馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2006年11月15日(水) くのいち ともだち

今月半ばから来月頭にかけて、お友達・知り合いの出演舞台が立て続けにあります。
いつ・誰のを観に行けば良いのか分からなくなりそう。

みんな、頑張ってください。

   ◆

さて、お友達のくノ一からメールが来ました。

…ワケわかんないですね。

お友達から「くノ一の役で出演するから観てね」というメールが来ました。

これは舞台じゃなくてテレビ。
8月に彼女からもらった残暑見舞いのお手紙にも書いてあって、稲葉も放送をずっと楽しみにしてたんですけどね。

というわけで時代劇の定番『水戸黄門』にお友達が出てました。

彼女がやったのは「蛍火」という名のくノ一。

悪い家老に金で雇われて、お殿様の命を執拗に狙ってくる女忍者。
警護の侍を躊躇無く殺したり、本陣(殿様の宿泊するホテル)を爆破したりとテロリストみたいな怖ーい女。

暗殺者だから台詞は多くはないものの、物語のキーとなる人物の1人です。

最後は由美かおる演じるお娟(お銀ではない)との戦いに負けて潔く自害(舌を噛む)。
悪者なのに死なれるとちょっと寂しいのは、やっぱりお友達だからかな。

   ◆

一番上に書いたように、「舞台に出るよ」ってんなら「頑張れ」と言えるわけですね。
しかし「水戸黄門に出るよ」と来た場合はどう返せばよいのかな。

「頑張れ」は違うよね。
もう彼女はやること終わってんだから。
だからって「よく頑張った」はないよなあ。

当然「観るよ」は言うけれど、舞台のようにそれにプラスアルファでもう一言付けたいんですよ、やっぱ。

この辺に今回はちょっと戸惑いを覚えました。

稲葉が「頑張れ」言うまでもなく、彼女はコワカッコイイくノ一をやってのけてました。

まあ、仕事(殿様暗殺)は失敗しちゃってたけれどね。


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稲葉 馨

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