馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2007年05月15日(火) アーユージェントルマン?

喫茶店でトイレを借りました。

ドアが2枚。
もちろん男子用と女子用。

稲葉ここで戸惑いました。

ドアには大きく「紳士」と書かれた札が。

はて。
自分は果たして「紳士」なんでしょうか。
うーんむ。

もちろん隣の「婦人」では絶対にないのだけれど、だからって自分は「紳士」なのかしら。

「紳士」ってのはさあ…。
タキシード着てシルクハットかぶってさ。
いや、そんな漫画的ではないにしても、とにかく立派でちゃんとした大人の男。
それが「紳士」よね。

自分はそんなに立派かなあ。
しばらく考えてたら、いよいよオシッコが限界に。

このままでは「紳士」どころか「人」としてあまりにみっともない事態に陥ってしまいます。
マズイ。
自分は「紳士」なんだ、と言い聞かせて、少し背筋をしゃんとしてトイレに入りました。

もうちょい気安く入れるように「男の子」ってぐらいの方が良いなあ。
オシッコしたいだけなのに、まさか自分を考えることになろうとは…。

日常はけっこう侮れません。


 < 過去  もくじ  未来 >


稲葉 馨

My追加