こもれび。

2008年04月21日(月) 奉納狂言会。


週末はカッコイイ人をいっぱい観ましたよ。
美容院のアシスタントさん達、電車の中の外国人さん、
狂言師さん、テレビではMステのACIDMANも。
目の保養となりました。はい。



そんなわけで、土曜日は厳島の奉納狂言会へ。
揚げもみじで腹ごしらえは万端でしたよ(そんな夕御飯でゴメンナサイ)。

夜の満潮の厳島神社は、すごく幻想的で素敵な場所でした。
演目順に覚書程度に述べてみます。

千五郎さんの「三番三」は、楽器も入ったりするあの雰囲気が好き。
初めて観ましたよ。最後には鈴を奉納されてました。

宮島に伝わる狂言「渡し聟」は、結末が大蔵流じゃなく和泉流と
同じようなものらしいんですが、うまく復活させてましたねー。
丸石さんと正邦さんのやり取りも面白かったです。

千作さんの独吟「細雪」や千之丞さんの「渡し聟」の解説は
聴いててお元気そうだなと思い、嬉しくなりました。

最後の演目は、ストレートにおかしなお話「仁王」。
仁王様へのお願い事がとりあえず可笑しすぎ。
仁王像に扮する七五三さんが可愛らしくてどうしようかと思いました。


演目以外も茂山さんの会は大好きですよ。
この日の裏テーマは”一門の皆様を探せ”でした。
お片づけするスタッフさんの中とか足元の注意を呼びかける方だとか、
どこにいるか予想がつかず、終始キョロキョロしてましたわ。
ボランティアスタッフさんの対応もすごく良い感じでした。

チケットのもぎりなどは、いっぺーさんともう一方がされてました。
たぶんすずきさんのはず……彼をあんな近くで観たの初めてなんだもの。
かっこいいなーと思いつつそちらへ並んでましたら、
チケット渡す時には思った以上に近い距離で、
しかも目を合わせることになり、心臓バクバクしてました。

帰り際、フェリーに乗る直前にまでサプライズ。
いや、まさかあそこで、とは思わなかったんだもの。
仁王の小ネタがしっかり活きてまして、素で驚きつつ大笑い。
そのおかげか、電車にも間に合い、無事帰宅できましたわ。
まるいしさん、オツカレサマでございました。
最初から最後まで、演目もそれ以外も含めて楽しい狂言会でした。


皆さんの笑顔見てて思いだしたんですが、
すずきさんの応対や、先日お稽古でご一緒したカッコイイ女性を
観てて、あたしも良い笑顔を意識したいなと思ったりしたんですよ。
ヘラヘラするでもなく、媚びるでもなく、芯の通った感じとでも
言うのかな。ほんまに素直に良いなと思えるステキな表情。
そのままマネできなくても、ちょっとずつで良いから意識できるかな。
困った顔より笑顔でいたいものです。


 < 過去  目次  未来 >


立見皓夜 [MAIL]

My追加