Written by いずみ
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2004年11月07日(日) |
吠えさせて……(長いよ覚悟してね・爆) |
長野から戻ってまいりました。
『第4回・信毎ホームページコンテスト2004授賞式』、それほどアガリ症ではない私としては、素直に楽しめる……はずだったのだけど、なんと日頃の寝不足が祟って、会場に着くか着かないかぐらいからひどい頭痛にさいなまれ……。
授賞式そのものには、一応家族立会い自体は問題なしだったんだけど、静かに待っていることが出来ないオチビたちは、ダンナに捕獲されて会場外で待っていたらしいっす(笑)。 あ、でも私が壇上に上がったときは、後ろの方から
「ままちゃん?ままちゃん〜?」というたっけの声と、 「ンまンま〜〜〜ぁ(ママ、の意)」というマコの声は聞こえて苦笑い。
で、信毎新聞社のお偉い方が、私に賞状を手渡しながら小声で
「…お子さんも、ここ(壇上)に一緒に来ればよかったのにv」
……と(^^; その後は、なぜかうちの家族だけちゃっかり受賞者記念撮影に混じってきたという(笑)。 あっはっは…
式の後、立食パーティーだったんだけど、頭痛は治まる様子もなく…… どうやら、日頃の寝不足に加えて、ここ1〜2ヶ月なぜか維持を突然やめてしまった私の体脂肪@増加中のために久しぶりに出した“締め付け下着(爆)”が、体調不良に拍車を掛けていたらしく、しかし脱ぐわけにも行かないまま(哀愁)ご馳走を目の前にしてただただウーロン茶をチビリチビリとすするのみ… そんな私を尻目に、ダンナとたっけとマコはガンガン食ってますた。 …嗚呼ただ飯だもの。タンとおあがり…( ̄ー ̄`)フッ… ついでに、オチビたちは他の参加者さんたちや信毎新聞・後援エプソンのスタッフさんたちにもかわいがって頂いていたのでありました。ありがとーございました<(_ _)>
「――では次に、ライフ・情報部門で優秀賞を受賞されました、ベビースリング愛好会のいずみ様〜(ここは当然本名で呼ばれてます・あしからず)」
そうこうしているうちに、3分スピーチの順番が回ってきてしまい(笑)、なんだかくっついて離れないたっけと、「せっかくだからスリング使わないと♪」ということでマコを担いでマイクの前へ。
「タチャンが、タチャンが!」
と、マイクを欲しがるので、ほれ、ご挨拶しなさい。と渡すと
「こんにちはv」
いっせいに拍手ーーーーぅ!・・・みたいな(^へ^; ヲイヲイ私のスピーチだよ。 ちょっと早く終わらせて休憩したかったので(涙)、とりあえず当たり障りなく新聞にも送ったコメントに少し肉付けして話し、所々スリングで抱っこしているがゆえにマイクを抱きかかえる事が出来たマコの「鼻息」と「あー…」という吐息交じりの声に会場を沸かせながら(……)、最後にもう一度マイクをよこせというたっけに譲り
「○○○たけと(注:フルネームね) でしゅ!←突然自己紹介」 ↑更に注釈をつけると、こやつは会場の反応を見てかなり得意げに、 満面の笑みを浮かべていた……この目立ちたがり屋め!(^-^;
で、また会場大笑い…… 最後、言い忘れた感謝の言葉を残して逃げるように椅子まで戻った私。嗚呼、ご馳走たちが手招きしている……でも胸焼けして食えない(号泣)。 途中、他の受賞者さんやスタッフさんにも声を掛けていただき、チビリチビリとお話しをさせていただきつつ、結局食欲は復活することのないまま式・パーティーは終了……。 とにかく、スタッフの皆さんもまたあったかい方ばっかりで、立食パーティーを楽しめなかったのは心残りだけど、私の中では長野市民の印象はかなりバッチリいい感じ・もし次の転勤先が長野だったら、すんなり馴染めそうvとか勝手に想像したりして。多分ないけど……
きっとこれ、体調ばっちりだったら、他の受賞者さんともっとお話したり、3分スピーチも他の人のように、下手すりゃそれ以上に饒舌に熱く語ってたかもしれない、私ったら。いやでも、スピーチはあのくらいで丁度良かったのかしら、いやでも他の人はもっと聞きたかったのかしら。 それはともかく、他の受賞者さんとかともっとお話してみたかったわ、何しろ審査員は知ってる人は知っている、あの20歳でいきなりアイドルから社長に華麗なる転身を果たしたチバレイこと千葉麗子さんだったじゃない〜せっかくだから声かけりゃ良かった、そういやチバレイのお子さん、思ったより大きい子だったからビックリしたや〜……と、自問自答・その他もろもろを繰り返しながら、宿泊施設へ再び高速を使って急行…
