この夏はずっと映画の撮影を行っております。 しかも稲葉が監督です。 ま、本は違う人が書いたんですけどね。
草野球チームとホームレスのお話です。
草野球チームのお話ですから、当然、ロケの大半は野球場でやるわけです。 荒川沿いの野球場で連日の撮影。
ですけどね、そう、今年は暑いのですよ。 尋常じゃなく暑いのですよ。 なるほど、暑さで死者が出るというのが納得できました。
木陰すらなく、じりじりと焼かれる中で1日撮影。 日陰に逃げようと思ったら、野球場2つ分向こうにある鉄橋の下まで行かないとならない状況。
そんな中で、幸い誰も死ぬことなくすみました。
ただ、稲葉はやっぱりダメでした。 撮影中は気力だけで立ってましたけど、撮り終えたら立っていられませんでした。
みんなが撤収作業をしている中で、1人だけ横になってました。 「監督はずっと立ってたんですから(出番じゃない役者は日陰で休めるんですね)、ちょっと休んでてくださいよ」と言ってくれる。 ありがたいやら申し訳ないやら。
でもさ、稲葉だけじゃなくてカメラさんや助監督さんも焼かれっぱなしなんですよ。 でも彼らは元気に片付けている。 なんで平気なのかどうしても分かりません。
40歳の助監督さんも「稲葉さんは横になっててください」と言ってくださる。 でもさ、目上の人を働かせたまま寝てちゃダメよね。 それはできません。 ……と思いはしつつ横になってました。
ダメですね。
もう少し撮影は残ってます。 最後まで頑張れるでしょうか。
9月にプールに行く約束があります。 撮影で暑いのはイヤだけど、プールの日はとことん暑くなってほしいものです。
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