もう愛だとか 恋だとかむずかしく言わないで・・・...川崎 憂

 

 

「その ひぐらしのなく頃に」〜白川郷探訪物語4 - 2005年09月07日(水)

 撮影ポイントと思われる展望台にやっとの思いで到着したものの、
眼前には、同じ匂いを漂わせた三人組の男達が立ちはだかっていた。

 ここには「ただの観光客」なんて存在しない。
 ただで観光に来ている人間はいるけど・・・。

 何とかその場をやり過ごし、三人がその場を離れていくのをじっと待つ(苦笑)


 5分後には予定の場所に立つ僕がいた。


 「ひぐらしのく頃に」のあの景色にたどり着いた。

 その後、山の反対側の道路を下り合掌造りの郷へ。

 途中、先ほどの3人組とすれ違ったりはしたものの、鉈を持った女の子に
追いかけられたり、お持ち帰られたり、喉をかきむしるようなこともなく
村落へ。

 そこには「雛見沢村」の風景が広がっていた。
 ちょっとだけ平行世界風味だったが(苦笑)

 なにしろ・・・、

 嘘だっ! な景色と



 北条家と



 梨花ハウス



 が徒歩50歩圏内に点在しているだけでなく、今年の夏コミで販売された
「罪滅し編」に初登場したレナハウスまでもが、このエリアに存在したの
だから。

 ただし、レナハウスは反転仕様だけど。


 その後JAへ寄り道して昼食へ。
 昼食は「やまこし」でおろしそば大盛。


 昼食後は改めて村内を散策。

 入江医院へ行ったり、温泉に入ったり、気がつけばチェックインの時間。



 徹夜でのドライブ、雨の中の散策と体力的に不安もあったため早々に
大田屋さんへ。

 まぁ、この旅のもう一つの計画がこの後発動されることになるのですが、
それはまた次回に。



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「その ひぐらしのなく頃に」〜白川郷探訪物語3 - 2005年09月06日(火)

 平日、しかも天気は雨。
 にもかかわらず、予想外に観光客が多い。
 狭い道路、見つからない駐車場。

『このままだと、いつか人、轢くな・・・』

 と思いながら車を山側の道へ進ませていく。

 で、駐車場を探しながら進んでいると左手側に偶然、今夜宿泊予定の民宿
「大田屋」さんを発見。

 助手席の犬神クンから「車を置かせてもらえるえないか確認してみたら
いいんじゃないか?」との助言もあり、本来のチェックイン時間の5時間も
前に、僕は民宿の戸を叩くこととなった。

 宿のおかみさんの許可を無事とりつけ、駐車場に車をとめ僕は探索を
再開することにした。
(この時点では、犬神くんはただ後から付いてくるだけの存在でた・・・)

 時間はもう午前10時を過ぎ、天気は雨。

 探訪場所資料が入ったノートパソコンを持ち出すわけにはいかないので
記憶を頼りに山の上の展望台とゲーム中に登場する通学路を探すことにする。

「雨はいいなぁ」

 という感じで、同行者はのんきに後ろからついてくる。
 まずは城山展望台を目指したが、一般的な通路とは反対側から上りだした
形になったようで、明らかにただのケモノ道のような道を足を滑らせない
ように歩みを進める。

 小雨にもかかわらず、蝉の声が響きわたる。
 残念ながらひぐらしではなく、アブラ蝉ではあるが(苦笑)

 運動不足の身体に活をいれながら、5分ほど進むと平地の舗装された道へ
ぶつかった。
 どうやら山頂に到着したようだ。

 目の前には駐車場。
 そしてその奥には展望台らしき場所と併設の茶屋らしき建物があった。

 山の上から見渡せば、眼下に広がる雛身沢村の風景(笑)



 19インチのゲーム画面でみたあの村が、今僕の目の前にあった。
 しかし、ここは有名観光地。
 ご多分に漏れず他にも観光客はいるわけで、ちょっと落ち着かない。

 しかし、心落ち着かない理由がもうひとつあった。
 入り口脇にかけられていた「私有地」を示す看板。

 ここからの景色を楽しむなら、お茶くらい飲んでってくださいね、
という感じの土地所有者からのプレッシャー。
 同行の人は店の人の視線とかは気になされていないのか、気付いていないの
かは知らないけれど、マイペースで景色を堪能している様子。

