「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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ミーが、ちゅうりっぷ組便りをもらってきた。 その中に「最近の出来事」で、ミーのことがのっていた。
「机の下に、クモが現れました。 ミー『センセー!クモやー!キャ〜!』 先生『大丈夫、そのままにしてあげてー。』 ミー『でもー、でもー!こっちにきたぁあ〜!』 ヤス『大丈夫!ミーちゃん、ボクが守ってあげるっ!』 先生(おっ。ヤス、さっすが男の子だわ。やさしーィ〉 ところがクモが動き出しました。 ヤス『うーわ〜!こっちきたあー!』 ひきつりながら、後ずさりしつつ、ミーちゃんをかばっていました。」
・・・・・・・・ふふふふふふ。 わが娘よ。 いつもうちでは「くもっ!!はよやっつけってっていってるでしょっ」 と初めて言うんでもエラそうな言い方でのたまう、わが娘よ。 4歳にして、男心の振り回し方を会得するとは、母は満足じゃ。 ヤス、だまされるな〜。
2000年11月29日(水) |
ごめんなさいの気持ち |
お父さんがお風呂当番で、お母さんがあげ番なんて、テレビの中だけさ。ふん。
お風呂で、水鉄砲で遊ぶモックン。 ミーはガチャガチャコレクションの塩ビの指人形で、 「ミー・ワールド」に入って遊んでいる。
「やーめーてーよー!」 「ふひひひひひ」 「おかーちゃーん!目目に鉄砲うってきた〜!目目に水はいった〜!」
マルをがしがし洗いながら、母、ひとにらみ。
母の怒りビームに当たったモックンは、 ものすごくぶっきらぼうに、 「ごめんな。」 「そんなん、ゆるせんっ!」とミー。 「おかーちゃん、ボクちゃんとごめんてゆったのに、ミーこんなんゆう。」
むぅ。 「あのさ。そんな”ごめん”だからじゃない?」 「ゆったよ?」 「どんなふうに?」 「ごめんなっ」(これぞ仏頂面である。) 「んー。」
ばこっ!(母がモックンを軽く殴る) 「ごめんなっ」モックンの仏頂面を真似する。 「むひー。」モックン不満げである。 「どう?許してあげられそう?」 「・・・・・・いや。」 そうだろうよ。 「じゃどんな言い方だったらいい?」 「・・・・・・・ごめんなさい・・。」 「さっきの”ごめんなっ”とどこがちがうんですかぁ?」 「どこかなぁ。」 「気持ち?」 「あー。そう。今のは"ごめんなさいの気持ち"で、 さっきのは"いじわるな気持ち"。」 「いいこという!」 「♪」モックン得意げである。
フロ、ゆっくりはいりたい。
どうして、コレが?というよなモノが大切。 コドモのこといえないけど。
今朝、朝ご飯を食べているときモックンが「頭が痛い!」と言い出した。 このヒト、時々言う。私も小さいとき、この偏頭痛がひどかった。 「あらぁ、じゃ、今日は保育園お休みしようね。」 「あうーん!(あまりの痛さに泣きながらうなずく)」 「あっ!!ミーちゃんも、おなかが、痛い!イタイイタイイタイ!!」 「・・・・・・・。ハイハイ、お休みしようね。」
モックンの頭痛は私が保育園にお休みの電話を入れてる間におさまり、 元気をもてあます子が、3人うちにいることになった。
うーん。アレやるか。 私は家中からおもちゃの入った箱を出してきて、リビングにぶちまけた。 いやぁ、ほんとにいろんなものあるねぇ。 お菓子のおまけから、サンタさんがくれたものまで。
「わぁ、すごいお山やぁ!」 「はい、じゃぁ、ここの中から、いるものだけ取りなさ〜い!」 「きゃ〜〜〜〜っ!」 宝探ししつつおもちゃ整理ってわけだ。
燃えるゴミ・・・・・・1袋 燃えないゴミ・・・・・2袋 プラスチックゴミ・・・1袋 という戦績に終わり、おもちゃは2/3に減った。
それにしても、不思議な宝物の多いこと。 モックンの「ミヤマクワガタの頭」とか、 ミーの「中身の入ってないチョコベビーのケース」とか。
