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2011年08月23日(火) 乙女ほいほい

ナナとラブホに遊びに行くことについて、それをきょんに打ち明けるかナイショにするか。

さあどうしようワタシ。

と、ささやかにワタシは悩んでおりました。

以下、ワタシのしょーもない葛藤内容。

●ラブホに遊びに行くといってもえっちするわけじゃないしー。友だち同士だしー。
 なんかわざわざ言うほどのこともなくない?

●しかしそんな、わざわざ言うほどのことでもないことならば、言ってもどうってことなくない?

●どこに行くとまで言わずに、「ナナと遊びに行ってくるー」って言って出かければそれまでなんだけどもー・・

●しかし、後でうっかりバレたときに、「なんで隠してたの?」ってことになると、さすがに雲行きがあやしくなりそうな気が。
 やましいところは何もないのに(ええと、ワタシの気持ち以外)、余計な疑念を持たれて面倒なことになるのは、なんか損だわー。

●でも、ワタシが「うっかりポロッ」をやらなければ、バレっこないっちゃーバレっこないんだよねー。

●しかし、「うっかりポロッ」よりも問題なのは・・・

 ラブホがあまりにも楽しかったりおもしろかったりネタ満載だったりした場合、
 ワタシ、きょんに話さずにいられないと思うの!!
 こんなことがあったんだよ!って、話したくてうずうずしちゃって、我慢してるとじんましん出たりしちゃうと思うの!


・・・とまあこのような葛藤を経まして、結局「隠し事をするとあとあとめんどくさいし、じんましんまで出ちゃうかもしれない」という結論になりましてね。
きょんに正直に話しておこう、と、こう決めたわけなんですよ。
とはいえナナにナース服をわざわざ着てもらうことは伏せておこう。うん。そうしよう。


でもなあ。
もし話した結果「ちょっとそれ、どうなの?」とか言われちゃったらどうしよう!
「ついでに言わせてもらうとさー、前々から変だなと思ってたんだよね、あなたたち。ホントにただの友だち?」とか言われちゃったらどうしよう!
どうしようって一人前に悩んでみたりしてますが、実際のところホントにただの友だちなんで悩むこともないんですけどもネ ァ'`,、('∀`)

もしそういう展開になってしまったら

「あなたの気にさわるなら行かない。ごめんごめん」

これでいこう。ナナとそのラブホに行くのはやめよう。その場で即決しよう。
ナナには悪いけど、独断で決めさせていただこう。
って、誰にいちばん悪いって、きょんに悪いのかしらこういうのって。
そして誰悪いかっていうと、これはもう間違いなく ワ・タ・シ☆


さて。
言うぞ。
話すぞ。
打ち明けるぞ。

と決めたのが、きょんと一緒にスーパーで食材の買い出しをしているときでございます。
なんかこうね、良いじゃないですか、日常すぎるほど日常のワンシーンに、さりげなくなにげなく切り出される、友だちとラブホに行くという話
ドライブに行く前に「ガソリン入れてく?」と話すような、
動物園を歩きながら「どの動物のペニスがいちばんご立派か」と談笑するような、
そんな日常のワンシーンと、同等。

とてとてときょんと並んで歩きながら、ワタシは緊張しつつも、見事にさりげなくなにげなく言ってみました。

「あのさー、ナナが勉強つきあったお礼してくれるって言ってくれたんでさー、
 ならワタシと一緒にラブホ行ってって頼んでみたんだー」

「え? ちょっとー!」

予想外に、きょんが厳しい顔でワタシの方を振り向きました。


や、 や、 や、

やばいかもな展開?!( ´;゜;ё;゜;)


と、瞳孔と全身の毛穴がぶわっと開いたワタシに、きょんが重ねて言いました。


「声が大きいよ!」


(°▽°)


