Written by いずみ
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2002年11月30日(土) |
三流母乳育児支援者に聞いてみよう(笑) |
私は、小さい頃恐ろしいくらいの「食わず嫌い」だった。つか、今も若干。 離乳食の時期は、何でもモリモリ食ってたらしいが、1歳を過ぎて自我が芽生えた頃から、プツリと食べなくなり、ご飯とみそ汁の“汁”、牛乳、食パンの耳は綺麗にとって、お子様人気メニューハンバーグすら食わなかったと言う。
その後、徐々にレパートリーを増やしていったのだけど、今でも覚えているのが、食事の時間の度に、ばーちゃんから
「○○○(本名が入ります)や、これ(嫌いなもの)食べなさい」と言われ、間髪入れずに
「いらない。」と答え、
「こんなに身体にいいもの、なしてかねがえん!(何で食べないの!)」
と毎度毎度文句を言われたこと。 食べてみたいなーと、少し思い始めたときに言われると特に、条件反射で「やだ」と言っていた――
丁度このあいだ、ねーちゃんとの長電話でその思い出話が出てきたとこでした。 それを思い起こさせる、一つのおたよりを数日前頂きました。 ご本人の承諾を頂いたんで、紹介させてもらいまふ。
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(前略)
私は、一人目をミルクで育てました。今思えば、いわゆる母乳育児の指導に熱心でない病院でのお産で、退院後間もなくからでした。 母乳で育てたかった、という思いから、それがコンプレックスになり、逆に母乳の良さを聞けば聞くほど反発を覚えていきました。「母乳がなんだ!」と。 妊娠している友達にも、ミルク育児を勧めましたし、大型の掲示板で、母乳が足りないという相談を見かければ、わざわざレスを付けてミルクを勧めたりもしたことがあります。母乳なんかにこだわることはない、と。
ですが、二人目を出産した病院はたまたま、いずみさんがHPで紹介されているBFHI(注:赤ちゃんに優しい病院のことです。)で、産院のやり方に非常に始めは抵抗があったのですが、母乳分泌の仕組みなどの説明を受け、実際言われたとおりにしたことで、出ない体質と思っていた母乳が溢れてきて、今までの私のコンプレックスは何だったのだろうと思わされました。
今はおかげさまで母乳だけで育てていますが、未だに「母乳の良さ」について目にしたりすると、悲しいことに、どうしても分かっていても抵抗を感じたりしてしまいます。
(中略)
自分も含め、母乳の良さを強調すればするほど、今の人は宗教チックに感じてしまうのかもしれません。それともそれは、ミルク業者の戦略に躍らされているだけなのでしょうか。 数日前の日記に、世界の母乳育児率についてのところで、日本は40%ということですが、そうすると逆に60%はミルクなんですよね。その辺も関係あるのでしょうか。 母乳育児がもっと当たり前になればいいと思う反面、ミルク育児をする人の罪悪感も分かるので、正直とても複雑です。私のようにひねくれた人がこれ以上増えないで欲しいなとも思うのですが…。
取りとめもないことを書いてしまってすみません。 これからも頑張ってください。では。
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途中略した部分は、とりあえずお褒めの言葉が照れくさいからと言うことで(笑)。 何故、あえてメールで頂いたものを公開させていただいたかと言うと、その↑に書いた私の食わず嫌いの話を思い出したのと、そういう感想も分からないでもないな〜と思ったのと。で、せっかく数日かけて色々考えたので(笑)。 掲示板を盛り下げてしまうことを懸念してのメールだったのに、公開してる私。お気使いくださったのにごめんなさい&なのにご了承下さってありがとーございます。
つか、後半部分の疑問については、私のような“三流母乳育児支援者”には上手く答えられません(涙)。 なので、まず「母歴2年の青二才のたわごと」と思って以下を読んでもらえれば。
この方の場合、お二人目妊娠時に転居されて、近くにあった産院がたまたま赤ちゃんに優しい病院だったこともあって、お一人目の時に叶わなかった母乳育児を現在楽しんでらっしゃるのですが、そうでない場合、つまり同じ産院でお二人目を出産される方も多いだろうし、そーすると一人目育児中に「良さ」を見聞きしていると、ますます「条件反射」で嫌悪感を感じてミルク育児を選択するのかなぁ、なんて漠然と思ったわけです。…考えすぎ?
今回強引に作成した「お産ノート」では、まだ出産前の人向けということで、あえてシビアな記事にしてみたんだけど、それも『条件反射』拒否の原因になっちゃってたりしてね、なんて思ってもみたり。本末転倒だね。そうだとしたら。
日本の母乳育児支援が、まだ小規模なのもその辺が関係してるんだろか? 新聞とかでも、母乳を勧めるような記事を載せると抗議がくるらしいしね。 でも、話は反れるけど先日買った『母乳とダイオキシン』にも書いてたんだけど、ミルク育児中の人への配慮はあるけど、母乳育児中の人への配慮は何故かないね(^_^;)まあ、今となっちゃ過ぎた話だけど、見事に「母乳は危険!」って週刊誌なんかでぶっ叩かれてた。…さて、何でだろう。
ミルクは、なくてはならないもので、それがないと死んでしまう赤ちゃんがいるってことも確か。でも、産後間もない、「可能性」が大いにあるママさんに早速ミルクの存在感をアピールするのは、やっぱり違うと思うのね。個人的に。 多くの人は、妊娠中から母乳育児を望んでいるわけだし。「絶対に」とか「まあ、出来れば…」とか、その願望の強弱は人それぞれだろうけど… ただ、育児ノートと言ってることがダブるけど、母乳育児が苦痛以外他ならないほどの呪縛になってしまってる場合は、多少ミルクに頼るのもありかなぁと、思うんだけど…。
宗教チック……。そう感じてしまう部分も、分からなくもないなと思います。 支援する側としては、母乳育児率がミルク普及前の半分以下の今、何故母乳育児が見直されているのか、というところから説明しなきゃいけない⇒ミルクとの比較で「良さ」を強調、に、どうしてもなってしまうのだろうし。 分かってもらおうとすればするほど、宗教チックな響きになるのかもしれない?? うむむ、やはり数日前の日記にも書いた「大槻教授vs超常現象」みたい…(^_^;)
だからこそ、『母乳育児の文化と真実』の著者が、「この本を書かなければならないことは皮肉である」という感想を冒頭で漏らすんだわとも思います(まだ全然中身読んでないけど・汗)。
医療施設側もねぇ。学会費用やら施設運営費用やらを、ミルク業者さんにお世話になってるそうだしねぇ。雑誌にしても、主なスポンサーがそうだしねぇ。 ママの「不足感」を煽ってるのも、パンフレットやら、業者におんぶに抱っこな病院の指導やらだと思うのね。 やっぱり、産後間もなくの指導〜その後のサポートが悩める人を減らす近道なんだろうなぁ…それもまた簡単には行かないことで・…もごもご。
…やっぱり上手くまとめられません(汗)。何が言いたいのか自分でもさっぱり。。 日記に3時間弱も時間かけてます。こんなの初めてです(苦笑)。 というわけで、超・弱気ないずみでした。逃げろ。ぴゅー。
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