こもれび。

2003年10月19日(日) なんでだろう。

きっかけは思い出せました。
あそこから、なぜ習いはじめるなんてとこまで行ったかなあ。
ひとにどうして始めたの?って聞かれて
「前からやってみたかったの」
って答え以外にろくな解答もってなかったんだけど、
それだけじゃないんだよな。うーん。

習い始める前には舞台すら観たことなかったんだよなあ。
ハウステンボスじゃスペイン料理のレストランでフラメンコショー見損ねたし。
学祭でちらっと見かけたけど、思いっきり原色水玉の衣装にひいていたし、
だだっ広い空間の遠くから見てたから迫力なんてわかんなくて
しかもステージがスカスカだったから音の魅力すらわからずじまい。

なのに、どうしてフラメンコに向かったかといえば、
立ち姿とかイメージとか、そんなものだった気がします。

強い光があって、そこから生じる光と影のコントラスト。
それも半端じゃないくらいのまぶしい光とこわいほど深い影。
あたしはスペインに行ったことはないんだけど、その国の印象と重なるのです。
日本の四季とは全く違うイメージで、でもそれだけに惹かれます。

フラメンコに挑む人たちって芯があるという印象もあります。
1人ですっくと立つ姿ってイメージにやられたのかもしれません。
強くて人間味があって。激しさと静けさをもちあわせて。
今の自分じゃあがいても手が届かなさそうな姿。でも、憧れる。
何もしないより、一歩でも進めばそれだけ近づけるんだ、って
考えて習い始めたのは覚えてます。
見学の電話入れる時にはガチガチに緊張しまくってましたけどね(^^;。
知らない世界の扉を叩く勇気が自分にもあったんだなと少し感心。


 < 過去  目次  未来 >


立見皓夜 [MAIL]

My追加