というのも、本当は会場から程なく近いところにあった激安・新し目のビジネスホテルをもともと予約したのだけれど、
「せっかく遠くに行くんだから温泉!有名温泉!!」
と言い張るダンナに「それもそうかな」と従い、キャンセル→選び出して見せる度に「高い」「高い」と却下され、やけくそに予約したのは風情ありそうなひなびた旅館…… 長野市内から高速を飛ばして2時間ほどのところにある、G県(←コラその言い方やめなさい・笑 某有名怖い話が分かる人だけ内輪ウケ)の某所にそれはあって。
――ああ。これが本題さ。タイトルの本題なのさ。 すべてはここから始まったと言っても過言ではないさ。 これが吠えずにいられるものか。 但し、前もってお断りしておくけど、G県お住まいの方が…ということでは決してありません。その某温泉街の某旅館が…そこだけが……
福島までの帰り道だから、まぁ少し遠くてもいいね…なんて言っていたけれど、朝方4時間ほど掛けて移動したものだから、その半分すらダルく感じられて、立食パーティーを食いっぱぐれて凹んでいた私としては、まずそこで凹みレベル2といった感じ。まぁこれは自業自得だから仕方がない。
早速温泉街についてみると、華やかな立派な温泉ホテルがズラリ。しかし、ネットで見た写真はどう見ても「老舗風」だったので、へ〜と思いつつ通り過ぎて行く私たち。 そういや客室写真、畳にコタツだったよね……玄関、普通の民家みたいな、横にガラガラ〜って開けるガラス戸だったよね……そういう老舗風の旅館が立ち並ぶ風情のある温泉街を想像していただけに、はしゃぐ子供たちをよそに、夫婦で凹みレベル3。
カーナビにしたがって車を走らせると、だんだん立派なホテルや旅館を越えて急な上り坂を上り始め、道幅は対向車とすれ違うのが困難な程狭まってくる…道の両脇には、インチキくさい射的場やら土産屋やら、やってるのかやってないのか分からないような店屋たち……凹みレベル4到達。
いざ到着してみると、坂を上りきったところに他の旅館と共有の駐車場に、すでに埋まってしまった○×旅館(予約したとこ)の割り当てスペース。 携帯からその旨連絡すると、人の良さげなオッサンが、他の客の車の後ろに着けてくれ、と案内。 そして荷物を持ちながら更に続く石畳の坂道を登っていくと……昭和初期の銭湯のような玄関で、早速室内犬がお出迎え。大人しくて子供たちは大喜びだけど、彼らの服にはやけに抜け易い犬の毛が……我が家には犬アレルギーな人がいなかったのがこれ幸い…なのか…凹みレベル5…
ギシギシ鳴る細身の木製階段を上ること4階。通された部屋は……写真で見たより更に寂れたコタツと反射式ストーブの置かれた8畳間。 総じて、表現すると「部屋数と階数だけは多い、田舎の古びた民家」。 …嗚呼我ながらなんて適切な表現なの。
…隣の部屋からは、他の客の声がモロに聞こえる。
「今回の地震で、新潟ほどではないけれど、それなりの余波が結構来ましてですね…あ、でも、この通り大丈夫でしたから。ストーブは一応地震に反応して消える…はずですし。 あ、でもお子さん気をつけてくださいね、やけどしたら大変だから…」
下の階で他の客が歩く足音が、なぜか階上の我々の部屋まで響く。 オッサンが去ってから、 「コタツ、我が家もそろそろ出したいねぇ〜♪ま、ひ、ひなびた旅館ってこんなもんだよ!」 もぐってみた。……座布団とかけ布団が妙にしっとり湿気を含んで重たくベタつく。凹みレベル6。。
6時過ぎに夕飯に呼ばれ、3階の大広間(8畳二間くっつけたような?)へ移動。他に、年配のご夫婦・20代ぐらいの息子たち?二人を連れた4人組と、同じく年配のご夫婦・20代ぐらいの娘一人連れた3人組の家族が同席。 出てきた食事は…ちょと時間をかければ私でも作れそうな……よ、良く言えば家庭的?というか、ななな、何というか…。。
まだ頭痛が取れきっていなかったのか、なんなのかイマイチ食事の進まない私。気づくとマコがダンナの箸を横取りして二人で大騒ぎをしている。 「ああ、じゃぁマコの分の箸とスプーンをもらってこようね」 と席を立ち、広間のすぐ横にあるのれんの向こう(厨房…だったのかなぁ)にいたオバチャンにその旨声をかけた。
