小雨の中で待っていたのは君だけじゃなくて
聴こえる深い海底の音は泡も飛沫も違っていて海底から見上げる光りの先も僕の視界を越えて新しく手にすることが出来る伝え方も伝わり方も目の前で様々
濡れた日陰に少しだけ熱をあずけて緑の息に安心する
真夜中を見送りながら一呼吸遅れて気付く意識に戸惑いにも似た感触今のは何?分かっているのに確かめようとする
雨が降る日はいつもより近くに君が居て並んだ肩に傘一つ