なべて世はこともなし
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2005年01月31日(月) 関税に自動車税に車検に...お疲れ車個人輸入記(5)

続きです。前のをお読みでない方は、
その1その2その3その4へどぞ。


実に感心なことに、AAは朝の5時30分とかいう非常識極まりない時間に呼ばれたにも拘らず、わずか20分でうちまで来てくれました。で、バッテリーブースターでエンジン始動。


「うーん、このバッテリーは完全に死んでるね。少なくとも1時間は充電してあげてね」


というわけで、朝の6時10分に私は家を出ましたよ。M50(ダブリン郊外をC状に結ぶ全長30キロちょいの高速道路)を北の端から南の端まで走り、そこから北に戻り出勤。幸いといえば幸いオートマだから、途中でエンストするような心配がないことは救いだったけど、でも、だから押しがけとかできなかったりするんだよね。


かくして1時間30分の充電走行の後、会社に到着。で、エンジンを切って念のためにエンジンをかけようとすると…だめ。かからない。


…この1時間30分の充電走行はいったい何だったんだ?


これはよくない。非常によくない。なぜなら朝の11時にはNCT(車検)に行かなければならない。バッテリーが上がった車で車検が通るとは到底思えない。現在朝8時。残されているのはたった3時間。


私は行きつけの修理工場に賭けることにした。彼らが開くのが午前9時30分。それで何とか助けてもらおう。


私は仕事そっちのけで、日本に電話。相手はこの車を整備してくれた人。

私:「バッテリー、新品にしてと頼んどいたでしょうが(怒)」
相手:「したよ」
私:「じゃあ、なんで上がってんだよ」
相手:「へ?」


私は状況を説明。ケーブルで始動できなかったこと。1時間30分は知っても充電できなかったこと。その他。


相手:「そりゃ、不良品のバッテリーだよ」


聞けば、この整備をしてくれた人は、アイルランドと聞いて、わざわざ寒冷地仕様のバッテリーをつけてくれたとのこと。で、そのバッテリーがわずか2ヶ月の船旅で上がるということは考えられず、ましてや充電できないということは考えられないらしい。その事実から導かれる結論は一つ。


このバッテリーは不良品。


ちなみにこの人いわく、不良品のバッテリーにあう確率は「2-3年に一度」らしい。


…それって実はすごい確率じゃあない?


で、9時30分に行きつけの修理工場が開くと同時に電話。


兄ちゃん:「わかった。今日の夕方までに用意するよ」
私:「それじゃあダメなのよ。11時…1時間半後にNCT(車検)なのよ」



しばしの沈黙。


兄ちゃん:「なんとかしよう」


…頼むよ。信用してるよ。


で、彼はすぐに私の会社まで来てくれて、バッテリーブースターで車を始動。そのまま自分の車を置いて、私の車を修理工場へ持って行った。


とっても不安な1時間を過ごす。


彼が戻ってきたのは10時50分。いわく「特殊なバッテリーだったから在庫を探すの3ヵ所走り回った」とのこと。私は「釣はいらん!」と130ユーロ(17000円)を彼に握らせてそのままNCT(車検)の検査場へ。


引っ張るけど続く。


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2005年01月29日(土) オフ会...じゃなかった飲み会報告

土曜日の「飲み会」にご参加くださった皆様、ありがとうございました。お疲れ様でした。遅れて来られた方などもいらっしゃり私は掌握していませんがおそらく40人ほどの方が来てくださったのではないかと思います。昨日はあくまで「オフ会」ではなく「飲み会」ということで、私は完全に管理放棄してました。


かくして、私と話があまりできなかった方がかなりいらっしゃいます。ごく正直に書くと、あいさつすらできなかった方も多数。むろん私ごときのことは関係なく楽しんでいただけたと信じてますが、もしそうでなかった方がいらっしゃれば、この場を借りて陳謝させていただきます。今度の「オフ会」はちゃんと幹事をやりますから。


午後2時に始まった「飲み会」。5時間も続けていると腹が減ってきます。かくして、一部の参加者が近所の中華料理店へ行くことに。ところが土曜日の午後、25人もの参加者が予約なしに行って受け付けてくれるレストランなどあろうはずもなく。かくして、私を含めて10名の参加者は「夕食難民」となってしまいました。


夕食難民となった参加者のひとりが突然提案されたことは、「Moore Streetの中華料理屋に行こう!」


へっ?


Moore Street、あの、野菜売りのオババやあやしい中国系の店に、なんだかダブリン中心部屈指の怪しい通り。何の根拠もないですが、あの辺に行ったら、中国系マフィアにシャブ漬けにされて、どこかに売り飛ばされそうな…そんな印象を抱いており、君子危うきに近寄らずの鉄則に則りこと日暮れ後は近寄らない通りになってました。ま、冗談めかして書いてますが、あまりいい印象を抱いていなかったことは事実。そこに行く?


そりゃ面白そうだ(をぃっ)


というわけで、アングラ色漂うMoore Streetに女性6人を含む日本人10名は向かいました。


野菜のマーケットはもちろん閉まり、通りには野菜屑や濡れたダンボール箱が路面にへばりつき、相変わらずの汚さと薄暗さのおかげで更に怪しさが増しているMoore Street。アイルランド人なんかほとんど歩いておらず、見かけるのは、東欧系やアフリカ系、さらにはアジア系の人ばかり。


で、「ここ」と言われた場所。


ここですか?


そこには人がすれ違うのがやっとの狭い通路とその奥に薄暗い階段があり、入口には中国語で何か書いてある。狭い通路には食べ散らかされたファーストフードのゴミが散乱し、はっきり言って臭い。壁にはFu*k Youなんて書いてあるし。


うん、ひとりなら絶対パス。というか、ここにモノを食えるところがあるとは思えない。入っていっても最近の日中情勢なんかから考えても、日本人が歓迎されるとは思わない。とにかく、危険な香りでいっぱい。


狭い狭い階段を上がっていくと、テーブルが12個くらいある程度の小さなレストランが確かにあった。ただし、以前フツーの住居だったのをむりやり壁を引っぺがしたようで、天井の柄は違うはべこべこだわ、テーブルはクロスなどあろうはずもなく、一部の椅子は学校の体育館で見かけたようなパイプ椅子(悪役プロレスラーが良く凶器に使うあれね)。


そこには当然のように中国人のウェイターさんが待っており、…と言ってもそれっぽい格好をしている訳ではないので、立っていなければお客と言っても私は信じた。


ウェイターさん:(日本語で)「日本人?何人?十人?それいぱいね」


…日本語で来るか、日本語で?


で、テーブルに案内される。メニューが来る。


や、安っ!


前菜が2ユーロから始まって、一番高い(と思われる)北京ダックは8ユーロ。みんなでテキトーに頼む。やがてやってきたのは、中華料理でおなじみ四角くて長い箸となぜかプラスチック製の取り皿。


さすが中華料理、てきぱき出てくる。出てきた料理はまちまちの皿に盛られているがうまい。ちょっと脂っこいけど(よく言えば、「本格中華料理風で」)うまい。10人ほとんど無口になり食べる。食べる。食べる。


と、場末の隠れた中華料理店で思わぬヒットを出したことに気をよくした私。翌日の夕飯にちょっと中華料理に挑戦することに。取り出したのは、シンガポールの読者さんよりいただいたこれ。





TRADITIONAL SINGAPORE STYLE
BAH KUT TEA SPICES


ガポール スタイル バークツテイー


シソガポールってあんたは2ちゃんねらかい!