どうやら緊張していたせいで、「ワタシと一緒にラブホ行ってって頼んでみたんだー」が大音量になっていたらしいですワタシ。


「ナナと一緒にラブホに行ってこようと思うんですが」


小さな声でもう一度言ってみました。

「なんでまたラブホ?」ときょん。 普通に。あんたも好きだねー、めいて。
「きょん、一緒に行ってくれないしさー。この際だからナナにつきあってもらって行ってこようかと」
「ふーん」
「あ、やらしいことは一切しないです。もちろん」
「・・・」 なんかナナメ下目遣いに一瞥されました。わざわざ言うことではなかったかもしれません。
「それでもきょんの気にさわるようならやめておくけど(´∀`;)」
「なんだそりゃ。変なの。 でも別に気にさわらないから行ってくれば?」


ほーーーーーーっ(*´д`;)------3 


途端に舌がなめらかになるワタシ。
もう味蕾とかもなくなって、つるっつる状態のワタシの舌。
ワタシとナナはただの友だちですが、ワタシはナナワタなんて書いてる身ですからね。
罪悪感がワタシを饒舌にさせるわけです。舌がつるっつるになっちゃうんです。

「でね?こないだナナが来たとき、どこに行こうかってラブホ検索したのね。でね?こーゆーとこ見つけてさー。
 外観がこうで、部屋がこんな感じで、こういうサービスがあってさー・・・」ぺらぺらぺらつるつるつる
「あ!そこってもしかして○○○のあたりじゃない?」
「そうそうm9(・∀・)それだよ」
「あたしもあそこ気になってたんだよ! こないだ研修行くときにそば通ってさ。
 心躍るこの建物はいったいなんだろーって。そうかー、ラブホなのかー。」

このラブホ、すごいなー。
ナナもきょんも通りすがりに魅了する、おそるべしホテル。
乙女ほいほい と名付けたくなります。 ホテル・乙女ほいほい。 誰も来ないか。

せっかくですので、ここから先の脳内BGMはイーグルスの『ホテルカリフォルニア』にしてみてくださると、きっと良いことが。
その際はサビの部分の「ほってーる かーりふぉーにゃ♪」のところは「ほってーる おとめほいほいっ♪」に変えてくださいネ☆


「中も楽しそうなんだよ。これこれこんな具合にくつろげそうでさー」とワタシ。
「いいなー。あたしも行きたいなーそこなら」


え!


な、なんか、ナナと先に行ってきちゃうと悪いのかな!
きょんも行きたいなら、きょんと一緒に行くことを優先しないとアレなのかな!
でももうナナと約束しちゃってるしな!

と思ったワタシが言い放った提案がこちら。


「あ、じゃあさ、あの、一緒に行く? 3人で(´∀`)」


って、自分で言っておいて、えええええええΣ(´д`)


きょんと一緒でも楽しそう。
ナナと一緒でも楽しそう。

でも

3人一緒って、ワタシ全然楽しくなさそう(´д`)

てか、誰も楽しくないか。なんとなく。

と思いつつも、なんか、舌がつるっつるのせいか、話が止まらないじょりぃ。


「あなたも一緒でいいか、ナナに聞いてみるよ!」


聞きたくねえーーーーーーー。 <アホか



「まさか。あたしは行かないよ(笑)」 ときょん。


ほーーーーーーっ(*´д`;)------3 


「じゃあ、ワタシがナナと行ってきてみて、楽しかったら今度はふたりで行こうか」
「そうだね」
「ラブホだけど?」
「ラブホっぽくないかもなんでしょ? だったらいいよ。それになんか楽しそうだし」

ふーーーーん。

最初からきょんを誘ってみても、案外すんなり一緒に行ったのかしら、このホテルなら。


てか、このラブホ、ホテル乙女ほいほい、すごい吸引力じゃないですかマジで。
何この魔法っぷり。
ワタシ、今度生まれ変わったら、このラブホになる!ウソだけど!


