馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年09月10日(水) 思い出の共有

3年前、大学2年生の夏、大学のサークルの映画の撮影に参加していました。
『白雪姫と七人の侍』という作品に役者として参加してました。
悪ぅ〜いヤクザさんの役。
髪の毛緑色にしてね。
夜の街で弾着のカットをゲリラ撮影。
弾着ってのは銃で撃たれたときにバーンってなる仕掛け。
体に火薬と血のりを仕掛けて爆発させるの。
ビルとビルの間にすごい爆発音が響いて撮影は成功。
成功したら即撤収。
怒られないうちに逃げろ。

学生生活を謳歌してました。

   ◆

さて今稲葉と一緒に芝居をやってる男がやっぱりこの作品に出演しています。
稲葉と銃を突き付けあったりしました。

彼が劇団の人間に『白雪姫と〜』のビデオを見せまくってて、劇団の中でちょっとしたブームになってます。
撮影当時はお互いにまったく知らなかった人に懐かしい台詞を真似されたりします。
こないだ劇団に入ったばかりの新人さんにまで真似されます。

一緒に撮影に参加してた人ならともかく、当時の稲葉を知らない人から真似されるってのは恥ずかしいものがあります。
恥ずかしいんだけれど、楽しい作品には違いないから、悪い気持ちはしない。

昔の楽しかった記憶を、今一緒に芝居を創ってる人たちと共有できるってのは良いものですね。
今やってるお芝居も、また誰かと共有することになるんですかね。

稲葉ももっかいビデオ見ようかな。


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稲葉 馨

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