馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2008年10月08日(水) 人生の中間テスト

大学の後輩が企画したイベントで遊んできました。

「人生の中間テスト」

昔お勉強したことが、いまどれだけ残っているか。
高校の入試問題を実際に解いてみよう。
中学生がやってるレベルなんだから大人の僕たちなら余裕だよね、という企画。

オモシロ解答でボケるんじゃなくて、あくまでガチ。
まあ分かんなけりゃ空欄よりはボケとけ、なスタンス。

事前の勉強を禁止されて集った5人。
さてさて。

   ◆

1時間目・社会
42点(50点満点)で1位(受験者5人)。

ぬるいぬるい。
高校の入試問題ですが、中学受験で勉強した内容ばかりでした。
円グラフのパーセンテージなどから牛の飼育頭数を求める問題って、社会というより算数じゃね?

   ◆

2時間目・数学
20点で2位。

開始前に「根号ってなに?」と聞きまくったのに誰も教えてくれませんでした。
「因数分解しなさい」といわれても「因数分解」の意味が分からない。
ゴールさえ見えない戦いというのは辛いですね。

「およそ7」とか「−2以上−1以下」とか「3以下」とか。
計算しておよその範囲まで絞れたところまででも答を書いてみました。
結果的に稲葉の求めた範囲内に答があったのに、バツでした。

厳しいねえ。


   ◆

3時間目・英語
38点で3位。

落ち着いてしっかり文章を睨めば、大意は充分に読み取れますね。
というか、リスニングまで用意していた後輩の行動力がスゴイ。

アルファベットだとビビっちゃうけれど、すべて日本語に訳してしまうとあまりに陳腐な会話で面白いね。
そんな会話、絶対しねぇだろ、みたいな。

シュールなコントみたい。

   ◆

4時間目・国語
48点で1位。

余裕。
もーほんと、最後の1問を落としたのが悔やまれてなりません。

問題の小説が、表現も内容もゆるくてぬるいチープな恋愛モノでイヤんなります。
あんな安っぽい文章が国語の試験に取り上げられてんの?

古文は真横に現代語訳が付いている箇所がたくさんあって、それはもう古文じゃない。

ゆとり教育というものに触れた気がします。

   ◆

5時間目・理科
26点で2位。

文系少年、苦戦しました。
それでも勉強した記憶というものは、揺り動かせば出てくるものですね。

社会もそうだったんですけれど、問題が全体的にタルいんですよ。

「Kさんは○○について調べ、次のようなレポートを作成した。これについてあとの問題に答えよ」
もう全問こんな感じ。
いちいち登場してはレポートを作りまくる、熱心すぎるKさん。

もーちょいスマートに問題作れませんか。
これもゆとり、ですか。

   ◆

総合結果
174点(250点満点)で堂々の1位。

ありがとうございます、ありがとうございます。
トップ賞として図書カードまでいただきました。
そんなものまで用意していた後輩の行動力がスゴイ。

試験は本気ですが、試験中の飲み食いは自由でした。
1科目撃破するたびにバナナを1本。
美味しかったなあ。

   ◆

8月の日記で「この『馨絵詞』は携帯からは書き込めない」と書きました。
したら試験に参加した後輩から、携帯からも書き込めることを教えられました。

もう7年もここで書いているのに、そんなことも知らなかった稲葉。
日々勉強ですね。

なかなか刺激的な1日でございました。


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稲葉 馨

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