まあとにかく。

これできょんに後ろ暗いところなく、ナナとラブホでしっぽり・・・じゃなくて、ぐうぐう寝てこられます。
よかったよかった( ^ ∀ ^ )



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よかったよかったじゃねえよヴォケ。<モラルの神様の声









2011年08月01日(月) 恋に落ちた鴨

日曜日のお昼どき。

きょんと一緒に「どこか外で食べますかー」てな感じで車に乗り込みまして。
しかし、せっかく出かけるというのに、お互い何が食べたいのか、ハッキリいたしませんで。
どうするかー、何食べるかー、なんて言いながら車を走らせておりましたら、通りすがりに小さなイタリアンのお店を発見。

「あ、こんなところにこんな店、あったのか」とワタシ。
「ここにしちゃおう」
「え。 予備知識もなしに、いいの?」
「うん。急にお腹すいたから」

なんとなく、ワタシはあまり入りたくない雰囲気をたたえていた店だったので、入口でもぞもぞしたんですが、
きょんはすたすた入っちゃったので、ワタシも従いました。

らば。

なんか、店主ひとりでやってる店だったんですけど、この店主がまあ、喋る喋る。
しかも、「うちがどんなにおいしいか」「うちがどんなにすごい店か」「軽井沢にも店がある」「有名な○○って料理人は自分の後輩で、実はまかないくらいしか作ったことがない」といった具合の話で、きょんもワタシも顔には出しませんが、もうゲンナリ。
以前のふたりならばあからさまに不快の念をあらわしたところですが、そこはまあ、大人になったっつーか、「はぁ」「へえ」とか言っておとなしく話を聞いたあと、出てきた料理もおとなしく食べました。

が。

このような話をべらべら話す店は今まで生きてきて3軒目なワタシなんですが、例に漏れず、おいしくなくてですね。
てか、すんごいしょっぱいの。
店主、おまえ、疲れてねえか?(知り合いのシェフ曰く、「疲れていると味付けが濃くなる」らしいんです)
もしかしたらほかのかたが召し上がればおいしかったのかもしれませんが、きょんもワタシも濃い味付けが苦手なんでございます。
ワタシたち以外にはおいしかったら、ごめんよ店主。

で、食後のコーヒーなんかを飲んでおりましたら。
ワタシたちしかいなかったお店に、女性客ふたりが入ってきました。

店内は狭かったので、女性客ふたりはワタシたちの席のナナメ後ろに座りまして。
早速店主が、ワタシたちに話したのと同じような自慢話をふたりにも。
女性客ふたり、というか、ひとりしかワタシからは顔が見えなかったのですが、年の頃はワタシたちと同じくらいに見えます。
しかし、ワタシたちよりずっとつきあいがよろしい大人の心を持っているらしく、店主の話を熱心に聞いてあげてます。

「あ、でも、しょっぱいですよ、かなり」

と口出ししたくなったのを抑え、きょんとワタシはなぜか自分たちの会話は控え、店主と女性客とのやりとりに耳を澄ませておりました。


・・・・あれ・・・?
この声としゃべり方。
知ってるような・・・。

で、ワタシの位置から顔の見える女性客をちらちらと見てみましたら。

あらら!

高校のときのクラスメイトでございますよ!
高3のときに同じクラスで、破天荒な思い出深い友人Sと同じグループだった、サンボって子です。
あらやだ懐かしい!

・・・でも話しかけるの恥ずかしい・・・。
ワタシのこと覚えてない・・・ってことはないと思うけど、でもなんか「おー!」「おー!」って盛り上がるほどは仲良くなかったし。
とはいえ、Sの仲間ですから、それなりに仲良しだったんですけどね。

気づいてしまったのに知らんぷりして店を出るのも気が引けたので、店主の長い話が終わるのを待って、話しかけるきっかけを読むじょりぃ。
サンボはお連れの女性と楽しげに話しているので、話をぶったぎって「じょりぃだ!」とか言うのも気が引けますし。

