ぶらい回顧録

2008年09月23日(火) nightmare right now

ベッドに寝ていると窓の向こうを何かが横切る。
びっくりしてかけよると風に煽られてビニール傘が舞い窓に叩き付けられるのが見える。
ここは12階なのにこんなことがあるんだと思う。
傘は何度も煽られ何度も上下し何度も窓に叩きつけられる。
無視して寝ようと思う。
部屋はベッドが8個放射状に並べられている。
部屋にベッドのほかは何もない。
ほかのベッドには誰も寝ていない。
こんな部屋に慣れるかなと思ったが慣れたなと思う。
別の窓を見ながらあそこに瞳が映るのではと恐れたこともあったが慣れたなと思う。
傘は窓の向こうを横切り続けている。

こういう恐怖は懐かしいなと思う。
こういう恐怖は慣れないなと思う。


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