「え?ああ、箸とスプーン?」
おもむろに割り箸を取り私に手渡し、もう一度のれんの向こうでスプーンを手に取る。するとなぜかオバチャン、そこでスプーンを水でチャチャチャっとすすいで、ピッピッピと水気を切ると、何事もなかったように
「はい。」
……拭いてくれないんだ…つか、今なぜ水ですすいだ? 水ですすぐ前は一体どこにそのスプーンはあった? どういう状態であった??????? 気になる…
気を取り直し、そのスプーンは私が使うことにし、私の分(茶碗蒸しがあったので)にあてがわれていたスプーンをマコに貸した(まぁ、あれを見てしまった以上、どれを使っても同じだったのかもしれないが)。 そのうち、マコもたっけも米粒まみれになって収集がつかなくなる。ダンナがティッシュを使い切ってしまい、またのれんの向こうのオバチャンの元へ向かってオシボリを貰いに行った。 程なく、笑ってはいるが、顔を引きつらせて戻ってくるダンナ。
「こ、これ手拭きだって……」
その手にあるのは、どうみても旅館名入り・手ぬぐいタオル。 そしてところどころ何かを拭いたのだろう、変色して薄汚れている。よく見ると何だかホコリも付いているような?? これはもしや、私たちの暮らす世界で言うところの雑巾と申すものではありませんでしょーか…
たっけはおもむろにそれを引ったくり、家でするように手を拭いた後、すばやく口もぬぐおうとした。我々夫婦が思わず目を見開き声にならない声を上げて、たっけからその「手ぬぐい」を引ったくったのは言うまでもない…凹みレベル7……
逃げるように大広間から去り、 「め、メインは風呂だよ風呂!さあみんなで風呂に行こう!」 と張り切り、たっけとダンナが先に連れ立って行った。私とマコは、後から遅れて風呂へ向かう。階段を降りきった1階、玄関から建物の奥に風呂の案内が。
「湯 男・女」
ガラスの引き戸一つの上に、一枚ののれん。一枚ののれんに「男」とも「女」とも書いてある。頭の中にハテナが飛び交う。男湯も女湯も入り口は同じ?…ということは、この先に更に二手に分かれるドアがある?
ガラガラ…
1畳ほどのスペース…すぐ右手に、ダンナとたっけの脱ぎ捨てた服が木製の下駄箱のような棚に置いてある。左手は曇りガラスで湯の流れ出る音とともに、ダンナとたっけの声と裸のシルエット……
思いっきり、男湯の脱衣所。間違ったか!???
と、ひるむと、真正面に更にガラス戸。その上に「女湯」の文字。 どうやら、男湯の脱衣所を横切って女湯へ行くようなのだ。 ガラスの向こうからは、私の様子を感じ取ったのかダンナの乾いた笑いが風呂場に響いていた…
こ、これでもし開けたその場に他所の男性がスッポンポンだったらどうしてくれるんだろう、と思いつつ、たまたま入っていたのがたっけとダンナだけだった偶然に感謝しながらそこを横切って「女湯」のドアを開けると、そこも男湯と同じ構造(一畳分のスペースに下駄箱のような棚、左手に風呂)の脱衣所。 いそいそとマコを脱がせ、自分も脱ぎ、ふと気づくとバスタオルがないことに気づいた… 部屋には手拭いタオルしかなかった。たいていは部屋にあるけれど、ここはきっと風呂場にあるんだろう…などと勝手に想像してきてみたものの、脱いでしまってからバスタオルがないことに気づいた自分にベコン。。 手拭いをバスタオル代わりに使うしかない、と決心し、風呂場を開けると…
4人ぐらいでいっぱいになりそうな浴槽。しかも温泉の出てくる湯口がない。 入ってすぐ左手に「水だけ出る」シャワーのない蛇口が一つ。 一応、シャンプー・リンス・ボディーソープはあったけれど……恐る恐る薄い壁の向こうにいるダンナに声をかける。
「頭洗った?何で洗った?」 「え、湯船のお湯〜」
…ガラガラ。男湯に他所のオッサン客が入ってきたようだった。ザブンと湯船に入る気配。私たちも体だけは洗って湯船に浸かってみた。 湯船の、男湯との境目がないことに気づく。…どうやら湯口は男湯にあって、それが女湯に流れてきているらしかった……
…凹みレベル8…ぼちぼち限界が近い。
絶対にこれは、朝飯食うと同時にさっさと撤収して、近くの日帰り温泉に転がり込もう、そこでゆっくり体中洗い直そう、そう心に誓って部屋へ戻るとまだ夜の8時前だった。頭も痛いし寝てしまいたいと思ったけど、子供たちは眠いどころかはしゃぐはしゃぐ。 くっついてはケンカをし、飛んではねたり部屋の外へ出て走りたがったり散々。子供のすることだし、普段なら放っておくところだけど、そのたびに階下や隣の客が気になり、叱らずにはいられなかった。
