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朋夜の日記<GaySite...ともや

 

若いアタシ - 2007年09月16日(日)

金曜に精神神経科の診察を受けました。
僕が通っている総合病院は一階が総合外来になっていて
初診の人はそちらでまず診察を受けます。
僕も内科に初診で行ったときはそうでしたが
次からの予約がとれると、二階のそれぞれの科に直接行って
診察を受けられるのです。

精神科はたくさんある科の中でも一番奥に受付が
あります。予約表を受付に出すとすぐ中待合に通されます。
中待合は診察室が並んだドアの前の通路に長椅子があります。
外の待合のほうが広いしソファのすわり心地もいいのに
みんな中で待っています。

先日の金曜日は珍しく中待合へのドアが
全開になっていました。
他の科はいつも全開ですが、精神科へのドアだけは
いつも閉められているのにです。
なんでかなと思いつつ入ると誰もいませんでした。
僕が中待合に入ると次々に患者さんが入って来て
そしてドアは閉められました。

僕のほかには初老の夫婦一組、60代くらいの女性が二人、
大学生のような女の子が一人、母子らしい人達が一組でした。
僕は一番左に座っていたんですが、僕の横に座った女子大生風は
診察室ではなくて心理カウンセラーのいる部屋に呼ばれて
入って行きました。中には応接セットが見えました。

右端のほうに座った母子の、母親がすすり泣く声が聞こえたので
気になって見てみたのですが
すすり泣いているように聞こえたのは実は噛み殺した笑い声でした。
その母子は待合にいる間、ずっと何か話して笑っていました。
と、他人のことばかり観察していた僕は二番目に呼ばれました。


高校二年から始まった幻聴と幻視と
それと携帯電話を父親や義兄に盗聴されているのではないか、
自分の考えている事が他人に読み取られているのでは
ないかという思い込みなど
思いつくことを全てノートに書きとめておいて
それをコピーした物を持参していました。
最近、風鈴が鳴るような耳鳴りがすることと、
幻聴がよりはっきりした言葉として聞こえるように
なったことをまず前振りに話してから
そのコピーを主治医に渡しました。

たぶん統失と診断されて、
メジャートランキライザーを勧められ、
固まったりする副作用が出たりして
それ押さえるためにお薬ぢゃんぢゃんに
なったら嫌だなあ〜と思ったり、
過去のことをほじくり返されたり
性癖をカミングアウトすることになって
余計にバッドになると嫌だなあ〜と思ったりしてたのです。

主治医は
「それ高校二年からなの〜?長いねえー!」と驚き、
どんなん聞こえるの?いつ見えるの?など聞き、
「へー」と言ってカルテにこちょこちょ書いたけど
別に薬変えるとも言わないのです。

「それじゃまた三週間後」と切り上げるので
こちらから質問したんだけど
「アナタ、まだ若いからね」
「思春期危機がちょっと長引いているんだと思うよ」と
言うではありませんか。
し、思春期?いったい僕いくつだと思ってるんですか。

困ったことに
心理テスト受けなければならなくなりました。
面倒くさいんですけど。


...

お薦め離乳食 - 2007年09月08日(土)

その主治医の前の丸椅子に座った時は
話し始めるとまた涙ぼろぼろになったのですが、
そうなるだろうと予想して
紙の裏に(その時の紙は内視鏡の検査予約の紙だった)に
箇条書き風に症状を書き連ねて持っていました。
しくしく泣いているのでなかなか顔はあげられず
うつむいたまま途切れ途切れに話すのですが
声は震え、身体も震えで。
自分でも「ああカコワルイ」と思っているんですが
これがどうにも出来ないのよ。

しくしく泣きつつ紙を手渡したわけですが
くちゃくちゃの紙を受け取った主治医は
ひとつひとつゆっくり読んで、
なんども深く頷いてくれたので
それだけで結構気が休まりました。
その時は30分ほど話して
内科でもらっていた吐き気止めと
胃腸薬、眠剤はそのままで
いろいろ相談の結果、抗不安剤とSSRI系抗欝剤で
行ってみましょうという事になりました。
(後者に関してはあまり気乗りがしなかったけど)

このときは幻覚について話さなかったので
適応障害っぽい診断だったと思うけど、
この2日後にもう一度診察受けたときは
社会不安障害っぽい感じもあるかな?と
いうふうな診断だったんじゃないかなと思います。

この間まだ食事がほとんどとれなかったので
毎日点滴に通っていました。
入院してたほうが楽だったかもしれませんが
妻に知られたくなかったので通院で。
吐き気でふらふらの時でも運転してる間は
どうにかシャンとしてるのです。
かなり波があって急になんともない時もありました。


このころ食べていたのはウィダーと
和光堂の離乳食です。
和光堂の離乳食はとても薄味ですが大人でも
少し醤油など足せば十分食べられる味です。
(キュー○ーは不味い)
このことは点滴に通っていたときに看護師さんに
教えてもらったのです。
介護食よりずっとおいしいし、スーパーなど
どこでも買えるし種類も多いのでお薦めです。
三分粥程度が食べられる人は七ヶ月用くらいで
大丈夫です。

眠れるようになってから少しずつ食欲が戻り、
初診から二週間後にはどうにか普通食が食べられるように
なりました。
ただ、まだ幻覚のことが話せていないのです。
次回の診察は金曜なので、その時に話せればいいんだけどね。


...

