稲葉が作・演出を務めた舞台『だいすきらいっ』が全日程を終えました。
5回の公演全てがほぼ満員で、多くの方から好評をいただきました。 ありがたいことです。
とはいえ、反省点も無いわけではなく。 どころか、多々あるわけです。 作家として、演出として、舞台監督として、いち役者として…。
なかなか100%満足な舞台ってのは創れないものですね。
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役者衆はもちろんですが、今回、裏方衆にも恵まれました。
チラシ・音楽を作ってくれた方に関しては前回書いた通りです。 曲がかかる中で芝居をしたときは気持ちよかったなあ。
照明・音響さんは大学のそれぞれ3つ下、4つ下の後輩の女の子です。 後輩ですが、2人とも素直に尊敬できます。 取り組む姿勢も、結果として出してくるものも素晴らしく頼もしかったです。
照明の子は、彼女が大学1年生のときに稲葉の芝居に主演女優として出てもらっていて、そこで初めて舞台製作に触れました。 演者から裏方へと立場を変えて、舞台のプロとして頑張っています。
数年前から、一緒に舞台を創ろうと話していて、今回ようやく願いがかないました。
仕込みが終わって皆が帰った後、2人で劇場に残って静かに感慨に耽っていました。 もちろんゴールなんかではなく、スタート地点でしかないのですけれど、同じ作品を創れる幸せを実感できました。
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多々ある反省は何かしらの形で消化していきます。
ですが、しばらくの間だけ、少しゆっくりしようと思います。 ご来場くださった方々には、心より御礼申し上げます。
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