なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2003年11月30日(日) |
人肌の恋しい季節です。 |
寒いですね。こう寒いとやはり人肌が恋しくなる季節ですが(ホントかよ)、どうもうちのフラットメイトのひとりの同棲動静が非常に面白いのです。
うちには自分を含め4人の住人がいます。ひとりは御存知ひでかす。あとの二人はドイツ人の女性。フラットメイトとはあいさつ程度という家も多い中でうちは結構仲もいいです。ただそのうちのひとりは彼氏とラブラブ状態で彼の家に入り浸りでほとんど帰ってきません。家賃だけはきちんと払ってくれる非常にありがたい存在です。
で、問題はもう一人のドイツ人女性。彼女、数ヶ月前にドイツに彼氏を残してアイルランドにやってきて、彼氏が恋しくなって10月にドイツに帰省したはいいが、彼氏にはすでに新しい彼女がおり…そう彼女は捨てられてしまったわけ。ま、遠距離恋愛なんて続く方がおかしいので(言い切っちゃったよ)、当然といえば当然ですが。
それ以来彼女は、新しい人肌の温もりを求めて(かどうかは知らんが)、ともあれ涙ぐましい努力を展開。会社内の男ひとりに目をつけ何度かデートを重ねるも、彼には新しい彼女ができてしまいその努力は水泡に帰す。
いやあ、自分の恋路なんて苦しいだけだけど人のを傍観するって面白いですねえ。いえいえ、私は彼女が不幸になるのを祈ってるんじゃないですよ。でもなんというか三文小説並みの恋物語を身近で見るというのは彼女には申し訳ないけど面白い。
で、そんな彼女が先週の金曜日に新しい男を連れてきました。一見した印象はとても無口。悪そうなやつじゃないけど。で、彼と彼女はリビングルームへ。彼女の恋路を勝手に応援する私は自分がひとりでキッチンで飲んでいたホワイトワインを二人に提供。
なのに、彼はうちに来てたった一時間で帰ってしまった。
メシを食べ終わった私のところにやってきた彼女に私は
「まあ、飲もうや」
とホワイトワインの残りを提供。まあ、そんなこともあるやね。
…と思っていたら翌日彼はやってきて再びリビングルームでなにやらやっている。リビングルームにおいてあるウォッカを取りに行ってみるとふたりは一枚の毛布を分けあっていいなんだか知らんがいい感じ。
ん?こいつらうまくいってるの?
…と思っていたら、昨日から今日にかけて彼はうちにお泊まりして行きました。
いえいえ、別にオチも何もありません。でもねえ見ていると面白いのよ。これがね。今日お二人は車でドライブとのこと。いいですねえ。人が忙しい思いをしているのを横目に。
ところで、うちでは現在冷蔵庫の中の異臭が大きな問題になっています。ドイツ人の二人がぶーぶー文句を言っています。うん、冷蔵庫を開けるとものすごい異臭が漂ってきます。ただし、日本人にはおなじみの異臭なのですが。
その匂いの元。
韓国産キムチ。
ひでかすがアジアンマーケットに行って「清水の舞台から飛び降りたつもりで」買ってきた4ユーロのキムチ。うん。くさい。これはくさい。冷蔵庫を開けると台所中に匂いが漂います。女の子は「何とかしろ」と文句を言うのですが、ひでかすは
「バカ言うな。彼女たちもアジア人と家をシェアするんだから匂いくらいの覚悟はできてるはずだ」
と意にも界さず。こういうのを居直りというんでしょうな。だいたいそんな覚悟誰もしてないっつうの。うん。そういえばひでかす、前の家でも納豆を食って別のドイツ人から大顰蹙を買ってたなあ。なんとかしろ…とか言いつつ、実は今朝誰もいないのを見計らって残り物のご飯とキムチを朝ご飯に食べました。子供の頃に食べなかったものですが、なるほど、うまいじゃん。今度日本に行ったら御徒町の韓国人経営の店に行って本場のキムチでも買ってみようかな。
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2003年11月27日(木) |
集中連載:検証いい加減王国アイルランド=UTVip編 |
もう何度も書いてますが、うちのインターネット、未だに56K電話回線です。光だかなんだか知りませんが、日本にお住まいの皆様のインターネットでは瞬時に表示されるページもうちのインターネットではばかにならない時間がかかります。私としてはせっかくうちまで届く光ケーブルがあるんだからはやく変えようと…と思っているのですが、ドケチ王ひでかすが「電話回線で十分」という持論を曲げないのでしばらくはこのままだと思われます。