気を取り直して取り合えず日本語の「作り方」を見てみましょう。





…わかったような、わからんような。「2コのにんにくをたお」ってのが、どーしても解読できない。しかも今度はシソガポールじゃなくてちゃんとシンガポールになってるし。





塩とコショウと何が入ってるって?





…何を済ませるんですか


とりあえず、今から、作ります。


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2005年01月27日(木) 「飲み会」土曜日です。

「飲み会」明後日です。特に参加希望表明もキャンセル表明も必要ないので、お気軽にどうぞ。誰も知らずに飛び込みで来られるという方も多いようなので、おひとりでも安心してどうぞ。


(再録)
日時:1/29午後2時から
場所:マーケットバー


(掲示板より転載)
DameStからGeorgeStに入って、George'sArcadeを超えて1本目を左折したところがStephenStLwr、このStの左側にあります。(GeorgeStでHoganというPubが見えたらそこを左折)
DruryStにあるAsiaMarketのすぐ近くですので、マーケットバーを知らなくても、AsiaMarketを知っていれば迷うことなくたどり着くはず・・・。


ええと、Snigelがどれ(誰)かわからんから心配という人、テーブルの上に「指さし」を何気なくおいときますんでそれをご参考に。






先週の某日は資源ゴミの回収日でした。日本の自治体のように空き缶は回収日が別だったりしません。ただひたすらにガラスを除く資源ゴミは緑の大きな回収箱に入れておけば持って行ってくれるという…便利といえば便利だけど、本当にリサイクルしているかどうかが非常に疑問です。


で、家に帰ってくると、玄関先にこんな置手紙が…。





(意訳)回収箱がトラックで壊されちゃった。ここに電話して資源ゴミ回収会社に新しい回収箱を頼んでね。私たち(回収の係)も先方に連絡しときます。


待て待て待て。


トラックが壊したんじゃなくて、お前らが壊したんだろうが!


というわけで、翌日、指定された電話番号に電話しました。すると今朝、ちゃんと新しい回収箱が届きました(ちょっと感心)。ちょっと配達のお兄さんに聞いてみました。


お兄さん:「いやー、よくあることだよ」


だそうです。


あのー、あくまでここだけの話として聞いて欲しいんですが、この資源ゴミの回収は月に一度だけです。で、極力この回収箱を利用しようと思っている私、2週間ほどでこの箱がいっぱいになります。で、先月は、ゴミの上でジャンプしてゴミを圧縮したのが原因…じゃあないですよね。かなりしつこくジャンプしたもんなあ…。

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2005年01月26日(水) 関税に自動車税に車検に...お疲れ車個人輸入記(4)

続きです。前のをお読みでない方は、
その1その2その3へどぞ。


かくしてナンバーを手に入れて、長い長い昼休みを終えて会社に着いたのはすでに午後4時30分。5時間近いとんでもない昼休みを取った計算になる。会社に帰ってきたらその分を取り返すべくバリバリと仕事をするなら少しはほめられる部分もありそうだが、私は会社に着くなりまずは保険会社に電話。新しい車への保険の切り替えを頼む。これ自体はほんの数分で済む。保険は車を変えるのを機会に、車両保険・ウィンドスクリーン保険つきの完全な保険に切り替える。車が大きくなったこともあり、毎月の掛け金は20ユーロほどアップ。車の排気量が700ccも上がったことを考えるとそんなに悪くないと思うが。


さらにはNCT(National Car Test=車検)に勤めている友人に電話してアポを取る。普通2-3週間待ちのところを翌々日に予約を入れてくれる。アイルランドという国は(他もそうかもしれないけど)知り合いがいるいないじゃあ話がまったく違ってくることがよくある。今回もそんないい例と言えるかも。ところがこの友人の好意があとで裏目に出ることになる。


で、結局その日の仕事が終わったのは午後9時。そののち家に帰って、取りあえずはナンバーを取り付けることに。出来上がったナンバーを見ると、なんとまあ、ネジ穴があいていない(どうやら自分で開けるものらしい)。あ、そういえばネジもない!これでどうしろと言うねん。


というわけで、家中ネジを探してまわるがこのナンバーの取付にあう太いネジはどこにも見つからない。というわけで、翌日ホームセンターに行くことに。


で、翌日、Motor Tax Office(自動車税専門の税務署)に行って自動車税の納税。1年間に530ユーロ(おおよそ72000円)なり。1300ccのカローラが300ユーロ(おおよそ40000円)だったから、かなりの値上がり。排気量の大きな車に乗るということは、贅沢だとみなされるということがよく分かる。


で、その日の夜、ホームセンターで買ってきたネジでナンバーを取り付ける。ちゃんと計算ずくで買ったので、サイズはぴったし。次なる問題はバッテリー。前に書いた通り、日本からの6週間の海上輸送の間にバッテリーは見事に上がってしまった。で、港でバッテリーブースターを使ってエンジンをかけた時にそのまま1時間くらい充電を兼ねて走っていれば良かったのですが、ナンバーはないわ会社には一刻も早く帰らなきゃいけないわで結局自宅まで最短距離で車を運転してエンジンを切ってそれっきり。


とはいえ、そんなに心配はしていませんでした。何せ、私、念には念を入れてジャンプリード(バッテリーとバッテリーをつなぐコードと言いたいんだけど、これなんて言うのが正しいんだっけ)を買って前の車に入れておいたのだ。


というわけで、ひでかすを巻き込んでジャンプリードを使ってエンジンをかけようとするがうまく行かない。スーパーで買った安物だからかというわけで、友人宅に別のジャンプリードを借りに行くがそれでもダメ。うーん、困った。


何が困ったかというと、翌日の朝11時がNCT(車検)。NCTは会社の近所。つまり、明日の朝は何がなんでも会社に新しい車で会社に行かなければならない。つまり、出勤時間明日の朝7時までに問題を解決しなければいけない。というわけで、翌朝朝5時に起きました。


困った時はAA。


AA…日本で言えばJAF。年会費100ユーロ(13500円)さえ払えば、路上でトラブルが起きた時も助けに来てくれます(年会費以外は無料)。以前路上でトラブルが起きてぼったくられたことに懲りてこれに入っておいたのですが、それ以来、パンクにバッテリー上がりにとしっかり年会費分の元を取ってます(何のためにジャンプリードを持っているのかというツッコミはなしで)。


しかも、私は35ユーロ(5000円)余計に払って、ホームスタート特約にも入ってます。つまり、AAは路上でのトラブル対応係で、自宅でのトラブルは例外なのですが、このホームスタート特約に入っていれば、自宅でのトラブルにも対応してくれるわけ(もちろん年会費以外は無料)。


というわけで、朝の5時30分に、私は可能な限りでもっとも申し訳なさそうな声を出してAAのヘルプラインに電話をしました。


「ごめーん、バッテリーが上がっちゃった」


さあ、果たしてNCT(車検)はどうなる。翌日に続く。


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2005年01月25日(火) 夢のダックよもう一度。そこに現れた現実とは?

