馨絵詞〜かおるのえことば
楽しいことも、そうではないことも。

2001年09月15日(土) 稲葉、回顧す

こないだ何気なくホームページいろいろ見てたら「劇団こぎと」のページを見つけてしまいました。

劇団こぎと、っていうのは浅野中学校・高等学校にある演劇部です。
稲葉が高校1年生のときに旗揚げされ、翌年には同好会(日芸で言うところの準公認部会)になり、稲葉の卒業後に正式に「部」として認められました。
稲葉は高校2年生のときに所属してました。
ちなみに劇団こぎと、の「こぎと」は
コムギコ祭でも出てきた「cogito ergo sum」によります。
すなわち「我思う、ゆえに我あり」
デカルトですね。

本格的に芝居に触れた最初の場です。
まさに稲葉の原点。

顧問は当時で20代半ばのまだ若い先生。
心から恩師と思っている先生のうちの1人。

受験真っ最中で先生方も忙しい中、
日芸の面接実技の練習に時間を割いて付き合ってくれました。

影響を与えてくれた人。

稲葉はこぎとでは1作品にしか関われませんでした。
稲葉が引退した後もこぎとは活動を続け、何度か作品を観させてもらいました。
そのたびにね
「あと5年遅く生まれていれば…」
って思ってしまったのです。
先生や後輩達はじつに楽しそうに活動していました。
それを客席から見るしかない自分が居たたまれなかったっす。

そんな気持ちもあって日芸にはいってからの稲葉は頑張ってみた。
自分なりの「新しいこぎと」を求めてみた。

劇団こぎとのホームページを見るとさらに大きく成長していてやっぱり
「楽しそうでいいなあ」
と感じてしまうのですが、前のような切なさは今はあまりありません。

たまになら、後を振り返るのもいいですね。


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