馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2007年12月16日(日) 黒服の低姿勢

クリスマスを前にして病気でダウン。
今回のはちょっとしんどいです。
暖かくして寝ましょう。

さて、先日夜の道を歩いていると、高級中華料理屋の前に黒い車が。
黒塗りの車の周りには黒いスーツの男達が10人ほど群れていました。

黒服の集団の真ん中に主賓がいるようでした。

その主賓に対して黒服たちが妙にぺこぺこ低姿勢。
いったいどんな偉い人か知れませんけれど、あまりにも腰が低い黒服たち。

あまりのぺこぺこぶりに、まったく関係ないんだけど妙に腹が立った稲葉。
「そいつがどんだけエライっちゅうねん!」と無意味に関西弁で憤りまして。
お偉いさんの顔を見てやろうと黒服の一団の中へ顔を突っ込んでやりました。

森さんでした。

元内閣総理大臣の森喜朗さんがいました。
元総理かあ、そりゃあエライ人だわ。

思わず「あ、森さんだ」と声に出した稲葉。
自分の名前を聞いて反応した森さん、稲葉を見て軽く会釈してくれました。
あ、どーも。

黒服たちの低姿勢の理由がわかってすっきり。
その場を離れて駅に向かいます。

しかしね、総理大臣にまでなった人ですから、偉いには違いないんだけれどさ、それにしても取り巻きの態度はいき過ぎだと思いました。

稲葉に会釈してくれた森さんがあの中で一番まともな、普通の人に見えましたもの。

政治家本人よりもそれを取り巻く人に問題があるんじゃねえか、と思った冬の道でした。


 < 過去  もくじ  未来 >


稲葉 馨

My追加