金曜日に会社の部の食事会に行ってきました。場所は街中にある某タイレストラン。




資料写真。写真と本文は関係ありません。ないんだってば。


このレストラン、Malahideにも支店があり、何を血迷ったか、ひでかすと某日本人の友人と私というむさ苦しい男三人衆でこのMalahideの支店にちょっと前に行ったことがあります。本人たち、何も知らずにスニーカーとジーンズといういでたちでこのレストランに行き、中に入ってその洗練された雰囲気の前にスニーカー+ジーンズという格好をかなりちょっと恥をかきました。しかも、趣味のレベルとはいえ、背中がむずがゆくなるようなラブソングを生演奏で演奏してくれたりして。…むろん私たち男三人衆のためじゃあありません。ほかのカップルで来ているゲストのためです。きっと。


ともあれ、Malahideでひでかすが頼んだ、ダックが冗談抜きでこの世のものとは思えぬほどにおいしかったのです。柔らかくて味が染みていて口の中でとろけるような感じ(このサイトは別にグルメサイトじゃないので念のため)。ちなみに私は魚を頼みました。確かにおいしかったですが、このダックのあまりの素晴らしさの前では魚はかすんでしまったというのが正直なところ。


かくして、部の食事会がこのレストランの市内の支店であると聞いて私は膝を叩いて大喜びしました。このレストランのダック(ちなみにメインコースはだいたい20ユーロ=2700円)の夢よもう一度というわけでうきうきしながらこのタイレストランに行ったわけ。


部の食事会ということでただ飯ただ酒にあやかったのはおおよそ30人。30人という大所帯ゆえに地下にある部屋の貸切に成功。これ自体は慶賀に絶えない。15人づつ二つのテーブルのわかれ食事。問題は、この貸切の部屋に自前の台所があったこと。で、その台所にこともあろうにシェフがひとりしかいない!


シェフはまさに映画のMatrixのようにフライパンを数個いっぺんに扱って走り回っている。まさに職人芸。その努力は認める。だけど、いかにこのシェフが有能だといっても30人分のてんでばらばらに注文された料理をひとりで作るのは無理。そりゃ、私の尊敬する島根のシェフさんのような例外は確かにある。だけど常識で考えて、ひとりで30人分の料理をすることは無理。


で、二つあるテーブルのうちひとつのテーブルのスターターが終わるともうひとつのテーブルにスターター(前菜)が来るような感じ。別に待つこと自体は苦にはならないが、どこかマヌケな印象は拭えない。


で、スターターのあとにまさに「満を持して」やってきたメインのダック。私の席の周りの同僚に「ここのダックはサイコー」と太鼓判を押していたこともあり、周りの人間はみなダックを頼んでいた。そう、みんなでシェアをすればすべてのダック料理が賞味できるというまさに夢のような状態


で、ついに箸をつけた(正確にはフォークだけど)。


な、なんじゃこりゃー。


まずい。


もう一度言わせてもらうと


まずい。


原因は…調理のし過ぎ。早い話がダックが石のように固くなっているのだ。あのMalahideでひでかすが食べていた「柔らかくて味が染みていて口の中でとろけるような感じ」のダックと見かけこそ同じなのに、いざ口にしてみるとまったく別のもの。例えて言えば、ようやく念願かなって一夜を共にすることができた絶世の美女が、脱がせてみたら実は男だったくらいのショック(そういえばここ、タイレストランだったな)。冗談抜きで立ち直れなくらいのショックを受けて、頭に来たのでデザートのムースをきれいに平らげて、パブへと向かう同僚を横目にさっさと最終バスで帰宅しましたとさ。


このレストランの名誉のために書いておくと、町のレストランもMalahide同様うまいそうです。ただ、シェフひとりにたいしてんでばらばらのオーダーが30人という状態に無理があったようです。ともあれ、がっかりしました。

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2005年01月24日(月) ここだけの話で会社の内情暴露

最近はどこの会社に電話をかけても、まず自動のテープの録音で、 「この会話は録音されます」という旨を告げられて、そのあと、「…の方は1を」という感じの選択肢が流れます。


この流れに乗ってか乗らずか、私の勤める会社、電話がすべて録音されるようになりました。言うまでもなく、相手に告げずに録音することは違法ですので、最初にテープで「録音しますよ」と告げればいいものを、うちのワンマン社長、「あの機械での応対は人を馬鹿にしている!わが社はあのアホな機械は絶対に使わん!」という頑迷なまでの哲学を持っておりまして、この機械での対応はしないとのこと。かくして、私は電話に出ると息継ぎなしに一気に…


Hello, xxx limited Snigel speaking. This call maybe monitored or recorded for quality assurance or training purpose. How may I help you?


意訳:「こんにちはXX社担当Snigelです。この通話は、サービス向上およびトレーニングのためにモニターまたは録音されることがあります。ご用件は何でしょう?」


と言わねばならなくなりました。一言言っていいですか。


舌を噛めってか?


録音されると言うことでちょっと私用電話がしづらくなりましたね。ま、日本語なら知ったことじゃない!というわけで日本に電話したりして(いつかクビになるな、オレ)。


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2005年01月23日(日) 週末スペシャル(2)...を書くはずが挫折

前日の日記に「週末スペシャル(1)」と書いた以上、週末スペシャル(2)がないと矛盾するわけで。というわけで根性だけで更新してます。


今日は久々のお休みでした。1/4以降休んだのは先週の土曜日だけ。しかもその貴重な休みに私はNewryまで買い物に行ってしまい、結果的には余計に疲れてしまった。かくして、今日(日曜日)が2週間ぶりの休みとなったわけです。


で、天気がよかったのが運の尽き。気になっていた庭の木の手入れをしてしまい、そのままの勢いでバスルームを掃除して、自分の部屋も掃除して…気がつくと午後8時。結局休んだんだか休んでないんだかわからない状態で日曜日が終わろうとしてます。だりぃ。でもだりぃじゃ片付かないからもう少しがんばって更新しますか。


そう、1年以上放置してあった庭の木の枝を切りました。別に私はどーでもいいと思っていたのですが、1メートルくらいの高さのブロック塀から隣りの家ににょきにょき枝が伸びていることに対して隣りの家に申し訳なく思っていたのです。だいたい、うちの大家、庭の木の手入れに来ると1年以上前に約束していながら未だに来やしません。この辺のいい加減さがアイルランド人ですが。


で、1メートルほどの高さのブロック塀の上から枝を切っていると隣りの家のじい様(推定年齢80歳)が出てきて、そのハサミじゃ切りづらいだろうと、切れのいいハサミとついでにハシゴも貸してくれた。この辺の気さくさがアイルランド人ですが。


結局2時間以上かけて木を切りました。で、そののち自分の部屋を掃除。掃除機をかけた後で日本からわざわざ持ってきたコロコロ(カーペットを掃除する粘着テープ)でさらに掃除。さらにはバスルームから階段・廊下を掃除。本当は台所も掃除したかったのですがこの時点でダウン。


…だめだ。この続きがあったけど本格的にダウンです。続きはまた明日。


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2005年01月22日(土) 週末スペシャル(1):1/20に起こった変化とは?