もうすぐクリスマス。 サンタさんに何持って来てもらう気だろう。 何ゴミだろう。分別できるものかなぁ。
マルが寝ている。 ミーが毛布をひきずりだしてきた。 (あらよく気がつく。) と思ってみていたら、 毛布をマルにかけて、 キティちゃんのぬいぐるみを隣りに寝かせた。 マルより大きなクマのぬいぐるみも反対側に寝かせた。 毛布にはいるだけ、ぬいぐるみを持ってきて、 ずらずらずら〜っと並べて寝かせた。
ぬいぐるみの中に、マルが寝てる。
ミーは、しばらく考えてから、 ハンドタオルを三つ折にして、マルのおでこにのせた。 「今日はあかちゃん、病気なの〜。」
おもちゃや。
今日は、マルの2歳の誕生日だ。
8時ごろに起きてきたマルと、 「今日はお誕生日だから、ケーキ作ろうか?」 「きーき!?やーい!」(ケーキ!?わーい!) それから、お花も買って、プレゼントも買って、と みんなが起きてくる前に頭の中で段取りをする。 昼前に全員が起きてきたときには、 私の頭の中で、お誕生日パーティーの後片付けまで終わっていた。
それなのに。
突然、朝風呂から上がってきたダンナが、 「ヨシ!今日は、やるぞお!」 は?なにを? 「まずはカビキラー!」 はぁ????? 私が妊娠中ですら、ボクはあれすると気分が悪くなるからといって、 結婚以来一度もしたことないヒトなのに。????? 「すみません、今日は、マルのお誕生日なんですけど。」 「うん!おめでとう、マル!」 「あのぅ。カビキラー今切れててないんですが。」 「むぅ。じゃ、とりあえず風呂のふたを干そう!」
母呆然。 でもまぁ。張り切ってるし、させておこう。 「ホラ、おとーちゃんのお手伝いみんなでしたらぁ?」 「うん!する、する!」 庭に、お風呂の中のものをみんな出して、芝生の上でバスマジックリンまみれにして、 ひげ長男をはじめ、4人とも、ごきげんだ。
終わったか?と思ったら、 「さぁ!次は畳をあげよう!」 ????はぁぁぁぁぁぁっ????? 「あのう。今日はマルのお誕生日なんですけど。」 「うん。でもいい天気だから!」
さよか。 私の頭の中からお誕生日パーティの料理の献立が消え、 代わりに、子連れでいけるおいしいレストランが検索モードに入った。
ひげ長男がここでも隊長だ。 「モックーン、雑巾とバケツもって来てー」 「ミー、ゴミ箱どけて。」 「マル!おもちゃ、ポイポイしたらメッ!」
ひげ長男が畳をあげてベランダに干してゆく。 そう、お布団がたくさん干してあるベランダに。 畳を叩くものを探しているので、心の中で悲鳴をあげる。 布団たたきの場所がわからなかったらしく、とりあえず干しておくことにしたらしい。
私はこういう時、口も手も出さない。 ひげ長男@ダンナは、あんなに張り切っているではないか。 「もうっ!おかーちゃんに貸しっ!」などと取り上げてはいけないと心得ている。 どんなに手際が悪くとも。
畳をあげたあとに掃除機をかける。雑巾で拭く。 子供達は「4人」ともおお張り切りだ。
終わったか?と思っていると、 「おかーちゃん、ゴキブリほいほい買って来たのあったやろ。」
なんでもしとくれやす。 「プレゼントを買いにおもちゃ屋さんに行く」のが、 うちの前の「本屋さんで絵本を買う」に変更になった。
「あ、そうそう、さっき、お袋から電話があって、 今から来るって。」
・・・・・・・・。押忍!
そしてすべての作業は、そのまま中断された。
おとうさんとおかあさんは、今日がマルの誕生日だと知らずに遊びに来てくださった。 おみやげはショートケーキ。
「ちょっと、待って!」 私は台所から、赤いろうそくを二本出してきて、マルのイチゴショートにさして、火をつけた。 「お誕生日、おめでとう!」 「おめでとう!」
おめでとう、マル。 happybirthday. fill the world with love.