ともあれ、うちのインターネット基本料金25ユーロで使い放題です。このサービスに申し込んだのは2月の話。その時に「銀行口座引落申込書」を書いて送りました。なのに4月になって
「早く銀行口座引落の申込書を書け」
なる高飛車な手紙が届いたので私は
「2月に出したわ、ボケッ」
というさらに偉そげな手紙を書いて送った。が、返事は来ない。ま、アイルランドの会社、アホなんだからほっておけと完全放置。とりあえず小切手で毎月支払い続けた。ちなみにこの会社、支払いは銀行口座引落かクレジットカードのみ。つまり小切手というのは正式な支払方法じゃないわけ。
で10月になって今度は
「銀行引落ができなかった。罰金として5ユーロ払え。払わなかったらサービスを止める」
なる手紙が届く。
ぷっちん。
…と、血管が切れた。すぐ電話。電話の向こうは北アイルランドのアクセント丸出しのお姉さん(何せコールセンターはベルファストにあるようで)。独特の思わず笑ってしまうとぼけたアクセントの前に私の怒りメーターはへにゃへにゃと下がる。で、彼女、
「今、担当がいないからわからんとですよ。あした電話しますばってん」
と言って電話を切る。ま、電話がかかって来なかったことは言うまでもないかと。
仕方がないのですんげえイヤミったらしい手紙を書くと数日後に
「銀行引落の申込書、多分銀行がなくしたのね。私たちの過失じゃないわ」
という責任逃れとしか言いようのない手紙が届く。ま、返事が来ただけマシというか。それにしてもどうしてここまでいい加減になれるのか。
早いとこ解約しよう。あほらし。
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2003年11月25日(火) |
ダブリンで一番ストレスの溜まる通勤方法とは? |
今日の通勤途中でのラジオの話題。なかなか興味深かったのでここに転載。
クイズ(ラジオではクイズ形式ではなかった)。ダブリンでの通勤方法ストレスが多いと思われる順に上から並べ替えなさい。
(1)徒歩 (2)バス (3)自家用車 (4)DARTおよび鉄道
どう思います?なんとなく徒歩はストレスが溜まりそうにはないけど、それ以外はどっこいどっこいという気が。正解はですね、(4)(3)(2)(1)だそうな。
この日にラジオに出演していたのはどっかの研究所の副所長さん。なんでもIFSC(町中のConnolly Station近くにある巨大ビジネスパーク)に通勤する人たちにアンケートを実施したそうな。でその結果、DARTおよび鉄道がいちばんストレスの溜まる通勤方法なんだそうな。
言われてみると…という気がする。バスの場合、だいたいの場合着席乗車できるのに対しDARTの場合、とりわけ途中駅からの乗車だと座れないしドアの近所で窮屈に立っていないことが多そうな気がする。確かにこの副所長さんはDARTの通勤でストレスが溜まる理由として混雑を挙げつつもさらに
車両や座席が汚いから
と言い切ってらした。私はおもわず吹き出してしまった。うちの弟、山手線の座席は汚そうだから絶対座らない…らしいですが、たぶんDARTを見たら失神起こすだろうなあ。訳のわからん液体で濡れていたり、ジュースの空き缶、菓子の食べ残しそんなもんは当たり前に散乱してるし。
考えてみるとバスよりもDARTの方がストレスが多いというのも面白い。だって定時運行できる割合を考えると渋滞のないDARTの方が長があるし、所用時間だってDARTの方が短い。それでもDARTの方がストレスが多いというのはDARTは本気で汚いんだろうなあと思う。
バスだって汚いですよ。だけどまだ運転手の目が行き届いているぶん救いようがあるような気がするんですよね。DARTの車内って考えてみると無法地帯ですから。
さらにこの副所長さんは面白いことをのたまっていた。バスの乗客のストレスが少ない理由
QBCの関係
ここ数年間でバスレーンが整備され、主要道路では大渋滞の車の脇をバスがバスレーンを使って駆け抜けることが当たり前になりました。で、これでバスの中の乗客は気分よく思うらしいです。ふーん。
で、車、この副所長さんによると、渋滞だなんだと言っても車は自分のスペースがしっかり確保されていて、暖房の聞いた車内でラジオを聞きながら通勤するんだからそりゃストレスにはならない…とのこと。確かにそうだわ。バスが来ないとバス停でイライラすることもないし、安物の香水くさいおばさんの脇で窒息しそうになることもないもんね。
最後に徒歩。徒歩の場合、女性の方が男性よりストレスが多いそうな。なぜならIFSCの近所はお世辞にもいいエリアとは言えないのでちょと安全に不安を持つそうな。なるほどね。