ネタはあるのに更新している暇がない…という毎日です。毎日例え数人でも日記の更新を心待ちにしてくださっている方がいるかと思うと、申し訳なくて夜以外眠れません。






数週間前にアイルランドの各家庭にこんなリーフレットが配られました。






ありていに言えば、アイルランドの交通標識が1/20よりマイル表示からキロメートル表示に変わったのです。

ここ10年来、アイルランドでは、案内標識はキロメートル表示、制限標識はマイル表示という矛盾した状態が続いていました。つまり、「ベルファストまで100キロ」という表示と「制限速度30マイル」という単位の異なる表示が同時にされていたわけ。これは、実は過渡期の混乱というやつで、ちょっと前までは、案内標識もマイル表示だったそうな。で、お隣りイギリスは頑なにマイルとヤードで表示をしているのに対し、アイルランドはヨーロッパ大陸に倣って、全面的にキロメートル表示に変えようというわけ。


言うまでもなくこれ、日本人には朗報です。日本と同じ単位になるのですから、いちいちマイルからキロメートルに計算をし直す必要がなくなります。


逆に困っているのがアイルランド人。そりゃそうだ。例えば日本で今まで肉屋さんで「合挽400グラム」って言っていたのに、ある日突然「合挽1ポンド」って言わなきゃいけなくなったらどうします? そういうことがアイルランドで現在起こっているわけです。





このリーフレットによれば、1980年代半ば以降アイルランドで売られた車の速度計はマイルとキロメートルの両方で表示されているそうです。写真がないのが残念ですが確かにそうで、マイル表示の内側に申し訳程度にキロメートルでも表示されてますが、これ、よほど気をつけないと目に入ってきません。こんなもんに気を取られていたら、多分追突事故が現在の5倍くらいに増えます。


で、マイル表示からキロメートル表示に変えるにあたって、若干の切り上げや切り下げも行われました。つまり、市街地の30マイル制限=48キロ制限は50キロに、40マイル=64キロ制限は60キロにという感じ。


で、このどさくさに紛れて大きな変更も行われました。


まず、良いほうから。高速道路の制限速度、70マイル(112キロ)から120キロに引き上げられました。で、悪いほうは、今まで制限速度のないイナカ道は60マイル(96キロ)で走ることが可能でしたが、これが80キロに引き下げられます。これ、イナカ道(正しくは「地方道」)を96キロなんかで走ることはほとんど不可能だったので妥当な線と言えるのですが、日本と同様陰湿な警察は、イナカ道でも改良が済んで主要道と引けを取らないような区間で、速度取締をするのではないかとにらんでます。


ちなみに、この地方道は80キロ制限になるという変更のため、アイルランドのほとんどの場所では制限速度が引き下げられます。繰り返しますが、ほとんどのイナカ道は80キロでも走ることができないようなところが多いので、大筋では妥当な変更です。


また、今まで存在しなかった30キロ表示なるものが出てきます。これ、今まで30マイル(48キロ)が下限だったアイルランドの制限速度にそれ以下が登場するということになります。まだお目にかかったことはありませんが。


ちなみに、アイルランドにはおおよそ35000もの速度制限標識があるそうです。(オフィシャルサイトより)。これが全部入れ替わるのはいつの話になるのやら。






ビンボーな可処分所得が比較的少ないひでかすのケータイは085。これ、Meteorという後発のケータイ会社でカバー率などは悪いのですが、その分プランなどはおトクという会社。ひでかすがこのMeteorのケータイを持つ前は短い期間でしたが086、つまりo2という会社のケータイを持っていたことがあります。蛇足ながら私のケータイはEircelの時代から087(Vodafone)です。私がアイルランドで最初に持ったケータイは088という番号でしたから、その頃から比べると隔世の感があります。


で、うっかり者かついい加減な性格の私、ケータイの電話帳にHidebakasuという名前でのエントリーが二つあります。どちらもひでかすのケータイ番号には違いないのですが、085は今使っている番号で086は昔の番号(つまりもう使ってないわけね)。用事のあった私はひでかすに電話をかけました。


ひでかすの電話は鳴れど出ない。で、それっきり忘れていたのですが、30分後にHidebakasuから電話がかかってきました。ひでかすかと思いきや、電話の向こうには10代と思われる女の子の声。


相手: 「私に電話したでしょ」


へっ?あんたなんかに電話してないよ。


で、後で気がついたのですが、私はうっかりひでかすのすでに使っていない086の番号にかけたらしい。どうやらひでかすの086の番号はすでに無効となり、かつ、再利用され全く知らない誰かが使っている模様。そうでもしなきゃ電話番号が足りないのかもしれませんが、気味が悪いですね。数年ぶりに友人に電話してみたら全く見知らぬ他人がその電話番号を使っていたとか。…それくらいならまだ良いけど、その相手がなぜか偶然自分の嫌いな人だったりしたら最悪ですね。まずあり得ないけど。


おまけ、そんなひでかすの今朝(日曜日=日記の日付は土曜日ですが)の朝ご飯。






日独伊三国同盟朝御膳。
(御飯とケーキとパスタ)


…君のセンスには脱帽するしかないよ。まじで。しかも、ケーキから食べはじめるし。

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2005年01月18日(火) 関税に自動車税に車検に...お疲れ車個人輸入記(3)

今朝は久しぶりに冷え込んでました。車のフロントガラスが凍ってましたから。で、通勤途中で屋根に数センチの雪を乗せた車を数多く見掛けました。どうやら一部の地方では昨晩雪が降ったようで。


前日の日記の続きです。


で、Santryは空港に程近いビジネスパークにある税務署。どうやらここは車の(自動車税以外の)税金を専門にやっている部署らしい。午後2時ちょい前に着いたところ、あいにく午後2時まで昼休み。「さすがお役所仕事」と悪態をついて数分待つと昼休みが終わる。


で、建物の中に入ると、生気が完全になくなった丹波哲郎ふうのオヤジの守衛がおり、そこにあったノートに名前を書き、事務所へ。


へっ?


大きな事務所を想像していた私の前には、机が8こ程度と、受付用の机が4つほど並んだ小さな小さな事務所が現れる。中の署員さんはシャツにジーンズといういでたちの人もいるほどカジュアルで、しかも、スピーカーからはカントリーふうの音楽までかかっており、実にくつろいだ雰囲気。「アイルランドのお役所」と聞くとダブリンのあの悪名高き殺伐とした雰囲気のイミグレーションオフィスを想像する私にとってこの天と地ほどの差は一体どうやって説明してよいやら分からない。


私が中に入ると係のひとりが待ち構えていたようにやってきて私の書類(Form RF 100)を持って自分の机に戻る。待っている間数人のほかの客がやってきたが、あからさまに車関係の仕事を生業としている人ばかり。何も知らずにきょろきょろしているのは私だけ。…うーむ、どうやら、ここにはシロートさんはフツーやってこないらしい。ましてや外国人のシロートさんなどほとんど来た試しがないのではないかと思う。


じゃあ、手続きが煩雑だったかというと、代行業者によって完全に書類はできあがっており、私がしたことは「アイルランドの市場価格に対して」30%の税金を支払っただけ。ちなみに、カードはレーザーカード(デビットカード)しか受けつけないらしく、しかも限度額は1500ユーロと来たもんだから、私はやむなく、レーザーカードと現金を組み合わせて納税する。


で、私が提出した書類(Form RF 100)にハンコとナンバーの番号が書かれて返ってくる。


係:「はい。以上。おつかれ」
私:「あれ?ナンバーは?」
係:「ここじゃ渡さないよ」



へっ?


