルを見て、ナミちゃん、大喜び。 「あらぁ!かわいいねぇ。おいでおいで。」
マル、ケープから出ているシワシワの小さいおばあさんの顔にビビル。
「コワイ?怖くないよぅ、ナミちゃんだよぅ。ナミちゃん、79歳だよぅ!」
声がでかい。 耳が遠いのだそうだ。 足も弱いので、予約が入ると車で先生本人が迎えに行って 店につれてきてカットして、また送っていく。
「ナーミーちゃん。ナミちゃん怖くないよぅ。」 ひきつるマルに、ナミちゃん、歌を歌ってくれた。
「♪ナ〜ミちゃんたらギッチョンチョンで、パ〜イのパ〜イのパ〜イィ!」
余計にこわばるマルを抱き上げて、 ナミちゃんのそばに立つ。
ナミちゃんがごそごそとケープのしたから手を出した。
外側に曲がった指。 爪も曲がってる。 シワだらけで、枯れてて、たくさんのシミのついた小さな手。 マルの頭をなでようと、手を伸ばす。 開いたままうまく握れないてのひら。
マルは怖がってしまった。
マルを怖がらせたと、ナミちゃんが手を引っ込めようとする。
「おばあちゃん、さわらせて。」 ナミちゃんの手を握る。 ナミちゃんの、冷たいシワだらけの手の甲をもう片方の手で何度もさする。 「おばあちゃん、働きもんの手だね。」
おばあちゃんの手を、嬉しそうになでている私を、マルがじっと見てる。 ナミちゃんがマルに笑いかける。 マルも、照れながら笑い返す。
「おばあちゃん、私もおばあちゃんみたいな働きもんになれますように。」 といって、ナミちゃんの手を離した。
ナミちゃんは、 私のことをなでてくれた。
2度目のゴールド免許。自慢。
でもって、初めて、免許センターてとこにいってみることにした。 一度も来たことないとこだよう! 3車線もあるとこ曲がるの怖いよう! 看板がわかりにくいよう! うわあん!山奥だよう!
がんばった。 がんばって行った。
帰りにパン屋に寄ったら、 パン屋の親方が、 「何で?青免許?」 「ゴールド〜♪」 「……ゴールドやったら、そこの警察で即交付になったのに……。」
う!そ!
悔しくて、カレーパン、ヤケ食い。
2001年11月06日(火) |
「母親」というポジションを捨ててから見ろ。 |
子供のことで、 親が要らない口をはさむものじゃない。
子供の社会は、子供のものだ。 未熟だろうが、己の子が、強かろうが、弱かろうが、 子供の社会に、大人が割り込んでいくのは、 原則として反則だ。
そう思う。
子供は、小さな個人だ。 母親は、子離れを学ぼう。
母親としてではなく、 対等な個人として、子供と向き合え。
そしたらきっと、 「母親のエゴ」が見えてくる。
そう思う。
「母親なんだから当たり前」で、子供を傷つけるな。
私の一眼レフがどこに行ったかわからない。 キャノンのFTとAE1。
ヒゲ君、知らない?
「知ってるよ。僕のアルミケースに入れて屋根裏に上げたよ。」
見つからないはずだー。 ヒゲ君の重たいカメラボックスを降ろして中を開ける。 あった。 ありがとねー。乾燥剤まで入れてくれてあるー。
「どうすんの。」
うん、写真はやっぱり、一眼レフで撮るのがきれいだなぁと思ってさ。 また、ちゃんとこれで撮ろうかなぁと思ってさ。
AE1は、電池切れで、露出計が動かない。 FTは、マニュアルで動く。 FTで、24枚撮り1本撮ってみた。
うーん。 オーバーホールだな。
2台一度にオーバーホールはつらいので、 FTを出すことにした。
おじいちゃんの形見わけに何が欲しい?と聞かれて、 小学2年生の私は、これをもらった。 ちゃんと使えるようになるまで、おばあちゃんに預かってもらって、 中学からちょこちょこ使い始めた。
持ち重りのする、古いカメラ。 大好きなこのマニュアル機に、もう一度、ご活躍願おう。
ヒゲ君が、回転寿司をご所望。
どうも回転寿司は慣れない。
おすしはお客さんがきたときにとるものだった。 おすし屋さんが出前を持ってくる。 大きな塗りの桶に大人の盛り合わせ。 小さな桶がひとつ別にある。
おじいちゃんとお客さんの分を客間に運ぶ。 お茶をお出しして、奥に引っ込んで、 おばあちゃんと二人で台所のテーブルで、食べるお寿司。 小さな桶はわたし用。 中はワサビの入ってないカッパ巻きとおしんこ巻き。 おばあちゃんの桶からエビだけもらう。 私にとってのお寿司は、ずっとカッパ巻きだった。
回転寿司は、忙しい。 なんだかずっとくるくる回るのを見てないといけない気がして、どきどきする。 お皿の色だってどれが高いんでどれが安いんだかよくわからない。びくびくする。
くるくるくるくる。 あ。 カッパ巻き・・・・・・・。
ぱく。ぽりぽりもぐもぐ。 おいし。
「遠慮せんと、食べや。」 うん。 遠慮してるわけじゃないんだよ。 慣れないから、安心したいだけなんだよ。
・・・・・・遠慮したわけじゃないんだけど、私に勘定渡すの、ずるいんじゃないか?
