なべて世はこともなし
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2003年05月25日(日) その腕の傷の原因は?



「いやー、土曜日Dame Streetを歩いていたら襲われてねえ」


月曜日の朝。私は自分の腕を見せながらかるーい冗談のつもりで話していたのですが、横からアイリッシュの別の同僚が


「ええっ!」


と本気で驚いてくれました。…冗談が冗談になってない。確かに現在(まあ、日本もそうですが)アイルランド、とりわけダブリンの治安は悪化の一歩だそうな。おまわりさんは丸腰で役に立たないことも以前の日記で書いたとおり。まあ、タチの悪い冗談だったことは疑う余地はないけど、でも冗談が冗談になっていないというのはちょっと悲しいですね。


あ、アイルランドに観光に来られるという方、別に必要以上に神経質になる必要はないですよ。でも「アイルランドは平和でのんびりした国だ」という前提でばか面をしてダブリンを歩くのは止めたほうがいいです。つまり当たり前に気をつけてましょうということですね。


ともあれ、私の腕にいったい何が起こったのか。


その答えはこれ。




ゴミ(というか切り取られた植物たち)の山(120リットルのゴミ袋25袋以上)


土曜日と日曜日、ほぼ二日かけて中庭の大掃除を敢行。3年間完全に放置していて、庭の半分を占領するまでになったヘッジ(やぶ)を


切るべし

切るべし

切るべし



とちょっとアブない人になったかのごとく切りまくりまして、その結果がこうなった次第。このヘッジに紛れ込んでいいるいばら、これのおかげで腕が最初の写真のようになってしまいまして。腕だけじゃなくて足もです。挙げ句に軍手を買うお金がないもんだから使い古しの靴下を軍手代わりに腕にはめて掃除をする貧乏ぶり。そんなもんいばらにかかれば一発で中まで突き抜けるわけで。当然手の甲も傷だらけです。


ちなみに写真に入っていないすでに処分した分も入れるとそりゃすごい量のゴミが発生しました。ただ、これだけの量のゴミ、いったいどうやって処分しようか悩んでいます。


掃除をした理由はというとなんだか突然、中庭でご飯が食べたくなったんですよ。それで発作的に中庭の掃除を始めてしまいまして、写真のようなゴミの山ができた次第。かくして、庭はきれいになったがゴミがある限りは庭でご飯は食べれない!…という結論に至りまして(ゴミの山の横手ご飯は食べたくないなあ)、結局庭での食事はしばらくの間お預けです。ちなみにテーブルまで買ってきてます(ちなみに写真に写っているテーブルは去年の夏に私が酔ってぶっ壊しました←をいっ)。庭にまで届く延長コードも買いました。


今日はオチなしです。まあ週末の報告ということで。


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2003年05月23日(金) 交通違反。アイルランドでは「逃げ得」が通用するのか??

東欧出身の大学院生、仮にアダムとでもしておきましょうか。彼のお話です。彼の趣味は旅行。チャリンコで出かけることもあれば気のおけない友人とレンタカーを借りてトランクにテントをつんで旅行することもしばしば。で、彼は去年のある週末、仲間内でレンタカーを借りて西へと出かけていきました。


で、その日の夜、どういういきさつだかは知りませんが、夜中の1時ごろ、某国道を70-80マイルで走っていたそうな。アイルランドの制限速度は特に指定がない限り60マイル。つまり10-20マイル(16-32キロ)の速度超過ということになる。ただし、その国道は「どこまでもまっすぐで、真新しい舗装で、道幅も広くて、キャッツアイ(路面にある反射板)も完備されていて」(本人談)速度超過をしていることに対する罪悪感や恐怖感はまったくなかったそうな。


この次に何が起こったかは賢明は読者諸氏はすでにお分かりでしょうが、そう、当然に出てきたのがケーサツ。彼は速度超過で検挙されてしまいました。


夜中の1時にネズミ取りをしているというのはまことにご苦労な限りですが、このケーサツ官氏、彼の免許証(アイルランド発行)を見て、さっさっさと反則切符を書いてアダムを放免。「どこへ行くの」とかいう感じの尋問はまったくなし。ちなみに反則金は60ユーロだそうな。日本に比べりゃ安いけど、まあ学生の身には痛いことは間違いない(私にも痛いが)。


で、彼がダブリンに戻ってきて1ヶ月後、彼の元にこんな手紙がやってきた。


「アダム氏。

あなたは超えてはいけない線を越えて運転していたことが監視カメラによって撮影されました。罰金25ユーロをすぐに払ってねん。

ケーサツ」



よく意味が分からないという方、ご安心ください。私にもわかりません。この文章を書くに当たってアダムにどういう意味か何度も聞き直したのですが、「ボクにも分からない」(本人談)というお話。なんだか知らないけど、何らかの違反を固定式のカメラで検挙されたそうです。この話、ちょっとつじつまが合わないのですがその点はあとで触れます。