それに、よく似てはいますけど、サンボじゃなかったらどうしよう、なんてことも思いますし。
何しろ、高校を卒業して以来会ってませんから、どうも今ひとつ自信がない。

と思ってもじもじそわそわしておりましたら、お連れの女性が「サンボはなんとかかんとかだから」と、サンボの名前を口にしてくれましたよ!
そこで思わず


「やっぱりサンボだったか」


と、唐突に話に参加するじょりぃ。
どうもこう、ワタシったら、心の中と行動がいつもなんだかズレてしまう傾向にあるようです。

サンボ、当然「え?」みたいな顔してワタシを見まして。

18歳の頃からみれば、ワタシもいいーーーーかげん年取ってますからね!
おまけに当時はしていなかった、メガネを装着しております。
ワタシのこと、わからないかも。

と判断したワタシは「じょりぃだよー。・・・わかるかなぁ?」と。


「おー! 久しぶり!」 とサンボ。
「えへへ。久しぶりー。高校卒業して以来だよね」
「よくわかったね!」
「うん。サンボ、全然変わってないし、声と話し方も特徴あるし(笑)」


サンボは昔のまま、気さくで明るくてサバサバとした気持ちの良い対応をしてくれまして。
Sのグループでも、潤滑剤的存在だったんですよね。


「ほらほら、じょりぃだよ」 と、お連れの女性に声をかけるサンボ。


え?
ワタシ、こちらの女性も知り合いなはずなの?
店に入ってきたときにちらっと見た感じではずいぶん若い子のように見えたけど、サンボとワタシのそんなに若い共通の知り合いって、どんな知り合いかしら・・・。

お連れの女性、ワタシの方を振り返ってにこにこと微笑みました。


な、

なに、この
キレイつーか、かわいいっつーかなヒト・・・。
それに若いし。
ワタシこのヒト知らない。
こんな素敵なヒト、知ってれば忘れっこないです。


「えーと・・・(´∀`;)」

助け船を求めるべく、サンボの顔をうかがうじょりぃ。

「ターだよ(笑)」とサンボ。


え!  え?!


ターちゃんなの??!!


ターちゃんというのは、こちらでも話に出たことのある、ワタシにち○こがあると信じていたかワタシをからかっていたのか、いまだにナゾの子です。


「え?! ターちゃん? わ、久しぶり! てか、わかんなかった!ごめん!」

にこにこ笑ってるだけのターちゃん。
相変わらずにこにこしているのね。

てか、ホント、同い年に見えない! 20代にすら見えます。
まあ、ワタシ23歳だから、同い年のターちゃんはそれなりに見えてるってだけの話なんですけど!ごほんごほごほっ。


「わかんなかったってよ(笑)」と、ターちゃんに向かってサンボ。

「いや、あの、なんつーか、 すごくキレイになっちゃったから。 あー、わかんなくて。  あー  ビックリした」とワタシ。


しかし、そう言ったあと、これじゃサンボになんだか失礼なのかしら、と思って

「や、サンボはほら、昔どおりキレイですぐわかった(・∀・)」

と付け加えましたら「はいはい、どうも」と言われました。まあ、無理もないよね。ごめん(´∀`)


「サンボは変わらないよね(笑)」と、にこにこしながらターちゃん。
「髪切っちゃったからだよ。こないだまではロングだったから、けっこう高校時代とは違ってたよっ」とサンボ。
「あー、ロングだったら、たぶんワタシ、気づかなかったなぁ」とワタシ。
「それにすっぴんだしね(笑) へーきですっぴんで出歩くもんね、サンボ」とターちゃん。

やべ。
ワタシも今日、すっぴんだったわ(°▽°)

