芸術系専門学校のミュージカル部の修了公演を観てきました。 普通の大学でいうところの卒業論文にあたるのかな。
バイトの同僚が出てるのよ。 彼女に対していつも感心してたのは姿勢がとても良いこと。 立ち姿が美しいのですよ。 しゃきっとしてぴんとして。 ただ立ってるだけで美しいって得ですよ。
日頃からそんなだから、ステージで照明当たりゃ映えないわけがない。
とても活き活きと歌って踊って喋る彼女がいました。 まっすぐに目が行った。
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稲葉は彼女と一緒に劇場の売店で働いています。 つまり日本のトップクラスのミュージカルが稲葉の日常の中にある。
今回観たのはミュージカル部の生徒たちの卒業の公演です。
いつも劇場で聞いている一線級の俳優たちの歌には、やっぱり明らかに及ばないわけですよ。 当たり前なんだけどね。
しかし同時に、素人にはどう頑張っても真似できないレベルでもありました。 カラオケが上手いお友達、なんてのとは次元が違うのね。
足場はもうできたから、あとは上を目指していくだけ。 いよいよこれからプロになっていくその始まり。
その出発を見られたという点で「修了公演」としては大いに有意義だったと思います。
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全ての演目とナンバーを終えた後、千秋楽だったのでステージ上で修了証書の授与式が行われました。 汗にまみれながら泣いてたね。
おつかれさま、よりはむしろ、おめでとう。
にしても…。 お客さんの9割方が女の子ですからね。 なんとなく肩身が狭かったわ。
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