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ああ、日曜日ももう終わり。なんだかよく分からんうちに貴重な週末が終わってしまいました。「いい加減王国」シリーズの続きを書く気力が残っていないので(もっと正直に書けばコンピュータの前でひとり晩酌をしてかなり酔っている)この続きは次回にするとしまして、今日はいつも以上に愚にもつかないことをつらつらと。正直に言って何を書くかまだ決めてません。長い日記にはならないと思います…眠いもん。
金曜日、私が愛してやまないスーパー、SuperquinnのSword店に行って来ました。Superquinnをご存じないという方。要はですね、TescoやDunnes Storeに比べて値段は高いけど、質の高いサービスと質の高い野菜や肉などが手に入るという店。考えてみるとちょっと金持ち向けの店ですな。私は最近どうでもいいようなものはドイツ形の格安スーパーLidlで買って、質にこだわるようなものはSuperquinnという使い分けができている。
金曜日の夕方、大渋滞をものともせずにわざわざSword(ダブリン空港から北へ数キロ行ったところにある村)まで行った理由は簡単。
本日限り。魚すべて半額。
ちょっとお隣りの高梨の奥様。魚が半額ですよ。は・ん・が・く。
アイルランド、四方を海に囲まれてついでに良い漁場に囲まれてさぞかし魚大国のように思われる人も多いと思うけど実際はそうではないです。アイルランド人、「魚なんて食べないよ」という人が余りに多い。味も匂いも嫌いという人の多いこと多いこと。
それでかどうかは知らんけど、魚の値段は冗談としか思えないほど高いのだ。で、魚が特売になったことなど聞いたこともない。なのに、今日に限って魚が半額。こりゃSuperquinnに急がねば。
で、行ってみるといい加減閉店前の夕方にも拘らず魚コーナーには多くの人がいる。というか魚コーナーにこれだけの人を見た試しがない。で、生鮭を4切れ、サバを2切れ、ついでにタラを二切れ買ってきました。
今まで知らなかったですが、タラって高いのね。そりゃ一切れが大きいけどでも二切れで6ユーロというのはいかがなものかと。半額で6ユーロというんだからたまらんわな。サバが二切れで1.6ユーロ、生鮭が4切れで3.8ユーロといえば以下にタラが高いかがわかっていただけるかと。
で、買ってきたはいいが大きな問題発生。
いったいどうやって料理するのよ?
そ、悲しきアホ男。珍しく魚を買ってきたはいいが、料理の仕方が分からない。こういう時はひでかすに頼もうとひでかすに聞くと…聞く人を間違っていた。ひでかすの魚料理に対する知識は私以下。
困った私たちはマンチェスターに移住した日本人Kさんに緊急電話(彼女はこの日記の初期にしょっちゅう出てきます)。主婦歴の長いKさんはさすがてきぱきとレシピを教えてくれました。結果…
金曜日の夜はサバ。小麦粉をつけて塩コショウして焼いただけですが激うま。 で、土曜日の昼はタラを使ってパイ。ちょっといまいち(作り方をどこかで間違ったと予測され)。で、本日日曜日の夜はタラを使ってなべとたった10ユーロほどで魚ざんまいの週末を過ごすことができました。
Superquinn様。私は改めてあなたのファンになりました。どうかまた魚の半額セールをやって下さい。もう二度とくされTescoには行きませんから。
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2003年11月22日(土) |
集中連載:検証いい加減王国アイルランド=Bank of Ireland編(2) |
前回の続きです。前回の日記をお読みの方もとりあえずそちらから。何せ、1週間も経つと、書いた本人ですら何を書いたか忘れてますから。
私:「忙しくてシティセンターの本店になんか行っている暇ないんだけど」 男性:「それならご近所の支店にカードを郵送することも可能ですが」 私:「ならxxx支店にカードを送って!」 男性:「すぐにご用意して送りますので、金曜日、遅くとも月曜日には支店にカードが届いているはずです」 私:「ところでなんでこうなったの?」 男性:「分からないんですよ。コンピューター上ではお客様のカードが10月末で更新であることは認識されているんですが、たぶんシステムトラブルで新しいカードが発行されていないんですよね」