今日は、保育園の父親参観。 とはいっても、土曜なのでお父さんの都合のつかないおうちも多いと見える。 もちろんワタシもそうだ。 午前中にミーの、午後からはモックンの参観がある。 親子で工作を作るのが恒例になっているので、じゃましたい盛りのマルを、なんとかしなくては。
2歳のお誕生日が明日のマルは、今が一番たいへんなとき。 自我も芽ばえ、わがままもいい、我慢はせず、いつも母親を独占する。 憎らしいのに、愛くるしい。ここが一番困る。つい特別扱いになってしまう。 私から離れているのは、眠っているときだけだ。 6歳のモックンも、4歳のミーもまだまだ母にべったりくっついていたいだろうに、 なかなかそんな機会はない。
せめて、今日の工作の時間くらい専属になってやりたいなぁ。 そう思っていたら、ご近所から助け舟が出た。 「午前中だけなら、あとの二人預かるよ」とゆーちゃんが言ってくれたのだ。 ゆーちゃんのとこの兄妹と、うちの兄姉妹の5人の子供達は兄弟のようにつきあっている。 5人とも私のことを「おかーちゃん」と呼び遠慮をしない。
ありがたく、甘えることにして、モックンとミーに説明した。 「ゆーちゃんが、マル預かってくれるって言うから、モックン、マル当番でゆーちゃんちで一緒にお留守番しててくれる?」 「うん。いいよー。オムツは紙?」 「うん。入れとく、頼んだよ。 ミーちゃん、おかーちゃんと二人でいけるよ!保育園。」 「・・・・・・いや。」 「????へ?」 「みんな一緒でないと、いや。」 「・・・おかーちゃんと二人っきりで行けるんだよ?マルに工作じゃまされないよ?」 「おかーちゃんもっ!モックンもっ!マルもっ!ふえ〜ん。」
あちゃー。 どこへ行くにも4コ一組。(父はたいがい仕事でいない。) 一番、しいたげられてるのは真ん中のこの子だろうに。 う〜む。どうしよう。
「あのさ、マルがじゃまするよ?」 「いいよ。」(よくないよー、怒るじゃないかぁ、いつだって。) 「おかーちゃん、マルのことずっと見てなきゃいけないから、 先生が、おかーさんにしてもらってくださいって言っても、お手伝いできないかもしれないよ?」 「じぶんのことはじぶんでやる。」(←母の口癖) うう。せっかくのチャンスなのにぃ。
「ミーちゃん、おかーちゃんさぁ、ミーと一緒に、工作、作りたいなぁ。 マルがお留守番してくれてたら、おかーちゃんいっぱいお手伝いできるけど。」 「・・・・・。」 「おかーちゃんが、ミーと二人で行きたいんだけど、ダメ?」 「(はっ!)うん!いいよー!」
むつかしいのね、ちょっとしたことだけど。 母だからって、恩着せがましく「一緒にいってやるって言ってんだあ」では、 いけないのね。
ともすれば、大人だから、強いから、大きいから、親だからって、 子供達を自分の思い通りにしようと高飛車に出てしまうけど、 この小さい人たちが、自分の考えで、前に進めるようになるためにも、 押し付けちゃいけないのね。
ミーは、とても張り切って、工作を作った。 一度も、「おかーちゃん、手伝って」って言わずに、 手際よく画用紙を折り、絵を描き、鼻の穴を膨らませながら、 ご機嫌だった。 帰りの自転車で、「早くマルに見せてやろ〜♪」と自作の歌を歌っていた。
大人も、子供も、なんでもないことで、すぐ、ヘコム。
昨日、通販で買ったコタツ布団が届いた。 小さなユニットバスくらいある大きな箱に入って。 こどもは箱って好き。 今朝から大喜びで、箱を使って遊び始めた。 入って、ふた閉めて、「ボクの部屋!」とモックン。 「ちがうよ!クマちゃんのおふろだよっ!」と、ミー。 マルは「ポッポ〜!」とそれぞれにご機嫌。 でも、やっぱりもめる。 箱を車に見立てて、モックンが外側に絵を描きはじめた。 正面にライト、バンパーを、後ろにランプとナンバープレートを描いたとき、 横にミーが、アンパンマンを描いてるのを発見! 「あー!描いたらアカン!!」 「だって、バスやもん。」保育園バスのつもりだ。 「ちがう!パジェロ!」ふむ。パジェロか。なるほど、正面に三菱マークが描いてある。 「バース!」 「パジェロ!」 どっちも譲らない。あっ。 「マル!描いたらメッ!」ちゃっかり、マルもクレヨンで参戦。 こういうときにへこむのは長男のモックンである。 