Just A Little Day
目録|過去|未来
「年明けには、此処を出ようか」
そう思いながらする、大掃除。
「関係をフラットに戻そうか」
そんな話をした後で組む、お互いの親戚への新年の挨拶の予定。
♪長い間 ここは居心地が良くて いつの間にか 色々と拾いすぎた
ステレオから流れる曲
今年もあと僅か
いつまで続ける? 見ないフリ。 考えないフリ。 手は二本。 だからって二つ持てるわけじゃない。 身体は一つだし。
今、傍に在って触れられるもの。 今、傍に無くて触れられぬもの。 そのどちらが、今のあたしを支えているか。
暖かい部屋でコーヒーばかり飲んで、迎えを待つ。 外はこわい。外はさむい。 だから結局、あたしは「待つ」ばかり。 いつもそう。 あたしは「外」がきらい。 でも、窓から見える景色に想いを馳せている。
ひらいて、とじる、携帯電話。 着信もメールもない。 わかりきっているのに、ほら、また ひらいて、とじて、期待する。 何を期待しているの? どうなりたいの? どうしてほしいの? 誰に?
乾いた空気。洗濯2回。 もう夕方。 そしてほら、今日が過ぎていく。
2006年12月28日(木) |
日本武道館には神が住む |
THANK YOU YOSHII KAZUYA、武道館2日目。 ちょっと余裕をかましてしまい、九段下着が18:55 開演予定は19時。焦った焦った。 昨日Tシャツを買ったけど、悩んだ末、着てこなかった。
19:10過ぎ、開演 今日は中継が入ってたので、ちょっとドキドキ(余計なお世話) 「2日目だし大丈夫。今日は泣かない」と自分に言い聞かせながら・・・。
・・・甘かった。
昨日と違うイエローモンキーの曲。 「楽園」には参ってしまった。 昨日の「太陽が燃えている」も、かなり号泣だったけど。
昨日の方が走り回ってたけど、今日の方が何か凄かった。 とにかく凄かった。多分、会場との一体感。 気持ちよかった。 ずっと終わらなければいいなと思った。
12月28日 THE YELLOW MONKEYの誕生日。 毎年「メカラウロコ」が行われていた日。
あたしがTHE YELLOW MONKEYを好きになったのは、活動休止後。 何度も何度も、それこそMCまで暗記してしまう程に繰り返し見た ライブビデオ。 4人揃った姿を見たい。 いつか復活する日まで、悔いのない人になろう。 ブラウン管の前で、そう思っていた。
今日、2006年12月28日 武道館で、THE YELLOW MONKEY時代の曲を聴いて、涙が止まらなかったのは 嬉しさ半分。悔しさ半分。 ぐちゃぐちゃの顔で、ステージに魅入っていた。 大声で歌った。叫んだ。
本編ラスト 『BELIEVE』 あたしの中で、「君」は「THE YELLOW MONKEY」に重なった。
アンコールは2曲。 更に今日は、吉井一人でもう一曲。
『JAM』
どこかで覚悟していたのに、もう、号泣だった。 隣を見たら、妹も号泣。 反対側の隣にいた、知らない人も号泣していた。
でも、本当に素晴らしかった。 『最高』 という言葉は、きっと彼のためにあるんだね。 世界一のロックスター・吉井和哉、万歳!!
これでいいお正月が迎えられます。
曲順とかは、いずれどこかで見られるでしょうから。 あえて書きません。 個人的ライブ感想。
21:25 終演
お疲れ様。 THANK YOU YOSHII KAZUYA!! あなたはやっぱり最高です!
2006年12月27日(水) |
THANK YOU YOSHII KAZUYA |
2DAYSの初日。日本武道館。 19時ギリギリに会場入り。 2階席。南東。 グッズも買った。 服装は悩んで悩んで、フリルシャツに黒のチェックのスカート。あたしなりのロック。
19:08 開演
踊ったり。泣いたり。笑ったり。叫んだり。考えたり。また泣いたり。 喜怒哀楽が全力で出てきて、頭の血管が切れるかと思った。
吉井和哉様。 あなたはどうしてそんなにキンキラキンなのですか? どうしてそんなに輝いているのですか? 全身全霊で歌って、踊って(笑)、魅せる。 眩しすぎるくらいにロックスターでした。 喉の調子、本当に悪いの?ってくらい素敵な歌声。 もう。どうしよう。 最近、神がかってるよ。 40にして神の領域。 オーラが凄かった。 前回見た時よりも。
あたし、くすぶってるな。 全然キラキラしてないな。 あんな大人になりたいな。 「遠回りしても良かったと言える大人」
21:16 終演
どうしよう。明日もこれが見られるなんて・・・
詳細はネタバレするから、明日以降。
答えの出ない話を、友人とした。 後で考えてみて、理論づけることは難しいけど感覚的に二つの違いは判るなぁと思った。
判るけど見ないフリをしているのが、あたしの悪いところ。
大切だけど、好きなのかどうか判らない。 好きだけど、大切なのかどうか判らない。 双方足して2で割ったら丁度良くなるかしら??