素敵な週末 - 2007年09月07日(金)

消化器内科からの紹介で最初に診てもらった精神神経科のDrは
その科の主席部長してるちょっと年配の男性医師でした。
たまたまその日がその人の診療日だったので
回されただけなんだけど。

これが理路整然というか、理詰めでびっちり説明かます人で
僕がいくらストレスでこうなってるのです
今日のとこは簡単な輸液だけでいいですから
お願いだけからチョットお薬でも出してちょうだいナみたいな
事を言っても全く聞いてくれないのね。
まずは消化器系の検査全部してから来いよと言うのよね。
何か病気が隠れている可能性もゼロではないでしょう?と
隅々まで納得行くように説明してくれてね。
反論の余地無しよ。
言われるのは当たり前なんだけどね。
つらかったわー。

その時は冷静に話そうと思っても
情けない事に涙ばかりぼろぼろ出てくるし
吐き気でふらふらだし、心臓ばくばくで
闘う気力もなくてね。
また内科に戻されて長い間待ちましたよ。
ひーーでしたよ。
もうちょっと融通きかせてくれてもいいんじゃない?と
思いましたよ。

その日は結局、朝受付が開く前に並んだんですが
内科の診察受けたのが午後2時ごろ、
精神科の診察受けられたのが5時ごろ。
それから内科に戻って血液検査などして
そのあとやっと点滴しはじめたので
点滴終わったときには夜の救急の時間帯になっていました。
それが金曜日だったので
内視鏡検査は月曜ねという事で僕はそのまま帰りました。
この日はホント長かったなー。

土日はずっと死んでたけど、少し上向きなときには
ウィダーくらいは飲めた。
月曜に内視鏡検査に行ったら、主治医がやると言ってたのに
なぜか変わっていて若い女医さんなのね。
もうめちゃくちゃヘタでした。
ていうか、吐き気のせいで飲み込む麻酔が駄目だったから余計かな。
腹部CTも点滴入れて撮るやつもやったけど
結局異常無しで、やっとこさ精神科に舞い戻れたのでした。

ラッキーだったのは精神科の主治医も前回と変わって
ボーイッシュな若い女医さんになった事です。
全く化粧してなくて小柄で薄い体型の女性。
ドア開けて入って行ったら、心配そうな顔して顔見てくれて
「えらいしんどそうですね」と小さく言ってくれました。
地獄に仏の心境でした。

という事でまた次回ね。


...

無理やり飲まされたモノ - 2007年09月05日(水)

妻は元気を取り戻しつつあります。
ご心配おかけいたしました。
妻のお腹の中のチョコレート工場は無事立ち退きに
なったようです。
妻の看病記でも書こうかと思っていましたが
治癒して日記のネタが無いので
僕の陰々滅滅な闘病記でも書く事にしましょうか。


今、僕は某総合病院の精神神経科の外来に
通っています(単科精神病院ではありません)。
最初のころの僕の症状はというと、

「嫌いな上司がそばを通るとき、
手にナイフ持っているのが見える(実際は持っていない)」
「僕を睨んでいるように見える(事実かどうか不明)」
「夜眠れない(夢を見て泣いて目覚める)」
「動悸ばくばくと悪寒発熱」
「小声で話している他人の雑談が僕の悪口に聞こえてくる」

といった超つまんないものばかりでしたが、
突然吐き気がして何も食べられなくなり
水を飲んでも吐くようになったので
ちと困ったなあという事になりました。

家の近くや駅前に何軒か心療内科を標榜しているクリニックが
あるんですが、もひとつというか全く評判が良くないのに、
大人気で待ち時間がものすごく長く
当然ながら入院出来ないし救急対応もしてない。
それは駄目ぢゃんねという事で
入院も出来る総合病院で診てもらうことにしたのです。
いろんな検査受けるにしても楽だしね。

そこの精神科は完全予約制と聞いて
電話でまず予約を入れたのですが、
電話に出た精神科受付に
「初診は今から予約入れても二ヶ月待ちだわよ」と言われました。
そこでちょっと裏の手という事で
まず消化器内科を受診し、そのDrに
いかにも精神科の範疇であるような訴えをガンガンして
診察中に直接精神科のDrに院内電話をしてもらい、
その日のうちに首尾よく精神科を受診することが出来たのでした。

だけど、訴えたのが消化器系の疾患をも
疑わせる内容だったので
当然ですが消化器内科で精検してから出直して来いという事になり
恐怖の内視鏡検査という事になったのでした。
水も吐くのに胃カメラ飲めってSもいいとこです。
続きはまた次回。




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