きっかけは思い出せました。 あそこから、なぜ習いはじめるなんてとこまで行ったかなあ。 ひとにどうして始めたの?って聞かれて 「前からやってみたかったの」 って答え以外にろくな解答もってなかったんだけど、 それだけじゃないんだよな。うーん。
習い始める前には舞台すら観たことなかったんだよなあ。 ハウステンボスじゃスペイン料理のレストランでフラメンコショー見損ねたし。 学祭でちらっと見かけたけど、思いっきり原色水玉の衣装にひいていたし、 だだっ広い空間の遠くから見てたから迫力なんてわかんなくて しかもステージがスカスカだったから音の魅力すらわからずじまい。
なのに、どうしてフラメンコに向かったかといえば、 立ち姿とかイメージとか、そんなものだった気がします。
強い光があって、そこから生じる光と影のコントラスト。 それも半端じゃないくらいのまぶしい光とこわいほど深い影。 あたしはスペインに行ったことはないんだけど、その国の印象と重なるのです。 日本の四季とは全く違うイメージで、でもそれだけに惹かれます。
フラメンコに挑む人たちって芯があるという印象もあります。 1人ですっくと立つ姿ってイメージにやられたのかもしれません。 強くて人間味があって。激しさと静けさをもちあわせて。 今の自分じゃあがいても手が届かなさそうな姿。でも、憧れる。 何もしないより、一歩でも進めばそれだけ近づけるんだ、って 考えて習い始めたのは覚えてます。 見学の電話入れる時にはガチガチに緊張しまくってましたけどね(^^;。 知らない世界の扉を叩く勇気が自分にもあったんだなと少し感心。
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