こもれび。

2008年09月20日(土) 狂言会。


今年も観てきましたよ、茂山狂言会。
昼も夜も。
仁王以外は初めて見る演目ばかりでした。
覚書というか、メモ程度に長々と。


昼の部は、正邦さんの解説から。

「鬼瓦」
千作さんといっぺーちゃんの組み合わせがかわいらしく。
いいなー、ストレートなネタですね。

「素袍落」
千五郎さんと丸石さん、千之丞さん。
普通に現代でもありそうですよね、こんな事。
よっぱらいな千五郎さんの演技が好きでした。

「仁王」
仁王様は宮島狂言と同じで七五三(しめ)さん。
同じ姿勢を保つのはつらそうですけど、いい味でてますね。
相方役の正邦さんもすてきで、
さらにお参りにきた皆さんがステキすぎ。
皆様それぞれ楽しいお願いをされてました。
どうじくんのお願いネタをどう拾うのかと思えば……
最後の丸石さんが一番おいしすぎますね。
さらにすごいよ、地元パワーも。
まさか舞台で”中○新聞スポーツ速報”聞くとは(笑)


昼と夜の合間にお茶もしてきました。
地元では普通に有名な某店でケーキセット。
途中で、千之丞さんらしき人物を発見して呆然。
握手ねだっとけばよかったと、後から後悔。

飲み物とケーキ○個のセットというのがありまして。
(ちゃんと通常商品と同じサイズのケーキです)
で、ご一緒させていただいた方々は、ケーキの甘さに
参ってたようですが……すみません、あたしまだ平気。
まだあの倍は食べられる自信があります……



夜の部は、もとひこさんの解説から。

「蚊相撲」
初めて生で観ました。気づけば3世代の配役でした。
千之丞さんの大名姿がまたステキ。
足腰もお声もしっかりしてらっしゃってスゴイなあと思います。
やっぱりあのお声が大好きです。って毎年言ってる気がする。

「木六駄」
正邦さん初披露の演目。
前説で散々もとひこさんにプレッシャーかけられてましたが、
そんなこと感じさせない堂々とした動き。
品があったり、崩れないような役の印象を勝手に持ってたためか、
今回はちょっとビックリ。そんな役もステキでした。
確かにあれは演じるには難しそうな演目ですねえ。
オチまで楽しめました。そんなムリヤリなって具合で(笑)

「蟹山伏」
それなりにいくつかの数の演目見てきたつもりですが、
蟹山伏、全く知りませんでしたので、
観る前は、蟹の精ってなんですかと思ってたら・・・・・・

度肝を抜かれたというか、インパクト絶大というか、
ハートをわしづかみにされたというか。
機会がありましたら、是非とも一度はご覧いただきたい演目。
ほかの流派だとどうなるんでしょ。
少なくとも茂山さんのところは、脳裏から離れません。
面かぶってるのに、明らかにいっぺーちゃんが見えた気がするよ……
これまであたしの中で不動の地位にいた、
「首引」の”姫鬼”を軽々と越していきました。

この日は寝るまで蟹の精に心を奪われたまま、
ゴハン食べて帰宅。
好きになったカレー屋さん。
やっぱり豆がごろごろしてなければ、あの量はちょうど良いかな。
ナンもおいしいし、カレーの辛さも好き。
思い出したらまた食べたくなってきたー。


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立見皓夜 [MAIL]

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