2001年11月03日(土) |
マダム文庫が回ってきた。 |
昨日のお昼に、裏のしーちゃんが、 「きゃおちゃん!これ、読みなさいっ!」 と27冊まとめてもってきてくれた。 『天は赤い河のほとり』と言う少女マンガだ。 「ごめんな!おそなって!もう、何度も読み返してメロメロよう!」
ご近所マダムスの間で「マンガ・ブーム」なのである。 5、6軒で、手持ちのマンガを回覧しているのだ。
今、回ってるのが、 『天は赤い河のほとり』 『花より男子』 『犬夜叉』 『名探偵コナン』 『王家の紋章』
どれもこれも、30冊前後の束で回ってくる。
うー。 週末に回ってくるなんてぇ。 土日なんて、ゆっくり読めないじゃないかぁ〜。
よしっ。 今日のうちに読んじゃえっ。
洗濯物は明日たたもう! 部屋の片付けも明日の朝しよう! 晩ご飯は、おにぎりと照り焼きでごまかしとこう!
ハイハイ、好きなだけテレビ見なさいよ〜。 お風呂、入りなさ〜い。バブ?入れてもいいよ〜。 風呂上りのアイス?どうぞぉ〜。 ハミガキ?別にいいよ〜しなくても〜。 テレビ見ながら寝てもいいよ〜。おやすみぃ〜。
読み終えた。ほわほわ〜。
正気に戻って、あたりを見回すと、どの部屋もどえらい荒れようだ。
で、ツケの回ってきた土曜日になった。しゅん。
2001年11月02日(金) |
まだ使えると思うよ。私。 |
育児サークルママはガラではないが、 イベントスタッフには、適任です。ワタクシ。
この間、この先生のイベント手伝ってて、 先生が1人で企画、演出、営業、制作、運営、出演を、 ハヒハヒしながらやってるの見て、 営業、制作、運営をワシにやらせてみなはれ!と思った。 そしたら、もっと、先生、自由に飛べるはずだぁ。
上司に昔、言われた。 「タレントさんは、大事に扱わないといけないよ。」
うん。 そうですね。 チーフ、 もっと大事に扱われていいはずのいいタレントさんを見つけてしまいました。
ちょっと、コシ入れて、お手伝いしようかと思っています。
ワタクシ今月お誕生日なのだけれど、ちょうど当日にヒゲ君がいない。 何でも、USJに行くそうな。 商工会議所の親睦会だそうな。
そうかそうか。 それも、ある意味プレゼントだね。 日曜日だし、朝から弁当持って遊びに行って 帰りにケーキ買って、夜はピザでもとって、 一日遊び暮らそうかなぁ!
と、思っていたら、プレゼントがあるとか言う。
期待してはいけません。 今までに彼からもらったプレゼントは、 てめー!夫からのプレゼントじゃなかったら、バザーに出しちゃうぞ! てなものばかり。
たとえば、「土鍋」。 くれるか?普通?誕生日に。それもそこのスーパーで買ってきたやつ。
それから、「黄色い財布」。 通販で買った例のヤツだったら、その場でゴミ箱行きだったが、 残念ながら、デパートで買ったらしい。もらいもののデパート券で。 デパート券が欲しかった。
とにかく、そういう「どーしてこれなんだー!!」なプレゼントしかくれない。 もしくは、「たまたまもらったから、あげる。」(横流し) もしくは、「なんにもくれない」。
いったい何をくれるっていうんだろう!!
私がみけんにしわを寄せているのに気がついて、ヤツは言った。
「ホテルのディナーとか、どうかなぁ?」
・・・・・・・・幻聴だ。たぶん。
「はぁ????」 「ホテルでお食事。」 「さては、商工会議所でチケットでも売りつけられたなぁ?」 「いやー、そういうわけじゃなくってー。」 どういうつもりなんだ? 「そろそろ、そーいうのもいいかなぁって。」
喜ぶべきところですが、 あまりに今まで冷遇されてきたので喜べません。 アヤシイです。オカシイです。 夜のホテルゴハンだよ? 「うちでお好み焼きパーティーしよう!きゃおちゃん焼いてナ!」 って、いつも主賓に平気で言う人だよ?
ああ、神さま! やっと、夫が心を入れ替えてくれました! 私にも、やっとしあわせがっ!!
「あーでも、子供たち夜じゃないほうがいいかぁ。ランチにしようかぁ。 モックン、保育園児料金でだめかなぁ。」
・………。
バ。
「バイキング」かいっ!
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