このケーサツの手紙はまずはレンタカー会社に届けられてから、レンタカー会社から住所の開示を受けてアダムの家に届けられたことが予想されます。つまり、「レンタカーだから捕まっても大丈夫」というのは間違いということになります。まあ、日本の住所まで追ってくるかどうかは知りませんが…。とりあえずちょっとした役に立つ情報ではないでしょうか。


ともあれ、よく分からんこの手紙、彼は放置することに決定。それにしても週末に2度も検挙される彼っていったい…。


すると忘れた頃、今度は


「アダム氏

あんたはO月X日に犯した違反についての罰金を払ってないでいかんがね。O月O日までに罰金を納付しなかったら裁判所行きになるがね。

ケーサツ」




O月O日って…もう3週間も過ぎてるじゃん。


知ーらない♪


…それっきりだそうです。


ちなみにこの話は点数制度が施行される前の話ですので現在どうなってるかは知りませんよ。この日記を読んだおかげで裁判所に行く羽目になったとかいう苦情は一切受け付けませんのであしからず。


去年の秋からだったと思うのですが、ついにアイルランドでも交通違反の点数制度がスタートしました。システムは日本のそれによく似ています。スピード違反で-2点。で6点を確か2年のうちに失うと1年間免停。そんな感じだったと思います。


ただし、いまだにそれを手作業でやっているのでまともに機能していないそうですが。


…というニュースが流れて「逃げ得」と思った輩が増えたのか、そのあとケーサツは慌てて


「払わなかったら違反の点数を倍にするペナルティがあるけんね」(なんで広島弁だったり名古屋弁だったりするのかは突っ込まないでね)


とムキになって主張してますが、さあ、本当のところはどうなのだか。


んでもって、これは数週間前の新聞記事。記事によればアイルランドには20台のオービス(固定式の速度違反取締カメラ)があるそうな。高い機械なので日本同様相当数のダミーが紛れています。さて、ここで問題。アイルランドにあるオービス20台のうちホンモノは何台あるでしょう?


3台
6台
9台



正解は3台だそうな。つまりカメラの前を制限速度以上の速度で駆け抜けても検挙される可能性は15%以下。かなりの運の悪さということになる。


この事実をすっぱ抜かれたことに慌てたケーサツは


「でも3台のカメラは随時入れ替えているからどこにホンモノのカメラがあるかは分からんがね!」


と言ってます。まあ、罰金がどうこうではなく安全運転を心がけましょうと小学生の作文並みに強引な結論を導いて今日の日記はおしまい。


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2003年05月20日(火) Snigel。キレる(その2)

昨日の日記の続きです。


うちに帰ってエンジンを切り、試しにエンジンをかけると…全く問題なくエンジンがかかります。つまり、症状はたまに突然予告なく現れるというわけ。レッカーの兄ちゃんは


「動くんなら乗っていればいいじゃん。動かなくなったら迎えに行ってあげるよ」


…そんないい加減なことでいいのか?


とはいえ、やはり突然動かなくなるのは困ります。翌朝も問題なくエンジンはかかりましたが、どこで止まるか分からない。祈るような気持ちで会社に行きます。


問題なく会社に着いたので、会社から例のBallymunの修理工場に電話。


私:「…というわけで直ってないんだけど。当然タダで修理してくれるんでしょ?」


当たり前です。直ってないんだから無料で直す。私の培った常識としては当然なのですが…。ところが電話の向こうのオヤジは


オヤジ:「うちは部品の保証はしてないから。当然修理は有償だね」


ハァ?


ちょっと待て。これは部品がどうこうの問題じゃないと思うのだが。あんたがやった修理ができてないというのが問題だと思うのだが。


オヤジ:「とにかく、うちじゃ保証はしてないから」


…と言い捨てて電話を切るオヤジ。


お前、訴えるぞ!


かなり本気でキレた私ですが、実は前回修理をしてもらった時に致命的なミスをしてしまいました。


領収書、もらわなかったんです。


はいはいはい。どうせ私はアホです。225ユーロも払って領収書をもらわないなんて。ただ、受け取りに行ったのが午後9時過ぎで、事務所が閉まっていたとかもろもろの理由はあるのですが…。いずれにせよ私の決定的なミスです。という訳でこの件は私の惨敗


かといって車をこのまま放っておくわけにはいかず、会社のあるビジネスパークお抱えの修理工場へ。ここのおじさん、すごく誠実そうな人で(Ballymunと比べるからそう感じるのかもしれないが)車を見てくれるとのこと。


おじさん:「じゃあ昼過ぎに電話してみて。どうなってるか教えるから」
私:「私の電話番号、教えとこうか」
おじさん:「いいよ。そっちから電話かけてくれれば」


全くいい加減な国です。


で、昼過ぎ。


私:「で、どうなりました?」
おじさん:「えへっ。まだ見てないや。あと1時間くらいしたら電話して」



…1時間後。


私:「で、どうなりました?」
おじさん2:「整備した奴がいないから分からないや。後で電話して」



…さらに1時間後。


私:「で、どうなりました?」
おじさん:「直ったよ」
私:「で、いくらですか?銀行のATMに寄る都合もあるんだけど」
おじさん:「わかんね」



こういういい加減は日常茶飯事です。とりあえず私は散歩がてら修理工場へ。…散歩がてらに出かけたものの、出かけるやいなやどしゃ降りの雨。傘は…車の中。


で、濡れてその修理工場につくと、


おじさん:「いったい、前の修理工場は何をしたの?」
私:「はあ、部品を変えたって言ってましたが」
おじさん:「めちゃくちゃだったよ。配線は逆につけてるし」



ハァ?