でも、現実世界では2人の人間を足したり割ったり出来ないから、あたしは悩むんでしょうね。
不意に思い出した。 あなたの部屋。玄関のすぐ左側。 階段を2,3段のぼったところにあった。 窓側のベッドや、冬の寒さや、所々にある小さな人形。 窓の外には、雪、雪、雪。 スイッチを押せば、すぐに暖かい風が出るストーブ。 国語辞典。絵の具。壁の写真。
もうあの部屋には別の人が住んでるんだって云うから不思議。
不意に思い出したの。 大掃除をしながら。
2006年12月24日(日) |
人並みに今年を振り返る |
「今年もあと少しだね」と。
ちょっと振り返ってみます。
けんたが1月に来て、ばったばたでした>< なんだか獣医さんにばっかり行ってる気がする・・・ デリケートな犬なんだ。踏んでも蹴っても(嘘)鳴かないくせに、 全然痛くないところで鳴く。吠える。 けんたによって破壊されたものは数知れず...
振り向いてみると、かなり長い。 「ああ。これって今年だっけね」ってかんじ。
<仕事> 3月末に3年間勤めた会社を「方向性の違い」ってやつで退職しました。 4月末に訪問介護の大手に入社したのですが、これもまた9月末で退職。 こちらはストレス。 うまく笑えなくなって、「会話」が出来なくなって、人間が嫌いになりそうだったから。 で、気付いたこと。
もう訪問介護はいい。
限界を感じてしまいました。 やっぱり訪問介護員として出来ること、社員としてヘルパーさんを指導して出来ることには限界がある。 だからって今を耐えてケアマネを取っても、あたしのやりたいこととは違う気がする。
そもそも介護職って何だろう? あたしのやりたいこと、目指すものって何だろう? というところまで突き詰めたくて、現在は休職中。 3月末まで失業保険が出るので、それで食いつなぐ。
<生活> 犬は鎹(かすがい)
これに尽きる気がする。
争ったり、くっついたり、出て行ったり、出戻ったり、愛想つかしたり、 やっぱり好きかもと思ったり、泣いたり、わめいたり・・・
YOSHII LOVINSONの「TALI」に象徴されるように、生活とは 「〜たり」「〜たり」の連鎖。
けんたがいなかったら、あたし今頃ここに居ないかも。 本当にそう思う。 まあ、結局のところ、「犬は鎹」ですよ。
大まかに振り返ったけど。 来年の目標は
「乗るか反るか、はっきりする」 「仕事する」 「かわいい人になる」
3番目は一生の目標だけどね。
2006年12月22日(金) |
死なない自信はあるのか |
考える事を放棄して約1週間。 生きてるのやら死んでるのやらな毎日。天気も曖昧。 リビングで手紙を書いて、その手紙の居心地の悪そうな、場にそぐわない感じがあたしにそっくりだと思った。 出がけにこっそりポストに落とした。 いってらっしゃい。遠い街へ。 あたしのからだもあの紙くらいうすっぺらだったら、切手一枚でどこへでも行けるのにね。 あいにく人並みの厚みがあるこのからだは、電車か自転車が移動手段。 電車がない時間は遠くに行かれないし、雨が降れば自転車は無理。
今日は冬至。 夜が朝より長いのは好都合。 コンタクト入れ忘れたから、暗くなったら一人では帰れないもの。
駅まで迎えに来てくださいな。
鍋ばかり食べています。 気付けば今年もあと少し。 ここにきて風邪を引いたようです。 紅白の出場者、年々微妙になってますね。 見たいのはポルノとスガシカオと徳永英明、中島美嘉くらいです。 むしろjapan count downを生中継してください。 行きたくても行かれませんので。
眠っているときの自分が、本当の自分かも。 睡眠中は、取り繕ったり、お世辞云ったりできないもの。 だとしたら最近のあたしはヤバイ。 夢と現実の狭間の、つかの間の記憶では あたし、あなたに冷たいよね。
これは本格的に困ったぞ。
2006年12月15日(金) |
考えないことにした。 |