ご存知の方も多いと思いますが、日本ではナンバーは運輸省じゃなかった国土交通省の陸運事務所にて交付されます。しかも、(軽を除いて)ナンバーを取りつけた後に専門の係が「封印」をしてナンバーが取り外しできないようにされます。ま、ナンバーを取り替えられたりとかされると困るでしょうから、これくらいしてもいいかなという気もしますが。


他方アイルランド。聞けばナンバーの番号はここ税務署にて交付されるものの、ナンバーそのものはどこかのカーディーラーに行けば作ってくれるとのこと。で、それを自分で取り付けると。


いい加減王国アイルランド。車のナンバーもいい加減だった。


というわけで、通り掛かりの日産のカーディーラーに飛び込みで行ってきました。受付で「ああ、それなら二階のパーツセンターに行って」と言われて行ってみると、「あ、日本車のナンバーはうちでは作れない」とのこと。


どういうことかと言うと、日本の車のナンバーは正方形に近い形をしているのに対し、ヨーロッパの車のナンバーは横長です。で、日本から輸入した車の場合、前は横長のナンバーでも対応できますが、ほとんどの車は後ろのナンバーが横長では対応できません。ゆえに、「特注」で、日本のナンバーの形に似た(つまり横長ではない)ナンバーを作ることができるわけです。で、その横長ナンバーがこのディーラーでは作れないとのこと。


で、ナンバー製作の専門会社がParnell Squareの近所の路地裏にあるというので行ってきました。絶対に夜は通りたくないという感じの裏通りに、言われなきゃ気がつかないようなひっそりとしたたたずまい…というかほとんど倉庫の通用門のようなドアの向こうにその専門店はありました。


そこで30分待ちでナンバー作成30ユーロなり。


…これで話が解決したと思うのは甘い。続く。



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2005年01月17日(月) 関税に自動車税に車検に...お疲れ車個人輸入記(2)

「飲み会」掲示板での議論により、以下のように決定しました。来たい人は来てください。来たくない人は来なくていいです。誰を連れてきても構いません…という「ゆるい」感じでのんびりやりましょう。

日時:1/29午後2時から
場所:マーケットバー



(掲示板より転載)
DameStからGeorgeStに入って、George'sArcadeを超えて1本目を左折したところがStephenStLwr、このStの左側にあります。(GeorgeStでHoganというPubが見えたらそこを左折)
DruryStにあるAsiaMarketのすぐ近くですので、マーケットバーを知らなくても、AsiaMarketを知っていれば迷うことなくたどり着くはず・・・。


ええと、Snigelがどれ(誰)かわからんから心配という人、テーブルの上に「指さし」を何気なくおいときますんでそれをご参考に。





前日の日記の続きです。


で、エージェントに書類一式を送ると、ほどなく請求書が届いた。このエージェントの「取り分」は、日本で発行されたインボイスの車両本体価格の10%だそうな。さらに、なぜだかアイルランド政府は後から出てくる輸入関税のほかに日本で発行されたインボイスに対して21%の消費税(VAT=Varue Added Tax)を取るそうな。さらには港の使用料に60ユーロ…などなど。とどのつまりがおおよそ500ユーロ請求されました。お気づきでしょうが、日本で発行された請求書は安ければ安いほうがトク…ということになります。


で、翌月曜日、つまり1/10に港に車を取りに行くことになる。とは言っても会社は火の車で一日休みを取れるような状況じゃあとてもない。かくして、「昼休み」を長く取るという形で港に行ってきました。


ダブリン港の某所。ヤクかなにかの取引をしていても何ら不思議はない場所で車の引き渡しは行われました。この約束の場所を探すのにも一苦労。なるほど、こりゃ、自分ですべてやろうというのは無理に近いわ。


車とご対面となったのは、「受け渡し所」とかじゃあなくただの路上。ひさびさにご対面となった車は、2ヶ月近くの搬送で汚れまくってます。で、エンジンをかけるのになぜかブースターを使っている。


私:「あれ、バッテリー、上がってるの?」
係:「上がってる」



で、これからが大変。まず、税務署に行って、関税の支払いをすることに。で、関税が支払われるまではナンバーは交付されません。これの意味するところが何か分かります?ナンバーなし、保険なしで、陸送しなければいけないということ!


日本の常識じゃあ考えられません。日本でただの一度でもナンバーのない車を見たことがありますか?新車の場合や、オーナーが変わって新しいナンバーが必要な時は日本では「仮ナンバー」というのを申請します。この仮ナンバーの申請には輸送の計画(どこからどこに行く)などを所轄の警察署だかなんだかに知らせる必要がありけっこう面倒。なのに!アイルランドじゃ、ナンバー無しで車を陸送してもいいとのこと。


この港の係の人に、この点を突っ込んでみました。


係:「まあ、やむを得ない事情だからね。大丈夫だよ」


…出た。アイルランド人の言う何の説得力もない「大丈夫」。幸い、私はどの車を運転していても事故の時は保険がおりるという特約に入っているので保険では大丈夫でしたが。ともあれ、陸送中におまわりさんに見つかったら、やましいことはないにせよ面倒なことになることは避けられないような気がする。


かくして私はナンバーなし・汚れ放題という状態で車を陸送いたしました。で、うちに着いて前庭に車を停めてエンジンを切る。バッテリー上がりの時は、1時間とか車を走らせて充電をするのが基本。とはいえ、ナンバーのない車を1時間も走らせる勇気は私にはなかった。しかも、バッテリーブースターを持っているから、最悪の場合ブースターでつないでエンジンをかければいいと思った次第。


で、港までタクシーでとんぼ返りして、古いカローラで、Santryにある税務署へ。書類はできているのでその書類を持って関税を払えばいいわけ。


ここで関税について説明。


アイルランドでの輸入関税は「アイルランドでの市場価格に対して」以下の要領でかけられます。


1400ccまで アイルランドでの市場価格に対して22.5%
1401cc - 1900cc アイルランドでの市場価格に対して25%
1900cc以上 アイルランドでの市場価格に対して30%


この関税、実は数年前に大幅に引き上げられました。というのも、いわば「ニッチ商法」で大きくなった日本からの中古車の輸入業。アイルランド政府がこの商売が儲かっていることに気がついて大幅な関税の値上げを実施したのです。これにより、日本からの中古車輸入業は一気に下火になりました。実際のところ、関税まで考えると、アイルランドで買っても日本から輸入してもほとんど値段が変わらないのです。…そうなると、わざわざ苦労してまで日本から中古車を輸入しようという輩はいなくなるわけで。ちなみに、この関税の額は、このサイトにて計算できます。この辺の詳しいことは、ここからリンクをたどれます。


参考までに書いておくと、日本でその車を自分名義で持っていて、かつ、3年ほどアイルランドで乗る予定があるならこの関税は免除されるそうです。ただし、詳しいことは調べてませんので真偽のほどは分かりかねます。

(続く)

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2005年01月15日(土) 関税に自動車税に車検に...お疲れ車個人輸入記(1)

理由あって、車を変えることにしました。愛車のカローラに問題があったわけじゃあありません。でも、せっかくだからもう少しグレードの高い車に乗りたいなあと思っていたときに、ひょんなことからこんな車と縁を持つことになったのです。

