空爪日記

 

 

2005年03月01日(火)- ほしのこえ -

こんばんは。minetです。
明日は二輪の卒業検定です。今度こそは。

先日、よく行くレンタルビデオ屋でDVDを数本借りてきました。
1週間で、少しずつ見ています。




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「ほしのこえ」という作品を見ました。個人製作のアニメです。

案外、誰にでも思いつきそうな、陳腐とも思えるほどの単純な設定。
25分という短い時間に、骨格だけを詰め込んだやせっぽちの身体。


中学までの幼なじみだった少女が、卒業と同時に国連宇宙軍の先発隊に任命される。

木星、冥王星、シリウス。光の速さで届くメールすらも、徐々に宇宙と地上へふたりをひきさく。



この作品は、見る者に鍵を求める記憶になる。
半年、1年、そして8年と6ヵ月。彼女が想いの続きを伝えるための時間は、長くなる。


只でさえ強く、危いふたりの若さにとって、
永遠とも思える時間を、ただひとつの想いと共に生きることがどれほど困難なことか。

胸を張って、「ここに、いるよ」と言い合うふたりの、悲壮な決意。
そして、その言葉のために費やした、かつて永遠という名で呼ばれた時間。

そこにあったものは、ひとつとして登場しない。
だから、わたしたちには彼女たちの苦しみがわかる。


永遠でさえも、いつかは終わるときが来るのだ。
その時まで、互いは互いの時間を生きて、生きて、信じ続けること。

それが、「あなた」と「わたし」への、約束だということ。







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