つまりなんですか?Ballymunの修理工場は、金を取って私の車を壊したというんですか?


唖然としている私におじさんは


おじさん:「いや、大したことじゃなかったよ。接触不良のところがあったからそこ掃除しといたから。じゃ、30ユーロね」


は?


たったの30ユーロでいいんですか?


下手したらその10倍はとられるのではないかと思っていた私はもろに肩透かしを食らってしまいました。エンジンをかけるとBallymunで修理して以来何かおかしかったエンジン音も元どおりになってます。


翌日…つまり土曜日、車が直ったかどうか不安だった私は車で買い物に出かけました。


Belfastへ。


全く問題はありませんでした。というわけで、当座は大丈夫そうです。ただ、この一件でアイルランドに恨みが一つ増えました。そのうちこの日記、「アイルランドうらみごと日記」としてリニューアルするかも。その時はよろしく(笑)



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2003年05月19日(月) Snigel。キレる(その1)

どわっ


気がつけば、1週間も日記をサボってます。どこかに行っていたとかいうのでない限り、この1週間という期間はサボり記録、見事に更新です(そんな記録を更新せんで、日記を更新せい…と自分でつっこむ)。


先週の火曜日・水曜日更新しなかった理由…会社のインターネットの動作がもろ不安定だった。またITのアホタレが何か企んでると思ったら、やっぱりでした。インターネットにスパイウェアを入れられました。ITの暇人連中が、私がインターネットのどこのサイトを閲覧しているかを監視されても何らやましいことはないのですが(ただしネットサーフィン時間が長すぎるというツッコミはかなりあり得る)、ただねえ、10分おきくらいにいちいちユーザーネームとパスワードを入力させるのはいかがなものかと。ちょっと頭に来てます。…ま、「インターネットの使用は業務遂行に関する場合のみ」という規定がある以上文句は言えないのですが。


で、木曜日・金曜日。事件が発生してかなり頭に来ていたので日記を更新している余裕がありませんでした。


土曜日。出かけてました。この話はたぶん翌々日の日記にて。


日曜日。庭の手入れをしてました(お前は老人か!)。


…というわけです。今後は1週間もサボったりしませんので許してくださいませ。…ちゅうか、掲示板で催促の一つでもあるかと思ったらなかった。あるときっとうるさがるけど、ないとそれはそれですんごく寂しい(なんちゅうわがまま)。


というわけで、話は先週の木曜日にさかのぼります。午後7時までの勤務だったのですが、午後6時55分にクレームの電話がかかってきて(絶対に嫌がらせだと思う)、スーパーバイザーはクレーム電話に捕まった私を放って帰ってしまい、電話が終わったのは7時30分。それから買い物に行くべく大枚1.3ユーロを払い(自分で言ってて情けない)M50の有料の橋を渡り買い物へ。


で、SwordはThe PavilionsのSuperquinnで買い物をして、買い物が終わり、駐車場から出てN1に出る交差点で信号待ちをしていると…


おーい、またエンジンが止まったよ。


で、エンジンがかからない。


…3週間前と全く同じパターンやんけ。



で、3週間前と全く同じで、渋滞でかつ、雨。運がいいとか悪いとか人は時々口にするけどそういうことって確かにあると私を見ていてそう思います(←わかる人だけわかってください)。


2度目となると私も慌てません。ケータイの送信履歴に残っていたレッカーの番号を引っ張り出します。


相手:「うーん、1時間くらいかかるかな」


で、車をよけようにもよけるスペースがないのでそのままでいると後ろから来たアイリッシュのおじさんが


おじさん:「車、こんなど真ん中に止めてあんたなにやってんの?」
私:「好きでやってんじゃないわい!(怒)」
おじさん:「車押してあげるから、ほら、反対側の路肩に動かすよ」



…というわけで雨の中おじさんは無理矢理往来を止め、私は車を押します。


おじさん:「バッテリーブースターもってる?」
私:「持ってるけど、バッテリーじゃないんだよね。これが」
おじさん:「とりあえずやってみよう」



実は前回の一件で懲りた私はバッテリーブースターを買っておいたのです。その数日後に使う羽目になるとは夢にも思ってませんでしたが。


で、前回と同じくバッテリーが原因ではありません。


おじさん:「よっしゃ。押しがけ、してみよう。おおーい、そこのチャリンコに乗った兄ちゃん二人、ちょっと手伝って」


この人、間違いなく工事現場の親方です。チャリンコで偶然通りかかった運の悪い若い男二人を有無も言わさず手伝わせます。


で、再び無理矢理往来を止め押しがけをしてみると…奇跡です。神はいた。エンジンがかかった。


おじさん、ありがとう(感涙)


で、おじさんは名前も名乗らずに行ってしまいました。私は素朴にアイリッシュを見直しました。おじさん(絶対にこの日記を読んでいないけど)この場を借りてお礼申し上げます。ありがとう。


とまあ、これでとりあえずは問題解決なのですが、ただ、大きな問題があります。


車、全然直ってない。いったい何の修理をしたんだ?