 この場所から景色は、正確にはゲーム中に出てきた景色からは若干ズレ
ているようだった。
 どうせゆっくり楽しむのなら、プレッシャーがなくてゲーム中に出てきた
場所で景色を堪能しようと、僕は足早にその場所を離れることにした。

 すぐ近くにもうひとつの展望台があるらしいので、そちらへ向かうことにした。
 
 ふたつめの展望台にも先客がいた。

 先客は男性三人組。
 あ、なんか今オーラが見えた。
 あれだ、僕とか犬神くんとか良く知ってるオーラだ。

 犬神君に目配せをすると、そこで一旦立ち止まりしばらく彼らとの
間合いを取ったまま様子をうかがうことにした。

 姿を見せぬまま鳴き泣き続けるセミの声が耳の奥で共鳴し、一瞬ツーン
とした感覚が三半規管を揺さぶり平衡感覚をうしないそうになる。

 ぬかるんだ足元が一瞬沈み込んだような気がして、あわてて一歩だけ
あとづさった。

 けれど、足元はきちんとした地面で、雨は上から下へ降り、左手奥には
雛見沢の景色が広がっていた。

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「その ひぐらしのなく頃に」〜白川郷探訪物語2 - 2005年09月05日(月)

 睡眠不足のドライバーの視界を横切ったのは、つり橋、
営林署あたりで昔使っていた物置兼用の事務所らしき建物、
そして、またつり橋だった。

 しかし、その場では後ろに別の車がいたこともあり、
そのままやり過ごしてしまった。

 しかし、走れば走るほど一瞬で通り過ぎたあの風景が脳裏から離れない。
 結局は、御母衣ダムの手前まで来たにもかかわらす、
Uターンすることになった。
 まぁ、この判断が吉となったわけですが・・・。

 小雨の中、車から外へ出た僕の目の前には確かにあの
「学校」がそびえたっていた。
 そこは誰がなんと言おうと、
『営林署あたりで昔使っていた物置兼用の事務所』
などではない(しつこい!)
 校舎があり、その奥にはあのつり橋が見えた。




 ただ、この撮影ポイント間の距離感というものに、僕は
最後まで違和感を覚えながらこの旅を続ける事になる。

 ゲームの中に存在する雛見沢での世界と、現実の白川郷での
背景の配置が当然といえば当然なのであるが、どうしても
合わない。

 探訪をしていれば、こういったことは当然のことだと
頭ではわかっているはずだったのだが、それが身体の感覚として
今回は最後まで実感できなかった。

 それくらいに、僕の中で雛見沢村という架空の世界が
確かな現実感を持って存在していたためかもしれない。

 学校とつり橋の撮影を終えた僕たちは、当初の第一目的地
御母衣ダムへと向かった。
 「ひぐらしのく頃に」の中ではダム建設反対闘争が行われていた場所。
 一説には「僕と僕らの夏」で登場する「ロックフィルダム」はここがモデルとのうわさもあります。



 ダムを出発した僕らはいよいよ白川郷のメインストリート
萩町地区へと車を進めていった。
 子供達の夏休みも終了した9月の平日月曜日。
 雨が降り続ける村内には私が想像していた以上に観光客の
姿があった。

 車は駐車場を探しながら、狭い村内を進んでいく。
 村内を往復したもの駐車スペースを見つけられなかった
僕たち。
 道をずれて156号へ抜ければ「せせらぎ公園駐車場」と
いう場所があったようなのですが、そのときはそこまで気が
回っていなかったので地図を見直すこともなく、ただだらだら
と道を通り過ぎ道路を右に折れ、小さな山へ車を進めていく
ことしか出来なかった。

 その先に、今夜宿泊する「大田屋」さんがあるとも知らずに・・・。

続く!
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「その ひぐらしのなく頃に」〜白川郷探訪物語〜 - 2005年09月04日(日)

