馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2004年02月29日(日) 『空想万年サーカス団』

4年にいちどの今日。
うるう年。

つっても今日の内容は、今日のことではありません。
2月26日のこと。
2・26事件の日。

   ◆

『空想万年サーカス団』というお芝居を観てきました。

作/阪本順治
演出/串田和美
出演/中村勘九郎・藤山直美・柄本明・小島慶四郎・笹野高史 ほか

台本を書いた阪本順治さんは映画監督です。
舞台の台本を書いたのは今回が初めて。
阪本監督の撮影現場にはこれまで2作品でエキストラとしてお邪魔させてもらってます。
現在『この世の外へ クラブ進駐軍』が公開中です。

演出の串田和美さんは、我が日本大学芸術学部でも教えていらっしゃいます。
あいにく稲葉は在学中お世話になったことはなく、それがとても残念です。

   ◆

主演の中村・藤山・柄本さんは過去にも共演の多い3人。
だから息が合ってる。
ものすごく合ってる。
千秋楽前日というのもあったでしょうが、アドリブ盛りだくさん。
特に中村勘九郎さんと柄本明さんはお客さんの笑いにどんどん調子付いてやりたい放題でした。
とても楽しそうで、実際観てて面白いから許せてしまうのです。
良い時間を一緒に過ごしているなあと思います。
こういう人たちの稽古場をいちど覗いてみたいもんです。

今回はオペラグラスも要らないような席。
花道でのやり取りは呼吸まで聴こえてきて最高。
贅沢な3時間でありました。


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稲葉 馨

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