2005年02月23日(水) |
「ナンバー2」ぞろぞろ |
春一番が吹きました。 冬ももうすぐ終わりです。
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さて、北朝鮮の特集を見ていて気になるのが、いわゆる「ナンバー2」と言われる人たち。 いや、彼らの発言や動向じゃなくて、単純に数の問題。
「ナンバー2」って言われる人、ちょっと多すぎませんか?
テレ朝のニュースで、たとえば朴さんが「ナンバー2」と紹介される。 でも日テレでは季さんが「ナンバー2」だったりするのね。 「事実上のナンバー2」とか表現されたりしてる。
「ナンバー2」ってのはそんなに沢山いるものじゃない筈ですね。 「事実上のナンバー2」と「制度上のナンバー2」と、せいぜい2人いれば充分。 そりゃね「名実共にナンバー2」の人に一本化してもらえればね、こっちとしても文句無いわけですけどね。 でもそこまでは言いませんよ。 せめて2人っすよ。
確かに「中堅幹部」よりは「ナンバー2」の人の証言のほうが、情報としての価値は高いわけです。 視聴者の喰い付きも違ってくるでしょう。 ただね、過ぎたるはなんとやら。 乱発はよろしくない。
他によく見る表現として「懐刀」とか「右腕と目される」とか「側近中の側近」ってやつがあります。 厳密に言えば、それぞれ意味合いが微妙に異なるわけですが、でもこれらなら複数いても問題は無い。 ふむ。
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そういえばイラクのフセイン政権にも「ナンバー2」がたくさんいました。
日本ではオウム真理教がそうでしたね。 上祐さんも石井さんも、妻も三女も「ナンバー2」でした。
「ナンバー2」がやたらといる組織に共通するのは、ブッチギリの「ナンバー1」がいる、ってことですね。 「ナンバー2」が何人集まっても、金正日やフセインや麻原の一声には敵わないんですね。 なんのための「ナンバー2」だか。
これらの組織のうち、オウムはトップも幹部も悉く逮捕されて地下へ潜りました。 フセイン政権は、トップはやっぱり捕まって政権崩壊。 北朝鮮もギリギリです。
ほら、やっぱり「ナンバー2」の乱発は組織のためにもよろしくないようです。 うーむ。
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日本のサラリーマン社会で「無礼講だから」ってんで「俺はこの会社の事実上のナンバー2だゾォ!」とやる。 すると、なんでも「名実共にナンバー2」になれるそうですよ。 すんごい地方の出向先の、ですけど。
やっぱり「ナンバー2」は少し控えた方がよろしいようです。
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