 9月に入ってやっと取得できた夏休み。
 旅行のひとつにも出かけたいと思いつつ、旅行会社は相変わらず
ひとり旅に冷たい。
 単独で無目的に旅立つ事も考えたものの、そこまでの元気もなかった。
 で、結局は舞台探訪がらみで、長期休暇でないといけそうにない場所へ行こうと
思い立ち目的地として「白川郷」が浮上した。

 いわずと知れた世界遺産、というだけでなく同人ゲーム「ひぐらしのなく頃に」
ゲームの背景写真に使われている場所だというのは一部では有名な話(苦笑)

 ただ、思い立ったのが8月末と急だった為、橘くんとはスケジュールが合わなかった。
 で、犬神くんに声をかけた。
 彼には既に「ひぐらしのなく頃に」は渡していたものの、電話で話した
感じではそのことはわかっていなかった様子だ。
 まぁ、お薦めゲームを最低1年半は寝かさないとやらない男だから、
それも想定の範囲内だった。

 きみ望、月姫、家族計画・・・もう慣れたよ(笑)

 そんなわけで電話を切った後、買ったばかりのノートパソコンに
「ひぐらしのなく頃に」をインストールしていたヲイラだった。

 探訪予定地は岐阜県の白川村。
 関東から訪れるには、微妙な位置にある。
 月、火の一泊二日を予定していたが、移動時間や水曜日には犬神くんの
用事があるということなので、本来は月曜日早朝に自宅を出発する予定を
考えていた。
 日曜日に仕事のある犬神くんが一度帰宅して再度自宅を出るとすると、
その日のうちに合流するのが難しいということで、仕事帰りに直接家に来て
もらうことになった。

 丁度「雲のむこう約束の場所」のサントラCDを上げる約束をしていた
梅さんも時間が取れたということで出発まで雑談をしながら過ごすことに。

 まぁ、この辺まではいつものパターンだったのですが、あの台風の接近は
想定の範囲外だったのです。
 0時を過ぎたあたりから、豪雨と雷が激しくなりだした。
 コレは夜明けまで待って、月曜日中に現地に着く感じで行かないと
まずいかとも考えたのですが、逆に交通量の少ない深夜のうちに距離を
稼いでしまおうということになった。

 とにかく台風が前線を刺激した関係で土砂降りとなっていた深夜、
迷える子羊を乗せた車は一路、北西の方へ向かって走っていたらしい。

 結局、空が白み始めた頃までには、何度か小人さんに助けられていた
ようだが♪
 まぁ、ナビの人もこの頃には爆睡していたので特にトラブルのなかった
フリをして、朝7時半頃には自宅から約450kmを走破して荘川ICから一般道へ
と降りていた。

 ここからは北上して白川村を目指すかたちとなります。

 で、最初の予定では白川郷の手前にあるダムが撮影ポイントの予定でた。

「ひぐらしのなく頃に」での白川郷探訪は既に多くの人が行っていて、
その辺のレポートも各所のHPでUPされています。
 それでも、わりと直前に旅行先を決定したこともあり、私はさほど詳しく
下調べをしていなかったのです。

 後述しますが、そのために今回も結構な撮影ポイントをスルーすることと
なるのですが(苦笑)

 で、そんななか位置的に最初の撮影場所はダムだと思っていた私は、
はるか手前の位置で視界の隅を横切った風景に面食らってしまったのです。





続く。
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雛見沢に行く前に - 2005年09月03日(土)

某掲示板で質問を受けたのでこちらで回答。

 あくまでも「白川郷」観光ではなくて、「雛見沢探訪」を考えてのアドバイスとなります。
 白川郷自体は割と狭いエリアですから、徒歩観光で合掌造りの建物を
めぐるだけでもそれなりに楽しめます。

 ということで、雛見沢探訪での注意事項。

●交通機関は何を利用するか?
 高速バス・公営バスで白川郷へ向かうことも可能ですが、できるのであれば
自家用車・レンタカーでの訪問をお薦めします。
 先達の中には折りたたみ自転車を持参してバスで訪れた人もいるようですが、
白川郷から離れたエリアにも探訪スポットがありますので、出来るなら自動車での
移動の手段もっていたほうがいいと思います。