ここからは翌日の話になるのですが、私、翌日、このおじさんの親切を引き算に入れても久しぶりにキレることになります。この続きは明日の日記で。



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2003年05月12日(月) アイルランド発、一粒で二度おいしい便利な避妊具発見

土曜日。Javis Shopping Centreで買い物をしてきました。


後悔しました。


まず、駐車場に車を止めるのに15分以上かかり、駐車場から出るのに20分以上かかったというのが理由1。土曜日なんぞに町に買い物に行くんじゃないと痛感しました。


そして、最高にして最大の理由。




なにこれ?

もしかして、


まさか私、この自分のパンツのいちばん恥ずかしい部分大穴が開いているのに気がつかないまま一日過ごしていたんですか?いやいや、そもそもこの穴今日開いたんだろうか?前回洗濯した時は気がつかなかったが…。


ちゅうか、これ、お気に入りのDockersのじゃん。


去年の夏のArnott'sのバーゲンで清水の舞台から飛び降りたつもりで買ったのに(半額セールだった)。なんで、ユニクロで1900円で買ったチノパンは平気なのに。だいたい誰か見知らぬ彼女との運命の出会いを逃していたらどうしよう。


Snigel創作(その1)Javis shopping Centreのロビーですれ違うモデル体型の美しい女性の心のつぶやき。


「あ、むこうからとってもカッコイイアジア系の男が歩いてくる。もろ私のタイプだわ。どうしよう。心がときめいちゃう」

(Snigelとすれ違う。それでも彼女は私を後ろから目で追う)

「ああ、なかなかいいヒップしてるわね。あら、なに?パンツに穴が…幻滅


あのー、ディスプレイの前で怒っている方。ここは「なべて世はこともなし」…つまり私のページですが何か?私がいかに妄想を働かせようと私の勝手のはずです(←あくまで冗談ですよ。このへんは)。…まあそれ以前に、自分で書いてて空しくなったからこの辺でやめよう。ボクだってあとたった15センチ背が高くて、もっと痩せてて、もっといいヒップラインをしてたらイトーヨーカドーの広告のグンゼのセール下着のモデルくらいになれたかもしれないのに。…ますます空しくなってきた。


さて、気を取り直して行きましょう。


以前からこのサイトで重点的に取り上げているタバコの問題。今日初めてご訪問してくださった方、またこの日記をお読みになられて日が浅い方のためにもう一度書いておくと、私は非喫煙者ですが、嫌煙権主張者ではありません。つまり、私はたばこは吸いませんが隣りでたばこを吸いたければどうぞご自由に…というタイプの人間です。もちろんパブに行くと服にたばこの匂いが染みつくというのはさすがに嫌ですがまあこれは喫煙者の方でも嫌でしょ?


で、本日は新たな警告文を採集しましたのでご報告です。


まず表。




Smoking Kills


強烈ですが既出です。


問題は裏。





Smoking can damage the sperm and decreases fertility


(Snigelのいい加減訳)


喫煙は精子に損傷を与え、生殖能力を弱め得る


なんですと?


あのー、アイルランド政府さま。これって一部の人には逆効果じゃないでしょうか?


Snigel創作(その2)。10代カップル(カップル歴一日)の会話。


男:「Siobhan、マイダーリン、いいじゃん、いいじゃんかよー」
女:「ええ?でもPaddy君、アレ持ってないでしょ?」
男:「大丈夫。今日はマルボロ1箱吸ったから。ほら見てごらん。たばこを吸えば妊娠しないんだって」
女:「…そうなんだ。じゃあいいよ(はあと)」



そんなバカはいないと信じてますが、信じてますが、信じて…。


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2003年05月10日(土) 今日の日記は英語を学ぼうとして煮詰まっている方に捧げます。

はい。今日の日記はクイズです。所要時間はおよそ10分。アイルランドに対する知識でもなければ、一昔前にはやったココロジーでもないです。ちょっとした英語の知識です。おつきあいくださる方は、今・すぐ紙とエンピツをご用意ください。おつきあいくださらない方はここから先はただ読むだけではつまらないので、どうぞこちらのサイトにでも。なお、「書き写すのが面倒くさい」という方のために、問題をプリントアウトできる別ページもご用意しております。こちらをご利用の方はエンピツのみご用意ください。


では、さっそくですが、始めましょう。問題は10問です。まずは例題から。


問題。以下の日本語をカタカナ表記を参考にしつつ英訳しなさい。


例題:夢(ドリーム)



へい。答えはDreamっす。簡単でしょ?