今日は考えないことにした。 頭がパンクしそうだし、 考えて答えが出るものでもないし。
だから平和な顔をして ビーフシチュウを作りましょう。 炊きたてのご飯と、おいしいサラダで 平和な顔で夕食を食べましょう。
お酒は少しにしとく。 ここには何も問題はない、という顔で あなたを駅まで迎えに行きましょう。
どしゃ降りなのに、さす傘がありません 冬の雨は冷たいのに 肺炎を起こす前に、迎えに来てください もう随分と長い間、あまやどりしていますが 迎えはいっこうに来ません 仕事?? ああ、そうでしたね。 あなたは仕事でしたっけ。 じゃあ、自力で帰ります 家がどこだったか、あまり思い出せないので 迷子になるかもしれませんが。 仕方ないですよね。 あなたは仕事ですもの。
そんな気持ち。
今から帰ります。 傘は母に借りました。 借り物の傘ですが、自分で帰れます あたしには足がありますから
駅前で高校生が「ゆず」を歌っていた。 あたしが高校生の頃によく聞いた曲。 思わず立ち止まってしまった。 パンツが見えないのが不思議なくらい短いスカートの女の子たちは、コートも着ないで大声ではしゃいでいた。
あたしは二度目の家出。 飛鳥山の紅葉は、知らないうちに半分以上散ってしまっていた。曇天で雨に濡れてわびしい。
電車の中も薄暗くて、みんな憂鬱そう。 さっきの女の子たちは、一体何がそんなに楽しかったんだろう。 電車の中の憂鬱な大人にも、あたしにも、あんな時期があったはずだと思うと不思議な気分。
日暮里で乗り換える。 あたしが仕事をしていた頃に建設中だったマンションの骨組みかできていた。 駅横の高層マンション。
ホームの立食い蕎麦のにおいで気分が悪くなった時に電車が来た。
このまま、母と暮らそうか。 犬の飼えるマンションを探して、あの家を出ようか。 あたしにはどうしても、毎日残業の彼を笑って迎えてあげられない。 胃は故障寸前。 泣いてばかりで目が痛い。 溜息を噛み殺しすぎて喉につかえたままなので、呼吸がうまくできない。
ただ一緒に居たいだけなのに。 どこにも行かなくていい。 欲しい物もない。 笑っていたいだけなのに。
母はまだ帰ってこない。 夕飯でも作って待っていよう。
引っ越してきてすぐに割ってしまった鏡。 実家にいた頃から使っていた、半身うつるくらいのピンクの大きな鏡。 その鏡のふちに、19の頃に書いた言葉。
「輝いているあの人にも 見えない涙がある」
チャコールフィルターの「Brand-New-Myself」という曲の歌詞。
この曲に何度励まされたかしら。 昔、ケン●ッキーのCMソングだったんだけど。 熱過ぎる位に、くさ過ぎる位の温度のこの曲。 でも、何かというと頭をよぎる。
「駄目な自分を愛せはしない 強く生まれ変われ やると決めたら背伸びはしない 体ひとつでぶち当たれ」
鏡は割れてしまったけど、ふちはコルクボードとして使ってる。 寝室の壁で、あたしを見張っている。 心が折れないように。 忘れないように。
19のあたしを。 少年だった人を。 冬の日を。 実家を。
「失くしたものは要らないもの 本物は手に残る」
あなたの一言は、百の言葉より饒舌。
彼の目は、百を語るより饒舌。
彼女の沈黙は、百の言葉より饒舌。
あたしの溜息は、百を語るより饒舌。
みくしぃ、すごいですね。 某友人からご招待を受けたのですが。。 なんか、中学校の同級生を発見しまして。 昔の厭な思い出に久しぶりに再会した気分でした(;−;) あたしにとって、吹奏楽部の思い出はかなりのトラウマらしいです。 よく夢に見ます。
あたしは今の年齢のままなのに、まわりは皆中学生で、 あたしだけマーチング(注・楽器を吹きながらパフォーマンスするもの)の振り付けが全然わからなくて、楽器吹いても音出なかったり、 先生に怒られたり、部長に怒られたり・・・ それはもう、怖い夢です。
厭な思い出ばかりではないのですが。 中学校卒業したのって・・・何年前?!
