馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年05月27日(月) 『のんびり日報』〜イン・ザ・ドリーム

稽古第4週、第13回。

コウジ担当/発声
中澤担当/ストレッチ・筋トレ・頭を使ったコミュニケーション
稲葉担当/立稽古・キャラエチュード

   ◆

これまで芝居には何本も関わってきた。
その度に稽古期間のどこかで本番の夢を見ている。

まあこんな経験は稲葉に限らず他の人もしていることと思う。

内容はいつも準備不足で焦ったまま本番当日を迎え…なんてもの。
大成功に終わり拍手喝采…なんて夢、見たことない。
よほど自信がないのかしらんが。

そして今回も見てしまったよ。
気がついたら小屋のブースにいる稲葉。
しかもストアハウスとは違う。
でも周りにいるのは知っている顔。
そして客が…客が…。
もうやるしかないわけで…。
あれ、でもゲネはおろか、きっかけチェックさえしてないぞ。
いいのかいいのか?
で、気がつけば終わっていた。
精神的ダメージがないところをみると、失敗はしなかったようだ。
だが、まだ明日がある。
やっぱり準備はされていない。
焦る焦る焦るぅ〜…。

と、ここで目が覚める。

寝起きの頭をフル回転して確認をする。

本番は?
まだ1ヶ月先だ!

ふぅ〜。

こんな夢を見るのは決まって本番の30〜50日前。
企画を練っている段階では見ない。
また、本番が差し迫った期間にも見ない。

ちょうど今頃。
台本に入り、いろいろなプランが具体的な段階に移行してきて企画がもっとも動いている時に、こんな夢を見る。
忙しく、不安定になりがちな時期である。

が、面白い時期であるのもまた事実なのである。

   ◆

稽古後、池袋にて食事。
いつものコウジ殿、海里殿に加え、今日は箱殿とことめ殿の2女優も。

とても楽しく食事できた。
ふと、稲葉以外みな1年生であることに気付く。
みな、いい子たちだ。
べディックがまた1つ若返ったのを肌で感じた。
嬉しくもあった。
少々、ホンの少々ではあるが、寂しくもあった。

いやいや楽しかった。
また声をかけてくれたら喜んでご一緒する。

箱殿、ことめ殿、一緒に食事できるのは嬉しい。
でもあまりご両親様に心配かけちゃいけないよ。

なんて、おやぢみたいなこと言ってみたい稲葉。

   ◆

本番まであと39日。


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稲葉 馨

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