この時期は駅のホームで電車を待つのが辛いっすね。 電光掲示板と時計を見比べっこ。 うぁ、寒ぃっ。
そんな感じで、ぷるぷるしながらホームをぷらぷら。 するとゴミ箱におじさんが張り付いていました。 掃除のおじさんじゃなくて、普通のおじさん。
きっかけはオウムによるサリン事件で、拍車がかかったのが同時多発テロでしょうか。 駅のゴミ箱がある時期、一斉に撤去されました。 あれね、無くなってみるとけっこう不便なんですね。 テロ警戒、っていう大義は分かりますけど、その手段として効果はどれくらいあるんでしょうかね。 テロリストがその気になったら、ゴミ箱が無いくらいじゃ動じないと思いますけど。 どうもデメリットの方がデカイんじゃなかろうかと。
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でも最近はゴミ箱が徐々に帰ってきてますね。 JRなんかですと、ガラス張りになっていて、ゴミ箱の中身が見えるようになっている。 なるほど。 今はゴミ箱も透けて見えないといけない時代なんですね。
スケルトンゴミ箱でテロリストがちょっと困ってるその脇で、新聞や雑誌を狙っているおじさんはちょっと喜んでいる。 以前はゴミ箱を開けて手を突っ込まないと、中にどんな獲物があるかさえ分からなかったわけです。 それがあなた、どんな雑誌があるか、一発で分かっちゃうんです。 ハズレを引かなくて良くなったわけで、雑誌拾いのおじさんは大いに助かってるはずです。
手を突っ込んで、雑誌が濡れていたりすることもあります。 飲み残しのジュースやコーヒーとか、或いは別の嫌な液体かもしれませんけれど。 手にした雑誌がべちょべちょだと、きっとおじさんのテンションはガタ落ちすると思う。 雑誌があるか、に加え、その状態までチェックできてしまう。
まさに透明ゴミ箱は、雑誌拾いのおじさんにとっては一大エポックなんですね。
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で、こないだ有楽町で、透明ゴミ箱の上部から釣り針を垂らしているおじさんを発見。 器用に雑誌や新聞を拾い上げている。 側面開けりゃあ一発なのになんでだろうね。
①警備などの都合で、開けられないように鍵が付いている ②手を突っ込むなど邪道、これが彼なりのスタイルなのだ
ま、この辺のことが考えられるわけですけどね。
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因みに稲葉も小学生の頃、ゴミ箱から少年ジャンプを拾ってました。 毎週日曜日に塾の試験があって、親友3人とこれに通ってました。 で、菊名駅のゴミ箱を覗いてジャンプをね、はい。 拾うことそのものより、あるか無いかという単純な運試し(?)に重きを置いて楽しんでましたね。
見っかりゃ皆で回し読み。 往路で無くて、復路でも発見できなきゃ売店で。 拾ってもべちゃべちゃに濡れてることも。 当時はゴミ箱が1つあるだけで、「雑誌用」「ビン・カン用」なんて分けられてなかったから。
また、ゴミ箱のスタイルも今のとは違ってました。 今はゴミ箱上部の蓋に小さな穴があってそこからゴミを捨てますけど、当時は蓋なんか無くてオープン。 要するにただのカゴね。 今みたいな、側面を開けなきゃ拾えないようなスタイルだったら、さすがにジャンプ拾ってなかったと思いますよ。
さて、やっと電車が来ました。 暖房が効いていて暖かい。 カバンの中から無料配布されている『R25』を引っ張り出して、目的地までを過ごすのであります。
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