「あ、ワタシも今日すっぴんだ・・・(*´・ω・`)お恥ずかしい・・・」 申告するじょりぃ。


「じょりぃちゃんは大丈夫。  きれい」 とターちゃん。


(*・_・*)え


お世辞でも、なんかホッとしたし、


うれしい。
なんか、ターちゃんの言い方が、うれしい。
事実はさておき、うれしい。


てか、ターちゃんの話し方というかテンポってなんだか独特で、そのことにもなんだかドキドキしちゃうじょりぃ。
昔と同じ、ちょっと恥ずかしそうなにこにこ顔も、なんだか胸をキュンとさせます。
恥ずかしがってるわけじゃなくて、単にターちゃんの話し方や表情のクセなのかもですけど、だとしたらこれって世の男性たちをコロっとさせちゃってるんじゃないかしら・・・。


まあ、サンボは「どういう意味だよ」とツッコミを忘れませんでしたが。
サンボ、ワタシからもターちゃんからも失礼されちゃってさんざんですわ。

さて、ターちゃん眺めてぽーっとしてばかりいるわけにもいきません。
サンボもいますし、なにしろ目の前にはきょんもいますしね!


「あー、ふたりはずっと仲良しなの?」とワタシ。

「割とそうかな? 年に何回かは会うよね?」とサンボ。
「うん。貴重な地元居残り組だしね(笑)」とターちゃん。
「そうか。いいねー(´∀`)」

「ところでさ」とサンボ。
「ん?」
「同窓会って、うちのクラス、やらないの?」

あちゃー。
うちのクラスが同窓会をやらないのには、深くて浅いワケがあるんですよ!

「うちのクラスの同窓会の幹事って、ワタシとHなんだよね。
 このふたりが幹事であることが、同窓会が開かれない原因だと思うんだ」

ひとごとのようにワタシったら。

「そうだよね」 言い切るサンボ。そこはいったん否定するところなのでは。

「ワタシさー、サンボが一緒に幹事やってくれたら、同窓会、ちゃんと企画して実現できると思うんだ」

いきなり、おそろしく久しぶりに会った友人に甘える作戦に出るじょりぃ。
だってサンボ、仕切が上手そうなんだものー。

「いいよ、やっても」 さすがはサンボ!
「ホントに? じゃあ頼むよー。一緒にやってーー」
「久しぶりにみんなに会いたいし、オッケオッケ」


それを聞いていたターちゃん、
「あたしも参加したいな。その同窓会。あたしは1組じゃなかったけど」 と。


普通はクラス会っつったらそのクラスだけですけど。
ワタシとしては!
ぜひターちゃんにも参加してほしい!
って、今のターちゃん見ちゃったら思わずにいられません。


「来ちゃいなよ」 あっさりとサンボ。
「うん。そうだよ。ターちゃんも来てよ。(てか、お願い!来て!)
 そうだサンボ、そういう企画にしたらどうかな?
 他のクラスの子もどんどん誘って来ちゃいなYO!、みたいなさ」
「いいね」


「1組ってさ、仲良かったよね」とターちゃん。

そうかなあ?そうだったかもね?と、サンボとワタシ。

「あたしはクラスになじんでなかったから、うらやましかったなー、1組」

そういえば、ターちゃんはしょっちゅううちのクラスに来ていたような記憶が。

「あれ? ていうか、あたし、  3年のときって、学校に行ってなか  った?」とターちゃん。

「来てたろー?(笑)」とサンボ。
「うん、来てたよ、ちゃんと(笑)」とワタシ。

何をどうすればそのような記憶になるの、ターちゃん。


しかし、この不思議なアホっぷりがまた、ワタシの琴線に触れちゃいましてね!


このころには、もうすっかりターちゃんに舞い上がってしまっていたワタシ。
なんとか今日の偶然を、未来へつなげたいワタシ。

・・・がとった行動は。
それまで幹事でありながら、同窓会のどの字もなかったワタシがとった行動は。


「あ、じゃあサンボ、同窓会するときのために、ワタシのメアド渡しておいてもいいかなぁ?」


とりあえず、サンボとの縁を未来へつなげることに。
なんだか積極的なのか消極的なのかわかりません。

「お、ちょーだいちょーだい」 ありがとう、サンボ。


メモ帳を破って、自分の携帯の電話番号とアドレスをしたためるじょりぃ。
しかしまあこれが。
ターちゃんに舞い上がって興奮と緊張を併発しているせいか、さっきまでは「エアコン寒い」とか言っていたと思えないほど、汗びっしょりかいているワタシでありまして。
汗がメモ帳に垂れないように、汗をふきふきメモメモ。
しかも興奮と緊張のせいで、字がいつも以上にヘタクソに!