では始めましょう。制限時間は3分。つまり考え込まないでさっさと答えてくださいませ。


では、問題。以下の日本語をカタカナ表記を参考にしつつ英訳しなさい。

1 あした(トゥモロー)
2 人員・職員(パーソネル)
3 (手紙などの)受取人(レシピタント)
4 文房具(ステーショナリー)
5 起こる・発生する(オカード)
6 必要な(ネセサリー)
7 分かれる(セパレート)
8 助言(アドバイス)
9 偶然に(アクシデンタリー)
10 直ちに(イミディエートリー)



以上です。ご苦労様でした。


Snigelの答え(正解だとは誰も言ってません)


1 あした(トゥモロー)tomorrow
2 人員・職員(パーソネル)personal
3 (手紙などの)受取人(レシピタント)receiptent
4 文房具(ステーショナリー)stationary
5 起こる・発生する(オカード)occured
6 必要な(ネセサリー)necessary
7 分かれる(セパレート)separate
8 助言(アドバイス)advise
9 偶然に(アクシデンタリー)accidentally
10 直ちに(イミディエートリー)immediately


なんだか合っているんだか合ってないんだかよく分かんないでしょ?もうこの企画の意図はお分かりですね。そう、「つづれそうでつづれない単語集」です。


ちなみに私の正解率6/10(ちなみに私は英検三級保持者←それしか持ってないんかい!)


ひでかすの答え

1 あした(トゥモロー)tomorrow
2 人員・職員(パーソネル)personel
3 (手紙などの)受取人(レシピタント)receiptant
4 文房具(ステーショナリー)stationary
5 起こる・発生する(オカード)occured
6 必要な(ネセサリー)nesessary
7 分かれる(セパレート)separate
8 助言(アドバイス)advice
9 偶然に(アクシデンタリー)accidentaly
10 直ちに(イミディエートリー)immediately


正解率4/10(ちなみにひでかすは英検二級保持者


それでは正解です。以下、偉そうに解説してますが、実はテストのあとに辞書を見て必死に勉強した賜物だったりします。


1 あした(トゥモロー)tomorrow

まあこれは行けるのでは?

2 人員・職員(パーソネル)personnel

personalは別の言葉ですね。ひでかすは別の言葉と気がつきつつ、つづりが違い不正解。

3 (手紙などの)受取人(レシピタント)recipient

ひでかすともども不正解。なんとなくreceiptなんたらだと思ってしまった。

4 文房具(ステーショナリー)stationery

stationaryは「静止した・固定した」まったく別の語。

5 起こる・発生する(オカード)occurred

cが二つなのはともかくrが二つなのは忘れがち。

6 必要な(ネセサリー)necessary

私はrrにしてしまい不正解。ひでかすは最初のcをsにしてしまい不正解。

7 分かれる(セパレート)separate

これは二人とも正解。

8 助言(アドバイス)advice

私がいつも悩む言葉。Adviseは動詞なんですよね。受験英語の基本といえば基本ですが。

9 偶然に(アクシデンタリー)accidentally

この言葉に関しては下で解説します。

10 直ちに(イミディエートリー)immediately

ひでかすとともに正解。


…というわけで、皆様はいったい何問正解されましたか?点数のよかった人、下を読んで自慢してください。点数の悪かった人、下を読んで自信をつけてください。


なんでまたこんなのを書き始めたかというと、実はこのちょっとしたテストというかゲームをアイリッシュとともにやってみたんですよ。参加者、アイリッシュ6名(全員20代から30代の女性)ドイツ人1名、日本人1名(←自分のこと)。ちなみに全員うちの会社の同僚です。


誰の成績がいちばんだったと思います?実は8名中3名が同率タイ。その3人とはアイルランド人・ドイツ人・日本人。そう、あとの5人のアイルランド人はなんと5点以下。最下位はなんと堂々の2点!正しくつづれたのはtomorrowとseparateのみ


驚いたことに、accidentallyに関しては正解者は私だけ。まちがい例としては、accidently、accidentlly、accidentiallyなどなど。アイルランド人軍団は、「日本人だからよ!」などといまいち理由にならないことを言ってました。


あのー、誤解なきように言っておきますが、私は「だからボクは頭がいいんだ。えっへん」なんて方向に話を持っていくつもりは毛頭ありません。だいたいアイルランドに住んでいながら日ごろよく使う単語10個を並べられて6つしか正解しないというのがおかしいような。ちなみにうちの同居人のドイツ人は堂々の8問正解


この話に英語習得の秘訣を見るのは私だけでしょうか。要は、話せればいいんですよ。話せれば。こんな細かいつづりの間違いなんて気にする必要なし!オチなしで申し訳ありませんが、英語を学ぼうとして煮詰まっている方に今日の日記を捧げます。



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2003年05月07日(水) しつこいけどさらにもう一度アイルランドの力の抜け具合について語る

「アイルランド人は素朴である」


…何度となくガイドブック等で見た文面。これを裏から読むと


「アイルランド人は単純である」


といえるような気がします。言い換えると、行動がわかりやすい。英語で言えばPredictableな人たちです。


何でこんな話をするかというのは…実は昨日の日記の続きがあるからです。1日昨日の日記「姉に赤ちゃんが生れるから」という香ばしい理由で先週末に祭日も含めて5連休を取った直属の上司の話の続きです。昨日の投票ボタンに