そんな車とは、これ


最近の日本での流行は環境問題が大いに議論されて、ハイブリッドカーだの何だのと燃費がいいものが選ばれているようで。他方アイルランドじゃハイブリッドカーなんてほとんど見ないのに、このテのSUVが現状大人気。あまりの人気ぶりに、政府はSUV車に特別な税金をかける計画があるとかないとか。ともあれ、別にその流行を追うつもりはまったくなかったのですが、人生で一度くらい、こんな四駆に乗ってみるのもいいかと…。


で、今日から数回の連載で、かなり具体的な輸入方法まで書いてみたいと思ってます。アイルランドに車を輸入される予定のある方のご参考になればと思います。この情報はすべて2005年1月現在のもので、変わる可能性もあります。また、いつものことですが、内容には気をつけておりますが、間違いがあったときなどの責任は負いかねますので悪しからず。


(1)てなわけでまずは輸出業者探し。


輸出したい車が見つかったら、まず、やらなければいけないことは、ダブリンまで輸出してくれる海運業の会社を探す必要があります。これは簡単、タウンページで「海運業」などというキーワードで港町を検索すれば出てきます。そこに電話をかければ、アイルランドまで車を輸出してくれるという業者が出てくるはずです。で、その業者さんに、通関を代行してもらう業者まで紹介してもらえばそれで終わり。必要なのは、車のインボイスと抹消登録。基本的にこれだけ。


で、車の体積に応じて運賃が決められます。おおよその目安として、乗用車が10万円程度。これは、日本で払うこともできれば、到着地アイルランドで払うことも可能。ちなみに私は日本で払いましたが。で、輸出の通関や港での手数料などで5万円くらいを見ておいたほうがいいでしょう。車を港まで自分で運べば別ですが、レッカーを使用した場合、さらに2万円くらい余計にかかると思われます。まあ、この辺は、日本国内のことでもあるし、RPG(ロールプレイングゲーム)の容量でやっていけばいいでしょう。この辺で挫折する人は、はっきり言って、アイルランドで挫折するので輸入はあきらめたほうがいいかと思います。


(2)6週間待つべし。


時期や業者にもよりますが、アイルランドまで直行する船というのはないらしいので、車はどこかの港を経由することになります。で、だいたいの目安として、6週間くらい待つことになります。この間に、日本での車のインボイス、抹消登録証(英訳も必要だったが私は自分で訳した)、日本の税関が出す輸出許可通知書を書留で送ってもらいましょう。ちなみに、輸出許可通知書は私の場合必要ではなかったですが。あとは、船会社が出すBill of Lading という書類が車の引き取りの際に必要になります。これらの書類がそろっているかしっかり確認する必要があります。


はい、ここまでは話の前座。ここから、期待通りのどたばたが始まります。


(3)もうすぐ船が着く


あと、1週間か2週間で船が着くという段階になると、ダブリンの船会社のエージェントから、「もうすぐ車が着きますよ」という手紙が着きます(Cargo Arrival Advice)。これが着いたら、おもむろに活動開始。ちなみに私の場合、12月23日にその手紙が着いたのですが、そのころ私はドイツでボーっと過ごしておりまして、この手紙、1/3まで完全に放置。で、ダブリンに帰ってきてみると「1/5に着きますよ」という手紙が着いている。…一日しかない。


もっと正直に書くと、日本を出港した時点で、おおよその到着日時は分かってます。日本を出港した時点では12/31と聞いていました。で、手紙には1/5に到着とのこと。今にして思えば、もしこの予定通りに12/31に船が着いてたらえらいことになってたなあ(理由は後述)。


(4)到着前日


で、今回は、車の引き取りや輸入手続などを自分で済ませようと思ってました。てなわけで、1/4…つまりは船が着く前日に船会社の事務所に電話してみました。


私:「明日、私の車が着くらしいんだけど」
相手:「いや、天気が悪いから着かないかも」
私:「あっそう。いずれにせよ、自分で手続きやりたいんだけど」
相手:「無理」


聞けば、何百台もある車の中から、自分の車を見つけ出すのはまず困難だし、しかも、通関が終わるまでの間、港に自己責任で車を停めておかねばならないとのこと。で、ダブリン港も他の港同様治安はよろしくなく、誰の管理もない中で車を停めておくのは非常に危険が高いとのこと。で、エージェントを使えば、通関はおろかダブリン港での車の管理もしてくれるとのこと。…エージェントを使おう…と思ったのは、多分正解だったと思います。


(以下続く)


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2005年01月12日(水) 業務連絡

車の輸入業務が終了しました。これ、ネタになりますので明日から連載とします。ちなみに毎日11時間勤務してるので死にかけてます。

新しい車、 (・∀・)イイ!! です。詳しくは明日。


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2005年01月09日(日) 得をしたのか?パブでのこんな話

ここ数日、掲示板等の反応が鈍い…ちゅうか反応がありませんが、皆様いかがお過ごしでしょう。今年はあまり肩肘はらずに駄ネタでも更新しようと決めてますのでよろしくです。つまり、今年は「質より量」で勝負というわけです。


今日もお仕事でした。それでも日曜日はまあ、いらん電話がかかってくるわけでもなくリラックスした雰囲気で仕事ができるので好きですが。あとは、ここだけの話として、昼休みにパブでSunday Roast(日曜日のランチ)といっしょにビールを飲む…しかも図々しくもそのレシートを会社に回すということができるのでいうことはありませんが。あ、さすがにビールは経費で落とそうとはしませんよ。


クリスマス直前の日曜日もやはり仕事でした。ただ、この日、このパブでちょっとした「事件」が起こりました。


この日働いていた酔狂は私を入れて3人(二人はアイルランド人)。で、昼休みにパブに行きました。で、お昼ご飯を注文。まずは飲み物ということで、Erdinger(ドイツのビール)と、サイダー、ハイネケンを頼んだところ、サイダーの代わりになぜかバドワイザーが運ばれてきた。まあ、これはよくある話。


で、ご飯がやって来て、食べた。まあおいしかった。で、私が一括して払って会社に請求するということになった。で、カウンターに行ってクレジットカードで計28ユーロなりを払う。で、サインした後でレシートをくれと頼む。順序が逆なのは認めます。これは私のミス。でもね、28ユーロというのはちょうど妥当なくらいの値段だったから私も心配していなかったのだ。


で、レシートをもらうと


なぜか赤の他人のレシート


しかも、もろにビールとか何とか書いてある。これじゃあ会社に請求できない。


さっそくそういうふうに言うと


バーマン:「なんでサインする前に言わないんだよ(怒)」


…お前がサインする前にレシートをくれなかったんだろうが。


とりあえず新しい(正しい)レシートを出すように要求すると


バーマン:「コンピュータが壊れた。レシートは出せない」
私: 「ちょっとくらいなら待つからレシートちょうだい」



で、カウンターで待っていたのだが、コンピュータは直らない。のみならず、なにやら厨房とカウンターがケンカをしている模様。私の相手をしていたバーマン、電話で厨房と罵り合っている。で、あまりに興奮して電話を引っ張ったおかげで、電話が線ごと抜ける。するとこのバーマン、電話を床に叩きつける。何があったか知らんが、脚の前での振る舞いではないことは確か。


で、待つこと15分。暇だったのでメニューを見て計算すると合計38ユーロ。つまり10ユーロ得していることに気がついた。なのに、私は何を待っているんだ?(会社に経費として請求するためのレシートですが)。なんだか腹が立ってきてついに私はキレた。