やさしい子で、妹達を殴ったりはしないのは、親としてありがたいけど、 そこは、怒っていいのよ、っていうとこで、いつも自分でがまんして、へこんでしまう。 涙をいっっぱい目にためて、「アカンてゆーてるのに・・・。」 「だって・・。」ミーは、アンパンマンの横にメロンパンナも描き始めた。 「おかーちゃん!ミーが、僕のパジェロをむちゃくちゃにしてきた〜!」 困ったなぁ。箱はひとつだ。どうしよう。 「みんなが、この箱で、遊びたいんだから、みんなでちょっとずつがまんしようよ。 モックンは前と後ろを描いたんだから、横は、ミーに好きな模様描かせてあげようよ。」 「いやっ!だって、あんなへたくそなアンパンマンなんか・・・。」 「へたくそちゃうわっ!」(いや、言われなければそうとは見えませんよお嬢さん。) モックンはへこみつづけて、ヘソを曲げる。 今日は、楽しみにしてたイモ掘りなのに、このままへこんだ気持ちで行かせたくないなぁ。
実は、今日は、母もへこんでいた。 自分のわがままさ加減に嫌気が差して自己嫌悪。朝ご飯も食べられないくらいのへこみよう。
「モックン。今日はな、おかーちゃんも元気ないねん。」 「それでっ?」(逆ギレ) 「でもなー、元気なくて、いつまでもぐずぐずして、ぐずぐずしてる自分が嫌になれへん?」「・・・・・・。」(まだ怒ってる) 「おかーちゃんは、いややねん。ヤダなぁ、ヤダなぁってそればっかり考えてるとな、どんどん、ヤなことばっかりになって、悲しくなるねん。」 「うん。」(ちょっとのってきた。) 「で、な?おかーちゃんはそういうの嫌やなぁって思うとな、ちょっとガンバろって思うねん。 ちょっとがんばって元気だそって思うねん。 ちょっとがんばって、お掃除したり、 ちょっとがんばって、お洗濯干したり、 ちょっとがんばって、自転車乗って、遠くまでお散歩してみたり、すんねん。 そうするとな、ちょっと出た元気が、だんだんふくらんでいって、いつもの元気になるねん。」 「ちょっとでも?」 「うん。はじめはちょっとでも。ふくらむねん。」 「ぷーって?おもちみたいに?」(やっと笑った。) 「うん。そしたらな、今までヤやなぁって思ってたこともな、あ、こうすれば楽しいことになるヤン!て気がついたりするねん。 たとえばな、ほら、ミーの描いたアンパンマンとこ、ひとつずつ窓の枠で囲ったら、」 「!パジェロにアンパンマンが乗ってる!」 「な?ヤな気持ちのままでおったら、ヤな事しか思いうかばへんの。だから、ちょっと元気だし。きっといいこと思いつくから。」
自分に言ってるよなぁ。 からげんきも元気。 がんばれ、モックン。がんばれ私。
2000年11月23日(木) |
手作り教室に見る日本の社長サン。 |
商工会議所というところは、社長サンのあつまりだ。
その、商工会議所主催のイベントに、子供を連れて行ってきた。 http://www.ise-cci.or.jp/yeg/ ダンナが、屋台で焼きソバ係りをすることになっていて、「絶対、あまるから、来て食って!」というので、 そうだよなぁ、パッとしないイベントだもんなぁ。と思いながら会場に着いたら、駐車制限されてる。 (後で聞いたら3万5千人以上の入場者があったそうな) フリーマーケットにも、物産展にも、寄せ植えの講習会にもものすごい人。
今回、オチビたちの楽しみは、「ちびっこ手作り体験コーナー」。ビニールで作るタコだ。 モックンは、とにかくこういうものを作りたい人なので、まずは、そこに連れて行く。 おお。タコ作ってる。 「おか〜ちゃ〜ん!ぼく、あれするぅ!」 モックン以上に工作に燃えてるミーは折り紙作り放題にくらくらしている。 もちろんマルは、わけもわからずに、ハイテンションな兄、姉につられて、走り回ってはこけている。 ところが、配布時間が決まっていて、次回は一時間後だそう。 一時間後に行ったら、少し早めに配り始めていて、もらえなかった。 ほらぁ。もう。口がへの字。 「おかーちゃんがはよこんかったからやんかっ!」 といわれてもねぇ。一人で3人連れて、その上キミ達の荷物まで持ってるんだよおかーちゃんは。 おまけに「がっこ!」ってうるさいから、マルはずっと抱いてるし、へろへろさ。 で、もう折り紙や紙飛行機を折りながら、次回の配布をもう一時間待った。 