メモを書き終えたワタシは、もうすっかりコーヒーも飲み終わっていたきょんと一緒に席を立ち上がりまして。
サンボとターちゃんの食事の邪魔をしてもいけないので、帰ることに。
そして、帰り際にサンボにメモを渡しました。


「なんか、緊張しちゃって、ものすごく字がヘタクソになっちゃった。 なんか、汗もすごくかいてるし。 へへ。 へへへへ」

ワタシってどうしてこう、気持ち悪いんだろう・・・。

と思っていたら、横でターちゃんが「くすっ」と。

やっぱり気持ち悪いから笑ったのかな。
それとも「かわいい☆」とか思   うわけないのはわかってるんですが。
でも、くすっ がなんだかうれしいじょりぃ。


「じゃ、あとでメールするね」とサンボ。
「うん、ありがと。 あの、 あー、 ターちゃんもメール・・・」

ちょうだいね。


ってのが、素直にポコンと言えないのがじょりぃという生き物。


「してくれても  いいよ・・・」


消え入るような声で言ったものの、言葉的には非常にえらそうです。自分でびっくりしましたわ。
しかも、下向いて、もじもじ足踏みしながら。首ゆらゆら揺らしながら言ってます。

そんな挙動不審かつたいした言動のワタシに

「うん」 

と、にこにこしてくれたターちゃん。


こんだけ挙動不審な動きをして、きょんはどう思ったかしら! とちょっと心配になりましたが、
考えてみればこの程度の挙動不審はきょんは慣れっこなので何とも思わなかったようです。
よかった。
常日頃から挙動不審なワタシで。


んで。


もう、今日はそれから、ターちゃんのことで頭がいっぱいなじょりぃ。
もしかしてワタシ、恋に落ちた鴨・・・? がぁがぁぐわぐわ。

しかしターちゃん、なんでこの年になって、あんなにキレイになっちゃうの?
なんであんなに若々しいの?
そしてなんであの子は昔から、あんなににこにこと、ちょっと目を潤ませるような感じで素敵に笑うんだろうー。
またワタシにも笑ってほしいな。
また会いたいな。
また会えるかなぁ。


サンボからはメールはありません。
ノリだけだったのかな。
いつかはメールくれるのかな。

ああ、ワタシのバカバカバカ。
自分のメアド渡すだけでなく、サンボのメアドも聞いておけばよかったーーーーー。
でも自分からメアドを渡すなんて、いつものワタシからすればもう、奇跡。
よくがんばったじょりぃ。
でもツメが甘いんだっつーの!


とまあ、かようにひとりでぽーーっとして浮かれて舞い上がっているワタシなんですが。

ターちゃんとは10年ほど前に、ワタシが高熱を出したときに行った病院で一度偶然会ってましてね。
それをターちゃんに「会ったよね?(*´∀`*)」と話を振ってみたところ

「え・・・全然覚えてない・・・ごめんね・・・」

というお返事だったことからもわかりますように、ターちゃんの方はワタシのことなんぞ何とも思っていないようで、まあ、いつものごとく、存在の軽いじょりぃってことで自分でも安心いたしましたよふん。

・゜・(ノД`)・゜・。

でも、自分が高3のときに学校に行ってたか行ってなかったかすら覚えてないターちゃんですので、気にしてませんよ!ホントホント!(泣きながら)



しっかしまあ。

ターちゃんのソレは化け物じみているといって良いほどでしたが、
サンボも体型も若さも保ってまして、ふたりともたいしたもんであります。
ワタシもがんばらなきゃーーー(`・ω・´)






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