今日は何色?


2003年12月22日(月) 母親

父と離婚した母親は大阪の兄ちゃんちにいる。
私が4歳の時に大阪に2番目の兄と私を連れて行った。
そして数ヵ月後、私だけ山口に置いてきた。
子どもだったから詳しい事はわからなかったけど
翌日目が覚めたときの事だけは今でも覚えてる。


大きな紙袋をひこずって泣きながら
『お母ちゃ〜ん』って言いながら坂道を上がった。


大人には大人の事情があったのかもしれない。
子どもを持って初めて母親の気持ちがわかると言うけれど
子どもを持って益々母親の気持ちがわからなかった。
私ならどんなに苦労しても、ご飯に塩だけでも子どもを育てる。


ずっと会わなかったらイメージダウンにならなかったかもね。
私が23歳の頃、幼児の時以来 初めて母に会った。
実はその時まで両親は離婚してなかったのだ。
その時、すったもんだがあって・・・。
『母親として幻滅させないでほしい』と言った。


望んでもいないものはいないんだから、と母親を恋しがる事はなかった。
だけど、大人になって会う時はほんのちょっぴり期待もした。
白川由美みたいな人だったらいいな〜なんて。

話は戻り、大阪で兄ちゃんちに泊まったのだけど
顔を見ることはなかった。
隙間から姿を見てしまったけど。
私の中で母親と思えないよ。仕方ないよ。


親子って産んだ事実より育った過程が大切なんだよ。
昔、(それは秘密です)を見て凄い!って思った。
そうまでして生みの親を探したいんか・・・って。
今の幸せは生んでくれた親がいるお陰、って言える人はすごいね。
うらむ事もない。
ただ私とは別世界の人、と思うだけ。


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