「まだ産まれていないということは、明日あたりドタキャンかまされそうな気がする」


と書きました。その続きです。


この私の予想に反して、彼女はちゃんと午前9時に会社にやってきました。で、それから30分も経たずに彼女の電話が鳴ります。


彼女:「え?今産まれたの?男の子?7ポンド?」


などと話しています。


で、電話を切ると、課員全員に聞こえるように…


彼女:「産まれたって」


と嬉しそうに語ります。で、私に向き直って…


彼女:「じゃ、そういうことで。あとはよろしく」


( ゜Д゜)ポカーン


なにが「じゃ、そういうことで」なんですか。


あなたはハンドバックと車の鍵を持ってどこに行こうというのですか?


そんなことを思っていると、彼女、さっそうとドアから朝の光溢れる外に出て行ってしまいました。


…やはり、私の予想通り、ドタキャンをかまされました。もう笑うしかないですね。いえ、いいんですよ。あなたのもとで働くのはすごく働きやすいし(意味深長)、年下ながら人間的にもよくできた方だと思っています。ただ、こうやってまあ、休みが簡単に取れるアイルランドって…何?


…かくして、私は現在忙しいです。しかも、午後は2時間30分にわたるロングラン会議(何のネタがあるんだか。俺、絶対寝るよ。天気もいいし。)。仕事は山積み。かくいうわけですので、今日の日記はこのへんで。ごきげんよう。さようなら。



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2003年05月06日(火) さらにもう一度アイルランドの力の抜け具合について語る

一日の日記で私の上司が「姉が出産するから」という香ばしい理由で会社を二日も休んだというお話をしましたが、その続きです。


今朝(水曜日の朝)、この上司と雑談をしておりまして、当然話は先週末に産まれた姉の赤ちゃんの話に…。


私:「で、赤ちゃんはどんな感じ?」
彼女:「え?赤ちゃん?」
私:「うん、お姉さんの赤ちゃん。男の子だった?女の子だった?」
彼女:「ああ、姉のね、あのね、まだ産まれてないのよ」



なんですと?


私:「え?産まれるからWestportだかWaterfordだかWexfordだかまで車で行ったんじゃないの?」
彼女:「そうなのよ。木・金・土・日・月(注:月曜日アイルランドは祭日でした)と5日あればどこかで産まれると思ったんだけどねえ」



そうですか。実家で5連休ですか。あのー、私の日本で培った常識…独断と偏見で言わせてもらえば


それは帰省


というもんじゃないですかねえ?


来月スコットランドに行くのに一日休みが必要ですが、当日風邪をひくことにしました。上司がこれなんだから部下もそうなるわな。


そういえば昨日のラジオでどっかの大学だか研究機関がくだらないレポートを発表したとニュースになってたなあ。いわく、アイルランドの会社員が一日10分仕事とは関係のないメールのやり取りやインターネットのサーフィンをするとそれだけでアイルランド全体で100万ユーロの損失になるそうな。だからインターネットは規制されるべきだ。


…そんなことを真顔で語る前になぜダブリンの道が月曜日と金曜日に空いているのかを考察して欲しいと真剣に思う私は間違っているでしょうか。本当なんですよ。推定で火・水・木の朝と比べて月・金の朝は交通量が推定20%は少ないです。渋滞ポイントが激減するので所用時間が火・水・木の朝40分かかるところを月・金の朝は30分程度で着いてしまいます。これって月曜日と金曜日の朝の就労人口が目にみえて減るからであるという仮説を立てましたが論証はまだです。いずれこれでノーベル賞を狙います(寝言)。



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2003年05月05日(月) 生まれて初めての熱い接吻(なんちゅうタイトルやねん)

うーん、白状しますと特に書きたいことはありません。また会社内のメールアカウントに訳のわからん(推定)合成写真が届きましたので、それでお茶を濁しときます。

お題:アメリカ軍とイラクの少年





失礼しました。


これだけだとあんまりなので、ネタにするほどのことでない、小噺をひとつ。


イースターの期間ドイツにいまして、Mausi(仮名)宅に例によって居候してました。で、イースターの日に台所を覗くと、Mausi母が何やらパスタ用の大なべで何かを煮ています。ラップか何かに包んだ肉の固まり。


私:「その肉なに?」
Mausi:「え?ええと、牛よ、牛」



ちょっと慌てたようなそぶりを見せたのを私は見逃しません。


私:「牛のどこの部分?」
Mausi:「え?知りたいの?だって知ったら食べないかもしれないじゃない」



確かに私、内臓系の食べ物は苦手です。がそこまで言われて知らずに済むはずもなく。


私:「どこの部分だよ?」
Mausi:「…舌」



…何のことはない牛タン。よくぞ日本人に生まれたり。たいていの食べ物では驚きません。とは思ったものの、牛タンもこうやって固まりで見るとなかなか壮観です。は私の肘から手首くらいまでの大きさはあるのではないだろうか。巨大。


