2003年02月21日(金) |
永江明『不良のための読書術』(ちくま文庫) |
永江明『不良のための読書術』(ちくま文庫620円2000年5月10日第1刷発行p287)
ゴダール式読書法のススメと題して「本を最後まで読むのはアホである」「おもしろい本は他にある」「おもしろくても、途中でやめる」などと生真面目な読書法をやめて不真面目でもかまわないと筆者は説く。 今は一日1冊読まねばならないとか、読み始めたら最後まで読み通さなければならないとかいったことをごり押しする人はいないので、もう当たり前のことになっている部分もあるが、あれやこれやそれこそ結構生真面目に主張する筆者が面白く感じられる。 津野海太郎さんと同様に目配りが広く、視点がしっかりしているので意外に有益な本である。
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