馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2002年01月06日(日) 稲葉、逃げ隠れす

稲葉の所属している劇団の人間3人が逃げる側。
その劇団と付き合いのある複数劇団の人間8人が鬼側。

こんな形で新宿で鬼ごっこをしました。
最初は新宿1〜7丁目だったのがお互いに広すぎるということで、都庁周辺に絞って行ないました。
ローハイの第6チェックポイントになっていた新宿中央公園も範囲内となっています。
13時に稲葉たちが逃げ始め、30分後に鬼連が動き始めます。
17時までに3人のうち1人でも残ったら稲葉たちの勝ち。

自分でも挙動不審になっているのがわかるくらいビクビクします。
前後左右がとても気になります。
そしてとても疲れます。
いかに毎日を楽ちんに過ごしているかがわかりました。

公園の小高い丘の上で下を見下ろしていました。
隠れたい繁みがあったのにオヤジたちが立ち話をしていていつまでも入れませんでした。
そんな感じでまごまごしてたら見つかっちゃいました。
追いかけてくるので逃げました。

いったん撒いたのですが、結局都庁下で捕まっちゃいました。
稲葉は足が遅いうえにスタミナもない。
追いかけっこになったらおしまいです。
一度でも撒けたのが奇跡。

鬼連が動いてから1時間後です。
ほぼ同時刻、別の場所でもう1人捕まりました。
早くも余裕の鬼連。

でも最後の1人がなかなか見つからないようで。
徐々に焦り出す鬼連。
何重にローラーかけてるのに引っかからない。
こりゃ勝ったかな。

彼はずっと範囲内ぎりぎりの神社の境内の裏に潜んでいました。
でも残り15分で出てきて、残り5分で捕まっちまいました。
僅差での負け。
くやしいなあ。

新宿は人が多くて嫌いです。
でも都庁周辺のビル群は好きです。
近代的な建築物や人通りの少ない大通り。
道1本隔てただけでこうも変わるんですね。
別の道を越えればローハイで歩いた閑静な住宅街になります。
街って不思議。
いろんな顔がすぐ近くにある。

公園ではたくさんの浮浪者がハウスをこしらえたり、寝てたりしてました。
そのまん前には日本一の庁舎がありました。
行政の矛盾が凝縮された空間がありました。
大都市って懐が深いなあ。


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稲葉 馨

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