馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2003年03月06日(木) 身近な地雷

お芝居があったために中断していた自動車教習を再開しました。
カンが戻らないうちは少し危ないですね。

教習コースの途中に「手作り弁当グロリア」というお店があります。
アットホームな雰囲気で美味しそうな感じの良い店です。
でも店名はいただけませんね。
「グロリア」って「栄光」とかの意味で、それ自体はカッコイイ言葉なんですが
「弁当」の前後に持ってきちゃいけません。

以上、余計なお世話でした。

   ◆

稲葉のマンションは暗証番号式のオートロックシステムです。
他所からきたお客さんは部屋番号を押して、そこの家主に開けてもらいます。
マンションの住人は、特定のある番号を押して扉をこじ開けます。

これ、防犯管理の都合から、2ヵ月にいっぺん、暗証番号が変わるんです。
まあ当然のことですな。

当然のことなんですが、マンションからの通知を見落としていると焦ります。
尋常でなく焦ります。
正真正銘の住人なのに、無機質にブー言われるんです。
で、今日焦りました。

   ◆

こんなとき、まずは自宅の番号を押すわけです。
誰かいないかなあって。
いればめでたくおうちへ帰れます。

家族がいない場合は顔見知りの人の部屋を押します。
「403号室の稲葉なんすけどお」と、これはかなり恥ずかしい。

   ◆

2ヵ月にいっぺんの掲示を見逃すとえらいことになります。
あの掲示はおうちへの扉を開く啓示なんですね。

3ヶ月にいっぺん切れる定期券も忘れていると焦りますね。
あ、稲葉はsuicaユーザーではありません。
使えると信じて疑わない定期券で改札機のブザーがプァープァーなった時の動揺は
マンションに入れなかったときの一瞬の絶望と近いものがあります。

2、3ヶ月ごとに訪れる危機、あなどれません。
うーん、毎日の生活がスリリング。


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稲葉 馨

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