馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年12月25日(水) 聖夜宴々

クリスマスです。
ものい邸にて行われた独り者・シングルベルパーティーに行ってきました。
稲葉、大学4年間、この会に皆勤してます。
いや、けっこう。

21時過ぎに家を出て江古田へ。
池袋駅では、柱のクリスマスの広告を剥がす作業の真っ最中でした。
いつもよりすこし綺麗な洋服に身を包んだ女性の間を縫うように、作業着のおっさんがてきぱきと動いていました。
江古田ゆうゆうロードをものい邸に向けて歩いていたら、商店街の役員さんでしょうか、おじさんたちが商店街のクリスマス飾りを全部はずして、正月バージョンに変える作業をしていました。

そりゃあね、あと1時間と少しで25日も終わってしまうわけですから。
1日でも過ぎて飾りが残っていたらダサいわけですから。
クリスマスの次には年末・正月という大イベントが控えているわけですから。
飾りをはずすのは分かります。
でも、まだクリスマスじゃないの。
稲葉の前ではやらないでよ。

わかっちゃいるが
せつなすぎる
儚すぎる
寂しすぎるよ。

鈴の音がどんどんどんどん遠ざかっていきます。

   ◆

ものい邸には彼氏、彼女のいない男女が。
ぎゅうぎゅう詰めになりながらもまったりとお話。
えいくう殿が作ってくれたケーキを喰らいました。
ごち。

にしても、ここしばらくべディックとは距離を置いていたら、内部の事情にすっかり暗くなっていました。
当然といえば当然なのですが、すこーし悲しかったな。
稲葉の知らない人間模様やら何やらが次から次に。
もっともっと深く関わっていたいと思いました。

だから稲葉、いつも以上におとなしかったかもしれません。

とはいえ、楽しかったのは事実です。
馬鹿騒ぎする夜があっても良いし、まったりとお話する夜があっても良いですね。

   ◆

つけっぱなしのテレビでは
「王貞治夫人の遺骨、盗まれる」
「愛知、乳牛が路上で大暴れ」
「保守新党結成」
「ボブ・サップがバカ殿さまとアイーン」
のニュースが同じ映像と原稿で繰り返し繰り返し流れていました。
「王家」と書かれた墓石になんべん突っ込んだかしれません。

はる殿はバイトのために午前4時の合流。
渡辺殿は宴明け午前9時からバイトだそうで。
そんな彼らを見ていると、稲葉、まだまだラクしてるなあ、なんて。
去年の今ごろは夜勤でヒイヒイ働いてたっけ。
来年の今ごろはもう学生ではないのだなあ。
シングルパーティーにはいたくないけど、もしいるとしても堂々と胸を張っていられる身分でいたいですね。

   ◆

稲葉は江古田で迎える朝が好きです。
もともと江古田という町が大好きなのですが、眠らずに迎える朝は格別の空気があります。

おそらく今年最後の江古田でしょう。
帰る前に松屋の江古田店で朝ご飯を食べました。
牛めしの並が、規定量より多く盛られていてなんだか得した気分になりました。

京浜東北線はまだまだ混んでいました。
会社員はまだ仕事があるのですね。
ご苦労様です。

この日記をけあま殿の御母堂様もご覧になっているという報告をもらいました。
「お母さん感動してた」とけあま殿は言ってました。
どれを読んで感動されたかは知りませんが嬉しいことです。
今後ともよろしくお願い致します。

サンタさん、また来年お会いしましょう。


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稲葉 馨

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