どうしてもバスでしか探訪出来ないのであれば、それは割り切るしか・・・。

・私の場合
 自家用車で現地を訪れました。
 自動車で訪れた場合、駐車場の問題があります。
 白川郷内での駐車スペースは広くなく、駐車料金は1日500円。ただ頻繁に
車を出し入れするのは難しいと思います。
 探訪スポットもありますので、川を挟んで反対側にある「せせらぎ公園駐車場」
を利用するほうがいいかもしれません。
 私は現地の民宿大田屋さんに宿泊予約を入れていましたので、
朝10時ごろに一旦宿に寄り、おかみさんにお願いして、宿の駐車場を
使わせてもらえるよう承諾を得てそちらを利用させてもらいました。
出し入れ自由でしたし、重宝しました。

●下調べ
 その人によって探訪のスタイルは違いますので、一概にどうしろとは言えませんが
下調べをしていくにこしたことはありません。
 現地で自分の足で探し回りたいというのであれば、それもスタイルですが、
時間のない中でできるだけ「雛見沢探訪」をしたいというのであれば
下調べは必要だと思います。

 まぁ、「ひぐらしのく頃に」をやらずに現地でプレイして、探訪する
というのも、ひとつのスタイルだとはおもうけどさ、犬神くん(苦笑)


最近は舞台探訪のリンクなど便利なものがネット上に出来ましたので、
コレを利用するのもひとつの手段です。

・私の場合
 私も上記リンクに登録されている各HPを巡回して、ある程度の情報は集めましたが、
探訪を終えてから再度巡回してみるともっときちんと調べておけば現地で
写真を取れたのに・・・という状態でした。
 詳細なスポットについては上記リンクか飛べる「雛見沢村観光案内」さんなどは
地図で場所の表示をしていたりしますので、必見かと思います。

 後は、やはり紙ベースで資料は持参したほうが現地で動きやすいと思います。

●現地で注意すること
 この辺は観光ガイドにも書かれていることですが・・・。
・ゴミ箱は基本的に置かれていない。
 景観の問題もあるのでしょうが、ゴミは持ち帰りが基本。
 お店で購入して発生したゴミは店頭で返却できます。

・火気厳禁
 喫煙される方はご注意を。

・自生植物の持ち帰り禁止
 当たり前といえば当たり前ですけど。

・私有地には入らない
 邸内を公開している家もあれば、普通に暮らしている家もあります。
 プライバシーは尊重しましょう。

・トイレは決まった場所で
 公衆トイレは結構設置地されていますので、きちんとそちらを利用しましょう。

●その他
 白川郷は皆さん知っての通り「世界遺産」として結構観光客が訪れるスポットです。
 あのゲームの雰囲気を写真に撮ろうと思っても、観光客が多くてうまくいかない
こともあるかもしれません。
 人の少ない時間帯を選ぶとか、ひたすら待つとか、その辺は独自に対応しましょう。


○現地で足がないと行くきずらい撮影スポット
 白川郷からやや離れた場所にある撮影スポット。

・学校&つり橋
 車で行った場合、荘川ICで降りて御母衣ダム方面へ北上していきますが、
その手前、牧戸を過ぎて少し行った左側に見えてきます。
 まず、ゲーム中に登場したものとは無関係のつり橋が見えてきます(笑)
 それを過ぎてしばらく行くと学校が見えてきます。その背後にゲームで
登場したつり橋が見えます。

・ダム
 学校を通り過ぎ更に北上した場所にある御母衣ダムがそれです。
 一説には「僕と僕らの夏」で登場する「ロックフィルダム」はここがモデルとのうわさもあります。

・前原屋敷ロビー&暇つぶし編で2人が泊まっていた北海道の旅館
 蕎麦庄やまこし
 白川郷から道の駅白川郷へ向かう途中に看板が出ていますので、
右折して川を渡った場所にあります。
 白川郷から歩いていくにはちょっと遠いかな。

・古手神社祭具殿&前原屋敷
 前出の道の駅白川郷に車を止めて写真を撮りに行く形になります。
 道を挟んで反対側に祭具殿、川側にある「白川クリーンセンター」という
下水処理施設が前原屋敷。

 注意点としては、こんなところかと思います。

●最後に一言
 レナの家は北条家の向かい側(笑)

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