そのうちダンナが不調を訴え始めた。目から涙がボロボロ、鼻水グシュグシュ、終いにゃ息苦しいとまで言う。布団にもぐると症状は更に悪化した。
「も、もしかしてダニとかホコリとか、何かアレルギーなんじゃ…」
用意された布団も、コタツや座布団に同じく重く、じっとりとしていた。 もしダンナが、ホコリ・ダニのアレルギーなら、お恥ずかしながら我が家にて既に発症→苦しんでいるはず(爆)。一体原因って…得体の知れない恐怖が漂う。 構わず騒ぐオチビたち。 泣いて「遊びたい!」と騒ぐ彼らをなだめすかしながら、9時前に消灯されたのであった… ええ、凹みレベル9…もう限界です。
念願?の朝がやってきて、子供たちが起き出すのとともに再び謎のアレルギーが悪化しもだえるダンナ。朝ごはんの支度が待ち遠しくて待ち遠しくて仕方がなかった。
7時半頃、やはり「ん〜なんだかな〜(´ー`)」な朝飯を適当に平らげ、とっとと部屋へ荷造りに戻り、8時半前にはもうお会計も済ませて作り笑いを浮かべながら駐車場へと向かおうとした。
マコが一人で歩きたがるので、気をつけながら彼女の後ろを歩く。 ふと、マコが何かを見つけて立ち止まり、振り返ると2〜3歩戻ってきた。 そしてヨイショとしゃがみこみ、旅館の前に落ちていた赤茶や黄色の何か丸いものをつまんで拾おうと…
「のぉぉぁあああああーーーーーーっ!!」
絶叫とともにマコに飛び掛り、拾おうとした腕を引っつかんで引き寄せる。当然私のでかい声と力強くつかまれた腕が痛んで、マコ大号泣。でもそうせざるを得なかったんですもの。 だって、その赤茶や黄色の何か丸いもの…
犬の糞だったんですものっ
絶叫しながら旅館にもう一度上がりこみ、
「石鹸で手を洗わせてくださいいいいいいっっ」
と騒ぎながら洗面所に向かう。 凹みレベルが10に達するとともに、心の声が
「二度と来るかぁぁぁぁぁあああっ」
と、叫んでいた…
ダンナによると、その間旅館のオバチャンは「誰かしらねぇ、やだねこんなところに…この辺犬飼ってる人結構いるけど…」と言いながらブツを片付けていたらしい。 旅館の犬は、外には出してもらえていないようだったし、さすがに自分の旅館の前でンコさせといて放っておくほど商売人として抜けているということではなかったようだけど……
というわけで、ええーと、これは…何というか…授賞式という華々しい時間を過ごし、賞金などという身に余る光栄なものを頂いた後に過ごすよーな内容ではなかったのではないか… それとも、私が単にワガママで贅沢なだけなのだろーか…色々めまいがするほど考えてみたりして。 ただ、少なくとも小さい子供連れが来るところではなかったな、というのは確実・間違いないと思われた。 けど、ダンナがご一緒した風呂場のオッサン客も
「ここなぁ…風呂だけは…ぬるいけど芯まであったまるから…いいかなー…」
みたいなことをぼやいていたらしい… 少なからずとも、満たされ、癒された、という感想を持てなかったという点ではそのオッサン客と私たちのそれは一致すると思われ。
教訓。
せっかく賞金までいただいたのだし、、でも勿体無い。賞金を宿泊費だけで消費してたまるか!。。。と、慰安費用をケチるのはやめよう。 有名温泉を選択したのなら、それ相応の宿泊費が発生して当然なのだということを認めよう。 安けりゃラッキーとは限らない。 私は「アレ」で大人2名・子供1名分食事代込の16,200円は高いと思う。
…待てよ、16,200円?あれ?支払ったとき、1円単位で払った記憶が…でも、メールで前もって知らされていた料金は「全て込み込み」16,200円…だなぁ。
おーーーーーい、申し込んだ時の金額と、清算書の金額に差額が出てますよーーーーーーーーー 小さな差額だから&とにかく早く逃げ帰りたかったから気づかなかったけど、旅館の清算書には16,575円って書いてるよ!?
これってどうなんでしょうか、楽○トラベルさんっ私クレームつけちゃおうかしら(号泣)それとも375円で騒ぐ私はケチ?嗚呼自分が分からない…
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