ちなみにコンピュータって間違いを起こさないんですよね。間違うとすればデータを入力した人か、プログラムのミスかどちらか。なのにみんなコンピューターのせいにして。濡れ衣を着せられるコンピューターというのもかわいそうです。
翌週の火曜日。再び昼休みに会社を抜け出して近所のBank of Irelandの支店へ。月曜日に行かなかった理由は簡単。どうせ月曜日に行ってもカードは届いてないと踏んだわけ。伊達や酔狂で5年もアイルランドに住んでいるわけではありません。
で、銀行のカスタマーサービスに行くと、引き出しをひっくり返してあっちゃこっちゃと私のカードを探している。で、厚い防弾ガラスの向こうのおねえさんは
おねえさん:「本当にこの支店に送るように頼んだの?」 私:「xxx支店に先週の金曜日、遅くとも今週の月曜日に着くようになっていると確かに聞いた」
私の声はかなりのイライラモード。それに気が着いてか気がつかずか、おねえさんは再び引き出しをがさごそ探しはじめる。「こりゃカードは来てないな。どんなイヤミを言ってやろうか」と頭の中でシュミレーションをしていると横から別のおねえさんがやってきて、
別のおねえさん:「ほら、これ、たった今届いたカード」 おねえさん:「あ、あったー」
…やはりな、月曜日に来なくて良かった。
おねえさん:「たった今届いたみたいね。運がよかったわね」
運が良かったんじゃなくて、あんたらの行動パターンを見切ってるだけじゃい。
と、まあなんとか新しいカードを手に入れて、その日は帰宅。で、帰宅すると郵便物の山。良く見ると、前の家に来ていた郵便物がまとめて転送されてきている。その中には
ん?新しいキャッシュカード?で、財布の中にはさっきもらってきたばかりの新しい別のキャッシュカード。
そう、キャッシュカードが二枚。
おいおいおい。この前の電話では「システムトラブルのため新しいカードが送られなかった」って言ってたじゃないか。あの言葉はどこに収めるのだ?
で、良く見ると、今日窓口で受け取ったカードの有効期限は2年。郵送で前の家に送られてきたカードは4年。
翌日支店に電話すると、
支店:「好きなほう使っていいわよ。まず最初にATMに入れられたほうが有効扱いになるから」
…そんないい加減なことでいいのか。アイルランド。
ともあれそうなら誰がどう考えても有効期限が4年あるカードの方がいい。というわけでそのカードをATMに差し込んでみると
ATM:「このカードは使えません」
…そう、当然といえば当然最初に発行されたカードは無効化されていたのでした。幸い新しく発行されたカードは使えましたが。
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2003年11月15日(土) |
集中連載:検証いい加減王国アイルランド=Bank of Ireland編(1) |
Bank of Irelandについて今まで数回誉める記事を、そしてその倍以上の批判記事をここにずらずら書き連ねてきましたが、本日は再び批判記事です。あのー、Bank of Irelandさん。別に私はいいことはいいこととして書いてますからね。いいことがあったらちゃんといいこととして書きますからね。
事の発端は9月の終わり。引っ越すので住所の変更をしようとカスタマーサービスに電話。おおかた書面での通知が必要なんだろうなあと思ったので、そのフォームだけでも送ってもらおうと思ったのがそもそもの間違いの始まり。電話でテレフォンバンキングのカスタマーサービスに電話すると
カスタマーサービス:「ああ、それなら今この電話で承りますよ。新しい住所はxxxですね。はい承知しました」 私:「本当にこれで大丈夫なの?」 カスタマーサービス:「はい。大丈夫ですよ」
私はこのホムペでいっつも主張しているスローガンともいってもいいような一言
「アイルランド人のいう大丈夫ほど大丈夫じゃないものはない」
これを自分ですっかりと忘れておりました。で、10/31から11/3までドイツに行っていた私は11/4に自分の銀行口座をチェック。すると10/31に自動引き落としされているはずの新しい家の家賃が引き落とされてない。
仕方ないので銀行為替を作りにお昼休み返上で会社の近所の銀行へ。前回駐車違反を切られて懲りたので今回はきちんと20セントをパーキングメーターに払って駐車。で、そこの窓口のおねえさんに言われたこと。
おねえさん:「あれえ、あなたのキャッシュカード10/31で有効期限が切れているわよ」 私:「ハァ?」
気づかない私も十分痛いアホタレだが、なんでまた新しいカードを送ってこないのよ?