で、数時間後、その牛タンはサイコロ大に切られ、そのほか同サイズのみにソーセージとともにシチューになって食卓に登場しました。クリームソースでなかなか美味。ついでに熱い。で、くだんの牛タンは…ふわっとした感じといい味といいあまり私の好みではありませんでしたが、かといって残すほど気に入らないわけでなく。で、食べ進んでいると、牛タンを乗せた私の舌にざらっとした感じが…。


嫌な予感。


すんごく嫌な予感。



シチューの中の牛タンの肉を見るとやはり…


おーい、牛の舌の表面のざらざらした部分がそのまま残っているじゃあないかー。


そう、この牛タン、表面部分を削ぐこと無しにそのままサイコロ状に切られたわけ。確かに焼き魚も皮がついたまま出てくるし、削ぐ必要はないといえばそれまでだけど。でも…


Snigel、28歳にして牛とキスをしてしまった春の日でした。


クセになりそう(ならんて)


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2003年05月03日(土) アイルランドの道路にもいる「白装束集団」/ アイルランドの超越詐欺商法

日本はゴールデンウィーク真っ只中ですが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?ちなみにアイルランドも暦の上では月曜日がBank Holidayなので3連休です。…ただ月曜日は私、ボランティアの休日出勤なんですけどね。


ちなみにこの日記、土・日・祝祭日にはアクセス数が2割ほど減ります。推理なんですけど、この日記を会社からチェックしてくださっている…という方が多いのでしょうか。というわけで、休日のてこ入れも兼ねて今日は休日スペシャル、ネタ2発同時アップです。


日本で何やらまたマスコミが大騒ぎしているあの「白装束集団」…いえいえ、私は別にあの人たちについてここでどうこう言うつもりはありません。しかし、ですね、アイルランドにもいるんですよ。朝になると出没する「白装束集団」が。


アイルランドの「白装束集団」の場合、なぜか朝の主に幹線道路にこれまた白い棒を持って立ってます。たいがいの場合6人一組ですので本場の(?)日本の「白装束集団」に比べてインパクトに欠けます。が、それなりのインパクトはありますよ。なにせ道路のど真ん中に両手を広げて立っているんですから。


前置きはこれくらいにして、ご覧頂きましょう。たぶん本邦初公開、アイルランドの「白装束集団」の写真。





…日本で言うところの緑のおばさんやんけ!


この写真の出所は、数ヶ月前の日記で紹介したあの人智を超越した「アイルランド版・交通の教則」


この「アイルランド版・交通の教則」によるとですね、このアイルランド版の緑のおばさんはですね、「多くの小学校のエリアで」「6人一組で」学童の安全な道路横断ができるように働いていらっしゃるそうです。


ただ、白状しますと、私、この「多くの小学校のエリアで」働いているはずのこの「白装束集団」を見たことがありません。いつも見るのは…





…ひとりで標識を持って立っているおばさん(おじさん)だけです。というわけで、きっと「多くの小学校のエリアで」来週も「白装束集団」は目撃できる…はず…です…きっと。はい。アイルランド観光の目的がひとつ増えましたね(増えねえよ)。


はい。ここで話はがらっと変わります。


さらに数ヶ月前の日記で、うちの同居人がなにやらあやしいスクラッチカードに騙され続けているというネタを紹介したかと思いますがご記憶でしょうか(ご記憶でない方、またはお読みでない方はまずはそちらからどうぞ)。


…ちなみにこの日記を書いてたら当の本人が私の部屋にやってきました。よかった…テキストを書いているだけで画像の処理をしてなくて。こんなことを書いていることがばれたら私の命がキケンでアブないです。


おっと、話がそれかけましたが、数週間前、またうちのポストにスクラッチカードが投げ込まれたのです。今度は、「現金一万ユーロ」「カリビアンクルーズ」「超大型テレビ」「天然ルビー」等が当たるという触れ込みで。

おバカSamantha(仮名)は懲りもせずにスクラッチカードをこすります。彼女には間違いなく学習機能がついてません。すると…


「おめでとうございます!あなたは間違いなく景品の一つが当たりました!商品受け取りの方法はスクラッチカードの裏面をご覧ください!」


また当たったらしい。


で、裏面を見ると


(1)プレミアムナンバー(日本で言うところのダイヤルQ2)に電話する
(2)プレミアムナンバーにケータイからテキストメッセージを送る



いずれにしても推定3−4ユーロはかかる仕組みのようです。


まあここに電話をかけるとどうなるかは、前回の日記をご覧になられた賢明なる読者様はご存知の通り。な・の・に!彼女はすでに電話をかける体勢になってます。


私:「おまえ、また騙されるの?待て待て」

…と私は彼女から「大当たりの」スクラッチカードを奪い取ります。すると、


「電話料金以上の金品が必ず当たります」という甘い文句のあとに、年寄りには絶対に読めない小さな文字で…


「電話、SMS(テキストメッセージ)以外でもSAE(宛先を自分で書いて切手も貼った封筒。Self Addressed Envelopeのこと)同封でも受け付けます。当選したスクラッチカードを以下の住所にお送りください」


ほら、あった。金のかからない方法。


私:「ほら、電話しなくてもいいんだってよ」


というわけで被害を最小限にとどめるべく、彼女に郵送でそのスクラッチカードを送るように説得。


で、来たんですよ。当選金品が。


それは普通の封筒(ってそれを彼女が送ったんだけどさ)に入ってました。


さあ、今回こそは「現金一万ユーロ」「カリビアンクルーズ」「超大型テレビ」「天然ルビー」のどれかが当たったのか???


