雨粒が地に染みていくのと呼吸数を重ねて数えているとあなたの名前を呼ぶ感覚に似ていて少しだけ悲しくて少しだけ慰められる心拍が耳元で誰知れず私だけに今でも変わらずに
季節が移ろいゆく度に西の色が聞き返す依存も抵抗も失くして身体で知っている事実を
言葉が歩き出す前に僕の手を握りしめる
再会の意味を探すことも