徒然なるままに・・・



MIDI素材は “My Favorite Tastes!” クリップアート素材は から頂きました。。

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2006年06月05日(月) 心の病

心療内科の処方箋を多く受けている薬局に勤務している
軽度なひと、重度な人、いろんな人がやってくる

1日3回で十分効くのに、不安にかられると
何度も服用してしまう高校生
1週間で3週分の薬を飲んでしまっていたり・・・

来局時はすごく明るくて、心療内科にかかっている理由が
わからないような女性
なのに、すんごい量の薬がでている
たまたま足らない薬があり配達にうかがうと
そこには薬局で会っている女性とは、別人のように
すさみきった形相だったり・・・

頓服の薬の注釈が「幻覚時」
幻覚ってどんなんだろう・・・
電車に乗れない 乗ると不安で耐えられないとか・・・

いわゆる健常人である私にはわからないことだらけ

心の病など、その人の心の持ちよう
気持ちが弱いからだ 根性がない 気合いがたらん
以前はよくそんなことが言われたが
どうもそんなもんではないのが、最近の事情だ

と、実は理解に苦しむことも多い私に事件が起こった

電車に乗っていた
女子高生がピーチクパーチクうるさい!とか
オバハンが大声でしゃべりまくって迷惑だとか
ムカつくことなんぞは日常茶飯事だ

しかし、その日は違った

途中駅から乗ってきた親と小学生くらいの子供二人
会話の内容は、学校での教室の話
1年生は1階、2年生は2階で・・・とかなんとか
小学生の声はいたって普通で、電車の中では許容範囲
問題は母親の声だった
やたら通る声で、ボリューム若干高め
しばらくはよかったのだが、どんどん気分が悪くなってきた
手で耳を押さえたが、全然音量は下がらない
とうとう指を突っ込んで耳をふさいだが、ダメ
自分の手が震えているのがわかった


数分で目的駅に着いたので、それ以上何も起こらなかったが
もうしばらくあの状態が続いたら、どうなっていたことだろう

こんなのは心療内科にかかっている患者さんからしたら
どうってことない程度の話なのかもしれない
でも、どんなことが原因で、神経がおかしくなるような事態が
起こるかなんてわからないんだと・・・

世の中にはいくらでもこんな事がひそんでいるかもしれない・・・


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