中には…





…ご覧いただけますでしょうか、何やら葉書よりひとまわり小さい紙の真ん中に貼り付けられたハナクソサイズ(別の表現はないんかい)の赤い物体(中央やや左の←部分です。見えますか?)。直径2-3ミリ。そう、それこそが「天然ルビー」そう、彼女はついにダマしなしで天然ルビーが当たったのです。


おーい、だれかー、これに本当に3-4ユーロの価値があるか調べてくれませんか?ちゅうか、


責任者でてこーい!


今度こそ彼女が何かを学んだことを切望しつつ、本日の日記はお開きと致します。ありがとうございました。



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2003年05月01日(木) もう一度アイルランドの力の抜け具合について語る

アイルランドの力の抜け具合というネタに関しては何度となくこの日記で取り上げてますので読者の皆様はご存知かと思いますが、もう一度例を挙げて説明させてください。


木曜日の朝。会社に着いたのが7時45分。会社の始業時刻は8時。で、8時10分に私の直通番号ではなく、顧客用の回線からの電話。


私:「XX社です。おはようございます」
電話の相手:「Snigel?ああ、ちょうどよかった。私、Carolineよ」



Carolineは私の直属の上司。数週間前にカナリーアイランドに行ってその間私が死にそうになったあのA級戦犯。彼女も言うまでもなく8時に会社に来ていなければならない。なのに8時10分に電話をしてくるということは…。


私:「あ、おはよう。どうしたの?」
彼女:「あのねえ、私の姉が今日出産予定なのよ」



…そりゃよかった。で?それが彼女と何の関係が?


彼女:「まあ姉の出産って一世一代のイベントじゃない?だから今日と明日休むわ」


私から日本の会社にまっとうにお勤めの皆様に質問です。日本ではこれって二日休むまっとうな理由になり得ますか?


そりゃ家族が出産するってのは大きな出来事だ。その点では争わない。だけど、だからといって、二日も会社を休むか?出てきてから(…すごい表現ですが)病院に行けばいいと思うのは私だけ?なんで彼女と一緒に病院に張りついてなければいけないの?


で、彼女の上司、すなわちスーパーバイザーは9時からの出社。9時になりやってきた私はスーパーバイザーの彼女のところに行きCarolineから電話があったことを伝える。


スーパーバイザー:「何彼女はふざけたこと言ってるの?そんなのが二日会社を休む理由になると思っているの?彼女のケータイの番号は何番?今電話をかけるから」

とスーパーバイザーは本気で怒ってます。そりゃそうですよねえ、さしものアイルランドでもこんな理由で会社を予告無しに二日休まれたんではたまりません。


…というのは実は私の捏造でして、スーパーバイザーの反応は以下の通り。


スーパーバイザー:「え?赤ちゃんが生まれたの?男の子?女の子?で?まだ?明日も来ない?いいねえ、赤ちゃんかー」(←なぜか遠い目をしてます)


…アイルランドとはこういう国です。この力の抜けよう。過労死だのそういう言葉とは無縁の生活を送っています。まあそのおかげで私も髪の毛が減ったりだとか、胃に穴があくとかそういう目に遭わずに生活できているわけですが。


ちなみに、私のこの二日はまた例によって忙しかったです。しかも現在、過日クビになった私がOJT(ジョブトレーニング)をしたアイリッシュの代わりにあたらしいアイリッシュのOJTをしてたりするのでさらに忙しかったです。まあ、新しいアイリッシュ、前のに比べて100倍以上使えるので救われてますが。


まあこんなに力の抜けている会社ですので、私は6月のとある月曜日に病気になることにしました。実はですね、ひでかすがうちのアパートの住人でスコットランドに行きたいとこの数ヶ月ずっとほざき続けてまして、で、昨日Ryanairがまた例によりセールをやっていたのでグラスゴー(から遠く離れたPrestwickという聞いたこともない空港)までの航空券を買ったのです。税金抜きで


ダブリン→グラスゴー)4.99ユーロ(650円)


十分安いですが、帰りは…


帰り(グラスゴー→ダブリン)0.01ユーロ(1円)


税金等を入れてひとり4400円なり。


まあ私はRyanairに5ユーロ以上払ったことはないのでいいんですが、それにしてもこの会社、安い時を選べばこんなふざけた値段でスコットランドに行けます。スコットランドには未だ行ったことがないのでちょっと楽しみです。


その前の週はドイツに行ったりなんかして…金はどうするんだろう。…そのことはとりあえずカード破産するまで忘れよう。



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