馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2006年12月17日(日) 卒業のステージ

芸術系専門学校のミュージカル部の修了公演を観てきました。
普通の大学でいうところの卒業論文にあたるのかな。

バイトの同僚が出てるのよ。
彼女に対していつも感心してたのは姿勢がとても良いこと。
立ち姿が美しいのですよ。
しゃきっとしてぴんとして。
ただ立ってるだけで美しいって得ですよ。

日頃からそんなだから、ステージで照明当たりゃ映えないわけがない。

とても活き活きと歌って踊って喋る彼女がいました。
まっすぐに目が行った。

   ◆

稲葉は彼女と一緒に劇場の売店で働いています。
つまり日本のトップクラスのミュージカルが稲葉の日常の中にある。

今回観たのはミュージカル部の生徒たちの卒業の公演です。

いつも劇場で聞いている一線級の俳優たちの歌には、やっぱり明らかに及ばないわけですよ。
当たり前なんだけどね。

しかし同時に、素人にはどう頑張っても真似できないレベルでもありました。
カラオケが上手いお友達、なんてのとは次元が違うのね。

足場はもうできたから、あとは上を目指していくだけ。
いよいよこれからプロになっていくその始まり。

その出発を見られたという点で「修了公演」としては大いに有意義だったと思います。

   ◆

全ての演目とナンバーを終えた後、千秋楽だったのでステージ上で修了証書の授与式が行われました。
汗にまみれながら泣いてたね。

おつかれさま、よりはむしろ、おめでとう。

にしても…。
お客さんの9割方が女の子ですからね。
なんとなく肩身が狭かったわ。


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稲葉 馨

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