へろへろ つかれて へろへろ
うとうと つかれて うとうと
2001年06月24日(日) |
ニッポンの未来はここにある |
梅雨のまっただ中 土砂降りの雨の中を 車が進んでいく 前がよく見えない
突然後ろから追い越される 80キロは出ているだろうか 追い越し禁止区間だ
前にも車はいるのに さらに追い越していく 大きなワンボックスカー 買えば300万はくだらない 無謀な運転をしてどこに行くかと思えば 駐車場に入った パチンコ屋の駐車場 開店15分前 土砂降りの雨の中に 傘の行列が見える
この国の文化が見えた 300万もする高級車で乗り付ける先がパチンコ屋 無謀運転して目ざす目的地はパチンコ屋 パチンコ屋にすべてがある 日本が暮らしにくいわけがわかった 金儲けとそのために動かなければ 日本人じゃないみたいだ
2001年06月15日(金) |
カエルとパソコンとテレビと |
カエルが鳴いている テレビが無用の音を立てる その中でパソコンに向かっている
昔と現代と未来が融合する
カエルがパソコンに飛び込む テレビからカエルが飛び出す パソコンをカエルが操作する
カエルがテレビに映る パソコンがカエルに映る カエルとカエルが会話する
テレビの中に生きるカエル パソコン通信をするカエル カエルの子がパソコンの中を泳ぐ
笑い飛ばせよ過去を 笑い飛ばせよ今を 笑い飛ばせよ未来を
あれ?カエルが鳴きやんだ
2001年06月10日(日) |
壮大なムダの向こうに |
遊びまくったその後に 見つけたテントウムシの 脱皮の瞬間
今まで気づかなかったよ テントウムシになったばかりの 色が真っ黄色
そうだった いろいろ遊んだ末に 見つけたよね セミの脱皮も
何の気無しに遊んでいて 見つけた事ってたくさんあるよね 遊んでいたからこそ 見つけられたもの
たくさんのムダのように見える 遊びがあったからこそ いろいろ宝物が増える
そうだね いっぱいのクズのような 経験の中から たった一つの大事な体験が浮かび上がる だからそれが宝物って呼ばれるんだね
この間ずっとゲームをしていたら 何が見つかるのだろう きっといろんな技を憶えて 友達の中では尊敬されるだろう でも、それはきっといっぱいのクズのような経験 大切な宝物はどこにあるのだろう
生まれ落ちてきたときから ずっと機械を相手に過ごしてきて どこに自分の本当の生があるのだろう たくさんの死と直面して初めて 生の大切さもわかるのかもしれない それもずっと機械を相手にしていたら無理 人と関わることよりも ずっと機械と関わっていることの方が多くて ずっとマニュアル化された社会に生きて 人と機械が両方ある世界にいたら マニュアルとそうでない社会がある世界にいたら 自分がどこに立っているかよく見えていたけれども 機械とマニュアルしかない世の中だったら 自分が立っているところすらわからない
それはパラレルワールド もう島宇宙なんてもんじゃない この世には自分しかいないんじゃないのか 遠くはなれたどこかに誰かが実在(いる)なんて もしかしたら嘘じゃないのか
壮大なムダの向こうに 宝物を見つけられたのに
2001年06月09日(土) |
いったいどうしたんだいこの国は? |
いったいどうしたんだいこの国は? 草むらに投げ捨てられる少女 校庭で切りつけられる少年たち いつだって どこだって 理由(わけ)さえあればいいのかい?
俺は子どものころ親に捨てられた 俺が大きくなったとき じいちゃんが死んじまった 俺には未だに職がない彼女がない信じるべきものも何もない
川の中に突き落とされた少年 街角で切りつけられる少女 いつだって どこだって みんな理由(わけ)を探してる
私は小さい頃からいじめられて育った 私が大きくなっても 母さんは背中を向けている 私には未だに友達がいない彼がいない信じるべきものは何もない
いったいどうしたんだいこの国は?
なんだか自分って とても頼りなさすぎる なんだか自分って とても弱すぎる
だのに いつもいつも 楽することばかり考えている こんな事をしたら楽 あんな風にすれば楽なのになあ そう いつでもどこでも 考えてることは一つ 自分がいかに楽になれるかだ
今日はちょっとしんどいから それはちょっと得意じゃないから あれはやめておこう これもやめにしよう
まわりの人がどう見るかなんてどうでもいい とにかく言ってみて だますのでも何でもいいじゃないか 自分が楽できたら最高 できなかったら最悪
ああ いやだ いやだ いつも考えているのは 自分のことばかり 考えてみれば 自分がどうすれば楽にしていられるか 私が 私を 私に 私の 何もかも自分を中心に 世の中回そうなんて そんなことこれぽっちも思わない なんて言うけれど 本当のことを言えば やっぱり考えてるのは自分のことだけ
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