私:「じゃあ、今日銀行為替は作れないのね?」
…そりゃそうだ。有効期限の切れたキャッシュカードで自分の口座にアクセスできるはずがない。ところが…
おねえさん:「いいわよ。銀行為替、今作るわね」
待て待て待て。そのキャッシュカード有効期限が4日とはいえ切れてるんですよ。そんなもんを使っていいんですか。
誉め言葉バージョン。
さすがいい加減王国アイルランド。臨機応変に対応してくれてありがとう。
けなし言葉バージョン。
さすがいい加減王国アイルランド。こういうことまでいい加減なのね。
…どちらでもお好きなほうをお取りください。一つ言えることはドイツでお金が足りなくなってキャッシュカードを使おうとするような場面に出くわさなくて良かったということ。
かくして取り合えず銀行為替を作り会社に戻るなり自分の支店に電話。たらい回しにされた挙げ句にたどり着いた男性いわく:
男性:「おっかしいなあ。カード発行されててしかるべきなのに、システムによると発行されてない。新しいカード発行するから取りに来て」 私:「時間がない。うちに送って」 男性:「住所はxxxですよね」 私:「ちがう!それは9月末までの住所!」 男性:「住所変更のお届けが出てませんが」 私:「9月に電話でしたわい!」 男性:「住所変更は書面、来店でのみ承れますが」
…やはりな。
私:「わかった。住所変更の手紙を出すからそれはそうとカードを新しい住所に送ってくれ」 男性:「セキュリティの関係上それはできません」
この続きは後半に続く。
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2003年11月12日(水) |
ひでかすぎっくり腰になる |
うちの同居人ひでかすがさんじゅうン才にしてぎっくり腰になりました。それも「ミョーな姿勢でくしゃみをしたから」というあまりに痛すぎる理由で。ただ本人いわくぎっくり腰は初めてでないそうで這って会社に行ったそうです(アホや)。おかげさまでそんな病気になったことがないのでどんなに大変か想像もつきませんが。
かわいそうなひでかすに掲示板にて愛のメッセージをお待ち致しております。
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2003年11月09日(日) |
防犯防止タグ...役に立ってないぞ |
気がつくとこの日記の延べの閲覧者数が10万人を超えました。考えてみたらすごい数字ですよね。ありがとうございます。11月も10日になってようやく今月初の更新です。ちなみにドイツに週末行っていてついでに風邪を引いてダウンしてました。
最近日本はもちろん世界あちこちで見かける盗難防止タグと入口のところにある防犯ゲート。あれを通過するたびに「鳴るんじゃないかなあ」と心配になる小心者は私だけではないはず。別に万引きをした覚えがなくても商品が偶然にも自分の紙袋に滑り込むということが絶対にないとは言い切れない。そんな時に「ボクは知らない!商品が勝手に紙袋に入ってきたんだ!」なんて言っても何の説得力もないわけで。かくしてあのゲートには犯罪抑止効果がある反面、小市民を不安にさせるという副作用もあると思います。
なんでこんなことを言いはじめたかというのは賢明な読者様にはまさに言わずもがなだと思います。そう、鳴ったのよ。盗難防止タグが。
場所。グラフトンストリートにあるBoots(イギリス系の大手薬局)。あまり大きな声では自慢できない商品(水虫の薬じゃないよ)が「二つ買うと一つ半額」セールをやっていたのでついと衝動買いする気になったわけ。で、奥のレジで会計を済ませて外に出ようとすると
ブーブーブー
とけたたましく鳴るブザー。考えてみるとちゃんと金を払った客が外に出ようとしている時にあのゲートは
「こいつは万引き犯ですよ」
と大きな音で知らせているわけで失礼この上ない。
入口脇に黒人の警備員が立っており私は
私:「これって私?」
と聞くと、
警備員:「そうみたいだねえ」
…やる気なしですな。あんた。賭けてもいいけど、このまま知らん顔して出ていったらあんたも知らん顔してたでしょ。
この警備員に話してていても仕方ないと直感で悟った私はすぐ脇のレジのおねえさんに今買った「あまり自慢できない商品」の入った小さな白い紙袋を渡して
私:「今、レシート出すから」
と財布をまさぐりはじめると
おねえさん:「ああ、いいのよ。レシートは」
と言って紙袋の外からタグの時期を消去しておしまい。つまり万引きをして堂々と白い紙袋にものを詰めていればばれなかったわけで。よく考えれば「私は悪いことをするような人間には見えなかった」訳ですが、でも「アイリッシュは万引きに対してもいい加減」というほうが説得力があるような。
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