空爪日記

 

 

2004年09月09日(木)- 息吹 -

 「じゃあ俺のダメだと叫んでいる、この気持ちは何?
  そんなことしちゃダメだって神様がいってんの?」

 「いや、ダメだろ」
 「やるなよ」

 「ていうか、お前がそれをやると思うとビミョーなんだよ」
 「……なんか壊れる、ような」
 「それはそれで
  いつかなかった事にしたくなる……ような」

       −少年魔法士・11「アエトニキ事変」−


こんばんは。minetです。
退屈な自由の中で、色々なことを考えています。

金はあれども、自由なし。
自由あれども、金はなし。



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最近、友達の恋愛話を聞いていて、
そのことを考えていたら、ふと思ったこと。


恋愛って、
究極のカタルシス体験なんじゃないだろうか、という気がしてきた。

恋愛の中で、人は自分の心と直面せざるを得ない。
今まで生きてきた脳のへこみに、強制的に気づかさせられる。
そして、今までに経験したあらゆる重要な対人関係が、二人の間に再現される。

それはしあわせな記憶だったり、
悲しい記憶だったり、寂しい記憶だったりする。
もしくは、愛された思い出だったり、
愛されなかった思い出だったりするんだろう。

そうやって、
今までに獲得してきた全ての感情と再び対面して、
ひとつひとつを清算してゆくのが、恋なんじゃないだろうか。


そう考えたら、恋がどれだけ大変なことか、わかってくる。
恋愛は人生のレジみたいなものなのかもしれない。

そんなことを、ぼんやり考えています。
何か思い当たったら、続きを書くかもしれません。





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