私:「あんたねえ、いつまで待たせるんだよ。はっきり言うとねえ、オレのほうが金を負っているんだよ。レシートが出せないなら俺は帰るよ」
バーマン:「いいよ。帰って」



…商売というものをいったいどういうふうに考えているんでしょうねえ。この人たちは。


で、翌日、そのビールのレシートを持って経理に行って、正直に事情を話すと…


経理:「いいわよ。得したじゃない」


と28ユーロをくれた。


パブもいい加減なら、経理もいい加減だなあ。


まあ、このいい加減さがアイルランドといえばそうなんですけどね。


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2005年01月08日(土) 無理難題?駐車場の枠線引き

今週の初め、会社に行ってみると駐車場の一部が使用禁止になっておりました。今まで駐車スペースの枠を引いていなかったので駐車の枠をアスファルトに書くことにしたらしい。それ自体は歓迎。みんなテキトーに停めるから、いつも7人がけの電車の座席に6人で座るような中途半端なスペースが空いていたから。…まあ、もっとも、駐車の線を引いたからといって、それを守るかどうかは非常に微妙なところなのですが。ともあれ、昼日中に若いアイルランド人の二人組が、半日がかりで線を引いて帰りました。


ただ…


線がどう見ても一定の幅に引かれていない


で、翌日、前日の二人組が再びやってきて前日に書いた線を消して書き直し、新たな線を引いた。


今度は、角の駐車スペースが妙に広い


で、翌日、前日の二人組がみたびやってきてさらに線を引き直して新たな線を書き直した。


今度は、反対側の角の駐車スペースが妙に広い


というわけで、前日の二人組がまたやってきてさらに翌日線を引き直して書き直し。


かくて、駐車場の線を引くのにかくて四回書き直すという、常識じゃ考えられないことをしてくださいました。


ほらね(これが冗談ではなくて本当というのも情けないが)。









ひとこと突っ込ませてください。


フツー、こういうの、巻尺とチョークか何か使って測ってから線を引くもんじゃないかい?4回も書き直してあんたら、どれだけの時間と労力を無駄にしたか分かってんの?


まあ、他は知りませんが、この二人組にとって駐車の枠を引くというのはかなり困難を伴う作業だったようです。で、そのせいかどうか知りませんが、ペンキの空き缶を駐車場に放置したまま帰ってしまったようです。






イージーライン


全然イージーじゃないじゃないか!


今度気をつけて見てみてください。道路の線、たまに中央線が明らかに道路の中央じゃないとこにあったり、点線がイビツだったりするところがありますから。


で、今日は今日で、会社の前で地中のパイプを何らかの理由で掘り返す作業をしてました。今日は風は冷たく外で作業をするにはちょっと…いえ、かなり辛い日だったと思います。しかも、朝のうちは冷たい雨が降ってましたしそんな中、作業員の方はお元気にも






半ケツ


で作業をされておりました。


…寒くないんですか?


ところで、そろそろ、一度飲み会でもやりません?真実紀行掲示板に投稿しておきましたので、良かったらご覧くださいませ。

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2005年01月07日(金) tsumani募金。したかったのに...

スマトラ沖の地震と津波の報道を最初に見たのはドイツ。で、アイルランドに戻ってきてからも、このニュースで未だに持ちきり。そんな中「tsunami」という言葉が完全に英語(とドイツ語)になっていることがすごく気になります。いわば、「tsunami」対策は日本が得意とするところなのかなあ…もし、日本で同じことが起こったら、犠牲者はもっと少なかったのかなあ…などとあまり意味のない「もし」を考えてしまいます。そういえば、「tsunami」って歌、だれか有名どころが歌ってたような記憶が。


で、ご存知の通り、日本が5億ドル出すと言えば、ドイツは5億ユーロ出す…などとかなり巨額の支援が集まりつつあるようです。私はそういう大局的な見方はできませんが、身近な話として、私の身近でも義援金を送る人がたくさんいるようです。アイルランド人で最初に遺体が確認されて無言の帰宅をしたあの女性も、実は私の「知り合いの知り合い」でして、アイルランドはそういう話がよくあるから、もしかしたら、他人事のように感じない人も多いのかなあという気もします。


さらには、ビンボーなはずの私の彼女も一万円を超える金額を義援金として送ったり、今日は、赤十字が中心になって、「今日一日分の給料を寄付しよう」という運動をしているようです。


正直なところ、私は普段は募金と言うものに消極的です。というのも、本当に私が募金した額が必要なところに届くのかが疑問だったりするからです。わかりやすいところでは、本当に、私が募金箱に入れたお金を、募金箱を持っていた人は自分の懐にいれて焼き鳥屋に一杯やりに行くことなしにちゃんとしかるべきところに届けるのか、今回の地震の例で言えば本当に被害者の元まで届くのか…。


とはいえ、やっぱり今回のこの甚大な被害を見て募金をしないというのも考えもの。たとえ半額しか被害者に届かないとしてもやらないよりはるかにマシ。そんなことを思っていると、ラジオで通勤途上の某交差点で本日25人もの目立つ格好をした人たちが募金活動をしているとのこと。…ならばということで少し遠回りしてその募金をしているという場所に行ってみました。


誰もいませんでした。


募金、できず。



まあ、こんな横殴りの雨の中、街頭で募金をしろというのはひどい気がしますがでもラジオで言っておいて誰もいないと言うのもいかがなものかと。とりあえず、少ないながらも募金をするつもりです。こういう「助け合いの精神」の中に、ちょっとクサいですが、人間の優しさを見るような気がしますから。


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2005年01月06日(木) 人類みな兄弟。神父さんも?

本日は、「コールセンターのバックアップ」に駆り出されておりました。コールセンター、日本的にいえばサポセン…ありていに言ってお客さんからの電話番です。ただあくまでバックアップなので、もし、コールセンターの担当が全員電話に出ていて誰も電話が取れない…という時に、私のところに電話が回ってくるようになっているわけ。


で、ちょっとした数の電話を取ったのですが、ちょっと赤っ恥体験をしました。


私:「XX社です。ご要件は何でしょう」


電話の向こうはのんびりした感じの中年男性。


相手:「ちょっと、聞きたいことがあるんだけど…」
私:「それではお客様番号を頂いてよろしいですか」
相手:「12345です」


私はコンピュータに出てきた相手の個人情報を見て、固まってしまった。ふだんなら…


私:「お名前を頂いてよろしいですか?」(本人確認のため)
相手:「Smithです」
私:「Smithさんですね…」



となるわけ。要は、私、少なくとも最初くらいはお客さんの名前をちゃんと呼びたいと思ってます。具体的にはMr Smithとかなんとか。


これが意外と思われた方は、多分アイルランドに住んだことのない方。肩の力の抜けたアイルランド、Mrなどのていねいな形で呼ぶことは少なく、いつもJohnだのJamesだの下の名前で呼ぶ。これって、かなり便利な文化で、相手を何と呼ぶか悩む必要がないわけ。しかも英語には、誰にでも使えるyouという便利な言葉もあります。


