ゆにっき
UNi



 もしかしたら‥

今朝出かける準備をしながら、ぼ〜〜っと全国ネットの
情報番組をみてると

『速報』

の文字。
大音量でCDをかけながら、ドライヤーをあてていたので
なんの事か聞こえないが、
そこには明らかにいつも通る道が映っていて、
しかも「協力:仙台放送」と書いてある。

あれ…?
これってあそこじゃない?

担荷に人が乗っていて、救助隊が一生懸命蘇生させている。

何が起こっているのか。

慌ててドライヤーを消し、CDも止め、
テレビの音量を大きくする。

トラック…?

心肺停止…。

結局途中から見たのではっきりわからず。


家を出ていつもの出勤経路へ。

…マスコミの車や、取材をしている人達がいる。
警官もいっぱい。
トラック…?このトラックって…。
なんでこのアーケード街に‥?

その辺りにいる人達も
「何があったの??」とか言い合っている。
進んでいくとそこにはテープが張られており



血がたくさん‥‥‥。



その後いろんな人や、ネットのニュースで詳細がわかった。

ある男が死にたくてアーケード街を100キロ位の猛スピードで
暴走して人を次々はねて行ったらしい‥。
結局3人死亡とか…。

もしかしたら、今日私の出勤時間が早番で、
ちょっと早出の日だったら、
確実に私は『そこ』にいた。

…そう、そこにいた。

そう思うと背筋が凍る思いがする。

もしかしたら私は「助かった」ということなのかもしれない。

その人の身勝手で、誰かが死ぬ。
その人の身勝手で、悲しむ人がいる…。

どこにいても常に危険と隣り合わせ。
いつ何時、どうなってもおかしくない存在。

そう考えたら「明日にしよう」
なんて軽々しく考えられない気がする。

もしかしたら…。

やっぱり私は

「生かされている」

存在なのかもね。

私だけでなく、この世に生きているすべての人間は…。

2005年04月02日(土)
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