たとえばマクドナルドに行ったとします。
深刻な空腹ではなく、小腹が空いたという程度ですね。 おやつ感覚でほんの少し何かつまめればそれで良い。 うん、良い。
店員さんは若い女の子。 こういうところで出会う店員にそろそろ年下が増えてくる。 学生バイト、大いに結構。
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先ほども行ったようにお腹はそれほど減っていないわけです。 チーズバーガー1つもあればたくさん。 彼女に「チーズーバーガー」と告げます。 …が、彼女は動かない。
おそらくその沈黙はものの一瞬であったはず。 まばたき1つできるくらいの。 が、その間に「あれ、ひょっとして聞こえてないのかなぁ?」 「『単品? それでいいの?』とか思ってるんじゃないか?」 みたいな深読みをして、「……セット…お願いします」といっている自分がいます。 情けないなあ。
こういう店での単品注文がどうにも苦手です。 このへん、も少し図太くなりたい。 なんか申し訳なく感じてしまう。
「ハンバーガーのみ!」 「ポテトはよろしいですか?」 「けっこう! いくら?」 みたいなことを言ってみたい。 男らしいなあ。 そうかなあ?
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セットにしてしまったので、数百円余計に支払い、ポテトとドリンクがつきます。 ドリンクはアイスコーヒーにしてもらいました。
稲葉はコーヒーはブラックでも飲みますし、砂糖・ミルクを入れても飲みます。 味にこだわりがあるわけじゃありません。 その日の気分しだいです。 今日は疲れてるから気分パッチリさせるためにブラックだな。
でも店員さん、親切にガムシロップとミルクをつけてくれました。 「ポテトはいかがですか?」は言ってくれなくても良いから「ミルクとガムシロお付けしますか?」は聞いてほしい。 中には聞いてくれる店員さんもいるんですけどね。 まぁ付けときゃ文句ないだろうって感じで、初めからミルクとかくれる人もいます。
せっかく用意してくれたものを「要らんわ!」と突き返すのもなんなので、ありがたく頂戴しました。 かといって捨てることもできなくて。 いや、今まで捨てていたんですが、それができなくなってます。
こないだお寿司の弁当のガリ(生姜)を作っている人の記事を読んだのですよ。 そこに「ガリはお寿司からみたら脇役だけど、頑張って作ってるんだから捨てないで食べて」みたいなことが書かれてて。 ガリとミルクは違うのだけれど、工場で作業服着てミルク作ってる人が浮かんできます。 もうミルクを捨てることができず、ガムシロップとともにコーヒーの中へ。
も少し図太くなりたいなあ。
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結局コーヒーもポテトも美味しく頂いたから良いのです。 この辺はカラッとしてます。 そんな自分が嫌いではない。
でもやっぱりポテトが多くて、少しもたれたお腹をさすりさすり。 そんな自分が嫌いではありませんが、小腹が立つのは確か。
小腹が空いたときに小腹が立ちました。 そんなおはなし。
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