モックンは、スタッフにいつも仲良くしてくれてるイーさんを見つけて、「おっちゃん!ヒコーきつくろっ!」と機嫌よく遊び始めた。 ミーは折り紙工作が大好きだ。謎の作品を次々と発表していたが、「目目を書きたいのに、エンピツがない!」とぐずりはじめた。 うう。サインペンセット(マナミの必須アイテム)をおいてきたときに限っていう〜。 「しゅ・しゅりけんつくろか!」「ほら、かざりばこだよー。」「ぱくぱくさんもつくろうっ!」と、精一杯ごまかすが、「ドキンちゃんに目目がかけない・・・!」と怒ってらっしゃる。 ひ〜。タコはまだか〜。あら? 配ってる。時間にはまだ10分あるのに。たいへんだ。 「モック〜ン!!」 「なにぃ?」 「なーらベーー!!」 「へ?ああああっ!よっしゃぁっ!」 モックンは並んだ。ミーも並んだ。マルもなんだかやる気満々。 ところが、だ。 配ってるおにーちゃんは、並んでるモックンとミーの上を、その後ろの大人にキットを渡してる。 親だと勘違いされたかな。 「ぼくにもください!」 「ください!」 あれ。聞こえてないのかな。 とうとう、列の一番前に並んでいたモックンにはキットがもらえなかった。 だが、説明がない。 母がキレた。 こいつ知ってるぞ、確か、饅頭屋の社長や。 「並んでてももらわれへんの?」 「あ。はぁ・・・・。」 そこへ、餅屋の社長が慌てて予備キットを持ってきた。それを、慌てていたんだろうけど、並びもしなかった人たちにやってしまった。 つかみかかろうか、こっちの責任者の土建屋の社長に。 モックンもミーも半泣き。 母のオーラに気がついて即席の予備キットが土産物屋の社長から渡された。 だが、私に渡そうとするので、母、爆発。 「ずうっと、待ってるのよ。この子にちゃんと渡してやって。」
社長サンになると、踏みにじるものが増えるのか? 謝りもせずに、小さな子供を傷つけて。 守るものがある者を怒らせるとこわいということを知れ!
ま、私はやさしいけどね。
保育園のお迎えの帰りに、スーパーに寄った。 子供達三人は、 「お菓子買ってもいい!?」 「いいよー!1人1個ね!」 「ワーイ!」 モックンの後ろから、ミーが、一番最後にマルが、「ヤーイ!ヤーイ!」と万歳しながらお菓子売り場にダッシュ。
いつものパターンである。
この間に母はダッシュで売り場を回るのだ。 たいてい、お豆腐売り場の前でミーの「おかーちゃーん」コールがかかる。 選んだお菓子を見せに来るのだ。「これ買ってもいい!?」
ところが、今日は、勝手が違った。 私が、文房具売り場に寄り道してしまったので、 ミーの見当をつけたところに、「おかーちゃんがいない!」
ミーは、マルを連れて、スーパーの中を探し始めた。 「おかーちゃーん!おかーちゃーん!」 マルも姉を真似して母を呼ぶ。 「かっか〜!かっか〜!」 母はマダム友達に出会って、マヨネーズの前で止まっている。
そして、店内放送。 「・・・・ミーちゃんとおっしゃる、4歳のお嬢様と、マルちゃんとおっしゃる1歳のお嬢様が・・・。」 「うーわ〜、呼ばれてるぅ〜。」
サービスカウンターの前で、自分の名前がコールされて、 二人は張り切っていた。 ミーは、選んだお菓子を振り上げてアピール。 マルは、自分の名前に反応して、 「あ〜〜〜いっ!」と両手をあげてお返事していた。
「ミーちゃん、初迷子だったねぇ。」 「ちがうよ。まいごはおかーちゃん。」
そしてその頃、兄はまだお菓子が決まらず、 キンダーサプライズのタマゴを前に、 「ど・れ・に・し・よ・う・か・な?・・・」を繰り返していた。
そうか。 まいごは、おかーちゃんか・・・・。
私はいいお母さんではありません。 てきとーなお母さんです。
子育てしてると、こどもだけじゃなく、親も成長します。 がまん強くなったり、 やさしくなったり、 働き者になったりします。 ならなきゃやってられんのですけど。
ログの残るウェブ日記をつけようと思ったのは、 子供の成長の記録を残したいという思いと お間抜けな母が頑張っていたことを記録して、 後々自分で笑おうという魂胆からです。
今は、毎日、くたくただけど。
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