・・・あ。でもまだ十年経ってない!!
2006年12月06日(水) |
東京タワー(2004年・日本) |
この映画を観るのは3回目だけど、毎回新鮮にくらくらしてしまう。 台詞の一つ一つに。本当にくらくらしてしまう。 原作とは随分違ったストーリー、違った結末だけれど。 観終わってもしばらく「帰って」来られない。
あたしには結婚は向かないのかもしれない。 「結婚」=「生活」で、 「結婚」=「幸せ」、「結婚」=「恋愛」ではないとすれば、別だけれど。
でも結局、“恋とは、するものではなく落ちるもの”という言葉が耳に残って鳴り止まない。 ほんと、「fallin' love」ですね。
--- 髪型を変えた。 サラサラのロングストレート。 気持ちもまっすぐになったらいいね。
2006年12月05日(火) |
Everlasting lie |
もしも 「今」を繰り返すことが「日常」で、 思っても口に出さないことが「優しさ」で、 黙って傍に居ることが「愛」なら。 あたしが欲しているものは何ですか?
もしも 口に出せば壊れてしまうのが「未来」で、 「未来」に繋がらないのが「過去」で、 手に触れられるものだけが「今」なら。 この指先に引っかかっているのは、「今」ですか?
もしも 見えないフリをすることが「逃避」なら、 向き合うことは「覚悟」ですか?
もしも 全てを話すことが「誠実」で、 全てを話さないことが「嘘」になるなら。 墓場まで持っていかれる「嘘」ならば、 それは「本当」になるのでしょうか?
身動きが取れなくなるのなら、 いっそ身体なんて無ければいいのに。 身動きが取れなくなるのなら、 いっそ心なんて無ければいいのに。
2006年12月04日(月) |
映画『最愛の妻ミリーへ(2005年・米)』 |
泣いた。 ティッシュの山が出来た。 涙が止まらなかった。
パーキンソン病になってしまった妻と、献身的に支える夫の話。 介護に携わって5年弱。沢山のパーキンソン病の人と出会った。 治療法のない難病。 症状も様々。進行が速く、寝たきりになってしまった人。 薬で症状を抑え、ほぼ自立して生活している人。 薬が効いていても、いつ薬効が切れるか解らないから外出も出来ないと話してくれた人。
例えば、あたしがパーキンソン病になったら。 あなたはあたしを最期までみられますか? 例えば、あなたがパーキンソン病になったら。 あたしはあなたを最期までみられるかしら?
「生きる」ということ。 「死ぬ」ということ。 あまり見ないように、考えないように生きているけれど、人はいつか必ず死ぬんだと思い出しました。
よく、母は云います。 「もしも私が倒れて、管を繋がなくては生きられないと云われたら、 私は家で死にたい。延命は要らない。 病院で何年も“生かされる”なら、家で好きな物を食べて好きな事をして1週間で死ぬほうがいい。」
可能性に賭けて治療するのも、その人の意思。 可能性を捨て、好きなように生きるのもその人の意思。
あたしも延命はして欲しくない。 好きな人に囲まれて、美味しいものを食べて、笑って最期を迎えたい。
2006年12月03日(日) |
それを魔法と呼ぶのなら(GRAPEVINE) |
それを魔法と呼ぶのなら 死ぬまで解けないかも 君のことを思うのなら 誰も理解してくれなくなったとしても 僕は今のままでいい
それを魔法と呼ぶのなら
遠くへ行き過ぎないようにしなきゃ。
でも…
気付いてしまった。 あたしは、彼なしじゃ全てが不安。 自分という存在そのものが本当なのかすらわからなくなってしまう。 彼に拒絶されるのは、全てに拒絶されるのと同じ。 気付かないフリをしていたのかもしれないけど。
2週間の家出から戻り、彼が出勤した後の家に入った瞬間、泣きそうになった。 洗濯機を2回回し、日当たりのいいベランダで気付かされた。 鏡の中、彼とまるで兄妹のような自分に愕然とした。
そうか。もうとっくに、染まっていたんだ。
不意に聞こえたメロディー 「君を失くすくらいなら 死んだ方がマシ」
掃除をしながら久々に聴いた唄 「君を失うよりは いっそ 目を閉ざして」
そうか。『形』なんて、どうでもいいんだ。
認めたら少し楽になった。
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