その対極にあるのが聞いたところではオーストリア(オーストリアの読者のKさん、ご無沙汰してますがお元気ですか?)。ここ、Dr SmithさんをMr Smithさんなどと呼ぼうものなら無視するような文化らしい(インケンだー)。ドイツ語圏はこと、肩書きにうるさいらしい。


で、うちの会社にかけてくるお客さん、アイルランド人以外のほうが多いので、アイルランドの下の名前で呼ぶ慣習は通用しない。かくして、いつもつとめてMr Smithさんと、苗字で呼ぼうとしているわけ。


で、話はさっきの個人情報を見て固まったとこに戻ります。このおじさんの職業を見て私は凍ってしまったのです。


職業:「神父」


神父さんですか。…それはいいですが、神父さんっていったい何と呼べばいいの?コンマ数行考えて私の口から出てきた言葉。


私:「Brother Smith. What can I do for you?」


言った瞬間に、ものすごい違和感と同時に、某黒人バンドのくだらないラップ音楽が頭の中によぎった。Hey Brotherって。


違う。何かが違う。神父さんはBrotherとかいう称号ではない。


どうしても思い出せない、つまりウナギの小骨がのどに刺さったような違和感を覚えつつ、数秒思い出そうとするが思い出せない。


私:「ええーと、あのー、そのー、神父さんってなんておよびすればいいんでした、あれ、ええと、そのですね、ご要件は何でしょう?」


電話を切ると横でアイルランド人が笑ってました。


同僚:「それを言うならFatherでしょうが!」


…そうでした。Father Tedというのがあったじゃないですか。


その同僚いわく、別にFather Smithなんて呼ばなくていいとのこと。特にキリスト教徒ではない私は。今日もまた少し賢くなりました(ホントかよ)。


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2005年01月05日(水) M50でつながる強風と物価の関係

さーて、今ごろ車が港に着いた(ならいいなあ)という頃です(何の話という方は昨日の日記を読んで下され)。本日は、朝、車の輸入の関連のを片づけるためにSantryにある某事務所を訪ねまして、そのまま、M50(ダブリンの半環状高速道路)を使って、会社に向かいました。


いやー、ダブリン空港に着陸するパイロットの気持ちがよく分かりました。


特に冬のダブリンは風の強い日が多いです。今日は特にすごかった。ひでかすの言葉を借りれば、「玄関のガラスが割れるかと思うほど」強かった。で、よくダブリン空港に着陸する時にヒコーキが横風に煽られることがあるのです。おとといドイツから帰ってきた時もそうでした。


私の席のとなりのおねえさんはヒコーキが着陸間際に左右に大きく揺れることにあからさまに怯えてまして、その向かいのジャンプシートに座ったスッチーさんに真顔で「大丈夫ですか」と聞かれてました。その横で、フライト2本で3本のワインと乗り継ぎの待ち合い時間にビールを飲んですっかりご機嫌な私…対照的な光景。話がそれかかってますが、ダブリン空港の着陸は、強風のため慣れていないとちょっと怖いなあと思うことが多いです。


で、話はM50に戻ります。強風が強弱をつけて襲ってくるわけ。しかも完全に横風(あるいは風向きが小刻みに変わっていて、横風だけ感じたのかもしれない)。気を抜くとハンドルを右に左に持っていかれます。いつもは高速道路など使わないので、あそこまで強風を感じながら運転したことはあまりありません。ああ、こうなると、きっと横風を受けながら走る2階建てバスの運転手さんなんかきっと怖い思いをしているだろうなあ…と思い、一部で有名なあの日本人のダブリンバスの運転手さんに電話をかけてみました。当然、「ああ、怖かった」という答えを期待していたのですが…


「そういえば風、強かったねえ」


…悠然とされております。そういや、ダブリンバスが横転したとかいう話は後にも先にも聞いたことがありません。DART(近郊列車)の高架下を何も考えずに通過しようとして、二階を吹き飛ばしたアホな運転手はおりましたが。考えてみると、どうやってうまく重心をおいてるんでしょうねえ。特に、観光客が二階にばかり乗っているようなバスは重心が悪そうな気が…。人はひとりが70キロとしても40人も集まれば、3トンとかになりますもんね。


で、もう一回話はM50に戻ります。横風に煽られながら何とか料金所に着。このLiver Liffeyを渡るためだけの橋が1.5ユーロ(200円)もします。いつもはばかばかしいので使わないのですが、今日は空港の近くにいたので(=使ったほうが便利なところにいたので)やむなく使用。で、日本にあるのと同じ自動の料金徴収箱(神社のお賽銭みたいにコインを投げるやつ)がここにもあるのですが、ここに来て気がついた。…年明けに便乗して値上げしやがった。1.8ユーロ(240円)に大幅値上げ。これでますますM50を使う頻度が下がりそうです。


値上げといえば、ダブリンバスも値上げをした模様です。ガスも値上げ、電気も値上げ。Forever Cutting Priceなんて言いつつ、くされTescoもじりじりと値段を上げております。もうすぐPerformance Review(ありていに言うと上司二人との三者面談)なるものがあり、これに続いて「給料の見直し」があります。つまり、1月分の給料から改訂されるわけです。「M50が17%値上げしたんだから私の給料も17%上げて」と言いたいのですが…多分はたかれるだろうなあ…そんなこと言ったら。でも実際、給料が上がってくれないと生活がきつい…。


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2005年01月04日(火) さあ、今年も元気よく...風邪ひいた

あけましておめでとうございます。まる4年も続いているだらだらホムペですが、今年もよろしくお願いしますです。


ちゅうか、風邪、ひいてます。悪くなりそうな気配もあり要注意です。現在、ちょっと頭が重いくらいなので別に大したことはありませんが。2週間も休み続けて休みつかれて風邪を引いたのかなあ…という説得力も何もないことを思ってますが。


ところで、車を変えました。…ちゅうか、変えます。11月に日本に行った時に一台拾ってきまして、それが明日、ダブリン港に着く次第。港の業者に電話したら、


「明日の夜着くかもしれないけど、天気が悪いから着かないかも」


という非常に香ばしいお答えをいただきまして。まだ、税金や手数料にいくら払わなきゃいけないか分からないので詳しくは分かり次第お伝えします。


で、この場を借りて恐縮ですが…


いらなくなる車、欲しい人いません?


2年半前に日本でかなりの重整備をして輸入。アイルランドでは珍しいエアコンからパワステからフル装備です。古いですが、トラブルもほとんどなく(一度のトラブルは過去日記参照)かなり程度はいいと自負をしております。


興味がある方のためへの詳細。


トヨタ、カローラ、93年式。マニュアル。走行78000キロ(3年ほど日本で使われずに眠っていたため走行が少ない)、パワステ、パワーウィンドウ、集中ドアロック。


道路税5月末まで支払い済み。NCT(車検)6月まで。…つまり、保険さえ手配できればすぐに乗れる状態です。バスで通勤・通学されてる皆様、車があると人生変わりますよ。お値段、500ユーロ以上ならいくらでもいいです(←投げやり)


ちなみに、今度乗る車は、何を血迷ったか、SUVの四駆とかいう「単なる燃費の無駄」という道楽車。しかも排気量はアイルランドでは特大サイズの2000cc。…自分で言うのもなんですが、何考えてんだか。そのうち、「特大痔有常のドライビングインプレッション」とかいうわけのわからん記事を書くかも。


ともあれ、今年も見放さずによろしくお願いします。


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