a fish called datsu -だつという名の魚-
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2009年01月18日(日) 本当にハマる池上永一

 最近、池上永一の本にはまっています。この人の本を読むと、真冬の北海道では分泌されないような脳内物質が勝手に分泌される感じです。外は吹雪でも、見たこともない沖縄の首里城の城内とか、白い砂浜が目に浮かぶようです。
 中でも、最近読んだ『テンペスト』は幕末の琉球王朝を舞台に有能な宦官(として働く男装の麗人)が活躍する物語なのですが、巧みに実在の人物を織り交ぜて(特にベッテルハイムが実在するというのにはビックリした)本当に一気に読ませます。琉球の外交のあり方とかを近代東アジア史の中で考えると、それは確かに無くなってしまうだろうなとは思うけど、ずっと読み進めるうちに何時か沖縄は独立してしまってもおかしくないかもと思えるようになってきました。とか難しいことを書いてみたけど、宝塚映えのしそうな小説でもあるので、舞台化してみたら面白いかも知れない。


2009年01月11日(日) おしゃれって何だぜ?

 私にはおしゃれという概念が薄い。
 もともと整理整頓がもの凄く苦手で清潔感も薄い私だが、おしゃれもその辺にあるものを適当に着ている状態だ。大体、おしゃれとか服のセンスがいいってどういうことを言うのかが実は分からない。ファッション誌だって若い年齢層向けの場合はこんな服を着たら体型がカバーされるとか書いてくれるけど、もうこの年向けになったらわざわざ親切にそんなことを書いてくれるわけではない。また、ファッション誌って過剰に「モテ」とか「愛され○○(アイテム名)」を重視しすぎ。ライターや編集部は軽い気持ちで書いてるのだろうが、あまりモテについて考えたくない当方にはとてもウザい。
 それから私の実家は洋服屋で子供の頃から自分の家で服をまかなってきたが、いかんせん、田舎のおばあさん向けの服屋なため、好みで年相応の服があまり手に入らなかった。そのくせ、よそで服を買うとひどく怒られたものだった。なので、よそに服を買いに出かけること自体がとても苦手で、おしゃれに対してコンプレックスがある。本当におしゃれって何だ?と思っている。
 ついでに男性でとてもおしゃれな人を見ると、先ずその人はゲイだと思ってしまう。人によってゲイでもおしゃれとは限らないだろうが、ついついそういう目で見てしまう。ステレオタイプとはげに恐るべし。


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